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PSP「ワンドオブフォーチュン2 〜時空に沈む黙示録〜」

PSP「ワンド オブ フォーチュン2 〜時空に沈む黙示録〜」のプレイ感想・攻略です。

【ストーリー】
この世界のありとあらゆるものは、【風】【土】【水】【火】【光】【闇】
――6種類のいずれかの【属性】を持っている。
しかし、ごく稀に属性を持たないまま成長する者もいる。
主人公・ルルは【無属性】という極めて珍しい存在だった。
幼いころから魔法使いになりたいという夢を抱くルルは、
自分の属性を得るため、世界の魔法すべてが集まるという
名門【ミルス・クレア魔法院】で学んだ。
個性と才能あふれる仲間たちに囲まれ、時折奇妙な事件に
巻き込まれたりしながらも、ルルは最終的に自分だけの属性を得ることができた。
彼女が得たのは、この世界では古代種のみが持つと言われる属性――【全属性】。
なんと6つの属性すべてを持つ、人類初の存在になってしまったのだ。
ルルは戸惑いながらも【全属性】を使いこなすため、ミルス・クレアで学び続けた。
そんなある日、彼女の友人である異国からの留学生・ビラールが帰国することになった。
友人たちは彼を見送るために集まり、記念として全員の姿をメモリスに記録しようとする。
ところが、記録役となったエドガーの魔法媒介であるルーペが突如暴走し、
それを止めようとしたルルの【全属性魔法】が作用した結果、
その場の全員が、エドガーのみを残して消失してしまったのである。
魔法の暴走により衝撃を受けたルルが目覚めたとき、傍らには見知らぬ青年がいた。
彼はルルたちの話を聞くと、にこやかに告げる。
「ようこそ、未来からの訪問者たち。ここは君たちが居るはずのない世界だ」
ルルたちが迷い込んでしまった場所。
そこはなんと、彼女たちが生きる時代から350年も前の世界だった――。

【キャスト】
ユリウス・フォルトナー:櫻井孝宏
ノエル・ヴァルモール:鈴木千尋
ビラール・アサド・イスナーン・ファランバルド:高橋広樹
ラギ・エル・ナギル:柿原徹也
アルバロ・ガレイ:鈴村健一
エスト・リナウド:入野自由
ソロ・モーン:立花慎之介
ファタ・モルガナ:尾崎淳
ペル・ソーナ:綱川博之
エドガー/ラット:坂巻亮祐
アミィ/ミラ:沖佳苗
エルバート/エルウィン:藤田圭宣
イヴァン/ヴァニア/ベアトリス/ライナス:折笠愛
マシュー/グロム:笹田貴之
リリ:藤本教子
サリ:ちふゆ
マリ:浅倉杏美
ゼス:勝沼紀義
クレーネ/ヴァローナ:樋口あかり

「1」をずいぶん前にプレイ済みです。大筋のストーリーは良かったと思いますが、
前回、恋愛成就したのに、今回はそれがなかったかのように、
また改めて恋愛をするというのは、ビラールあたりから少しだけ違和感がありました。
設定がカブっているルートもありますし。
それでも、しばらく振りだったので、十分楽しめましたが。(笑)

前作のメインキャラ6人はもちろんのことですが、
新キャラとして、ソロ・モーンという天然系美青年がいいですね〜。
おっとりしたしゃべり方がすごく耳に残ります。
主人公の名前を「ルル」にすると、キャラたちが名前で呼んでくれる所もGOOD。
ただ、ルルの顔を背ける絵がどうも媚びてる感じがして
あまり好きではなかったかな。性格は悪くないんですけどね。
サブキャラたちは、同じ顔や声でも違うキャラだったりするので、
キャラによっては、新鮮に感じる人もいて良かったです。

結精石集めの作業的な部分は、「1」よりかなり楽になっていて
全エンドを見るのに、かなりやりやすくて良かったです。

エンディングの種類
「Happy ED」「Normal ED」「Bad ED(GAME OVER)」「大団円ED」の4種がある。
条件を記載しておきますが、攻略サイトと自分の検証を合わせてあり、
もしかしたら、違っているかもしれませんので、参考までということで。

★ユリウス・ノエル・ビラール
ハッピーエンド(恋愛エンド)の条件は、
 ・攻略キャラと探索を15回以上行く。(未確認ですが、私は全て攻略キャラで行っています)
 ・56ターン目で結精石を50個以上所持している。(種類は関係ない模様)
 ・49ターン目までに攻略キャラのキーアイテムを入手する。
 ・好感度を高くする。(ユリウス・ビラールは7以上、ノエルは6以上らしいです)
ノーマルエンドは、ハッピーエンドの条件を満たしていない場合?
共通ノーマルエンドの条件は、
 ・56ターン目で結精石を50個以上所持している。(種類は関係ない模様)
 ・好感度を低くする(56ターン目以降から上がらないようにすればO.K.)か、
  キーアイテムを入手していない。
バッドエンドの条件は、
 ・56ターン目で結精石が49個以下。

★ラギ・エスト
 56ターン目から好感度を上げないでいても、
 ラギは好感度7、エストは好感度6でハッピーエンドに入ってしまうので、
 ノーマルエンドを目指す場合は、それ以前から好感度を下げるか、
 キーアイテムの入手を避けた方がいいです。他はユリウスたちと同じ。

★アルバロ
ハッピーエンドの条件は、
 ・56ターン目までに結精石を50個以上所持している。
 ・キーポイントの場所「レムレス埠頭」を解放しない。
 ・56ターン以降の選択肢「渇望」「アルバロに」「恋人だから」「ここにいるべき」
  「追及しない」「…すみませんでした」「嘘だけじゃない」「なんでもない」
 ・56ターン目まで、好感度の上がらない選択をする。(好感度3以下らしいです)
ノーマルエンドの条件は
 ・56ターン目で結精石が49個以下。
 ・キーポイントの場所「レムレス埠頭」を解放している。
 (この場合、結精石の数は関係なし)
 ・好感度を高くする。(MAXでなくてもO.K.?)
バッドエンドの条件は、
 ・49ターン目までに結精石を50個以上所持している。
 ・56ターン目以降の8つの選択肢によって、5つのバッドエンドがある。
  「仲間だから」「追及する」「嘘じゃない」「実は…」でバッド。
  最初を「狂気」にして、後はハッピーエンド選択をするとバッド。

★ソロ・モーン
ハッピーエンドの条件は、
 ・27ターン目までに休憩でミラと5回以上会話をする。
 ・49ターン目までにキーアイテム「空の石」を入手する。
 ・好感度を高くにする。(好感度4以上らしいです)
ノーマルエンドの条件は、
 ・56ターン目で結精石を50個以上所持している。(種類は関係ない模様)
 ・好感度が低い(56ターン目以降から上がらないようにすればO.K.)か、
  キーアイテムを入手していない。
バッドエンドの条件は、
 ・56ターン目で結精石が49個以下。

★ベストエンド(大円団ED)
 ・7人のハッピーエンドを全て見ている。
 ・56ターン目で結精石を80個以上所持している。(種類は関係ない模様)
※キャラと好感度は関係ないようです。(私がクリアしたのはアルバロ好感度5)

 まず、パートナーと一緒に、「ミルス・クレア西」「ミルス・クレア東」
 「正門前広場」を1回ずつ回る。その後から、47ターンまでルル1人で回る。
 1人だと探索は必ず大成功になるので、1回で2種×5個(計10個)を入手でき、
 47ターンで、80個の結精原石が集まるので、48か49ターンで全て結精石にする。
 56ターンでソロが出てきたら成功。

3回探索すると入手できるアイテム(初回から)
ミルス・クレア東で「鳴らない鈴」
ミルス・クレア西で「サンザシの枝」
正門前広場で「銀のしずく」

5回探索すると入手できるアイテム(7ターン目以降)
慈悲の園で「錆びた鍵」
静寂の庭で「コカトリスの爪」 ※探索には「ベラドンナの鏡」が必須。
ネブラ街道で「祝福の杯」
妖精の森で「七色の羽」 ※探索には「ギリアの笛」が必須。
闇呼びの洞窟で「アイスドロップ」 ※探索には「サンダソニアの鈴」が必須。

星流れの川は特定アイテムなし。※探索には「ともだちの羽飾り」が必須。

特定のルートで入手できるアイテム
カタクームで「小さな石版」(エスト)「空の石」(ソロ・モーン)
 ※探索には「黄金の竪琴」が必須。
幻惑の沼で「夢の輪」(ラギ) ※探索には「ユニコーンの涙」が必須。
還らずの森で「花の種」(ユリウス)「古びた護石」(ノエル)
 ※探索には「雪結晶の香炉」が必須。

レムレス埠頭は特定アイテムなし。 ※探索には「雷神の矢」が必須。
忘れられた小屋は特定アイテムはないが、行くと「SSS」が解放される。
 ※探索には「プリムラの鍵」が必須。

ハッピーエンドと全アイテム入手への攻略の道
※選択肢は、攻略キャラの好感度が上がるものを選ぶ。
 (アルバロは上がらないものを選ぶ)
※探索は攻略キャラと行く。(最低15回以上。私は全て攻略キャラと行きました)
※原石の成功は、好感度が上がると大成功が増えるので、
 そんなに気にせずに進めてもいいかと。ただし、アルバロは好感度を上げないので、
 集め方に気をつけた方がいいかと思います。

・5ターン目までに、『ミルス・クレア東』『ミルス・クレア西』『正門前広場』を
 2回ずつ行き、全属性の原石を5個以上入手する。
 (最初は0ターンから始まるので、計6回行ける)
・6ターン目で、全属性の結精石を1個ずつ精製する。
・7〜9ターン目で、『ミルス・クレア東』『ミルス・クレア西』
 『正門前広場』を1回ずつ行き、アイテムを入手する。
・10・11ターン目で、『星流れの川』『慈悲の園』『ネプラ街道』に行っておく。
 (この時点で、『星流れの川』だけは探索不可)
・12ターン目で、「サンダソニアの鈴」「ベラドンナの鏡」「ギリアの笛」を作る。
・13〜17ターン目で、攻略キャラに必要なアイテムのある探索場所に5回行き、
 アイテムを入手する。(『ネプラ街道』は後4回でO.K.)
 ユリウスとノエル:闇呼びの洞窟で「アイスドロップ」
 ビラールとラギ:ネブラ街道で「祝福の杯」
 アルバロ:妖精の森で「七色の羽」
 エストとソロ・モーン:静寂の庭で「コカトリスの爪」
・18〜38ターン目は、残りの場所を開放して5回ずつ行き、アイテムを入手する。
 (35ターン目で、攻略キャラによって優先する場所が決まる)
・39〜43ターン目で、休息でアウィス三姉妹と会話をし、
 「ともだちの羽飾り」を入手する。
・44ターン目で、精製で「黄金の竪琴」「雪結晶の香炉」「ユニコーンの涙」
 「雷神の矢」「金の鍵」「プリムラの鍵」を作成する。
・45ターン目で、攻略キャラの優先場所を開放し、アイテムを入手する。
 ユリウス:還らずの森で「花の種」、ノエル:還らずの森で「古びた護石」
 ビラール:幻惑の沼でアイテムなし、ラギ:幻惑の沼で「夢の輪」
 エスト:カタクームで「小さな石版」、ソロ・モーン:カタクームで「空の石」
 (アルバロ:レムレス埠頭でアイテムなし、ですが、
 解放しないルートがハッピーエンドとなる)
・46〜49ターン目で、残りの属性3つの場所と『星流れの川』を開放する。
・50ターン目はイベント。
・51ターン目は、『忘れ去られた小屋』で、「SSS」を入手。
 原石はランダムのため、直前セーブをして、水属性を狙う。
・52〜56ターン目は、『星流れの川』で水属性の原石を入手し、
 最後に結精石を精製。一応、全属性10個ずつ揃えましたが、
 属性は関係ないようなので、他の結精石でも足ります。
※49ターン目まで、結精石を49個以下にしておき、友好度はしっかり上げ、
 キーアイテムを入手しておき、ここでセーブ。
 これで、56ターン目で、ハッピーエンド・ノーマルエンド・バッドエンドの
 分岐点を作れるので、攻略しやすいと思います。
 ただし、結精石所持数によって、途中のセリフが少し変化したりする場合もあり。
 それによって、入手できるスチルがあったりするので、
 複数に分けてセーブしておくことをおススメします。
※ラギは、好感度6でも他の条件をクリアしているとハッピーエンドに入ってしまうので、
 ノーマルエンドを目指す場合は、キーアイテムの入手を避けた方が確実です。
※エストは、56ターン目の分岐点から1つ目の選択肢が、必ず好感度が上がってしまい、
 好感度7でハッピーエンドルートに入ってしまいやすいので注意。
※ソロは、27ターン目までに休憩でミラと5回以上会話をする必要があるので、
 通常はラストに解放していた星流れの川(リリたちと会話する)を早めて、
 まとめてクリアしておくこと。

キャラの年齢
 ルル16歳、ユリウス・ノエル17歳、ビラール21歳、ラギ16歳、アルバロ23歳、
 エスト14歳、ソロ(年齢不詳)

攻略の感想 ※ネタバレあり。

・共通ルート

最初は全キャラの共通ルートです。
前作の続きで、無属性だったルルが全属性を手に入れた後からのお話です。
人が、古代種のように全属性を身につけることが初めてだということで、
いろいろな意味で注目の的ですが、身体が急には対応できず、
ルルは寝込んでしまっています。
それもしばらくの間のことで、回復したら、今度はビラールが国に帰るということで、
メインキャラたちが集まって、中庭でメモリスに記憶を残す(記念撮影)をすることに。
しかし、エドガーのルーペとルルの全属性の力によって、過去に飛ばされてしまいます。
という前フリがあり、過去で、各キャラたちが色々な難問にぶつかるという
展開が待っています。

気になったのは、ルルのセリフの時の絵で、顔をそむける絵が
どうもこびているように見えて、イラッとしたことでしょうか。(笑)
全属性を得て、ちょっと大人になったという設定もあるようですが、
ルルって、こんなにうじうじキャラだったかな、と。
(前作では、もっと元気キャラだったような…)
正直、ルルの表情は見えない方が入り込みやすかったと思います。
キャラ絵自体はかわいくて好きなんですけどね。

過去で出会ったキャラは、古代種のソロ・モーンとドワーフのぺル・ソーナ以外は、
現代のサブキャラたちが名前を変えて登場していますね。
現代の大きなミルス・クレア学院とは違う、過去の小さなミルス・クレア学院で、
中庭の銅像だったファタ・モルガナ様が登場します。
事情を知ったのは、ソロとペルーとモルガナのみで、
過去の人たちに未来人だと知られないように、全員が衣装チェンジ。
アルバロは髪の色も黒に変えて、かなり好みです♪
男性陣はそれぞれに合った服装ですが、ルルの露出度が少し高いですね。
それはいいのですが、男性陣の目が気にならないようで、はしゃぎすぎ。
(もっと恥ずかしがるような性格の方が好感が持てたなぁ。笑)

ルルの杖が壊れてしまったので、未来へ戻るために、
結晶石の原石を集めるという流れになりました。
この後、2人(もしくは1人)ずつのルートに入っていきますが、
それ以外のキャラが、何をやっていたのかという報告がほとんどないので、
1ルートをクリアしただけでは、かなり消化不良な感じです。

・ユリウス ルート

結晶原石集めに、ユリウスとノエルを選び、行動はユリウスを選択。
情報は、休息でラットから入手し、6ターン目からは、
古代種のミラが結晶石の精製をしてくれるようになりました。
ミラの設定、ちょっと特殊ですね。
人間たちに足枷をはめられ、魔物だと思われ、強い剣を作らされており、
それがトラウマとなり、人間を恐れ、誰も来ない塔の一室で、
自分で足枷をして、やっと安心して眠れるようになった、と。

他のキャラはどこかでなにやらやっているらしく、
ビラールが守護精霊を得て、言葉がペラペラになっていたり、
エストは、顔に例の呪いの紋章が浮き出て、これが媒介だと告白したり。

ユリウスの寝坊癖で笑えたのは、起こしにきたルルの胸に倒れかかり、
それを、他のキャラたちに見られるシーンですね。
各キャラの性格が出たセリフですが、ビラールの「励め」、
ラギの「ドアくらい閉めとけバーカ!!」、
アルバロの「ユリウスくん、それ、起きてるよ」は最高ですね。
って、ユリウス、途中から起きてたんかいっ!(笑)

ユリウスとノエルの2人は、この時代が何年頃なのかを調べていくうちに、
350年前のラティウム大戦の直前だというところまで突き止めました。
魔法を独占しようとしたルア・コルジア帝国が、ラティウムを占領しようとして
起こった戦争で、ルルたちの時代では、この戦争には謎が多く、
この後、ルルたちは目撃者というか、当事者となります。
未来人が、過去の歴史に干渉してもいいのか、というのが
意見が分かれましたね。ノエルは、目の前に起こっていることなのに、
見て見ぬフリなんかできない、と熱くなり、ラギはやや賛成気味、
他のキャラたちは、過去には干渉できない、と。
結局、干渉しない方向になりましたが、後で、ソロが意味深なことを口に。
未来を知り、改変を望んでも、運命はもっと強い力で補正をかけるから、
辿り着く先は同じだ、と。要するに、歴史的事実の中で重要なものは
変えられないが、些細なことなら変わっても問題なしということのようで、
身近なところで助けることはできそうだという結論になり、
自分たちができる範囲で助けることになりました。

途中でミルス・クレア学院に戻ってきた、魔法巡礼士のエルウィンは、
魔法を世界に広める旅に出ていたのですが、魔法巡礼士たちの過酷な決意を
ルルは知ることに。それは、戻らない覚悟、諦めない覚悟、死の覚悟。
魔法に理解がないこの世界で、魔法使いは異色なため、
恐れられたり、迫害されたり、利用されたりし、
学院に戻ってくることは少ないらしいです。
この後、エルウィンは帝国側に寝返っていたことが判明しますが、
命をかけて旅をした挙句に、誰にも理解してもらえない辛さが、
憎しみに変わってしまったようですね。

今回の戦で、魔法好きのユリウスが心に大ダメージを受けましたね。
ただ単に魔法が好きで、みんなの幸せのために魔法を使う人ばかりならいいけれど、
それを人を傷つけるために使われることもあることをルルたちは知ります。
現に、戦が始まり、町の人を助けるために、ノエルが敵兵を魔法で殺してしまうという
大事態が起こってしまっています。後で、ノエルはノエルなりに考えて、
自分の答えを見つけて立ち直ったようですが、ユリウスルートでは、
その流れが見えず、どうもしっくりしませんでした。
ユリウスの方は、魔法がなくても人は生きていける、魔法を習った生徒ですら、
そんなに魔法を愛していない、ソロが魔法を人から取り上げる、などの事実を知り、
精神的にダメージを受け、側にいてくれるルルと何故かベッドイン?
勢いで、キスしただけならまあいいのですが、ハッピーエンドからも
ここで結ばれたと確定していいと思います。
この設定はどうなんだろう。ユリウスの性格から、全く想像できないんですけど。
いや逆に、暴走系のユリウスならありなのか?
泣きながら一緒に眠ったくらいの軽い設定にして欲しかったですね。
弱い二人が寄り添いあいながら、寂しさや空しさを埋めるのはいいけれど、
学生の身でありながら、この展開はないわ〜。さすがにどん引いてしまった…。
(この作品では、清い恋愛がいいんだけどなぁ。もちろん、結婚後ならいいけど。苦笑)

ユリウスとノエル、グロムとエルウィンという親友同士が
敵対する立場にシンクロするところがポイントでしたね。
ユリウスとノエルはちゃんと仲直りできましたが、
グロムとエルウィンのその後がなかったですね。気になるなぁ。
ユリウスは、魔法がなくなったとしても、また自分で魔法を手に入れる、
という結論に達し、一皮向けた感じですね。

ユリウスのハッピーエンドは、4つの条件をクリアすると発生。
泣き止まない赤ん坊に、ルルが最初に覚えた魔法で、花の種から花を咲かせました。
(ノーマルでは、ユリウスがハンカチを躍らせてます)
その後、ユリウスの魔法で、花の香りが風に乗って広がっていきました。
住民たちの心が和み、反省。ユリウスとルルも、初心を思い出したようです。
モルガナとの話の後、昨夜の話になりましたね。
ユリウスが目を合わせなかったのは、どうしたらいいのかわからなかったから、と。
ルルが寝ているうちに外に出たのも、同じような理由で、
色々悩んで、ドアの外をウロウロしたりしていたらしい。
なんか、濃厚な設定の割に、中途半端な恋愛展開になっちゃいましたね。
あ〜、今回の恋愛設定はちょっとガッカリだなぁ。
未来に変える前日、ルルのコンパクトとユリウスのエレメントスケープが
反応するように光りだし、そこから大きな結晶が出現。
その直後、ユリウスはいつも通りに戻り、書庫に文献を読みに行っちゃいました。(笑)
未来に戻る時は、ルルとユリウス以外の仲間は、衝撃を和らげるために眠っています。
全属性を持つルルは当然起きていますが、ユリウスは「想いの力」で安定させるために
一緒に起きています。未来に戻る途中で、ユリウスの記憶が語られます。
子供の頃はあまり感情の起伏がなく、成長が遅い子供だったが、
魔法に興味を持ち始めた途端に、没頭するようになった、と。
それは、両親が恐れるくらいだったらしいです。
ユリウスにとっては、魔法に浸る時間だけが幸せだったけれど、
それを引き止めたくれたのが、妹のエルゼだった、と。
エルゼとしては、魔法以外の何も必要としていない時のユリウスが嫌いで、
ワガママのように自分を主張したんだそうな。
魔法だけではない大切なものを、過去に行って、ユリウスは学んだわけですね。
現代に戻ったユリウスとノエルが、自分たちの未来について誓いを立てます。
ノエルは、魔法総省に入り、魔法が悪いことに使われないように見張る立場になる、
ユリウスは、黒の塔で人のためになる魔法の研究をし、そこで魔法を悪用する研究を
させないようにする、と。
ルルは、ユリウスの案で、これからも魔法を好きでいること、魔法を信じること、
2人が辛い時に笑っていてくれることを誓いとしました。
2人になったところで、あの夜の話に。
信じていたものが揺らいだあの夜、2人は流れで結ばれてしまいましたが、
それ以前から好きだと告白されました。順番は間違ったけど、と。
それから3年後。ルルの髪が長くなり、大人の雰囲気の絵に変わりましたね。
ユリウスを待っていたら、イヴァン先生が登場。
そういえば、このルートでは、過去に登場しませんでしたね。
イヴァンの話で、ルルたち問題児たちが、最高魔法士の資格を取ったことが判明。
ユリウスとノエルはさらにその上を目指し中とのこと。
そこにユリウスがやってきました。こっちも眼鏡をかけて大人びてます。
ちょっと絵が無表情なのが残念かな。
ユリウスは来月に、黒の塔で準研究員として働くことになるようです。
ノエルは生徒代表になるらしい? まだ上の学年があるということかな。
そして、ユリウスからプロポーズ!
まだ学生だからとためらうルルですが、収入も入るし、問題なし、と。
ルルが勿体つけすぎですね〜。もっと猪突猛進なルルの方がらしくて好きかな。
まあ、結果は「はい」ですけどね。

ユリウスのノーマルエンドは、キーアイテムを入手せずに、
他の条件はクリアしている状態で発生しました。
ユリウスとノエルとの誓いの後、ユリウスとルルのあの夜のことについての話に。
その直後のユリウスの態度は、色々あったにせよ、そっけなかったですよね。
現代に戻った後、お互いに好きだけど、過去でのことは冷静でなかったから、
始まりにしてはいけない、という流れに。なかったことになったわけではないけど、
前向きな気持ちをスタートにしたい、ということですか。

ノーマルエンドは、未来へ戻ってくるところまではハッピーエンドと同じですが、
恋愛関連のイベントはカットされています。
ラストの2人の会話では、ユリウスが、好きだけど、ここから始めるのは違う、
順番が違うし、冷静じゃなかった、と。
ルルは、あの夜のことは過去に置いてきたことにする、と。
う〜ん、この展開はないですね。そもそも、告白前に肉体関係ありなのがないし。(苦笑)

バッドエンドは、街が火に包まれる中、ソロが火を消してくれましたが、
ルルたちの役目はここでおしまい、ということで、
強制的に未来へ飛ばされました。最後のソロの言葉は「さようなら――」。
戻ってきた場所は、ソロの言うとおり、少し前の時間で、
アミィに起こされるところです。ああ、今回の始まりからか、と思ったら、
まだ無属性の頃(前作)の始まりからでした…!
そして、過去のことは夢として片付けられ、最後に「GAME OVER」。

・ノエル ルート

基本的名ストーリーは、ユリウスルートと同じですが、
ソロが人間から魔法を取り上げると言い出すところから、
ユリウスルートでは分からなかった裏事情が判明します。

ノエルが兵士を殺めてしまったのは、母子を守るためにとっさに呪文を唱えたため、
呪文が短く、制約のない魔法となり、ノエルが持つ魔力がそのまま威力を発揮した
ということでした。

傷心のノエルが、ソロについていってしまうところで、
ルルも一緒についていくという流れに。ノエルが心配というのが本音ですが、
ルルも魔法が傷つけるものであることについて、考えさせられたから。
この後、牢で眠らされていたエルウィンを連れ出し、忘れられた小屋へ。
忘れられた小屋は、モルガナとコルネリウスの思い出の場所だったんですね。

エルウィンはソロの意見に即賛成ですが、ノエルとルルは迷っています。
まずは、ソロがルア・コルジア帝国に乗り込み、古代種の強力な魔法で
あっさりと兵士たちをなぎ倒してしまいました。
瀕死(もしくは死んでいるかもしれない)兵士の姿を見て、
唖然とする2人ですが、エルウィンが古代種の強さを見せつけたから、
ベアトリス王妃が一旦引き下がった、と教えてくれました。確かに〜。
ソロとしては死なないように手加減していると言っていますが、
死んだら運命だと、平然と言っているところがすごいかも。
魔法巡礼士たちを過酷な旅に、ある意味、平気で送り出せるところなんかは、
古代種の感情が足りないからといっていいんでしょうね。
感情豊かなコルネリウスを友人に持ったモルガナでさえも。
そう考えると、未来の古代種・イヴァンやヴァニア先生は
かなり感情豊かになったということになるのかな。
(それとも、あの2人が特殊なのかな? 笑)

ソロに魔法を封印して、普通の身体で過ごしてみたりしています。
ここで、まさかのアルバロが登場!
ルア・コルジア帝国の皇子と仲良くなって、使者として伝言を伝えにきたところに
2人と出くわし、突然、ルルを羽交い絞めにしてナイフを…。
まさかの裏切り? すごくアルバロらしい展開で、思わずワクワクしてしまいました。(笑)
まあ、魔法があろうがなかろうが人は殺せる、と。
ただ、魔法が唯一の武器である2人にとっては、魔法が必要なのは当たり前だ、
と教えてくれたわけです。アルバロ、カッチョいいなぁ。

その後、ユリウスとも和解し、エルウィンの暴走を止めに行きます。
このルートでは、エルウィンの本当の怒りの声が聞けてすごくグッときました。
普段のエルウィンやエルバート先生の口調は、かなりおっとりしていますが、
力強い方がかなりかっこいいですね。攻略対象なら、こっちの方がいいわ〜。(笑)
エルウィンの目的は、古代種のモルガナを倒すことは無理だと分かっているので、
心に傷をつけてやろう、と。多くの人が死に、自分の死さえ、
モルガナの心に傷をつけることができると思っています。
(メモの情報によると、グロムと旅する前に、他の巡礼士と一緒だったが、
迫害に遭ってパートナーを殺されてしまったことで、絶望したということのようです)
ソロに杖を強化してもらっているので、エルウィンの雷攻撃が強大になっていますが、
その力は、エルウィンの中にある魔法の力を使っているに過ぎないので、
急な消耗は命を削っていることを察し、ノエルが防御、ルルが杖の魔力を奪うことに。
ルルの力を目の当たりにして、エルウィンが呆然。人間の力ではあり得ない力ですからね。
ここで、自分たちは未来から来たと告白。
エルウィンは、魔法巡礼士の努力が未来に繋がっていると知ったわけです。
まあ、この戦が起こったからこそ、モルガナの気持ちが変わり、
魔法の未来が変わったとも言えるかも。
力尽きたエルウィンのその後は、「SSS」の小説で語られています。

ミルス・クレアに戻ると、ノエルが助けた女性がお礼を言いにきましたね。
助けた命と失った命。複雑な心境で素直に喜べないノエル。
でも、このシーンは大切ですね。母子を助けずに見殺しにしても、
結局、ノエルは苦しんだでしょうし。

未来に戻る前の夜、いつものバルコニーで語らう2人。
ようやく、それぞれに愛の告白がされ、キス。
ユリウスルートより、ノエルルートの方が爽やかでいいですね。

ハッピーエンドは、3人での誓いの後、2人きりになり、ノエルが、もう一つの誓いを。
自分なりの目標を達成するまで、魔法具を買うのはやめる、と。
大事なのは魔法具ではなく、今ある力をどう活かすか考えることだから、と。

そして、3年後。3人は、最高魔法士となりました。
今回は、ヴァニア先生とルルが楽しく話しています。
ユリウスは黒の塔は準研究員となったと話していたところで、塔で爆発が…。
絵がなくても、ユリウスの行動が目に見えるようですね。(笑)
ノエルは次期生徒代表になるとヴァニア先生から聞かされたことで、
真っ先に知らせてくれなかったことに少し怒るルル。
ノエルのところに行ったら、おおっ、ちょっと髪が伸びた姿に!
顔つきも口調も大人びていますね。そして、口が上手くなってます。
優秀すぎる新人のユリウスの存在を少し煙たがっている様子な黒の塔の研究員を
ノエルが上手くおだてて丸め込んでいます。(あ、言い方が悪いかな。笑)
ユリウスの心配はしていません。象並みの神経だから、と。
未来を急ぎすぎている様子のノエルに対して、ルルが初心を思い出させてくれました。
目標は、夢のためにある、と。ルルは、あの時の誓いを果たしてますね。
今回のルルは割といい感じだなぁ。一緒に悩んで、いつも側で支える、って理想的です。

ノーマルエンドは、誓いの後の2人での会話で、もう一つの誓いを、
生涯、失われた命の重みをこの胸に抱え続けること、が付け加えられ、
告白はされませんでした。自分の幸福より、他人の幸福を優先する、と。
お互いに想い合っているのに切ないですね〜。
ルルとしては、いつか、ノエルが別の道を選ぶ時がきてくれることを願いつつ、
自分の気持ちが変わらないように、想いを秘めて終わり。

バッドエンドは、ユリウスルートとほぼ同じですが、
ソロが火を消すタイミングは、ノエルが兵士を殺す前なので、
ノエルの心に傷が残らない終わり方でした。ある意味、ハッピーなのかも?

・ビラール ルート

ビラールとラギのルートは、ユリウスたちとは少し違います。
ラティウム大戦に関する事実はそのままですが、メインストーリーは、
現代でも抱えていた問題となります。

過去に飛ばされた時から、ビラールの様子がおかしいと気付いたラギやルル。
後で分かることですが、実は、魔法が使えなくなっていたのでした。
だから、ゴブレットの代わりに剣を装備していたわけです。

数日後、ビラールとラギがガーゴイルに襲われた場所が何かおかしいと感じ、
その場所に3人で行くと、多くの像に守られた泉があり、その中にある地底湖で
水を司るドラゴン・ゼスと出会います。ここで、衝撃の事実が…。
ファランバルドの王族が、50年前(現在からだと400年前)にゼスを怒らせたことで
ファランバルドの王族に水の加護が得られないという呪いがかかっている、と。
ビラールはその事実を知らず、未来では風化してしまった事実なのですが、
ゼスにとってはつい先程のことなわけです。そりゃ、怒るわな〜。(苦笑)
モルガナに助けられ、その助言で、ビラールに水の精霊・クレーネが
一時的に守護精霊として貸してもらえ、魔法が使える状態まで復活。
って、クレーネって、「1」でも出てきましたよね。
「1」でも人間嫌いで、後にリアンと改名するところも同じ設定なんですけど…。
ここは、もう少し設定を変えて欲しかったかな。
ついでに、クレーネに頭をいじられて、カタコト口調がスラスラしゃべれるように。
今回は、かなり早めに言葉の問題から解放されましたね。
やっぱり、ビラールはいい声だなぁ。

呪われることになった原因を知りたいというビラールに、
ゼスはクレーネの信頼を勝ち得たら教えてやろうという約束をしてくれました。
その後は、他のみんなには内緒で、結精石集めの合間に、
クレーネとの会話も入って、そのやりとりがちょっと楽しかったです。
その間に、ラギの前にサラマンダーが現れ、懐かれたため、
普段は剣に入れておくというシーンもあります。(これも「1」とかぶってます)

グロムと手合わせするシーンでは、グロムがと小さな国の騎士団に所属していて、
国王の苦渋の決断の後、国が隣国と併合され、祖国がなくなったという話を
聞くことができました。グロムとしては、国民をのために決断を下した国王を
国がなくなった後も尊敬している、と。
そんな時、エルウィンと出会い、巡礼の旅に付き合うことになったそうな。
王族目線のビラールとしては、王は身を切られる思いだっただろう、と。

幻惑の沼ではイベントがあります。ここは水の精霊たちが集まる場所で、
クレーネの故郷であり、彼女が水の精霊たちを束ねていた、と。
クレーネと話すことで、人間が精霊の居場所をなくしていることや
ドラゴンの近くにいることで庇護されていることが分かります。
この場所には、ファランバルドにあるラムル・ワルドという鉱物と似た
水辺の虹という花があり、以前は、水の加護が得られていた証拠でもあります。
少し後で、火と水の精霊が集まる場所の均衡が崩れているということで、
ラギはネブラ街道へ火属性を高めに、ビラールとルルは幻惑の沼で
水属性を抑えに向かいますが、沼を凍らせずに問題を解決するために、
ビラールはクレーネとの契約を解除するという手段をとり、
これが、クレーネの信頼を得ることに。
クレーネが自分の分身=妹を作り、クレーネという名前を与え、
ビラールとの再契約時に、自分の名前をルルに決めさせるという流れに。
名前は、絆という意味の「リアン」。

戦争が始まり、モルガナからゼスのところへ行くように言われた3人。
ここで、約束により、ゼスから呪いの原因を聞くことができました。
以前、ゼスはファランバルドで暮らしており、人間を遠ざけていたが、
ファランバルドを1つの国にするために、始祖となるシャムスが
1人のシャーマンを連れて、ゼスの前に現れ、圧倒的な王になるために
ドラゴンの信頼を得た証が欲しいと言うのですが、
孤高の存在であるドラゴンは人に力は貸さないと拒否され、
精霊使いの力で一瞬、ゼスの動きを封じ、その隙にシャムスが
ゼスの鱗を切り取ってしまったということでした。
この時、ゼスを守るためにシャーマンが死に、彼の意志も継ぐために
シャムスは逃げ出した、と。その背に向かって、ゼスは怒りで呪いの言葉を
投げつけたということでした。
民を守るためとはいえ、人外のものにその行動はやっぱりダメでしょうね。
そして、その呪いのせいで、国が水不足に悩むことになったのは、
罰としか言いようがないのかも。王家がファランバルドから立ち去れば、
ファランバルド自体は呪いから解放されるというものなので、
本当に民のことを思うなら、王座を他の者に譲る、という方法もありかと。
ただ、王家の呪いは解けていないので、他の土地に映れば、
その土地が水不足で悩むことになり、堂々巡りではあるのですが。

そもそも、ドラゴンとは、世界に満ちる元素そのものが意志を持ち、
形を成した姿なので、自然や天意と同じ意味を持つ存在なんだとか。
ドラゴン自身にも、怒りなどをどうすることもできないらしい。
だから、ゼスは王家を呪ったことを後悔することを口にできない、と。
雰囲気では後悔しているようですが、自分の意志ではどうにもならないとなると
すごく複雑な心境ですね。そもそも、人間が悪いのは間違いないですし。
話の流れで、呪いを解く方法がある、と。
それは、1つはゼスの鱗を返すこと、もう1つはゼスの怒りの代償として
ビラールの一番大切なものを渡すこと。

ビラールの大切なものは、国とルル。この2つを天秤にかけた時、
ビラールは、国のために、ルルへの愛を諦めるという決断をします。
ルルとはそれとなく心が繋がっていたのですが、1人で決めてしまったため、
ルルとしてはより悲しい気持ちになりますね。
ビラールが少しルルを避け気味の時は、リアンが出てきてくれるので、
すごく頼もしいです。リアンの声も素敵ですし。

ソロが人から魔法を奪うという展開に入り、ビラールがソロを言いくるめて、
ソロは魔法を奪うのをやめ、いよいよ、未来に戻ってきます。

戻る途中で、ビラールの記憶が。第二王子だったため、兄より寛容に育てられ、
城の外に抜け出すことが多かったらしい。だから、外の状況を知っており、
何とかしたいという気持ちがより強かった、と。
そんな時、魔法巡礼士と出会い、魔法に可能性を見出し、
魔法を否定するファランバルドで魔法を学びたいというのは愚問なのですが、
第一王子のラシードに訴えたところ、国王は自分がとりなすからと、
ミルス・クレア学院へ魔法を学びに行くことを認めてくれたということでした。
この兄弟は本当にいい男ですね〜。後で兄が登場しますが、顔も似てます。

ビラールが明日、国に帰るということが分かったラギとルルは、
ビラールが呪いを解いてもらうために向かった場所へ急ぎます。
そこで、ルルは子供ということを理由に、もう一つの提案を。
エストに相談した時に得たものは「そんなもの捨てたって死なない」。
ルルは、祖国を捨てて、自分と一緒の未来を歩んで欲しいと訴えます。
ビラールは、以前、自分が変わったとしても、ルルは変わらないで欲しい、
と言っていましたが、まさに、変わらないルルはビラールの未来を望んでいる、と。
一瞬、ビラールが怒りに震えますが、ビラールがいなくてもファランバルドは死なない、
ファランバルドには国王や第一王子だっているから。
いや〜、そういう展開もあったんですね。ちょっとやられました。(笑)
確かに、第二王子だから国王になることはないけど、
ずっと国のために生きてきたビラールには少し酷な気もしますが、
どちらも捨てられないのであれば、祖国を外から見守るという選択肢もありですね。
ルルの言葉に、ビラールが情熱的なキスで返答。
この後、ドラゴン姿のラギ(絵はありません)に運ばれて、ファランバルドへ。
そこで、リアンを通して、呪いが解除され、水の加護を得た美しい土地に。
ビラールは二度とこの光景を見ることはできなくなるので、
それをルルと2人で目に焼き付けたのでした。
ここで、ラギが別れを告げましたよ。田舎に帰るから当分会えないかも、
ということですが、ビラールが言うには、ラギもドラゴンとしての孤高の道を
選んだんだろうということでした。いつか、ルルたちとは会える日が来るといいなぁ。

ハッピーエンドは、3年後、ルルは最高魔法士の資格を取って卒業した後、
ビラールと共に、ファランバルドと各国を結ぶ架け橋として、旅をして回っています。
この仕事を与えてくれたのは、第一王子のラシードです。
そのラシードがミルス・クレアに視察に来るということで、
紹介も兼ねて、2人も学院に戻ってきています。
ビラールは故郷の服ではなく、白いシャツにベスト姿。新鮮ですね〜。
ルルとしては、弟を祖国から引き離した元凶ということで恐縮していますが、
ラシードはビラールの気持ちを理解し、心から許してくれたようです。
ビラールがルルを愛したのは、運命ではなく、必然だ、と。
ちなみに、ファランバルドでは、全属性を持つルルは、世界に愛された神秘の姫。
そして、ファランバルドに魔法学校ができることになりそうです。

ノーマルエンドは、未来に戻ってきても、ビラールと話す機会はなく、
アミィからビラールが国に帰ると聞き、ようやく話すことができましたが、
はっきりと、お互いの未来が別々になってしまうという悲しい別れ方でした。
悲恋ということで言えば、バッドエンドですね。

バッドエンドは、モルガナの指示でゼスのところに向かったところ、
途中でソロが現れ、ルルたちの役目はここでおしまい、ということで、
強制的に未来へ飛ばされ、後はユリウスと同じく夢オチ的な終わりです。

ここで、ビラールのボーナススチル(CG)が出ていないので、
どこかの差分を取り逃しているようですね。調べてみたら、
56ターン目の「ベアトリス正妃が示した期限が明日に迫った夜」のシーンで
湖の上で戯れる2人のスチルが1枚足りないことが判明。
これは、50ターンの結精石の数で決まるようです。
最初は、ほとんど持っていない状態で1枚入手していたので、
今度は50個以上にしてみたら、その後の幻惑の沼で
クレーネと契約解除する前の会話に少し変化がありました。
後は湖の上まで進めると、リアンが会話に加わってきて、
リアンの魔力で、空中の水の量が増えるスチルをゲットでき、
ボーナススチルもゲット!

・ラギ ルート

基本的なストーリーは、ビラールルートと同じで、
ビラールの呪い問題もちょくちょく絡んできますが、
ラギのドラゴン問題がメインとなっています。

ラギはドラゴンのため、結精石探しなどの役に立たないとちょっと心配気味。
何だかんだ照れて悪態をつきつつも、ラギの人を思いやる性格はいいですね。
自分の問題もあるのに、現代でも過去でも同室のビラールのことを
ちゃんと心配していますし。
そして、ルルに対しては、照れ隠しで「バカ」を連発するのが好きかも♪
チビドラの姿も好きなのですが、今回は最初だけでしたね。残念。

そして、過去の地底湖で、水を司るドラゴン・ゼスと出会います。
ラギにとっては、初めて出会うドラゴンだったことで、
彼からいろいろな情報をもらったりすることになります。
2度目には、ラギのドラゴンの力が父親によって封印されていることが分かり、
ゼスにドラゴンの力を解放してもらったことにより、
色々な悩みが出てくるという流れになっています。
ドラゴンとして目覚めたラギと全属性を得たルルの立場が似ているため、
それぞれの気持ちが少しは分かるというのはいいですね。

モルガナから頼まれた火と水属性の均衡が崩れたというシーンでは、
ドラゴンの力を精霊たちに分け与えたことで、後でとんでもない事件が。
他のルートで、町が戦火に包まれた時、サラマンダーが出現していましたが、
これが、ラギのせいだったということです。

戦の前夜、ラギに抱きしめてもいいかと言われたルル。
愛の告白か? と思いきや、チビドラにならないかの確認でした。
もちろん、ラギとしてはルル以外を抱きしめるつもりはないのですが。
ここで、大好きなラギに抱きしめられてルルは嬉しいはずなのですが、
ラギは、半端者から抜け出せたことを喜んでおり、複雑な心境です。

ラティウム大戦が始まり、ルル・ビラール・ラギはゼスのところへ。
ここで、一人になったルルに、ゼスが話しかけてきました。
案の定、釘を刺されましたね〜。ラギの生き方を妨げないこと、と。
ゼスは自分の怒りがシャムスの一族を呪いで苦しめていることを
言っているわけです。ドラゴンは情が深すぎて、自分では力が制御できない、と。
後で、ラギからも説明がありますが、怒りの力を溜め込んでおけず、
その力は外に出すしかないから、感情を揺さぶる存在が側にいると、
いつ暴走するか分からない、ということですね。

この後、外に敵兵たちの気配を感じ、ラギとルルが調べに行くことになり、
魔法で人を傷つけられないことを知っている兵士たちが、
ルルの腹部に剣を突き立てるという悲劇が…。
ここで、ラギは怒りの感情が暴走し、ドラゴンの力を使ってしまいそうになりますが、
瀕死のルルが必死で止めるんです。
そして、ゼスの力で玉状の水の中で傷を癒されているルルと
それを見ながら切ない顔をして泣くラギ。
この2つのシーンは、すごくジーンとしてしまいました。
ここで初めてキス。その後、水玉が割れ、ルルが完全に意識を取り戻すのですが、
ルルが裸だったので、思わず、ラギが「服を着ろ、このバカー!」と絶叫!
シリアスなシーンから、一気にお笑いになっちゃいました。(笑)

ソロがモルガナと対立する事態では、ラギがソロに、
ルルの未来ために魔法を取り上げない欲しい、と頼んでいましたが、
それは、自分が孤高を選択した場合のことを思ってです。
ルルを傷つけるくらいなら、一人を選ぶ、と決断しつつあるわけです。
しかし、コンパクトとエレメントスケープから愛の証の結晶が出現。
愛し合ってるのに、切ないですねぇ。

現代に戻る途中では、子供時代のラギの記憶が見られました。
恐れ敬うべきドラゴンと結ばれた愚かな女の子供ということで、
集落の人々からは避けられ、そのせいで、じっちゃとばっちゃも
孤立した生活を強いられていた、それは、孤高の生き物である父親のせいだ、と。
ずっと他人と付き合わずに生きてきたから、ミルス・クレアに行くのを
渋っている様子ですが、大好きなじっちゃたちに迷惑をかけないために、
中途半端でいたくないという思いがあったようです。
じっちゃとの会話で、じっちゃはなにやらドラゴンの事情を知っている様子です。
これは、後々わかります。

ビラールがひっそりと国に帰る日、ラギとルルだけが見送るのですが、
ビラールの決意がうっすらと分かりましたね〜。
ビラールの一番大切なものをドラゴンに渡す、ってやつです。
ラギだけは、それがルルへの愛だと気付きました。
あ〜、何気に三角関係だった…。(笑)
この後、ルルが愛の告白したことで、ラギの心が一気に傾きました。
それは、前夜、ラギの両親の夢を見たこともありますね。

その夜、ラギに連れられて裏山へ。そこで、チビドラに呼び出させた
ドラゴンの父親カダが登場。ルルが言うように、ラギが大きくなったら
こうなる的な容姿ですね。口調はちょっと悪いけど、似てるかも。(笑)
ここで、両親が別れた事情をラギは初めて聞くことができました。
ラギの父親カダと母親ティアは心から愛し合っていたんですね。
ティアは自分のためにカダがドラゴンの力を使ってしまうことを心配して、
(カダは集落の人々がティアを疎んでいることを知っていて、怒っていたので)
カダを遠ざけ、一人でラギを産み、死んでしまったのでした。
そもそも、ドラゴンの力を持つ赤ん坊を、人間が普通に産むことが無理だったわけです。
その頃は、じっちゃもばっちゃも2人を理解してくれていなかったようですね。
カダがラギのドラゴンの力を封印したのは、人として生きるか、
ドラゴンとして生きるか、選ぶ時間を与えるためでした。
ドラゴンが情に深いというのが良く分かりますね。
そして、ラギがルルと一緒に人として生きていくと決めた時、
カダがラギとルルを両手に抱きしめましたが、自分ができなかった生き方を
息子がするのが嬉しかったのかもしれませんね。

ハッピーエンドは、ラギが田舎に帰って3年後。
一度も手紙を寄越さないラギに、少し凹むルルですが、
突然、パピヨンメサージュで、ドラーグ発着場に呼び出されました。
そこには、立派な体格と少し声が低くなったラギが!
ちょっとマッチョすぎないか、このラギ。(笑)
最初、ルルがカダと間違っているのが笑えますね。
カダだったら、ドラーグで来ないってのに。
ラギがすぐに迎えにこれなかった事情は、ここではごまかされていますが、
「SSS」の小説で分かります。
ドラゴンの力を封印するため(?)に、身体が悲鳴を上げるくらい
苦労していたようです。文字が震えるから、手紙が書けなかった、と。

ノーマルエンドは、水玉でのルルからのキスシーンはなく、その後はしばらく同じ。
未来に戻ってきて、ビラールを送った後、ラギから話を切り出され、
好きだから、側にいられない、とドラゴン姿で去って行ったのでした。
ルルも好きだと告白し、相思相愛なだけに切ない別れですね。

バッドエンドは、町が炎に包まれ、そこで兵士に囲まれてしまったところで
ソロが助けてくれて、ルルたちの役目はここでおしまい、ということで、
強制的に未来へ飛ばされ、後はユリウスと同じく夢オチ的な終わりです。

※ラギのノーマルエンドの条件は少し緩いようで、
 これまでの好感度6でもハッピーエンドになってしまったので、
 好感度5とキーアイテム入手せずでクリアしました。

・アルバロ ルート

何をしでかすか分からないということで、ルルはアルバロを結精石探しの
パートナーに選んでいますが、手伝うならその見返りは他のパートナーなし、
というのがアルバロルートです。
見た目が一番変わったのはアルバロですよね。
髪が黒くなり、頬のタリスマンは剣に付け替えられています。
個人的には、黒髪のアルバロの方が好きだし、
色っぽいしゃべり方がすごく好きだなぁ。(笑)

しかし、アルバロのルートだけあって、他のキャラと進め方が違うっ!
普通に好感度を上げて進めたら、何故か、ノーマルエンドに…。
そして、逆に好感度を上げないで進めたら、ハッピーエンド。
ひねくれも者のアルバロらしい選択肢かも。(笑)
最初から恋愛モード全開なのはアルバロだけなので、
乙女ゲームとしては、このルートが一番キュンときますね。

アルバロとエストの部屋の様子を見に行ったルルですが、
最初は、エストだけがいて、寝巻き姿のルルを必死に部屋へ帰そうと…、
そこにアルバロ登場。もちろん、2人になりたがりますが、
ここはハッピーエンドに向けての我慢で、一人で部屋へ。(寂しいぞ。笑)

アルバロがラットの授業を邪魔しに行った目的は、年代を探るためでしたが、
ルルは、アルバロが過去に来てから、未来よりも意地悪になったと
感じているようですね。アルバロの過去に何かあるのかな、と思ったら、
どうやら、全てに対して警戒していた様子なのでした。
まあ、元々、人を信用しないタイプなので、当たり前かも。
ただ、ルルを見る目が怖くなったとルル自身が感じているのですが、
その後の2人だけの話で、過去に飛ばされたのがルルの全属性の力だと
気付いているようで、そんなルルを魅力だと感じて、
楽しくなっている様子です。そして、「恋をしよう」と!
最高の恋人になれば、お互いが幸せになれる、と。
おおっ、なる、なる!(あ、私の心の声がだだ漏れになってしまった…。笑)
こんな最初の方から全力で恋愛モードになるなんて、さすがアルバロです。
そして、キスされた〜♪
ここから、一応、恋人ということになりますが、ルルの気持ちは揺れていて、
「恋」なのかどうか、分からない感じです。

ラット以外にも、モルガナに魔法士規範の大原則を聞いたり、
ペルーたちドワーフ族がいつ滅びたのかを話してくれたり、
ビラールと大人同士の内緒の情報交換をしてみたり、
アルバロの中で、徐々にある程度の年代を絞り込んでいます。

その中で、自分の生い立ちについて語ってくれました。
アルバロの生まれた場所は、【天国】か【地獄】しかない、
もしくは、【勝つ】か【負ける】かしかない世界だ、と。
ルルたちが思う普通の世界がない世界。
アルバロが育った家は、夜ごと繰り広げられる快楽の宴、
狂ったような笑い声に、時折混じる絶望の叫び、があったらしいです。
子供でいられる間は客がかまってくれるが、
それがアルバロの普通の世界だから、寂しくなんかなかった、と。
12歳になると、【気持ちいい監獄】か【自由な地獄】を選ばなくてはならず、
アルバロは、迷うことなく自由を選び、生き延びてきた、と。
普通の価値観が違うから、恋愛の価値観も違うと考えてよさそうですね。

少し後で、アルバロが、もし自分やルルのそっくりさんが現れたらどうする、
と聞いてきましたが、この世界にはそういう可能性もあったのかな。
そこにやってきたエルウィンに対して、しっかりと瞳を見抜くアルバロ。
そういう積み重ねで、生き抜いてきたわけですな。

そして、ルルが一人で湖にやってきて、全属性の力を使った時、アルバロが登場。
そこで、アルバロは、ルルは全属性より無属性の方が良かった、と。
どうやら、全属性に嫉妬しているという意味らしいです。

レムレス埠頭でルルが現実を思い知らされた帰り、静寂の庭の木にもたれかかって
ぐったりしている身なりのいい少年ライナスを見つけます。
ライナスは、ルア・コルジア帝国のベアトリスの第三皇子でした。
顔は、イヴァン先生そのままのかわいさですね〜。
ついでに話し方も子供らしくてかわいい♪(イヴァン先生は威厳があるから。笑)
ラティウムを自分の目で見たくてこっそり抜け出してきたら、
お腹がすいて行き倒れてしまった、と。
ここで、アルバロが無血勝利のためにライナスを人質にすることを提案しますが、
うだうだ話しているうちに、敵兵がきてしまい、彼は戻ってしまいました。

その夜、ソロとの話で、アルバロがルルが未来へ戻ることの話を
真面目な顔でしたらしいです。ソロの見立てによると、アルバロはルルに
とても多くのことを求めているんだろう、と。
アルバロもソロも言動が意味深すぎる…。(笑)

大戦前夜、アルバロの中の嘘(本当に自分に恋しているのかということらしい)を
見抜こうとするルルですが、逆にかわされてしまいましたね。
その後、寝ようとしていたら、ソロの後にアルバロが部屋に…。
アルバロは、ルルの答えによって、恋が本物になるのか、終わるのかを
確かめに来たようです。ルルがアルバロを部屋に入れれば本物の恋、
入れなければ恋は終了、と。何となく分かってきましたが、
2人の価値観の違いが、恋愛にも出ているという流れなのかな。
アルバロが恋と信じているものが、ルルにとっては恋ではない、みたいな。
結局、ルルが答えをなかなか出さないので、ベッドに押し倒されました〜。
触られて、会話をしながら、アルバロの瞳から答えを見つけたルル。
アルバロが求めているのは、自分ではなく、「渇望」だった、
ないものを探しているのはアルバロの方だった、と。
泣き出したルルを見て、少し戸惑うアルバロですが、
本当に欲しかったのはルルとの永遠の恋、だったようです。
そして、賭けは負け、ということで、最後のキスをして、立ち去っていくのでした。
と思った次の日の朝、アルバロが廊下にいて、パートナーとしては終わってない、
という流れに。

エルウィンの裏切りから大戦が始まり、アルバロとルルはラティウムの町の外に
逃げ遅れた人を探しにやってきました。
星流れの川にリリたち三姉妹がいて、砲撃で3人が死亡…。
死ぬ直前に、リリからモルガナに渡すように卵を託されました。
どうして、というルルの叫びに、理由があれば許せるのか、と問うアルバロ。

城に戻る途中で、アルバロに城に戻るように促された時、ソロが登場。
ソロが卵に反応しましたが、いつものように中途半端。何なのさっ!(笑)
ここで、アルバロがルルを未来に還すようにソロに頼んでいたことが判明。
それを察したルルは、アルバロを追って行きましたね〜。
アルバロが未来を捨てようとしていたことを察したわけです。
アルバロに追いついて追求しようとしたところで、敵兵に囲まれてしまいました。
毎度のことですが、敵は魔法使いは人を傷つけないことを知っているので、
本気で戦えないのが歯がゆいですね。しか〜し、アルバロは違いますよ。
魔法で目くらましをした後、ナイフで敵を倒しまくってます。(笑)
アルバロが第二弾の魔法を出す直前、ルルが散らす魔法を発動。

その後、援軍が来て、アルバロはあっさり投降。もちろん、ルルも一緒です。
ベアトリスの前に連れて行かれ、名前と出身地を聞かれ、
ファランバルド王国が出身だと答えておきました。
ベアトリスに仲間に誘われ、アルバロはルルの解放を条件にしましたね。
やっぱり、ルルが好きなのは本当そうで良かった。(笑)
しかし、KYなルルは(笑)、一人では逃げられない、と。
恋人だから、というバレバレな演技力では、アルバロに大笑いされましたね。
ここで、ライナスが助けに来てくれて、ルルはライナスの世話役をすることに。

しばらくして、ソロとエルウィンとノエルが登場。
例の、用事が住むまで軍を動かすな、という脅しをかけにきたのでした。
ノエルは人を殺めてしまった後ですね。痛々しい…。
ライナスの手前、ノエルに暗号みたいな感じで、コンパクトがないことを伝え、
ルア・コルジア軍はシエナの町まで撤退です。
次の日、ベアトリスと2人だけで話をする機会があり、
ルア・コルジアのことを色々と聞くことができました。
実力がないと皇帝にはなれないから、ライナスは頑張っている、
魔法が他国に利用されないならいい、とか。
ルルとしては、魔法を利用しようする側の理屈を知ることになったわけです。

夜、部屋で、アルバロの過去を聞くことに。「1」と少しカブりますね。
ミルス・クレアにくる前は、ギルド所属の暗殺者だった、と。
ベアトリスとの契約はギルドの依頼と同じことでした。
アルバロが永遠を手に入れたがっていたことはこの後の話で分かりました。
楽しいことがあっても、次の瞬間には醒めてしまう、だからさらに刺激を求める、
その堂々巡りの中で、ルルとの恋に永遠を見つけたのかも。
最後に、1・2日でミルス・クレアに帰してくれると告げて行ってしまいました。
ついでに、ライナスには深入りするな、と。

ライナスから、エルウィンがミルス・クレアを襲撃することが判明。
ソロを信じていないエルウィンがベアトリスに行動を起こせ、と。
ルア・コルジア軍が動くのはダメだから、連合軍に攻撃させる作戦です。
ルルが行動を起こそうにも、ライナスはコンパクトがないと指摘、
自分が母親から取り戻してくる、と。
そして、一緒に連れて行って欲しい、自由が欲しい、普通の幸せが欲しい、と。
あ〜、ここにもルルを慕う男(の子)が。ルルって罪作りな女ですねぇ。(笑)
アルバロの名前が出ましたが、ライナスはアルバロの本質を見抜いている、
というか、自分とアルバロを重ねてみているようです。
だから、アルバロも同じライナスからにおいを感じたのか。
結局のところ、ライナスもルルでなくてもいいということですよね。

コンパクトを持ち出してきたライナスを追いかけるようにして
町を抜けたルルですが、これでいいのかと迷っているところに、アルバロが登場。
ベアトリスはライナスの正体に気付いているとアルバロが言ったら、
ナイフを手にアルバロへ向かってきました。これが正体?
止めに入ったルルをアルバロが捕まえ、ルルが動かなかったことで、
ライナスには裏切りだと思われ、逃げてしまいました。
この後、アルバロがライナスの正体を教えてくれましたが、
ルア・コルジアの皇子と似ていたから、訓練されて、王宮へ送り込まれた、と。
本物の皇子とすりかえられた偽者だったわけです。
ベアトリスはそれを知っていて、知らん顔で帝位につけようとしていたが、
偽者の心が持ちそうもないから、逃げるようなら殺せと、アルバロに依頼した、と。
意外な展開が待っていましたね〜。

逃げたライナスを見つけ、生きるか死ぬか、選ぶしかないとアルバロに言われ、
願うことさえ許されないなんて、そんなことあるわけない、とルルに抱きしめられた時、
金色の鳥が現れました。さすがのアルバロもビックリ。(笑)
そこにソロがやってきて、その鳥が【ソムニアーラ】だと教えてくれました。
ソロも初めて見たという鳥は、リリたちが託した卵だったのでした。
願いの中に生まれる魔法生物に近い存在で、
たくさんの人の大きな願いが集まった時に生まれ、
殻を破ったソムニアーラが舞い降りる先は、誰よりも強く純粋な願いを携えた者、
この場合は、ルルだった、と。
ルルの願いは、本の少しずつでもいいから、【みんな】に幸せを、でした。
これを見て、ソロは魔法を奪うのをやめ、、眠ってしまったライナスを抱えて、
ベアトリスやモルガナと話をしに立ち去ったのでした。
卵が何かあるとは思っていましたが、二度目の意外な展開がきましたね。

この後、アルバロが、ルルの奇跡を並べ、奇跡のバーゲーンセールだ、と。
数十年に一人の【無属性】、人類初の【全属性】、時空を越えた過去の世界、
願いの中に生まれる鳥【ソムニアーラ】。確かに、ルルは奇跡の人ですね。
脱力気味のアルバロに、今度はルルの方からキスをし、【恋】をしましょう、と。
奇跡の人ルルと一緒にいれば、退屈しないですむ、という口説き文句つきで。

未来へ戻る前に、ライナスのことを聞くと、ライナスからの手紙を渡されました。
ベアトリスと正式に契約し、報酬に素敵なものをもらった、と。
もしかしたら、本当の親子になれるかもしれませんね。
と、アルバロは自分によろしくがなかったので、むくれてます。

未来へ戻る途中のアルバロの記憶。
アルバロが選んだ【地獄】は、自由の代わりに、人を騙したり、人を殺したり、
新しく何かを覚えたり、身につけるごとに居心地良くなり、
最後にはためらいを捨てることで、アルバロの自由は完成。
17で仕事を選べるようになるが、刺激は麻痺し、限界を感じたのが19の頃。
その後、魔法を取得しようと考え、ミルス・クレア魔法院にたどり着いたのが、
21になる直前。
おおっ、その頃のアルバロの髪型、少し長くて、金髪だ。全然別人だなぁ。
刺激を求めて入ったミルス・クレアに、アルバロを本気にさせたルルが
後から入ってきたわけですね。

ハッピーエンドは、アルバロがもうすぐいなくなるとエドガーから聞き、
アルバロと話をすると、人殺しの自分と恋をするのか、許せるのか、
と問われてしまいました。自分の常識では許せないけど、
アルバロの常識では当たり前だから、裁けない、
だから、アルバロが悪いことをしたら止めるし、危険な時は守る、と。
その上で、アルバロに自分の意志で、ルルの側にいると言わせました♪
ずっといるとは約束できないにしても、ルルが刺激的ならずっとですね。

3年後、ルルは最高魔法士の資格を取得しています。
ヴァニア先生の話によると、アルバロは、定期的にふらっといなくなり、
一緒にいる時間も短くなってきている様子です。
ヴァニア先生の「ロクデナシ」(アルバロのこと)が、妙にクセになるなぁ。(笑)
みんなに心配されているところが笑えますね。
ドラカーゴでやってきたアルバロの姿、また変わってますよ。
うっすら黒髪(薄い茶髪?)で、少し大人っぽくなったかな。
もしかして、この髪の色が本当の色なのかも?
ユリウスとノエルの話から、自分たちの話に移り、アルバロがある記事を。
ルルが魔物退治をした記事なのですが、レディ・オムニアと命名し(?)
記事を書いたのは、エドガーのようですね。これを見れば、アルバロが帰ってくる、と。
会っていない間にアルバロが何をしていたのか聞かないのか、という問いには、
アルバロのことが分かってきているルルが人は殺していないと見抜きました。
そして、アルバロがずっと側にいてくれない理由もルルには分かっていました。
幸せな時間が終わるのが怖いから。
キスをしながら、ユリウスの発明が、どこにいても好きなものを見られる魔法だと
知ったアルバロの同様がかわいいですね〜。ずっとルルに見られてたわけだ。
プライバシーの侵害になるから、寂しい時だけ、実験的にルルが使わせてもらっている
というオチでした。(笑)
「SSS」の小説で、ルルの記事を見たアルバロの様子を知ることができます。
他にも、ライナスとベアトリスの契約が、ライナスとして生きる代わりに、
普通の幸せ=ベアトリスの笑顔が報酬ということや、
(ベアトリスが、ライナスを息子として愛する努力をすると約束しています)
リリたち3姉妹が、星流れの川で【ソムニアーラ】の卵を見つけ、
モルガナに相談し、最期にはルルに託した後、全ての悲しみや深い傷跡を
ソムニアーラの翼が抱えて飛んでくれるよう願い、それが糧となったという
お話も読むことができます。

アルバロルートは、ややこしい心理戦でしたが、恋愛モード満載でしたね。
結果的に、大満足な内容でした。公式サイトの人気投票で人気No.1なのは、
ストーリーがいいからですね。

ノーマルエンドでは、途中で、一人で湖にやってきたルルに
情熱的なキスをしたりして、ルルがアルバロの恋に傾いていく様子が分かります。
そして、ベッドシーンでもルルがアルバロを受け入れ、2人は結ばれました。
大戦が始まり、リリたちの死の後、城に戻る途中で、ソロが登場。
ルルはアルバロ以外の仲間たちと強制的に未来へ送り返され、
ルルの恋は悲恋となりました。過去に残ったアルバロは、永遠の恋を手に入れ、
ソロとの約束により、ソロを殺してあげるのでした。
ソロは死にたがっているようですね。ソロルートが気になる…。

バッドエンドはいくつかあります。
「敵兵士に」「仲間だから」を選択すると、ベアトリスが役に立たない者は
いらないということで、アルバロに殺されました。
「逃げるべき」「追及する」を選択すると、シエナの町に撤退後、
眠りについたと思ったら、ライナスに首を絞められて死亡。
大好きな人を手放さないため、なのでしょうか。
「やっぱり間違ってる」「嘘じゃない」を選択すると、
シエナの町の部屋でアルバロとの会話中にアルバロに殺されました。
「実は…」を選択すると、ダメだと分かりつつも、ライナスの願い通り、
2人で逃げ出してミルス・クレアに向かうのですが、途中でアルバロに待ち伏せされ、
2人とも殺されました。

・エスト ルート

唯一の年下のエストですが、ルルよりしっかり者で、秘密持ちです。
アルバロも結構な秘密持ちですが、こちらの方がより深いですね。
そのせいで、話し方がかなり暗めなのが少し残念なところですが、
ルルへの気配りはすごく感じられて好感が持てます。

結精石原石探しで、エストだけあからさまに目をそらしていたのが微笑ましいですね。
この後の夜の食堂で、癖のある仲間が一緒にいられるのは、その中心にルルがいるから、
としっかり見抜いていて、その一人が自分であることも自覚しているでしょうに。

エストがソロに、この時代で出会ったのは偶然かと問いただしていますが、
私もそれは疑問でした。ソロがルルたちを呼び寄せたのかな、と思っていたので。
でも、ソロは知らなかったようですね。
最初に、ソロがルルとエストに興味を持った理由は、不自然ということでしたが、
ルルは、人なのに古代種にしかない全属性を持っていること、
エストは、在るべきものを無きものとして振舞っていること、だと。
天然ボケ(?)キャラでも、さすがは古代種ですね、しっかり見抜いてます。
エストの場合は、それが歪みを生むから、そのままでいない方がいいということで、
強制的にエストの鎖を壊して、エストの魔力を解放(解呪)させてしまいました。
これによって、身体の刻印が表面化してしまった、と。

ソロは頻繁にエストの魔力を隠す必要はないと言っていますが、
それは、この時代の小さな魔法使いたちと出会った時に分かりましたね。
「1」でエストの過去については明かされているので、
それをなかったことのようにプレイするのはちょっと難ありかとは
思いますが(苦笑)、今作はもっと突っ込んだ話になっているので、
より面白くなっていますね。
この時代では、魔法は精霊が恵んでくれる奇跡の力だと信じられており、
呪文や媒介がなくても魔法が使える古代種は、精霊に好かれているからだと、
尊敬されているわけです。未来では、魔法の研究が進んでおり、
エストの力は異端とされてしまうため、エストは隠す必要がありましたが、
この時代ではそれが不要だ、と。

森へ食料調達に狩り出された時、エストに懐いている少女エイラが、
実は、流行り病で両親が死んだ後、親戚のおじさんに騙されて、
森に捨てられたことが判明。その時、妖精の担い手なら死んだ両親に会わせてくれる、
という嘘をついたため、エストのことを慕っていたんですね。
引率者のラットが戻ってこないのでエスト・ソロ・ルルの3人で探しに来たら、
「オリジンの爪痕」の印のある木の前でラットが倒れていました。
起きたラットは何も覚えていないし、ソロも何も答えてくれないので、
ちょっと気になりますね。と思ったら、その日の夜、ラットが夢遊病状態で
ミラのいる塔ヘ…。気がつくと何も覚えていないんですよね〜。
ルルが部屋に戻った後、エストとソロの会話が入り、
ソロは、エストがミラに似ている、と。
自分で自分を檻に繋ぐところは、確かに同じだなぁ。
ミラの存在ってエストのためにあったんですね。
ただし、ミラは人に傷つけられた過去に怯え、エストは人に傷つけられるのではないか
という未来に怯えているという違いがあるとも言っています。
今回のソロは、すごく核心をついてきますね。
しばらくして、授業に来ないラットを探したところ、ラットの胸の印を見て、
やっとソロが教えてくれました。
オリジンは魔法を使う人が嫌いな人たちのことで、ラットはオリジンの子だ、と。
やっぱり、それ以上ソロは教えてくれませんね。
選択肢の分岐点で、ソロについていくと教えてくれそうですが、
今は我慢の子、ということでエストを追いかけます。(笑)

ラット宛てにオリジンから手紙が来た時には、これからラットに何が起こるのか
何となく想像できますね。明らかに、裏切り者のラットに対する脅しですし。
そして、前回同様、オリジンの印をつけられた模様…。
大戦直前、エストとルルは、食料調達をしに行くことになり、
ここで、ラットには誰にも言わないと約束しましたが、エストに話すことに。
その後、ラットがまたいなくなり、ソロが加わって、カタクームの地下墓地の
奥にある古代種の祭壇へ。そこで、古代種の紫のウィオラケウスが出現。
ラットは彼がソロと話すために利用されただけでした。
ちょっと気になったのが、ウィオラケウスは煙みたいな存在になっているんですよね。
古代種が死ぬ段階って、人間とは違って、肉体が滅んでも魂がまだ残っている状態なのか。
それは、ソロルートでわかるのかな。
ウィオラケウスは、モルガナが人に魔法を教えることに反対しており、
その歪みを正すために、【託された者】であるソロを突っついているようです。
ここで、自分が生まれ育った【狂信派】の前衛が【オリジン】だということを
エストは知ることに。狂信派のことは、大戦前夜にエストから聞くことができました。
そういえば、それよりも前だったと思いますが、無属性生まれだったことを
エストから告白され、自分が【狂信派】に生まれて良かった、
そうでなければ、ルルが【狂信派】に巻き込まれたかもしれないから、
というようなことを、少し安心したような口調で言っていましたが、
どんだけ、ルルのことを思ってるんだ〜、と感動してしまいました。
普段はクールキャラだけど、本当にいい子ですね、エストは。
その後、同じ全属性持ちとなりましたが、呪文を必要としない分、
エストの方がより古代種に近いということになるのかな。
それとも、古代種から与えられたルルの方が近いのかな。
このあたりは少し疑問かも。

ルルがソロに結精石が集まった時にシーンに追加がありました。
ソロが久しぶりにラティウムを訪れた時に、ルルたちがこの時代に飛ばされたことが
重なったのは偶然すぎるから、この出会いは必然だったんだろう、と。

大戦が始まり、避難してきた人々が残された家族を心配するシーンでは、
古代種が守ってくれているから大丈夫だと非難しなかったのに、
守ってくれなかったことを非難しているのは、エストでなくても腹立ちますね。
まあ、古代種依存症になってしまっているから、仕方ないといえばそれまでですが。
そしてこの後、ラットがオリジンの女に刺されてしまいました…。
呪いの毒付きなので、ソロに毒抜きをしてもらい、一命は取り留めました。
閉鎖的な集団は裏切りを何より嫌う、そういうエストも同じ気持ちなんでしょうね。
ミラと同様に、ラットの存在もエストルートのためだったんですね。
ここで、エストが魔法が消えればいいというようなことを口にしたため、
ソロは人から魔法奪うという決断を下すことに。

2回目にウィオラケウスと会った時、モルガナが人に魔法を与えるのなら、
魔法を嫌っている人たちを守るために、オリジンを庇護したという話を聞かされます。
古代種の中でも情が深い人だったわけですね。しかし、結果的に
ウィオラケウスが離れたオリジンは、魔法を研究していくうちに、
古代種に近づく存在を作るようになってしまい、エストのような歪んだ存在が生まれた、
ということになります。毒を制すはずものが、毒になっちゃった、と。

ラットが目覚めた後、ラットが自分の夢のために頑張ろうとする姿を見て、
自分の夢である魔法のために、ルルは一人でソロを止めに行くとエストに言い残して
山へ向かい、そこで久々にラギと再会。ラギって、本当にいい奴ですね。
ちゃんとみんなのことを見てくれているんです。カッコよすぎる〜。(笑)
ここでは、エストは我慢してるだけ、と助言してくれたところで、
陰からエストが出てきて、バトンタッチで去っていきました。
ここから、エストが本音で話し始めました。夢を抱いたり、願ったり、
期待したりして、裏切られるのが怖い、でももう諦めない、
自分の願いはただ一つ、ルルが欲しい、と。ようやくラブラブになりましたね。
キスをしたら、エストの身体の刻印が消えました。
全てを受け入れたことで、身体に溶け込んだんだと思います。

次の日の朝、ソロが登場。2人の決意を聞いた後、一つしか持てないはずの人間が
全てを得ることは、ひとつなら偶然という奇跡だけれど、二つなら
その奇跡は【必然】となる、と言い、魔法を取り上げることをやめてくれました。
ここで、嬉しさのあまり、エストに飛びついて、エストともども
すっころんだことで、ラギの忠告もあり、後々、エストは大きくなろうと
思うのでした。(「SSS」の小説で内容が分かります)

今度は、エイラのことです。死んだ両親と会えると信じているエイラに、
エストが本当のことを告げ、悲しみに目を塞がずに、未来を見て欲しいといい、
そのご褒美として、エストとルルが魔法で両親の夢を見せてあげたのでした。
その夢が生きる力になることを願ってです。
このシーン、なんだかホロリとしますね〜。エストとルルがエイラの両親に
見えてしまいました。(笑)

未来に戻る時のエストの記憶。たくさんのものを詰め込むために、
持っていたものを捨てさせられた小さなエストの姿は切ないですね。
その後、エストの赤ん坊の頃のシーンが。無属性だということで、
長老に説得され、両親は少し心配そうでしたが、愛情があったことは救いかも。
ただ、属性があれば、幸せな日々が送れたかもしれないという
悲しさは残りますが。ちなみに、エストという名前の意味は【至高はここに在り】。

未来に戻り、イヴァン先生とヴァニア先生に呼ばれた時、
ソロの手紙の存在を聞かされ、その内容が、自分たち2人宛てだと知らされます。
過去の内容はこの時代の人たちには話していないので、古代種の2人も
少し不思議そうですが、【ふたりの全属性が願うままに、
彼らが望むことを話して欲しい】という内容です。
エストは、古代種が狂信派をどう思っているのか、という疑問を。
エストがミルス・クレアで学ぶことで変化してくれることを期待している、と
ルルは、ソロが今どうしているのか、という疑問を。
何でも聞けるのに、そんな願いでいいのかと2人は不思議そうですが、
ルルたちにとってはそれが一番知りたいことですから。
答えは、守護役を引き継いだ時から会っていないので、生死不明とのこと。
ちなみに、ソロはイヴァン先生たちの前のミルス・クレア守護役だったので、
イヴァン先生たちはソロのことを知っていました。
古代種って、鈍だけ長生きなのよ。(笑)

ハッピーエンドは、3年後、ちょくちょく故郷に戻っているエストが、
ラティウムに帰ってきますが、背も大きくなり、顔立ちも大人びています。
何だか、ちょっとタレ目が強調されてますね。(笑)
エストは、狂信派の完全掌握を目標としており、説得を重ね、
両親とも会っているようです。狂信派を牛耳るようになったら、
魔王というような目で見られるという話の流れから、魔王のお嫁さんになることを
両親に言ったらびっくりされることを心配するルル。
といっても、お嫁さんになることは、ルルの中では決定事項ですが。(笑)
エストとしては、いつまでもお姉さん気取りなルルに対して、
ちょっと真面目な顔で、誓いのキスをするのでした。

ノーマルエンドは、エストが本音をさらけ出して、キスしたので、
ハッピーエンドと同じじゃん、と思ったら、現代に戻ってきて、
エストは、ミルス・クレアを出て、【狂信派】に戻ると告白。
【狂信派】を変えるのは自分しかいない、と。
今の狂信派はルルにとっては危険だから連れて行けないということで、
ルルはおばあちゃんになっても待っている、エストは必ず迎えに来る、
というエンドでした。こりゃ、待ちぼうけだね。(笑)

バッドエンドは、ラットに迫るオリジンの女の闇の魔力に気付けず、
自分の持ち場に戻った2人を待っていたソロが、
ルルたちの役目はここでおしまい、ということで、
強制的に未来へ飛ばされ、後はユリウスと同じく夢オチ的な終わりです。

・ソロ・モーン ルート

ソロは今回の新キャラですが、ほんわかした雰囲気がいいですね〜。
ちょっと正面の顔の目つきが三白眼っぽいのが最初は怖かったのですが、
声がいいですし、口調が待ったりとしているので、すぐに好きになりました。
ただ、シーンによって、話すスピードが微妙に違いますね。
(録音日が違ったりして、統一されなかったのかも?)
個人的には、ゆっくり目の口調の方が不思議感が出ていて、
ソロっぽい感じがします。

そんなソロは古代種の中でも特に変わり者らしく、お腹が空いたり、
眠くなったりすると、突然行き倒れたりします。
ペルーがいなかったら確実に死んでる…。(というか、ペルーと知り合う前は
どうしていたんだろう。笑)
他にも、会話がかみ合わなかったり、
最初の方で、ルルの部屋に夜やってきて、ルルの顔を見たら
眠かったのを思い出した、というのにはちょっと笑えました。
だって、その後、廊下で寝ちゃってるんですもん。
そこにペルーがやってきて、首が絞まりそうになるような持ち方で
引きずって部屋まで…、という流れに。

エストの身体の刻印を消した時、ルルが怒ると、初めて叱られた、と。
その後、ホールの床に寝転がっているソロの姿が、一瞬、死人に
見えてしまいました。スイッチが切れるとこうなる人なのかな。
ルルは、ソロの考えていることが分からないことが悲しいと感じていますね。
ソロにはその悲しいという意味が分からないので、
ソロと仲良くなれるように頑張る、ということでひとまず落ち着きました。

山に食料調達をしに行った時、ソロとペルーはいつ知り合ったのかという
ルルの疑問に、ペルーが行き倒れていたところを拾った、と。
ペルーはそれ以来、ソロが死なないようについてきているらしい。
ペルーがいうには、ソロは生きる気がなく、行き倒れて死んでも、
それも運命だと受け入れるのだそうです。
それに対して、気付いたら誰かがご飯をくれたり、
知らないうちにどこかに運ばれたりしているとソロ。
運がいいというレベルじゃないですね。それも運命、みたいな。
と思ったら、ソロも同じことを言っていますね。
自分が必要な世界なら、どうしたって死なない、と。
運命に流されるがまま生きているという感じですね〜。

この間に、ラットのオリジン問題が発生し、流れで
ソロの友達のところへ行くことに。連れて行かれたところは、大きな樹の前。
以前から、ラティウムは魔力に満ちた場所で、人間が立ち入らないから、
古代種や精霊、幻想生物も多かったのですが、150年前にコルネリウスが
迷い込んでくるまでは、ソロたちにとっては楽園だった、と。
ソロは、ここで生まれ育ったそうです。古代種にも親がいるんですね。
ただ、あまり両親と一緒に過ごさないようです。
ちょっと孤高のドラゴンに似てるかもしれませんね。
古代種は、長く生きる分、多くのものを見るから、人間とは感覚が違う、と。
大きな樹はソロの一番の友達で、語ることも動くこともないけれど、
その【孤独の樹】は、多くのものをくれた、と。
この孤独の樹もドワーフ族のペルーも最後の一人だということが判明。
どんな種族にも、長く続けば歪みが生まれ、そして滅んでいくそうです。

ここまでにミラと5回会話をしたので、27ターン目でミラの部屋に行こう
というシーンが入り、何かプレゼントをと考えていたところ、
ソロとペルーが登場。ミラが笑ったところは、ソロも見たことがない、と。
ミラは古代種ですら、恐怖の対象だったのかな。
ソロの押しで、ペルーがオルゴールを作ってくれました。
珍しくペルーが頬を赤らめる絵があって、新鮮ですね。(笑)
ルルの周りにいると、ペルーやソロのような変わり者まで
幸せを感じてしまうようです。

ラットがオリジンの子だと本人を交えて会話するシーンで、
以前、ラットの胸のオリジンの印を消したのは良かったのかという問いに、
ソロは迷わず、いいものじゃないから消していいと答えています。
エストは、ソロが何も話してくれないことに、かなり苛立っていますね。
ソロとしては、エストが本当に知りたいと願っているなら話す、と。
そういうことを考慮して、行動しているようですね。

ソロと避難場所の準備を始め、花でも飾ろうととんちんかんな2人。
そこでペルーが歪んだテーブルを直し始めました。頼りになる男だね。
ルルたちは、風の元素が足りないことに気付き、風の通りをよくすることに。
この後、ラットがいなくなったと分かり、ルルはソロに
ラット宛にきたオリジンの手紙のことを話しました。
エストと合流し、カクタームの地下墓地の古代種の祭壇へ。

大戦前日、ルルがソロに結精石が集まった時の追加シーンで、
ソロが久しぶりにラティウムを訪れた時に、ルルたちがこの時代に飛ばされたことが
重なったのは偶然すぎるから、この出会いは必然だったんだろう、という
話が出ましたね。そして、ソロが気になって追いかけるルル。
ルルたちが未来に戻ったら、もうソロに会えないと分かり、ショックを。
現に、モルガナが死んで英霊になっていることは分かっているので、
改めてソロに聞かなくても分かることなのですが。
そこで涙を流すと、ソロが不思議そうにどうして泣くのか、と。
ルルと会えなくなるのは寂しくないのか、という問いには
珍しくちゃんと答えてくれましたね。
ルルと話すのは楽しかったから、きっと寂しくなる、と。
でも、長く生きている中で、最初は別れを悲しんでいたかもしれないけれど、
多くの別れや最後を見てきたから、わからなくなったようです。
ここで、ソロのもう一つの役目の話に。
まだルルには、ウィオラケウスの話とモルガナに関係していることだとしか
分かっていませんが、モルガナが人間に魔法を与えたことですね。

大戦が始まり、ミラのいる塔から魔法の光が放たれたため、ソロと向かうことに。
ミラの部屋に入ると、すさまじい魔力を放ちながら、うずくまっているミラが。
砲撃をきっかけに過去を思い出して錯乱しているようです。
人間を怖がるミラに、人間であるルルが近づくのは危険だ、という
ソロの忠告をよそに、ミラを抱きしめるルル。
ミラを説得し、魔法で眠らせて、事態は収束しました。
ほとんど表情を見せないソロがかなり驚いているのが新鮮ですね。

その後、エストのところに向かう途中で、ホールを通ると、
ラットがオリジンの女に刺される現場に遭遇。
エストがラットたちを追いかけてきて魔法で守ろうとしましたが、
間に合わず、ラットは刺されてしまいました。
ラットをルルの部屋で看病していたら、ソロは役目を果たしに行くと言って
出て行ってしまいました。ルルはソロを探しに行きますが、見つからず、
ミラの部屋へ。眠っていたミラが目を覚まし、自分が暴走してしまった経緯を
話してくれました。砲撃によって、町の方から流れる敵意や殺意、恐怖という
強い感情が流れ込んできて、錯乱してしまったようです。
ルルが、どうして自分で自分を閉じ込めているのかとミラに問うと、
人間から逃げ続けて自分の居場所がなく、モルガナに保護されて、
ここを自分の居場所だと認識させるために縛りつけているのだとか。
でも、ルルと出会って、考えが変わったようですね。
お互いを理解するためには、歩み寄りが必要だ、と。
ここで、いつか部屋を出ることができたら、花を見に行こうと約束しますが、
そもそも、ルルたちは未来人なのに、それまでにミラが外に出られるのか?
という疑問が…。しかし、少し後で、ミラが自分で塔を出てくるシーンが。
何とも早い展開ですが、時間がないので、ま、いいか。(笑)

ミラの部屋でモルガナからソロが魔法を奪う経緯などを聞き、
ミラが「空の石」を完全なメモリスにしてくれました。
この形って、攻略キャラとの間に最後に出現する石と同じなのでは…?
(名前が違うので、別物扱いとなっているようですが)

ソロを探し回り、忘れられた小屋でペルーと話し、【孤独の樹】のところで
メモリスの中に記憶が封じられており、古代種たちの議論のシーンへ。
赤のルフス、青のカエルレウム、緑のウィリディス、茶のブルルス、
黄のフラウム、紫のウィオラケウス、そして、モルガナとソロ。
人間に魔法を与えるかどうかで議論しており、滅びの道を辿っている古代種が
変われるかもしれないきっかけとして賛成する者、
人間には使いこなせないと反対する者、モルガナに従う者など、
意見はばらばらでまとまらないので、一度人間に魔法を託し、
手に負えないと判断したら取り上げることに。
誰が判断するのかということで、ソロが呼ばれたわけです。
誰よりも渇き、己の感情に左右されることがない、と古代種からも
見られていたのでした。確かに、そうなんだけど、ちょっと寂しいですね。
この時のソロはあっさり引き受けていますが、後々、その心情が明かされます。
【託された者】の重責、審判を下す日が来なければいいのにとか、
下す前に自分が死ねば、他の誰かに役目が行くだろう、とか。
ソロが生きることに執着しない理由は、ここにあったんですね。
しかし、運命は彼を死なせてはくれなかったわけです。
死ななくて良かったですよね、だって、ルルと出会えたのですから。

ソロと2人で、【孤独の樹】が届くはずのない想いである花粉を飛ばすのを見届け、
【孤独の樹】は枯れてしまいました。
ソロの話を聞いた後、ルルが愛の告白をし、一緒に生きて欲しいとキス。
この時は、何も返せないというソロでしたが、魔法の話をして、
人から魔法を奪うのをやめてくれたので、少し想いが伝わった、かな。

ミラも部屋から出てきたし、エストも運命を受け入れたし、ルルの説得は続きますが、
ミラに付き添われ、ソロとモルガナのところへやってくると、
時間魔法は使う者の時間(命)を削ると判明…。
ここで、笑顔で別れをいうソロとの間に、例の愛の結晶が出現。
やっとこの結晶の名前が分かりましたね。名前は「ミルトニアの結晶」。
強い想いが感じられた時に生まれ出るものだそうです。
これで、ソロにもルルへの想いがあることが分かったわけです。
自分は空っぽだと思っていたソロはビックリ仰天です。
というか、ルルと出会って変化が起こったという方が正しいのかも。
しかし、ルルは未来へ戻るという悲しい運命が…。
やっと心が通じ合い、ソロが人間らしくなっていきそうなところなのにっ!

未来へ戻る日。ルルは未来へ戻る願いは変えられないけど、
ソロとのお別れではないと断言。未来で待っている、と。
それまで、長生きしろよ、ということですね。
飛ばされる最後までルルはソロを説得し、ペルーが後押しをし、
モルガナとミラが時間魔法の手伝いをしてくれ、
最後の最後に、ソロがルルに手を伸ばす…、のですが残念なことに届かない…。
モルガナたちが手伝ってはくれたものの、ソロの命が削られたことは確定で、
後はソロが頑張れるか、という流れに。

ここから、ソロ側のストーリーになります。
ルルに会う時までに、頑張れるようになることが目標です。
モルガナは本格的に外の世界に魔法を伝えるために動き始め、
ミラは少しずつ塔の外に出るようになり、ペルーはソロの側で
励ましてくれています。

ミルス・クレアが以前より大きくなった頃、モルガナがソロに
英霊になるための手助けを頼んできました。英霊になると、
肉体は滅び、死ぬことは叶わなくなるが、魂としてミルス・クレアを
見守ることができるということです。「1」でルルが出会ったモルガナは
こういう経緯があったわけですね。ということは、モルガナはルルを知っていた、
ということになりますよね。
そして、ソロはしばらくの間、ミルス・クレアの守護役を任されました。

モルガナが英霊となって244年後。ルルたちのことを思うと、
守護役も頑張れると感じているソロ。
今度はペルーが、自分の作った仮面に自分の魂を入れて欲しい、と。
仮面が壊れるまでは、永遠に行き続けることになるがいいのか、
とソロは問いますが、ソロと一緒にいたいから、だそうです。
ペルーの寿命が短いと感じたことで、思い立ったようです。
すごく泣けます〜。あまり感情を表に出さないペルーの願いですよ。
こんなにもソロを慕っていたんですね。ドワーフ族としては1人ですが、
生きる者としては種族なんて関係ないですね。
すぐに魂が定着するわけではないので、しばらくはお別れとなります。

さらに130年後。【黒の塔】の他にも学生が住む寮まででき、
ミルス・クレアの人間の数は増えています。
ここで、ソロは守護役を奇跡の双子であるイヴァンとヴァニアに託すことに。
何故、奇跡の双子なのかというと、子供が生まれにくい古代種だから。
しかし、古代種の最後の子供ということで、古代種の滅びの運命は変化なし…。

さらに76年後。ソロはルルに会うまで、世界中を旅して回っています。
ミラの力のお陰で、魔法具を作れるようになっています。
仮面のペルーはまだ目覚めないし、ルルがいつ生まれるのかも知らないし、
自分がどのくらい生きられるかも分からない…。
ルルに会う前に死んでしまったらどうしようという不安で、
ソロは夜空を見上げながら、涙を流しました。
ついに、ソロに完全に感情が戻った感じがしますね。
こっちも悲しくなってきた…。(泣)

さらに24年後。ソロはラティウムに戻ってきました。
魔女ヴァローナ(懐かしい!)の占いで、ソロの頑張り次第で道は開かれる、
ということで、小さな店を作りました。これが、ソロ・モーン魔法具店ですね。
店番は、魂が定着した仮面のペルーです。
こういう風に繋がってきましたか。ワクワクしちゃうなぁ。(笑)
ソロは、ルルに会いたくてじっとしていられないので、
またどこかへ放浪してしまいました。ここで待っていれば、いつか現れることは
確定しているんですけどね。

ここから、ルルのストーリーで、ソロに未来へ還してもらうところからです。
ソロが【頑張って】くれていることを願い、未来へ戻っていきました。
数日後、エストと学長質に呼ばれ、ソロの伝言を聞くことに。
これはエストルートと同じで、2人に1つずつ質問に答えることです。
ソロルートでは不要な感じですね。何で、早く魔法具店に行かないのか?
と言いたいところですし。
魔法具店にやってきて、仮面のペルーと再会するルル。
しかし、ソロは何年も戻ってきていない、と。
ソロが死んでしまったのでは…、と涙した直後、後ろからソロが登場。
ルルにとってはほんの少し前のことですが、ソロにとっては350年という
長い時間を耐えてきたのだから、再会もひとしおですね〜。
ま、そんな再会も、ペルーの冷めた一言で笑いとなってしまいますが。
入口を塞いでいるので、お客が入って来れない、営業妨害だ、と。

さらに3年後。ルルはソロが一緒に住みたいという願いを叶えるため、
すぐに魔法士の資格を取り、一緒に住み始め、さらに、現在は最高魔法士の
資格まで取ることができました。
ソロの日課は、毎日、ルルを迎えに来ること。
1秒でも一緒にいたいという想いから、です。いじらしいですね。
(「SSS」の小説で、ソロがルルを迎えに行く時間が少しずつ
早くなっていくというお話が読めます。一緒にいるために
入学しようかな、とペルーに話して呆れられているのが笑えます。
ペルーはソロが死ぬ時に魂を解放して欲しいという願いも言っています)
帰り道で、ルルは自分がおばあさんになっても、ソロはそのままの姿なのか、と。
姿が変わらないので、ソロがいつ死ぬか分かりにくいということからの
質問のようですね。ソロにも寿命は分からないので約束はできない、と。
でも、どうやら、外見なら変えられるらしい?
ルルが気になるなら、ルルと同じだけソロも外見を老化させよう、と。
変わったところも変わらないところもあるソロを見て、
変なことを気にしてしまったとルルは少し反省。
ルルと一緒にいるためなら頑張れるというソロのセリフは心に沁みますね。
この後、心が幸せな気持ちでいっぱいということで、ソロから愛の告白。
お話はここで終わりますが、「SSS」の小説のペルーとの会話で、
子供を作る話が出てきましたね。古代種と人間で子供が作れるのかは
分からないとのことですが、頑張ればできるかもしれませんね。
だって、ルルは奇跡の塊ですから。(笑)

ノーマルエンドは、未来へ戻る時、ルルは手を伸ばしますが、
残念ながらソロは手を伸ばさず。
未来へ戻ったルルがソロ・モーン魔法具店へ行くと、
そこには仮面のペルーがおり、ソロからの伝言を聞くことに。
別れた後、ソロは考え、もう一度ルルと会えたらどれだけうれしいだろう、
伸ばしてくれた手を取れたらどれだけ幸せだっただろう、
君のように頑張りたかったけど、無理だった、と。
ここで、好きだと告白されたのに、ソロはルルに会う前に
死んでしまっていたのでした…。(泣)
そして、伝言の後、ペルーの魂のソロのところへ行ってしまったのでした。

バッドエンドは、ルルはミラの暴走を止められず、ソロが眠らせた後、
ルルまで眠らされ、強制的に未来へ飛ばされて、後はユリウスと同じく
夢オチ的な終わりです。

・ベストエンド

このルートでは、9・30・53ターン目に、未来での出来事のシーンが追加されます。

ルルたちが飛ばされた直後、異変を感じたヴァニアとイヴァンが
中庭へ駆けつけると、パニック状態のエドガーが立ち尽くしています。
エドガーとルルと人の子でない魔力を感じた2人は、
ルルたちが空間転移しただろうことを察知。
夜、落ち込むエドガーをアミィが慰めています。
アミィは星の声から、ルルたちがとても大きな流れ【運命】にさわわれたことに
気付いていますね。

数日後、アミィは、古代種で【未来視の魔女】ヴァローナに相談。
答えは、抗えない運命だから、回避できなかった、と。
そして、古代種は滅びへ向かい、人間は大きな変革を迎えようとしている、
ほんのわずか、【すべて】を持った人の子が徐々に生まれてきている、と。
ん? ちょっと待て。これって、ルル以外にも全属性がいるということですよね。
過去に行っているエストのことかなと思ったのですが、
エストの場合は、生まれ持っての全属性ではないし、
この時点では、まだ自分の運命を受け入れていないと思われるので、
全属性になってはいないかと。その疑問は後で分かります。
ヴァローナは、ルルは必ず戻ってくる、その時はアミィが守ってやれ、と。
その日の夜(?)、ルルはベッドの中で、アミィの声を聞くことに。
アミィは、魔法でルルの居場所を探しており、それが繋がったわけです。
ルルはどこにいて何が起こっているのかは伝えませんでしたが、
必ず戻るとアミィと約束するのでした。

ルルたちがいなくなって1ヵ月後、中庭でのヴァニアとヴァローナの会話。
ヴァニアたちが守護役となってから、まだ50年だったんですね。
ヴァニアが分からないことばかりで悩んでいると、
ヴァローナが思い込みで思考を妨げていると指摘。
ルルの魔法は異質だが歪みを生むものではないことから、
怪しいのはエドガーの魔法のルーペでは、と。
時を狂わせるほどの魔法具を作れるのは誰か?
と考えると、ああ、あの人しかいないなと。
後で分かりますが、その経緯が笑ってしまいます。(笑)

ラティウム大戦が始まり、ミルス・クレアにいるルルに
ソロが全ての答えを知るためにと、ルルを時間の狭間へ飛ばします。
ここで、ルルはこれから起こる可能性のある仲間たちの苦悩などを垣間見ることに。
(その中に、ナビゲーター的なソロが含まれているのがちょっと笑えますね)
大きな運命の流れの中で、この小さな運命たちの流れの一つだということだとか。
そして、ルルに一つの流れを選んでもらいたい、と。
ソロは、自分の役目は全属性の人間ルルの方がふさわしいと判断したようです。
ルルとソロが出会ったのも、こうなるのが必然だった、と。
ルルの決断は、「何も選ばない」ことでした。
そんなことは誰にも決められないことだから、という理由です。
その後、仲間たちが決断をするシーンは、彼らが自分自身で決めた未来。
自分が選ぶとしたら、自分の未来だけ、と。
これでソロも納得し、ルルたちはそのまま未来へ戻る展開へ。
ソロに還してもらう時に、過去の人たちがきっといい未来を選んでくれると
信じているルルの思いはいいですね。

そして、ルルたちは無事に未来へ戻ってきました。
(空間を移動中は、ルルとおばあさんの会話でした)
各キャラのエンドでは、誰が出迎えてくれたのか分かりませんでしたが、
お出迎えは、アミィ・エドガー・エルバート・イヴァン・ヴァニアでした。
イヴァンたちは、魔法の失敗という結論を口にしただけで、
過去のことはルルたちの秘密ということになりましたが、
先のヴァニアとヴァローナの会話で、うすうす感づいている模様。

ルルだけ数日寝込むことになりましたが、復活後は
アミィ、ビラールとラギ、マシューとエルバート、ユリウスとノエル、
エスト、アルバロの順で会話が繋がり、エドガーが呼びにきたことで、
イヴァンたちのところへ向かうことに。
学長室に現れたのは、ソロでした! 服装もそのままでの登場です。
エドガーのルーペは、全属性のルル用にソロが作ったもので、
旅をしている途中で、ついうっかり落として、そのまま忘れていた、と。
開口一番、ヴァニアが「随分とまあ迷惑なものをつくりやがってくれましたわね」
というのが最高ですね。(笑)
しかし、ここからが本題です。全属性の人間しか扱えないルーペを
エドガーが使えたということは、手に入れた時点ではエドガーは全属性だった、と。
ええっ〜〜〜〜〜、何というオチだ!
ルルよりも先に、全属性の人間がいたわけです。でも、エドガーの場合は、
ルーペを使っているうちに、光属性に変化したようですが。
ここで、人間の属性の定着の仕方をソロが説明してくれました。
生まれた時は、全員が全属性で、成長していく中で、一つの属性が勝手に身につき、
全属性のバランスが崩れ、一つの属性になるという仕組みだそうで、
無属性というのは、定着しきっていない、不安定な全属性のことだそうです。
上手いことまとめてきましたね〜。
エドガーの場合は、どうやら、この無属性(=不安定な全属性)の時に
ルーペを得た、ということらしいです。
そのことでソロが思ったことは、ルルのような全属性がこれから増え、
例え、古代種が滅んでも、人間は困らないだろう、ということでした。
それに対し、ルルは、古代種が滅ぶのではなく、人間とひとつになると指摘。
「SSS」の小説で、この後の古代種3人の会話が読めます。
双子はあくまでも、古代種が人間の歯止めになっていると考えていますが、
ソロは、双子を縛るつもりはなかったけど、無意識に縛られていると指摘。
ヴァニアは、心を凍らせ、寄せられた愛を拒み続け、
イヴァンは、身体の時間を止め、魔力を溜め続けている、と。
自分たちの幸せのために頑張った後で、誰かを守ることを考えればいい、
それは、350年前の世界でソロが人の子たちに教わったことで、
それを伝えたかった、と。
未来で双子に学ぶルルたちが、過去でソロに教え、ソロが双子に教える、という
不思議な繋がりですね。

話が終わり、ルルとエドガーの会話。
エドガーは、ルーペから解放してくれるというソロの申し出を断りました。
ルーペがなければ、記者の夢を追いかけられますが、ミルス・クレアに来たことで
たくさん学べたし、それが未来のためになるからこれでいい、と。
ルーペの暴走はソロが直してくれるようなので、これからは上手く使えそうです。
エドガーと別れた後、外壁でアミィが待っていてくれました。
過去と未来で話したことを語り合いながら、仲良く一緒に帰るのでした。

3年後。ルルは、最高魔法士の資格を取得し、自分の目指すものを探すために、
1人で旅に出る決意をしたのでした。
「SSS」の小説で、アミィがルルに旅のことを相談されたお話が読めます。

「EXTRA」
特定のキャラが特定の場所で魔物に勝つと、入手できる「紙片」があります。
私はストーリー中に集めなかったので、最後にまとめて集めました。
内容は、各キャラのくすっと笑える4コマ漫画でした。

緑の紙片:ユリウスかノエルが「慈悲の園」
茶色の紙片:ユリウスかノエルが「静寂の庭」
青色の紙片:ビラールかラギが「星流れの川」
赤色の紙片:ビラールかラギが「ネブラ街道」
黄色の紙片:アルバロが「妖精の森」
紫色の紙片:エストかソロが「闇呼びの洞窟」
銀色の紙片:エストかソロが「忘れられた小屋」

●「ワンド オブ フォーチュン2 〜時空に沈む黙示録〜」の攻略サイト
乙女の友
ワンドオブフォーチュン攻略まとめ@ wiki

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