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PSP「S.Y.K 〜新説西遊記〜 ポータブル」

PSP「S.Y.K 〜新説西遊記〜 ポータブルのプレイ感想・攻略です。

【ストーリー】
小さな寺院で暮らしていた主人公・玄奘は、ある日突然、
天界の仙人である【観音菩薩】から【三蔵法師】の使命を告げられる。
【三蔵法師】とは、圧政や貧困に陥った当世を救う救世主として伝承されている者の名前。
突飛な話に戸惑うが、元々乱世に心を痛めていた玄奘は、
世を救う書物であるとされる【経典】を得るため、天竺行きを決心した。
曲者ぞろいの従者を引き連れ、次から次へと起こるトラブルを解決したり、
しなかったりしながら旅を続ける玄奘。
天竺に近づくにつれ、明かされていく旅の真の目的とは。
地上界だけでなく、天界も冥界も巻き込む【三蔵法師の旅】の意味とは何か。
一行は天竺の扉を開き、世界に平穏をもたらすことはできるのか――。

【キャスト】
悟空:諏訪部順一
八戒:羽多野渉
悟浄:近藤孝行
玉龍:宮田幸季
顕聖二郎真君:森川智之
木叉:浦田優
観音菩薩:木村はるか
蘭花・蘇芳:近藤隆
金閣:高橋あみか
銀閣:仲村水希
牛魔王:遠藤大輔
紅孩児:須藤翔
ナタク:村上和也
釈迦如来:小嶋一成
斉天大聖:興津和幸


乙女(恋愛)ゲームとなっていますが、後半に入らないと、乙女ゲームではなく、
ギャグゲームで終わってしまいます。しかも、恋愛要素がかなり強引な感じがしたので、
どうせなら、恋愛要素はカットして、天界・地上・冥界のゴタゴタのお話に徹すれば、
もっと統一感のある話になったかな、という感じでした。
恋愛要素を期待していたので、メインキャラの声がいいだけに、ちょっと残念な内容でした。
ただ、各キャラの後半の天冥戦争関連のストーリーは、選択肢も少なく、スムーズに進みますし、
内容的にも面白かったです。
各ルートの途中で入手できる小説も面白かったです。

アニメを見ているかのように、各話数ごとにオープニングとエンディングが入るのは、
1周目ですら、ちょっとうっとおしかったです。
(しかも音量が大きくてうるさいし、結局、スキップしまくりですし。笑)
玄奘の心のうちや会話が多いのも少し気になりました。
剣や暗器を使った時の「斬る」などの1枚画は、「薄桜鬼」と同じですね。
もっと、オリジナリティを出さないと。(笑)

キャラについてですが、全員、目が細すぎますねぇ。黒目も小さいので表情が見づらいです。
八戒が垂れ目なのも、個人的にはダメでした。(キャラや声は悪くないのですが。笑)
服装は、悟空のコートは不要でしょう。野暮ったいです。八戒の前半のデザインもイマイチかな。
後半の服装や髪型は、キリリとしててカッコいいのですが。
悟浄と玉龍はキャラも服装も好みで良かったです。
声に関しては、八戒と悟浄がテンションが似すぎな感じがします。
八戒は性格と合っていたのでそのままでO.K.ですが、悟浄はもっとトーンが低めでも良かったかも。
悟空は、一応、西遊記ではメインなはずなのに、やる気のなさ加減が、何とも言えず微妙な感じでした。
玉龍は、感情に乏しいしゃべり方が妙に合っていて、最高!(笑)
ということで、恋愛対象キャラ・ナンバーワンは玉龍かな。
と思ったら、隠しキャラがいることが判明。これがいい男なんです。
蘭花もカッコいいけど、カッコいいというなら、彼の方ですかな。

ちなみに、一番許せないのは、金閣の不自然な大きさ・形の胸。
個人的に、こういう胸キャラは嫌いなので、キャラの性格がいいだけにすごく残念です。
ちょっとガッカリなのは銀閣。フードを取ったら髪が邪魔でどうもイマイチなので。(笑)
でも、2人のあの明るい性格は楽しくていいですね。

攻略の感想

大団円ルート

1周目は普通にプレイしたところ、第7話で終了となり、大団円エンディングとなりました。
(みんなで旅して、楽しかったなぁ〜、ていう感じでした)
人助けでお礼をもらうことを優先し、好感度は悟空を優先にしてみました。
悟空の好感度が丸4つ、その他はそれ以下で、徳はできる限り積みました。
どのみち、1周目では各キャラエンディングというのはないようなので、
まあ、今回はこれで良かったようです。(ギャグばかりで少々不満ですが)

★大団円エンディングルートの条件
・第7話で、各キャラの好感度が一定未満。
・徳25以上。

この他に、全く徳を積まないで先に進むと、天界に連れて行かれ、
二郎真君にお説教されるという「お仕置き」エンディングや、
徳が低いと、天竺に入れないという「伝説は続く」エンディングがあります。

八戒ルート

次は、悟空を…、と行きたいところですが、悟空の真エンディングは、
八戒・悟浄・玉龍エンディングをクリアしないと見られないようなので、
2周目は八戒ルートでプレイ。そのついでに、途中エンディングもクリアしていきました。
(第1・2話はスキップO.K.)

悟空は天界の人、玉龍は仙人・人・妖怪以外のもの、そして、八戒と悟浄は人間。
という設定ですが、この一行に何の役にも立たない(笑)人間である三蔵法師以外で、
仙人や妖怪より力の弱い人間が必要なのか? と疑問だったのですが、
結局のところ、八戒は人間でしたね。しかも、ガンダーラの第6皇子ミリンダだと!?

♪ガンダーラ、ガンダーラ、愛の国、ガンダーラ♪

おっと、ゴダイゴの「ガンダーラ」を思い浮かべてしまいました。(笑)
八戒ルートのバッドエンドは、ちょっと悲しいですなぁ。
玄奘たちを裏切っただけでなく、不本意ながら、玄奘の命を奪うことになってしまうのですから。

グッドエンディングでは、天界の仙人二郎真君と冥界の関係者ナタクが知り合いで、
木叉がナタクの弟であることが判明。
ナタクの告白を聞くと、明らかに天界が悪く、ナタクがひねくれちゃうのも仕方がないですな。

ラスト近くで、ようやく恋愛モードになりましたよ。
というか、タメがほとんどない状態なので、入り込みにくいですね。(残念。笑)
八戒エンディングのラストは、自分の想像と違っていました。
そもそも第6皇子が王位継承者っていうのが、間違っていますよね。
第5皇子までがダメダメならともかく、ナタクに操られていただけですから、
やっぱり、上が継ぐのが順当ではないかと。
その場合、ある程度、自由の身となるので、2人で旅をするなり、
ガンダーラのために何かするなり、という展開を想像していました。

★八戒・悟浄・玉龍エンディングルートの条件
・第7話までに好感度15以上。
・各キャラごとのミニイベント03、04、05を見る。
・徳21以上。

悟浄ルート

続いて、悟浄ルートへ。八戒に続いて、2人目の人間ですね。
悟浄の気になるところは、オッドアイ(左右の瞳の色が違う)ですか。
それに、玄奘が仲間に引き入れる時に、心得ていたところも気になります。
(第1・2話はスキップO.K.)

おっと、第7話で左目の謎が明かされ始めたぞ。彼は罪を犯した、その罪の烙印だとか。
そして、第10話で悟浄の口から真実が…。
悟浄ルートで、天界の仙人たちも冥界のものと大差ないことが分かりましたね。
(そういえば、原作「西遊記」でも、天界の関係者が次々と迷惑をかけていましたね。笑)
特に、玄奘に旅をさせ、悟浄に罪を背負わせた観音。
子供の姿ですが、天界内で相当幅を利かせている模様ですな。
(観音菩薩の小さい子供姿は、女の子かと思っていましたが、
本当の姿から、男の子だと分かって、ちょっとビックリしました。笑)
まだ子供だった悟浄が「生きたい」と願うのは当たり前で、
誰かを犠牲にすることの意味を十分理解できていなかったであろうに、と思うと切ない。
ただ、観音の姿を借りて出てきた謎の仙人(?)が気になります。

天冥戦争の真実は面白いですね。玄奘は以前は仙人で、名前は金蝉子(こんぜんし)。
金蝉子は釈迦如来の力を奪って天冥戦争を終わらせ、
その強大な力を自分ごと天竺に封印した、と。
その力を天界が手に入れるために、三蔵法師と経典の伝説を作り上げたそうな。
いやぁ、やっぱり、天界の方々はやることがすごいですね。(笑)
金蝉子と共に戦ったのが、悟空・八戒・悟浄・玉龍。
(悟空と玉龍だけはそのことを知っていたそうです)

そういえば、八戒と悟浄は人間に転生したのに、悟空と玉龍はそのままなのはどうしてだろう。
2人のルートを見れば分かるのかな。

玉龍ルート

待ってました! これが一番やりたかったルートです♪
恋愛モードに突入しない前半から、このしゃべり方や姿がお気に入りです。(笑)
水を操れる仙人・人・妖怪ではないらしい玉龍ですが、なぜか火が恐い。
まあ、容易に想像できちゃいますけど、過去にお師匠様が酷い目にあったわけですな。

ちょっと不思議な組み合わせで、玉龍と銀閣の会話がありますね。
玉龍はお師匠様一筋、銀閣は蘭花様一筋、という似たもの同士。
ここで、銀閣の好感度がアップ!(相変わらず、顔はイマイチだけど。笑)
玉龍ルートでは、金閣・銀閣が結構絡んでくるので、蘇芳(蘭花)ルートへの
いい複線となっているようです。

過去の映像で、玉龍が感情のある話し方をした時は、少々ゾクッとしました。
いい声ですね、これなら恋愛対象キャラになりますぞ。
そして、八戒や悟浄が人間に転生したのは、戦で命を散らしたからなんですね。

玉龍の恋愛モードは、どうも子供が成長する過程っぽくて、本格的じゃなかったですね。
数年後とかの2人っていうのが見たかったなぁ。

ラストで、玉龍が玄奘の膝枕で眠るシーンで、誤字発見。
画像では、玉龍が掴んだのは玄奘の右腕ですが、「私の左腕を」になっていますね。残念。

※後で気付いたのですが、声優は「アムネシア」のウキョウ役だったんですね。
 ウキョウはちょっと変な役どころだったのですが、玉龍は萌えキャラですな。(笑)

蘇芳ルート(蘭花)

隠しキャラは、蘇芳というキャラです。しかし、紐解いてみれば、蘭花じゃないですか。
玉龍ルートと兼ねて、途中のこのルートへの分岐点から突入。

いやぁ、これまで、チビキャラギャグにはちょっとおいていかれ気味でしたが、
金・銀・蘭の3バカ(?)トリオは許せます。(笑)
あ、蘭花はバカじゃないけど、金閣・銀閣と一緒だと、どうもお笑いにしか見えません。
しかし、蘇芳に戻ると、かなり普通に男前キャラなのにビックリ。
ここまでは玉龍一筋でしたが、玉龍ルートの恋愛モードはかなり弱かったので、
ここは、蘇芳に期待したくなりました。

冥界にいる時間が長いのですが、妖怪がかなり普通なのがいいですね。
善か悪かということになると、どうしても天の方が「善」という見方をされがちですが、
必ずしもそうではないでしょうし、こういう方が面白いです。

蘇芳が、過去に金蝉子と共に戦っていた第三勢力の1人だったのはちょっと意外でした。
金蝉子が天仙、独角(蘇芳)が妖怪という異色の組み合わせだから、
天冥戦争を止められたようか気がしてなりません。
その後、2人が人間として転生し、しかも、男女というところが意味ありげでいいですねぇ。
とにかく、このルートが一番恋愛要素が強くて甘かったです。

★隠しキャラ・蘇芳エンディングルートの条件
・蘇芳以外で1キャラエンディングをクリア。
・第6話で「……嫌です」を選択する。
・第7話で、蘭花と「芝居小屋」へ行く。
・4キャラルートの条件を満たさない。

悟空ルート

最後は、悟空ルートですが、真エンディングでまとめて見ればいいやと思っていたら、
通常エンディングと真エンディングの違いって、3キャラエンディングを見たかどうかだけのようなので、
もしかしたら、通常エンディングが見られないのか、とあせりましたが、
真エンディングルートに入ってからでも、違う選択肢をすれば発生します。

「甘露の夢」エンディングは、真エンディングルートの第9話で「私は大丈夫です」を選択したら
発生しました。

その後、第9話で「…少し、不安で」を選択し、第10話へ。
黒い髪・赤い瞳・白い服の悟空が登場。(上記のエンディングでもちょっと登場します)
閻魔王に魂を喰われた斉天大聖ということが、ちょっとショックです。
悟空の正体がこれで分かってしまったから。
っていうか、冥界の王も天界の仙も気安く地上に来てますなぁ。(笑)
金蝉子が冥界の王につけた名前っていうのが、悟空。
次にめぐり合うための合言葉みたいなものですね。
閻魔王の過去も天界に繋がっていましたね。要するに、天界から追放された妖仙だと。
ラストで明かされていますが、そのことを薄々ですが、転生していない玉龍は知っていたんですね。
(斉天大聖の顔は知っているけれど、閻魔王の顔は知らないので、「薄々」なわけです)

金蝉子が閻魔王を手にかけた後、なぜか、天界に捕われてますね。
斉天大聖の魂を持っているから殺せないと。どういうこと? 金蝉子が殺したのではないのか?
(殺していなかった、が正解でした。笑)
斉天大聖の記憶を植えつけた二郎真君の気持ちも分かりますが、斉天大聖も罪作りだなぁ、
なんて思ってしまいました。(どんな姿だったのか、ちょっと気になりますね。笑)

キャラのルートによっては、観音が敵だったり、二郎真君が敵だったり、とかなり変化がありますね。

ついでにいうと、500年前の八戒の名前は「天蓬元帥(てんぽうげんすい)」、
悟浄の名前は「捲簾大将(せいれんたいしょう)」、
玉龍の名前は「龍馬三太子(りゅうばさんたいし)」。

他にも、悟空ルートに「絶望に抱かれて」エンディングがあります。
第3話の選択肢「正直、困っている」→第4話の選択肢「手を貸してください」
→第5話のMAP2の森で木叉と会話→第11話の選択肢「…あなたは誰ですか?」
※攻略サイトでは、第3話の選択肢が抜けていますが、必須です。
 (第9話の選択肢は関係あるか分かりませんが、「…少し、不安で」を選びました)
悟空と違う天界の牢屋で、二郎真君の昔話を聞くことができます。

★悟空の真エンディングルートの条件
・八戒・悟浄・玉龍エンディングを見る。
・第7話までに好感度15以上。
・各キャラごとのミニイベント03、04、05を見る。
・徳21以上。

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