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PSP「NORN9 ノルン+ノネット」

PSP「NORN9 ノルン+ノネット」のプレイ感想・攻略です。

【ストーリー】
ある一つの歌が、少年を違う時空に連れ去る。
気がつくと、少年は見知らぬ場所に立っていた。
古めかしい町並み。景色はセピア色に見える。
まさに、教科書で見た明治や大正そのものの風景だったのだ。
タイムスリップした世界で少年が出会った、3人の少女と9人の若者。
少年は彼らとともに、空の旅に赴く。
「続きのない友情、終わりが見える恋。それでも人は、独りではいられない」
彼らが旅をする理由は? 目的地とはどこなのか?
そして、この世界は一体何なのか?
多くの謎を抱えながら、船は進む。物語の結末に向かって。
絆の紡ぐ未来が、今始まる――。

【キャスト】
こはる:藤村歩
久我深琴:高垣彩陽
不知火七海:瀬戸麻沙美
結賀駆:梶裕貴
市ノ瀬千里:下野紘
遠矢正宗:佐藤拓也
吾妻夏彦:小野大輔
二条朔也:斎賀みつき
加賀見一月:遊佐浩二
宿吏暁人:杉山紀彰
室星ロン:杉田智和
乙丸平士:吉野裕行
鈴原空汰:阿部敦
結賀史狼:浜田賢二
滝島雪:市来光弘
アイオン:やなぎなぎ


全体的には楽しめましたが、大まかな設定は悪くないのに、
細かな設定がストーリーで明かされていなかったりするのは残念なところです。
前半は恋愛要素が多いにもかかわらず、無理矢理な展開だったり、
セリフがいま一つだったりするキャラもあり、ドキドキやキュンとすることもなく、
残念ながら幸せモードに入り込めないものも。
反対に、恋愛要素が詰まったルートもあるので、キャラによりけりです。
後半は、能力者たちの使命などのメインストーリーが明かされたりしますが、
ルートによっては、そんな展開でいいのかというものも。

過去映像をセピア色にして多用しすぎてくどくなっているので、
効果的に使えるところだけ使い、後は文章で済ますべきかなと思いました。

絵はすごく綺麗で好みでしたが、ヒヨコだけは世界感に合っていなくて残念。
どうして、採用されたのかちょっと不思議です。
声優さんに関しては、豪華でどのキャラも個性が出てて大満足です。
ちなみに、ヒヨコさんたちの声もメインの声優さんたちが担当されています。
ピーピー言っているだけなので、ほとんどが分からなかったです。
(声が低くてちょっと特徴のある泣き声の操縦士ヒヨコだけは分かりましたが。笑)

こはる:メイドヒヨコ
久我深琴:ヒヨコック
不知火七海:医者ヒヨコ
結賀駆:白ヒヨコ
市ノ瀬千里:根暗ヒヨコ
遠矢正宗:プーヒヨコ
吾妻夏彦:カメラマンヒヨコ
二条朔也:リポーターヒヨコ
加賀見一月:司書ヒヨコ
宿吏暁人:ヒヨコ(黄色)
室星ロン:操縦士ヒヨコ
乙丸平士:プログラマーヒヨコ

キャラの年齢
鈴原空汰12歳、不知火七海・市ノ瀬千里16歳、こはる17歳、
久我深琴・結賀駆・宿吏暁人・滝島雪18歳、二条朔也・乙丸平士19歳、
吾妻夏彦22歳、加賀見一月23歳、遠矢正宗24歳、室星ロン25歳


攻略の感想 ※ネタバレ。
※好感度がオレンジ以上でハッピーエンド、黄色以下で悲恋エンド、
 選択肢によって、バッドエンドがあるルートもあり。
※総合の感想は一番したにあります。

共通ストーリー

最初は、平成生まれの少年・鈴原空汰目線から始まります。
空汰は、総理大臣賞だかをとるくらい頭がいい小学生という設定です。
(これが一番最後の空汰の話にちゃんと繋がっています)
国会議事堂に入ったところで、自分にだけ歌が聴こえ、
いつのまにか、大正時代へタイムスリップ。
せっかく、大正時代にワープしたのに、大正時代の世界はほんの僅かで、
すぐに船に乗ることになり、ほとんどが船の中の話になります
ただ、過去に戻ったという設定さえあれば良かったという描き方なのかな、と
思ったのですが、各ルートを攻略していくと、ただ単に、
空汰が過去に飛ばされたということだけではないことが分かります。

そこで出会った言動が変な少女と共に、この時代にあるとは思えない丸い飛行船に乗る2人。
未確認飛行物体=UFOだと思うわけですが、途中はスルー状態で、ラストで明かされます。
少女が待っていたのはこの船で、入った途端、少年2人に押さえ込まれます。
仲間かどうか判別しているのですが、ここで注目。
この舟に乗る少年少女は、皆特殊能力を持っていて、
『世界』と呼ばれる組織(人)のところに行く途中で、
そこに着くと、世界平和のために世界各国の特使として日本から派遣されると
最初に説明されますが、穿った見方をすると、世界のところで全員がバラバラになり、
いろいろな国に行くことで(?)敵味方になって戦うのではないか、と
思っているようです。このあたりの設定がちょっと雑ですね。
その情報は、『世界』と交信している遠矢正宗から得ているのだと思われますが、
世界平和のために能力を使うはずなのに、なぜか、敵味方になってしまうというのが謎。
その説明を聞いたら、誰もこの船に乗ってこないのではないでしょうか。

最初の方では、少女は名前を呼ばれずに育ったため、覚えておらず、
名前なし状態が続きますが、途中から「こはる」だと思い出します。

この舟に乗っているのは、空汰・こはるの他は、少女2人、少年9人で、部屋は9個。
少しストーリーが進むと、部屋数が足りないという疑問が出てきます。
これは、萩尾望都「11人いる!」のパクリかと。
(本当は10人のはずなのに、1人多いってやつです。笑)
そして、なぜか全員が制服を着用。いやいや、学校じゃないんだから、
制服はいらないでしょう。どうせなら、それぞれの時代の服を着ていて欲しかったかな。

能力者たちは、お互いを干渉しないルールを作り、能力を明かしているのは、
植物を成長させられる結賀駆、結界を張れる久我深琴、
テレパシーが使え、人の心の中を読み取れる乙丸平士の3人のみ。
(平士の場合は、考えていることを読み取るというわけではありません)

空汰が、こはる・深琴・七海の誰についていくかによって、
主人公確定までの少しだけ展開が変わります。

深琴について行くと、空汰の部屋がヒヨコさんの部屋だと分かります。
正宗ルートでは、黄色いヒヨコの着ぐるみみたいな寝巻きを着ています。
しかも、朔也は空汰に何かを感じているようで、
船が襲われた時、結界を張る深琴についていて欲しい、と。
ここで、夏彦と遭遇し、夏彦の持つ銃を空汰が知っていることが、
キーになります。空汰の役割はこういったところです。

その後は、主人公が少女3人に移ります。この視点変更、必要だったのかな。
この後、空汰の出番がかなり減りますし、なんら役に立っていませんし。
ちなみに、主人公に声があるのは今回が始めてかも。
シナリオの問題もありますが、キャラに入り込むというより、
第三者の視点で見てる感じでした。
そして、主人公によって、恋愛対象キャラが絞られます。
こはるは駆・千里・正宗、深琴は夏彦・朔也・一月、七海は暁人・ロン・平士。

少女たちの設定を書いておきます。

こはるは、丘の上で子供の頃から独り暮らしをしており、
誰にも名前を呼ばれることがなかったので、最初は自分の名前を忘れています。
旅人さんに、17歳の春(渡された制服が着られるようになった時)、
迎えに来るという言葉を信じて生きてきて、船に乗ることになります。
言葉遣いや人間関係は本からの知識なので、ちょっとズレており、
新しく覚えた言葉は、ノートに書き留めています。
後で分かりますが、能力は炎。この力があるばかりに、人々から疎まれてきた、と。
船の中では、この能力を知られないように隠しています。
性格は純粋キャラですね。世間と離れて暮らしていたため、物を知らない女の子です。

深琴は、気が強い公家のお嬢様で、能力は結界を張ること。
船を守るという大役を任されています。
回りの期待に応えることと朔也との『約束』を守ることで頭がいっぱいです。
多くのキャラに対して、大声で怒鳴るような口調なので、
最初はちょっと耳に響きましたが、おとなしい口調になると可愛いです。

七海は、寡黙で感情表現が薄い忍者の家系の生まれです。
ヤセの大食いで、どれだけ食べても太りません。
能力は記憶を消すこと。こはると同様、能力は隠しています。
ぼそぼそっと話す声が、癖になってしまいました。(笑)
過去のせいで、劣等感というか、自分を貶めている性格ですが、
普段は、短い言葉で、鋭く突っ込んでいる感じです。

今回の攻撃は、内部から攻撃されたということで、
内部に敵がいるという疑心暗鬼が生まれます。
能力・出自・生い立ちを聞かないルールをなくすという駆の意見がでますが、 
自分の能力を嫌っている者からは反対され、却下。
なら、3人1組を2人1組にして、お互いを監視する、という流れに。
恋愛ゲームなので、女子が男子を選ぶ権利ありです。(笑)
設定としては、敵が来たら男子は女子を守れる、
犯人は男の可能性が高いから(駆の推測のみで確証なし)、だとか。

ここで、攻略キャラを1人選ぶことになり、個別ルートへ。

結賀駆ルート(主人公はこはる)

駆は、明るくて、皆を引っ張っていくような雰囲気を持っていますが、
どこか腹黒な印象もありますね。
能力は植物を操ること。この力で、船の農作業を担当しています。

今回のペアは、こはる・駆、千里・正宗、朔也・深琴、ロン・七海、暁人・平士。
深琴は幼馴染の朔也を、七海はどこか謎の男ロンを選択してます。
七海の場合は、このルートのラストでその理由がちょっとだけ明かされています。
一人余るのは一月ですね。

この後は、駆とのラブラブな展開がいくつもありますが、
文章の流れがいま一つで、ラブラブに入っていけなかったのが残念。
キッチンで桃を食べさせたり、イチゴを育てたり、
女子がお風呂に行く時に駆を赤らめさせる冗談を言ったり、
イチゴの花が咲いたのを嬉しくて駆に見せたら抱きしめられたり、
深琴みたいなお姫様になりたくてご飯を腹八分目にしてみたり。

夜中にテレビを見たら、ヒヨコさんがレポーターとなり、
キャラたちに取材をするという「ひよこチャンネル」が始まりました。
今回は【19歳組】で、同い年の朔也と平士。
平士が、こはるが朔也には「さん」で、平士には「くん」なのはおかしい、
と愚痴を言っていたら、こはるがお菓子を持ってやってきて、
愚痴を忘れて嬉しそうについて行っちゃいました。(笑)

ある日、駆が風邪を引き、熱を出して寝込み、こはるが看病を。
夢で父親のことを思い出しているらしく、こはるが手を握って、
人の手だから安心できるんだ、と。
その後、駆の耳飾り紛失事件が起こります。
以前、耳飾りの話をしてくれますが、駆が10歳の頃、父親が殺され、
1人になってしまった駆の父親の唯一の形見となったもので、
それを心のよりどころにしていたため、精神が少し不安定に。
能力も使えなくなっています。

女子トークで、口に出さなくても気持ちが相手に伝わればいいのに、
という話の流れで、一月が女子やそれに関係する男子にある夢を見せます。
こはるは白雪姫、深琴はシンデレラ、七海は赤ずきん。
童話を知らない2人に、こはるが簡単に説明しますが、
その説明が上手く伝わらずにおかしな解釈をされつつも、
こはるは毒リンゴと名乗る駆と遭遇。
自分は偽りに身を固めて人を騙す、自分は愚者だ、
植物に根に毒を持つものがあり、周りの植物を枯らす、
自分はいなくなった方がいいと弱い武部をさらけ出すと、
こはるが駆を抱きしめて頬にキス。
そして、駆の全部が好きだと告白。そして、今度は唇にキス。
えっ、突然すぎません? ついていけないんですけど…。(笑)

目が覚め、外に涼みに出たところで、ベンチで寝るロンを発見。
その手には、駆の耳飾りが…。ロンが目覚め、取り返そうと問答。
ロンがいうには、耳飾りは駆にとっては危ないものだから、
捨てた方がいい、と。(後々、それが正解だと分かります)
ここで、ついにこはるが能力を使ってしまいましたが、
耳飾りを取り戻すことはできました。
しかし、ロンの言葉が気になり、渡すことができず。
一方、駆が変な夢を見た、と。お互いが同じ夢を見ているわけですが、
キスしちゃってるので、それ以上突っ込めず。
駆に連れられて人のいない図書館にやってきたところで、
現実でも受け入れてくれるのか、と洩らす駆に、こはるがキス。
またしても、ついていけない唐突な展開ですね。
この後は、がっつりとキスが続きます。(笑)
しかし、ここで駆が床に落ちた耳飾りを発見。
こはるは自分が取り返したことは言えず、そのまま駆が持って行きます。

最後の買出しの日、寝不足のこはるは船で寝ています。
男子は全員で街へ繰り出し、七海はこはるのために駆を呼び戻すと言って、
深琴を連れて街へ。
眠った後、外に出ると、ロンと遭遇。耳飾りや駆のことを話していると、
人形の群れが襲ってきました。こはるは自分の能力を見せたくないことが
セーブをかけているために反撃できず、残念そうなロンがこはるに銃を。
ちなみに、人形はこはる狙い(捕獲)だったようです。

一方、駆たちが船に戻ってくると、こはるを掴んでいた人形の手が灰に。
駆が人形に襲われたところで、本格的に能力を発動してしまい、
見られたことがショックで、部屋に閉じ篭るこはる。
空汰や七海が心配していますが、駆が説得。
他の皆は、こはるの能力を疎んでいるわけもなく、
船を守ってくれてありがとう、と深琴たちに言われるくらいです。
駆が言うとおり、こはるの炎は誰かを傷つけるものではなく、
守るためにあると分かったわけです。

あと3日で目的地に着くというところで、駆と話していたこはるに
正宗が握手をしてくれ、と。普段、手袋をしているのに、
今回は素手だったこともあり、駆が不審を露にしていますね。
直後に船が大きく揺れ、平士がどこかで戦いが起こっている、と。
これは、『世界』と通信する場所で、ロンと駆が戦っており、
ロンが能力者ではないことが判明。
こはるが着いた時には、駆が胸のあたりをを打ちぬかれて
地面に倒れていました。ここで、こはるのいう旅人さんが登場。
正体は、駆の父親という結賀史狼という男で、実は、駆は幼い頃に
史狼の手に渡ってしまい、洗脳されていた、と。
耳飾りは指令を出す装置でした。
そして、正宗もロンも史狼の存在を知っていました。
正宗は、史狼とは元は同じ組織だったようですが、史狼が裏切ったらしい。
ロンの方は、新たに登場した吾妻夏彦の仲間(部下)で、
ロンは駆と似ているかも、と口にしていたことが何となく分かりました。
駆は史狼の手駒、ロンは夏彦(アイオンかも?)の手駒という
ことなのかと予想してみました。

ここで、こはるが駆に冷たい目をする史狼の本性を知ってしまったため、
同行を拒否するような雰囲気となり、駆だけが連れて行かれてしまいました。

『世界』のところに着くと、真実が明かされます。
最初に気付いたのは空汰で、『世界』の拠点という場所が
緑に覆われた国会議事堂だったことに愕然とします。
アイオンという少女と会い、いろいろなことが分かります。
彼女が2080年に作られた兵器であること、姿を変えた分身が各国に存在すること、
能力者選出の段階でイレギュラーが起こり、9人ではなく10人であること、
『文明初期化計画』通称『リセット』をすることによって、
文明を無に帰し、緑豊かな地球に戻すこと、
2060年の第四次世界大戦が起こり、初めて2080年にリセットしたこと、
現在が8075年で、これまで3度のリセットが行われたこと、
リセットは選ばれた能力者たちが決断した時に行われ、
8回中5回はリセットを選択しなかったこと、
リセットとは、炎の力で文明を消し去り、傷ついた大地を水で癒し、
緑によって命を吹き込み、結界で人々を守り、人々の記憶を消して
都合のいい設定に塗り替えたりすること、など。
(平士たちの世界は1919年ということになっているので、
やっぱり、全員が大正生まれということなのでしょうか)

しかし、駆がいないため、リセットが不可能という事態に、
旅をする間にそういう事態もあり得ると一月が指摘すると、
その困難を乗り越えられない者がリセットを選択することはできない、
ということで、これまでの襲撃がテストだったと分かりました。
ちょっと疑問なのは、最終的な目的がこはるだったとしたら、
最初からこはるを手元で育てれば良かったのでは?ということです。
能力が暴走するのであれば、洗脳で押さえ込むことも可能だったかと。
他のルートでちゃんとした説明があるのかな。

史狼の目的は、2056年の再来だとか。これは正宗にもよく分からず、
ただ、こはるが必要であることだけがわかっている、と。
そのこはるを手に入れるために駆を洗脳したのだとしたら、
こはるの心を手に入れたのは大成功ですね。
しかし、ここで平士が、駆のこはるへの気持ちは駆だけのもので、
洗脳ではない、と。

外からの攻撃(工作?)でアイオンが停止し、戦いの準備に入る時、
暁人が千里の能力を吸い取ったようですね。
多分、暁人は人の能力を吸い取れる力がある模様。
その後から水を使いこなしているので、千里の能力は水を操ることかな。
(最初の方での桃のエピソードで、水を好んでいたようですし)

夏彦とロンが敵意なくやってきますが、アイオンが停止したのを聞いた
夏彦は敵は史狼だけになったのか、と言いましたね。
夏彦の立場は、リセットも史狼がやろうとしていることも阻止すること
と見ていいようです。
史狼を倒しに向かう時、暁人とこはるが一緒に行くことに。
暁人は、駆を助けるにはこはるが必要で、こはるの火を自分の水で
消してやるから来い、と。
ついでに、七海がついてきましたよ。彼女が守りたかったのは、ロンでしたね。
洗脳状態で自分の意思のない状態の駆が、緑の能力で攻撃してきた時、
七海がロンの前で庇う体勢で割り込んだのはカッコいいですね。
そして、駆を守るのは自分だと、炎をまとったこはるが駆を抱きしめ、
駆が正気に戻り、会話の後、キス。

話がすっ飛びますが、史狼の死体が見つかり、原因は多分、老朽化だ、と。
っていうか、史狼も人間ではない、ということでしょうか。
夏彦ルートで分かるのかな。この後の夏彦は、史狼が撒き散らした悪意を
全て破壊することだそうです。

ハッピーエンドは、こはるが住んでいた丘に、駆と2人で戻ってきました。
駆の洗脳はまだ完全に溶けたわけではなく、体調不良や悪夢などの療養もかねて
こはるの家で暮らすことになったのでした。
まだ父親のことを口にできない駆ですが、それが話せるようになった時、
完全に洗脳が溶けたことになるという流れで、最後は草原で抱き合う2人。
誰も来ない場所だと分かり、こはるを抱いてもいいんだという話になりますが、
両想いになった夜、もしかして、結ばれていたのかな。
そのシーンでも、一瞬、そう感じたのですが、それはいらなかったかな。
最後は、ずっと一緒にいようね、で終わりました。

悲恋エンドは、ロンを守ろうと立ちはだかった七海でしたが、
好感度が低かったため、こはるが動くことがなく、
七海やロンが駆に攻撃されてしまいました。多分、死亡?
こはるの火の能力が暴走して、駆が軽くやけどしたようです。
駆が史狼のところへこはるをつれて戻った時、
それはお前の身体じゃないんだから、粗末に扱うな、と。
ん? どういうことよ?
駆の頭の中に別人物がいるような感じですが、誰かが中に入り込んで、
駆を動かしていた、それが洗脳に見えた、ということかな。
こはるの名前のことになり、忘れないように、父さんに
たくさん名前をよんでもらうといい、と。
駆は呼んでくれないのか、という問いには、必要があれば呼ぶけど、
もう自分は必要ないと思う、と答えました。
そして、こはるは史狼に連れて行かれ、駆は背を向けて立ち去るのでした。
意味深な終わり方でしたね〜。ちゃんとどこかにオチがあるのでしょうか。
史狼が初登場した時、役に立たないアンドロイドだな、というようなことを
言っていましたが、これって駆のことなのかな。う〜ん、モヤモヤする…。

バッドエンドは、chapter5で「元気を出して下さい」を選択。
ここで、こはるが持っていた耳飾りが床に落ち、駆はこはるが盗んだと
勘違いをし、冷ややかな目をして耳飾りをつけたのでした。
っていうか、捨て台詞みたいなのないの?っていう終わりですね。
物足りないバッドでした。

声の担当は梶裕貴さんでしたが、問題なくピッタリの青年キャラでしたね。
優しい部分と少しひねくれた部分があり、声は堪能できました。

市ノ瀬千里ルート(主人公はこはる)

千里は、過去にひどい目に合ったせいで、人間不信で人付き合いが苦手な
引きこもり君で、常にボソボソしゃべるキャラです。
でも、どこか憎めない雰囲気があっていいですね〜。
言動が攻撃的な駆や暁人なんかを特に怖がっていますが、
人を拒絶する時はいつもより口数が多くなります。

今回のペアは、こはる・千里、駆・正宗、一月・深琴、暁人・七海、ロン・平士、
1人は朔也です。

共通ルートで、桃を洗って滝の下に落ちるシーンでは、
後から嬉しそうに落ちましたね。水が好きな感じです。
ここから、彼の能力がすぐに分かりますね。
前半途中でも、部屋に引きこもれなくなった千里が水の中にもぐったりしてます。

こはるが千里と仲良くなるために、駆たちから匿ったり、
暁人に教えてもらってクッキーを焼いたり、一緒にうたた寝したりします。

こはるが来た時、緊急事態が発生して、暁人が千里の部屋のドアを破壊したので、
部屋に引きこもれなくなり、その上、駆や平士が千里を引っ張りまわすので、
千里が死にそうになっていますね。元々体力がない上に、パワフルな2人によって
精神力まで削られて、本当に気の毒…。(笑)
でも、駆たちも千里のことを本当に心配しているようですね。
能力で苦労している人も多いようなので、千里の気持ちが分かる人も多いんだろうなぁ。
まあ、正宗から見ると、駆はイジメを楽しんでいるようにも見えるらしいですが。
今回の駆は、ところどころで「小悪魔」入ってます。(笑)

一人部屋の日に、千里を匿い、うたた寝をしたことで、
少しずつ2人の距離が近くなっていきますが、うたた寝みたいなシーンは
心が温かくなっていいですね〜。恋が芽生えそうないい雰囲気です。
千里の場合は、それ以前に、人嫌いからの脱出が先ですが。

駆が熱を出して寝込んだ時、畑仕事を2人でやることになり、
ここで、初めて千里の能力が分かります。やっぱり、水を操る能力でしたね。
ただ、能力が低いため、畑の水やりは千里の能力とこはるの手作業で分担しています。
千里が過去に傷ついたのは、自分の能力が低すぎて、期待に応えられなかった時、
周りに非難されたことだったようですね。

その後、千里の部屋のドアを2人で直す流れになります。
途中までは自分たちでできたのですが、曲がった金具を暁人に直してもらったり、
重いドアは正宗に立ててもらったりして、できないことは人に頼めばいい
ということを少し実感する千里なのでした。
駆にはからかわれましたね。もう、こはるの部屋に行く理由がなくなったね、と。
この後の千里の切り返しが面白かったです。
もしかして、駆は自分のことが羨ましいのか、と。
後で、自分で言っていますが、駆ほどでないにしても、
性格が悪いんだ、と。その片鱗を、この後もたまに見せてます。
まあ、駆に言ったら、即、能力で反撃されましたが。(笑)
正宗に対しても面白いことがありました。こはるを褒める時に、
無意識に頭をぽんぽんする正宗を見て、嫉妬した千里がこはるの隣に。
正宗にはこの理由が分かっていなかったのですが、取られたくなかった、と。
すごくこのスチルがかわいいですね。

千里がこはるに好きな人はいるか、と唐突に質問した時、
こはるは、船の全員が好き、と答えたため、それを聞いた千里が部屋に引きこもり、
近くにいた一月が思わずツッコミ。(笑)
それ以降、ご飯以外はまた引きこもるように。

この後、一月の童話夢が入ります。
今回の相手は根暗ヒヨコの姿の千里なのですが、こはるにはそれが分かりません。
おまけに、黒猫の一月に、愛の言葉しかしゃべれなくされてしまいます。
心がドロドロだという王子様の朔也、狼のエサにヒヨコを借りていこうとする七海、
鳥嫌いで七海に追われる狼の暁人、自分を食べてと迫る毒リンゴの駆、
千里を忘れたリンガーハット王子様の正宗などから逃れた後、
本命の千里が登場。白い羽があるので、白鳥の王子かな。
千里とだけは、心で会話ができています。
ずっとヒヨコ姿でこはるを守れなかったことを謝り、こはるを抱えて空へ。
この夢で、千里は守りたいものができました。そして、お互いに好きだと告白。

この後、夢の影響で、こはるが千里を意識しすぎてしまい、避けるように。
逆に千里が追いかけるという展開ですね。
ここから、千里がこはるを名前で呼ぶようになります。
千里が少しずつ他の人たちと話すようになったことで嫉妬する気持ちが芽生え、
こはるはそれに戸惑っているわけです。夢の話を千里とできれば、
あっという間に解決できる悩みだったんですけどね。
外で千里に捕まり、どうして自分を避けるのか、と。
こはるは、嫉妬する気持ちが好きだいう気持ちだと結び付けられず、
戸惑っているわけですが、千里がキスで返事。

この後、しばらくボ〜とした生活をしていたため、
全員が街に行くことになっても、こはるだけは留守番をすることに。
みんなの帰りを待っていたら、船の外に旅人さんが現れました。
今回はここから駆ルートとは違う展開が待っています。
ところで、この船の名前が「ノルン」って言うんですね。
そして、ノルンや『世界』を作ったのも旅人=史狼だと判明しました。

今回の「ひよこチャンネル」は【18才組】で、暁人、駆、深琴の3人が登場。
全員がくせ者で、共通点は、深琴「自分以外は性格が悪い」、
暁人「こいつらはすぐキレる」、駆「2人とも可愛げがない」。
それを聞いていた千里「自分のことを棚に上げるところ」。
最後のツッコミがまさにその通り的でしたね。(笑)

本編に戻り、史狼は仲間を助けるためとしてこはるを連れ出し、
帝国軍と解放軍との戦いの中で、帝国軍を能力で攻撃させます。
この時、こはるの力を見た反乱軍は、感謝の言葉をこはるに。
彼らが呼ぶサーガとは史狼のことのようです。

船に戻った後、今度は帝国軍側から要請が入り、戦場へ行くことに。
ここで、正宗が国軍には武器商人エイルがついている、という情報を。
こはるが先に助けた解放軍の一人が爆弾をしかけにきたりして、
こはるにはどちらが正しいのか分からなくなってしまいます。
そして、仲間を助けるために、こはるが人形に能力を使ったことで、
帝国軍側から、さっき攻撃してきた炎だと気付かれます。
初めて能力を見せたので、千里たちにも驚かれます。
混乱した戦場からこはるを連れ出した千里が、こはるの力は自分が欲しかったもので、
人に役立てられる力だと言いますが、力を捨てたかったこはるには辛い一言でした。
路地裏に一人にしてもらった直後、史狼が現れ、
そんな心の隙間をついてこはるを連れて行ってしまいました。

船は、こはるがいなくなったことで大騒ぎとなり、
ここで、夏彦やアイオンが登場し、『世界』のネタばらしがあります。
正宗は夏彦は、アイオンのいる島で暮らしていた、という告白もあります。
「島の科学者」についてはまだ明かされていませんが、こちらも敵対してるのかも。
そういえば、ロンはこの後、全然出てきませんね。どこ言ったんだろう。

史狼の船では、こはるを兵器として利用する会話が。
ようするに、帝国軍の武器商人エイルと反乱軍の武器商人サーガは
同一人物、史狼だったということです。
史狼がやりたいことがただの金儲けだとは思えませんが、
こはるが手に入ったことで、手駒だった駆が捨てられ、洗脳から解除。
史狼がこはるを洗脳しないのはちょっと意外ですね。
逆らえば洗脳するんでしょうけれど、できるだけしたくないようです。
こはるに思い入れがあるようですが、なにか理由がありそうですね。

この後、火使いがいないから『リセット』はできない、
もし、連れ戻せても、アイオンが停止する可能性もある、と。
今回、能力者が10人だったのは、水の能力の負担を2人で分けたんだそうです。
だから、駆ルートでは、暁人が千里から水の能力を吸い取ったんですね。
それでも、千里が暁人から水の能力をもらい受け、戦場に向かいます。

こはるの方も戦場に連れ出されますが、パイロットがすり替わっていて、
滝島雪という男の人になっています。千里のところに連れて行ったので、
史狼のところに潜り込んだ夏彦側の人間かと。

ここで、こはると千里が再会。千里はこはるに帰ろうと説得しますが、
史狼に言われたとおり、国を燃やしに行かないと、戦争で多くの人が
苦しめられるから、と。しかし、千里は能力を使ってそれを阻止します。
こはるは能力を使っても疲れないんですよね。一方で、千里は疲れまくり。
千里は、自分がこはるに言った「人の賞賛」について間違いだった、
ダメな自分でも、こはるを好きだと想う気持ちは誰にも負けない、
自分たちは戦争のために生まれたわけじゃない、と。
こはるをギュッと抱きしめ、帰りましょう、という千里はカッコいいですね。
そして、キス。

この後、人形が襲ってきましたが、反撃しようとするこはるに対して、
千里は逃げる行動を選択。最初に、能力はこはるを連れ戻すためだけに使うと
夏彦と約束していましたしね。ここで、超近代的な飛行戦が登場し、
夏彦と正宗が助けに来てくれました。
敵に追われていて、夏彦が能力で何とかしろと言いますが、
千里は、即答で拒否。こはるを迎えに来る途中で、自分の操縦の腕を
自慢していたらしい夏彦を挑発してます。これで、上手いこと能力を使わずに、
逃げ切れたのでした。(笑)
千里はこはるに、弱くて臆病のままでいい、大切なものを守るためだけに戦えばいい、
そうすれば、能力を持ったままでも自由に生きられる、と。

ハッピーエンドは、船に戻ってきて、通常生活に戻りました。
毎朝、こはるが千里を起こしにきています。
能力者たちは、世界から兵器を撤去する作業をしているようです。
なぜか、千里が部屋に引きこもっているようですが、
こはると約束していたウサギの木彫りをたくさん作っていたのでした。
(こはるを独り占めするための作戦というのもあながちウソではないのでは?)
そして、今後は、交代で起こしに来るという流れに。
その時、千里は大人の起こし方をするらしいです。
その前に、正宗に聞くらしいですが。正宗はそんなにムッツリなのか?(笑)
最後に、寝顔を見たいなら、一緒に寝れば解決するみたいなことを
千里が独り言で言っていましたね。いつか、こはるに提案するようです。(笑)

今回のストーリーはラブ要素もしっくりきて楽しかったです。
男の子の成長ストーリーというのが良かったのかも。

悲恋エンドは、千里とこはるが再会場所が荒野ではなく、
こはるが街で能力を使った後に千里が登場。
街は焼け、間に合わなかったのですが、史狼は武器商人だから、
悪人に手を貸してはいけない、と言ったところで、こはるは自分がやったことが
悪いことなのかもと不安に。そこに史狼が登場。
自分は正しいことをしたのかと史狼に聞くと、もちろんだ、と。
こはるを肯定できるのは自分だけだという史狼に従い、
こはるは千里から史狼を守るために能力を使うのでした。
千里が史狼を非難すると、千里までも丸め込もうとしてきます。
そして、千里のの言うように、史狼が犯罪者だとしたら、
それに従ったこはるも罪びとだ、と追い詰める発言を。
ここで、こはるの過去が明かされます。
炎の力のせいで村人から追われ、1人になったこはるを助けたのが史狼で、
ずっと手元においておくつもりだったが、邪魔が入って手放すことになった、
今逃げれば、必ず追っ手がくる、それを殺しまくることは戦場と何が違うのか、
というように、こはるを上手く追い詰めていきますね。
そして、こはると千里は史狼の手に落ち、檻に入れられる2人なのでした。
飛べない鳥になってしまった悲しいエンドでした。

バッドエンドはなし。

声の担当は下野紘さんでしたが、ボソボソ声のキャラは初めです。
普通なら、ん〜?と思うところですが、なぜか最初から気になるキャラに。
下野さんの声がいいからなんでしょうね。

遠矢正宗ルート(主人公はこはる)

正宗は、真面目で嘘がつけないお兄さんタイプです。
みんなの世話ばかり焼いていう印象ですね。
『世界』との連絡係という立場で、物語のキーとなる位置にいるので、
お話の核心的ところもここで明かされるのかな。

今回のペアは、こはる・正宗、千里・駆、朔也・深琴、七海・ロン、暁人・平士、
1人は一月。

みんなの世話や『世界』との連絡係で忙しい正宗とペアなことで
分からないことばかりの自分も迷惑をかけてしまうのではないか、
とこはるが悩み、早々にペア解消を申し出ますが、
もうすでに気になっているから、近くにいてくれた方がいい、と。
それにしても、割と笑える事件が続きましたね。
平士と七海の殺人級の料理から始まり、深琴・朔也・一月の三角(?)関係、
しまいには、いい加減なロンの言葉で、正宗がお風呂掃除をすると思い込み、
こはるが日本酒風呂に入っている男子たちのお風呂に乗り込んでしまったり。
ちなみに、入っていたのは、平士・朔也・駆・暁人・一月の5人です。
ここ、スチルガないのがすごく残念なシーンですね〜。(笑)

落ち込むこはるから、人に迷惑をかけない方法を聞かれた千里の答えは、
分かりきっていますが、「誰とも会わないこと」。
千里もこはるも、これまでそうやって生きてきたんですよね。
こはるは、9年間1人で暮らしてきたと回想していますが、
食料とかはどうしていたんだろう。今回の畑仕事とかを見ても、
自給自足していた様子はないですし。旅人さんが用意してくれたといっても、
そんなに頻繁に来ていたようでもないですし。
千里は、この後もちょくちょくこはると絡み、影ながら
彼女の心配をしてくれています。いい子だ〜。

こはるからのペア解消がなくなった後は、正宗から勉強や日常のことなどを
教えてもらう勉強会が始まりました。眼鏡姿の正宗、カッコいいですな。
ここで、男には気を許してはいけない、という教えが。
正宗も?という問いには、自分はこはるを傷つけない、ということで
正宗だけがこはるの中では、少し特別という位置づけに。
まあ、これは一月が女の子にちょっかいを出すのを牽制した発言だったのですが、
その後、とんでもない事件が。

正宗の疲れを癒すためにクッキーを作ることになります。
ここで、「平士に教えてもらう」を選択すると、バッドエンド1に。
砂糖たっぷりのまずいクッキーを食べた正宗は、
次の日、食堂には女子3人に教育的指導をすると息巻いています。
この状態の正宗は誰にも止められないようで、風から復活した駆でさえも
逃げ出してしまいました。(笑)

「自力で作る」を選択すると、深琴が手伝ってくれ、クッキーも成功。
深琴は何だかんだ言いながらも朔也の分も作りました。
そして、こはるが正宗に渡すと、その場では食べてもらえず、
夜、こっそり一人で食べる正宗を発見。
気付かれた時、正宗がワイルド正宗に豹変してます。
ここで、可愛いな、と言いながらその意味をじっくり教えると、
授業と称してこはるにキスを…。

当然、次の日、ため息ばかりの正宗が朔也に事情を話し、
「この船には信頼できる年上の人間がいない」と白い目をされました。
今回の朔也は、結構、キャラが立っていていいですね〜。
こはるの方は、「口付け」の意味を考え、女子2人聞いています。
どうやら、七海の方にもロンと何かあったようです。
そして、深琴の方はちょっと微妙な反応ですね。
そこに朔也がきて、口付けはとても特別なもので、
愛しい人に想いを伝えるもの、だと教えてくれました。
こはるにとって、正宗はまだ恋愛対象外なのですが、
ここから徐々に好きに変わっていく流れになります。

その後、正宗からペア解消を言われます。
正宗としては、こはるを傷つけないという最初の約束を守れなかった
ケジメをつけるためだったのですが、こはるは自分との口付けが
間違いだったと謝られたことがショックで、少し引きこもり気味に。

今回の「ひよこチャンネル」は【B型組】で、千里・駆・平士が登場。
駆と平士は明るいという共通点がありますが、千里だけは暗いですね。

夜、ペアを解消する前に、正宗にお礼を言いに来たこはるですが、
出てきたのは一月とロンという大人組。
ここで、正宗の教えを守らずに部屋の中に入ってしまうと
バッドエンド2になります。
こはるを挟んで、2人が野獣的発言を始め、最後には
後ろで怒り狂った正宗が立っています。
そして、それ以降、一月とロンの姿が消えたらしい。

部屋の外で待っていると、正宗が戻ってきてお礼を言って別れた後、
正宗と話したかっただけかも、と思うこはるなのでした。
夜、うなされて目が覚めると、深琴が心配してくれました。
深琴って、つんけんしていてもかなり面倒見がいいですね。
しかし、口付けの話になり、自分はできないと弱い一面も見せています。
この理由は後で分かりますが、好きになってしまっても、
目的地に着けば、一緒にいられないので、好きになってはいけない、
というセーブがかかっているせいでした。

次の日、女子トークに今回は一月ではなく、平士が割り込んできて、
あみだくじを持ち出してきました。不機嫌な女子たちは相手にせず、
遠巻きに見ていた正宗・朔也・暁人に選ばせちゃいました。
平士のこういう適当なところが好きだなぁ。(笑)

童話の夢では、家に来た毒リンゴの駆にキスを迫られますが、
王子の正宗が登場。他のキャラはいつもと違いますが、正宗は正常です。
白雪姫の結末が結婚ということで、流れでお互いが本音を。
正宗は、ペア解消はケジメをつけるためだったこと、
船の中ではみんなと平等に接する立場にいること、
でも、自分の中でこはるの存在が大きくなっていくが、
キスしてもこはるが平然としていたので、男として見られていないのでは、
と思ったこと、など。最後は、自分はある役目のために、
今は『特別』を作れないから、旅が終わるまで待っていて欲しい、と。
ちょっと物足りない恋愛要素でしたが、ようやく両想いになれましたね。
ちなみに、目的地についても一緒にいられると断言してくれました。

次の日、正宗から、甘いものを食べるとアルコールのように
酔ってしまう体質だと告白されました。どんな体質よ。(笑)
ただ、酔った勢いでキスしたわけではなく、タガが飛んで
欲しいという気持ちが止められなかった、と。
その後、深琴の悩みを聞くことになります。実は朔也のことが好きなのに、
目的地になったら一緒にいられないからと、好きになることを諦め、
好きになられることも拒否していたようです。
その後は、食堂でこはると朔也が話し、朔也の悩みも解消してあげます。
その夜は、こはるが気を利かせて、2人だけにしてあげるために、
七海の部屋に行くことになりました。
今回は、こちらの2人の方が盛り上がっていて、主役を食ってる感じです。

さらに次の日、ある地域の内乱に刈り出されることになります。
ここで、深琴の結界の能力を神様扱いして、頼りにする人々が。
深琴が自分からやっているようで、実は、周りに追い詰められた
行動だったと後で分かります。

今回はもう一つ「ひよこチャンネル」があり、【こはる組】で、
こはる・駆・千里・正宗が登場。こはるの攻略キャラたちです。
正宗は他のチームよりは穏やかだ方だろう、こはるはみんな優しい、
と言ったところで、駆が千里をいじめ、苦虫を噛み潰した顔になった
正宗とこはるなのでした。

戦場で看護の仕事をしているこはるの前に、滝島雪が登場。
必要にこはるを追いかけてきて、「きもちわるい」とまで言わせるとは、
何たる変態っぷり。(笑)
そして、夏彦も登場。今回は、戦場で活躍している深琴を狙っています。
銃を向けられても深琴の居場所を言わないこはるは
頑として能力を使わず、駆けつけた正宗が助けてくれました。
ここにきて、正宗が揺れてますね。使命を蜂起して、こはると逃げたい、
と思っているようです。

再び、旅に戻れることになった時、戦場からの爆音を聞いた深琴が
疲れ切った身体のまま戦場に向かってしまい、それを朔也が追います。
さらにそれを見たこはるが正宗に伝え、正宗が追いますが、
こはるも現場へ向かってしまいます。
そして、疲れで結界が弱まったところを攻撃された深琴を庇って
朔也が撃たれて死亡…。せっかく、両想いになったのに…。
最期の「一緒に生きられなくて、ごめん。君を、守らせてくれてありがとう。
愛してるよ…、深琴…」というセリフが切なすぎます。
この後、自分の部屋で泣く深琴に、普段はちゃらちゃらしている一月が
優しくしてくれたのもじ〜んとしてしまいました。
このルート、半分は深琴・朔也ルートですね。(笑)

朔也が死んだのは、自分が能力を使わなかったからだと思ったこはるは
その場で火の能力を使ってしまい、それが深琴の能力以上だと知られ、
今度は、こはるが戦わされるハメに。
しかし、味方をしている兵士たちからも、能力を怖がられるというは
なんとも腹立たしいです。
それにしても、自責の念があるからといっても、人を殺す戦いに対して、
こはるの様子が普通すぎるのは、純粋と呼ぶには違和感がありますね。

能力で疲れるわけではないのですが、連日の戦いで、
身体が疲れていたこはるが、能力を抑えきれなくなり、身体が燃え出します。
本人も服も燃えないのですが、こはるの意思で、戦線に一人で出ていたため、
周りには誰もいません。ここに正宗が駆けつけ、抱きしめますが、
こはるの炎は正宗を焼くことはありませんでした。
朔也は死ぬ前に、こはるのことを心配して、正宗に手を離すな、
彼女が大事なら何もかもを捨てる覚悟をしろ、という助言をしてくれていました。
朔也には、深琴とこはるが重なって見えていたのかも。

正宗が触れたことで、能力が分かりましたね。
どうやら、過去を見ることができるもののようです。
ここで、村人に捨てられるシーンが見え、正宗にはこはるの本当の名前が
分かったようです。そして、それを忘れてしまった理由も。
ここで、正宗は役目を放棄する決意をします。
仲間が死んでも戦場から離脱させない『世界』にはついていけない、と。
ここでいう『世界』はアイオンではなく、アイオンを操る島の科学者のことで、
アイオンが『世界』だった時代は終わっているようです。
そして、戦って心が傷ついたこはるには、七海が正宗以外の記憶を消し、
一月が眠りでしばらく安らかにしてくれました。

ハッピーエンドは、正宗の作戦としては、炎がなければ「リセット」は
不可能だから、自分とこはるが逃げれば、他の能力者も自由になれる、と。
正宗たちは、しばらくは夏彦の隠れ家に匿ってもらうことに。
ここで、小型機の操縦やメンテナンスを学び、いつか、
こはると2人で暮らすことを目標にしています。
こはるの記憶がなくなったことで、変態君の雪がガッカリしているのが
ちょっと笑えます。夏彦のいう駄犬2匹のうちのもう1匹であるロンは、
どこかに言ってしまったようで、出てきませんでしたね。
まだまだ謎な人のようです。
そして、時々、この隠れ家のモニターにアクセスしてくるヒヨコさん。
そこから、アイオンの歌が流れ、正宗には自分たちが自由になったことが
分かったようです。2人がモニターの前から去った後、
七海と深琴の声がしましたね。深琴も持ち直しつつある声なので、
また再会できるシーンが浮かんでくるような終わりでした。

悲恋エンドは、ベッドで泣いている深琴のところに、こはるが会いに来ました。
自分が死なせたという深琴に対して、やるべきことをやらなかった自分が
責められるべきだ、と。そして、深琴が「深琴が死んだのは、あなたのせい」と
何度も口にします。誰かを憎むことで楽になれるのか、という切なさが残りますが、
深琴はいい子なので、後で謝るシーンがあります。
こはるの身体から炎が止まらなくなった時、正宗の助けなしに自力で炎を消し、
力を使いすぎて倒れ、3日間眠った状態に。
目が覚めて外に出ると、暁人と会い、正宗が看病してくれていた、と。
深琴を寝かしつけた後、兵士がこはるを連れ戻しにやってきました。
そこで、深琴まで連れて行こうとしたので、深琴を守るために、
炎で脅かしてやりました。
正宗が戻ってきた時には、こはるが深琴を抱きしめて、
2人で眠っていました。正宗は「すまない」と苦しげな声で言って、
部屋を出て行くのでした。
あくまでも、『世界』の指示に従うという意味での謝罪なのかな。

声の担当は佐藤拓也でしたが、今回初めて堪能しました。
少し鈴木達央さんの声に似ている感じがしました。
優しい声も豹変した少し低めの声もカッコいいですね。

二条朔也ルート(主人公は深琴)

朔也は、深琴とは幼馴染ということで、3人の中では特別感がありますね。
見た目も綺麗だし、話し方も優しくていいし、まさに王子様キャラ。
しかし、それは深琴だけに向けられたもの。
正宗ルートで、ドロドロしていると言っていたのはこのことです。
そして、そっちではバッドエンド的なネタバレがありましたね。
一方で、深琴は最終的には朔也のいうことを聞くと、
一月に指摘される場面も。2人の関係がここからもうっすらと分かります。

今回のペアは、こはる・駆、千里・正宗、深琴・朔也、平士・七海、ロン・暁人、
1人は一月です。

子供の頃の『約束』を守っているから、2人には距離があるというのを
後半まで引きずっています。
こはるが転んだ時、1人で遠くから見ていた朔也は助けませんでしたね。
近くに駆がいたからだとしても、心配して駆けつけるくらいはする
優しさがありそうなのですが、そうしないということは、
深琴以外には興味がないという風にも見えます。
(深琴は、『約束』を守っているからだと感じているようですが)

内部犯を探し始めたところで、図書館の本の一部分が取り去られたかもしれない、
ということが分かりましたが、このルートではその理由は明かされていません。

今回の「ひよこチャンネル」は【A型組】で、正宗と深琴が登場。
常識派で真面目で、何だかんだで面倒見がいい2人ですね。
ちなみに、こはるとロンは血液型が分からないらしい。
それを知って慌てた2人を、ヒヨコさんは「心配性コンビ」と命名。

今回は、一月が何度か深琴にちょっかいをかけていますが、
そういえば、他のルートでも深琴と絡むシーンが多かったような…。
何度かチラッと本音を呟いていましたが、どうやら深琴が好きみたいですね。
しかし、朔也という壁は厚かった…。一月ルートで頑張れっ!(笑)

女子トークでは、お互いのペアの話になり、駆を優しいというこはるに対し、
深琴と七海は少し疑問系となり、平士の感想はうるさい・楽しい人・
精神年齢5歳の騒音。ムードメーカー平士の扱いって…。(笑)
朔也のことになり、七海が鋭い指摘を。深琴といる時といない時では
空気が変わるらしいです。つまり、深琴がいると優しいけれど、
そうでない時は冷たく感じる、と。
話の流れで動揺した深琴が、ペア交換してもいい、と口にすると、
平士・駆・朔也が登場。駆には、そんな自己中心的な子とは組みたくないな、
と小声で嫌味を言われてしまいました。

朔也との会話で、朔也は、子供の頃は発作がおきやすいくらい病弱で、
深琴にとっては、兄というより弟のような存在だった、
先に能力を得た深琴が一番最初に守りたいと思った人だった、
しかし、朔也が能力を得てから、自分がが無力だと思い知った、と。
その直後、深琴が食中毒で倒れ(多分、神経的なものもあると思われます)、
お見舞いにと、こはるが金平糖をくれます。
しかし、なぜか、朔也がそれを取り上げるという行動に。
深琴は、初めての友達にもらったものだからと、金平糖を取り戻そうとしますが、
朔也は返してくれません。理由は、朔也の能力である未来予知で、
その歯車の一つにその金平糖が絡んでいる、と。
歯車1つだけなら問題はないのですが、それが複数絡み合って、
未来に起こることに繋がるので、不吉な未来なら、歯車を排除して、
それを変えてやろう、ということです。

金平糖の意味を聞くと、バッドエンドになります。
今回は深琴にとっての悪い未来だったようですが、
朔也は自分が近くにいれば大丈夫、自分は死にはしない、と。
でも、死にはしないけど、怪我はすると察した深琴は
朔也から離れるためにその場から走り出して外へ。
隠れながら、朔也と船に結界を張ったところで、自分にも結界を、
と思ったところで、多分、深琴は死亡…。

見回りの途中で、深琴の上に木が倒れてきて、それを庇った朔也が大怪我を。
深琴は、自分が近くにいたせいだと動揺し、その場から逃げてしまいました。
子供時代の朔也は、誰も好きにならないから、ぼくは死なない、と言っていますね。
このあたりから、2人の『約束』が分かってきましたね。

1人になったところで、誰かに後頭部を殴られ、深琴が気絶。
気がつくと、暗闇の中で、手足を拘束された状態。
命を狙われているのは深琴。守ろうとして死ぬのは朔也、ということですね。
深琴が守りたいのは朔也で、守れなかったし、逃げ出してしまった後悔で、
涙がこぼれた時、朔也が登場!
未来予知で、深琴の居場所を見つけ出し、助けに来てくれたのでした。
深琴も朔也も、お互いが無事なら後はどうでもいいと思っていますね。

朔也が深琴を見つけた理由を指摘され、犯人扱いされそうになります。
深琴が庇ったり、何気なく一月がフォローしたりしますが、
最後には、朔也が能力を明かすことで、疑いから外れることができました。
駆がわざと悪役に徹してくれたことで、怒ったこはると七海が
深琴の強い味方となりました。でも、結局のところ、
ほとんどのキャラは正義感が強いから、朔也のことを疑っていないと
思うんですけど。そういえば、このルートの駆って、洗脳されている
感じが全くないですね。こはるに好意を持っていて、怒ったこはるを見て、
ちょっと同様気味なのが可愛いです。ついでに、怒った七海に動揺する
平士も可愛く見えます。(笑)
次の日の女子トークを、裏で聞いている姿が想像できて、笑えました。
その空気を読んでか読まずか、一月が参加。例のあみだくじです。

夢の中では、黒猫の一月が深琴の真意を聞こうとしていますね。
王子姿の朔也にお姫様抱っこされ、キスされそうになった時、
朔也の未来がふと頭をよぎり、朔也を拒否して逃げ出しました。
この後、子供の頃の会話となり、初めて未来予知の話を聞くシーンに。
夢の中なので、それを一月も知ることになります。
これまでの深琴の言動は、朔也を好きにならないように、
朔也に好きになられないようにしてきたものだった、と。
動揺している深琴には、目の前にいる一月が朔也に見え、
朔也じゃないから安心してという一月に抱きしめられた時、
本当は好きだ、という悲鳴のような告白を。
しかし、それを遠くから朔也が見ていました…。
朔也には一月と深琴が抱き合っていて、深琴が告白しているように
見えているわけですね。

次の日も女子3人でいると、ペアの3人が遠くでぼやいています。
嫌われたと嘆く平士、陰気が移るからやめろという駆、
それは平士のせいじゃなく駆の問題だという朔也。
そんな男子を見て、こはると七海は許してあげることに。
まあ、大して怒っていたわけではないんですけどね。
しかし、今度は朔也が怒ってます。
深琴はこれまでの自分の言動だと思っていますが、
夢の中での一月とのことです。

もうすぐ『世界』につくということで、深琴は朔也と一緒に
過ごすことにします。包帯を替えてもらうために上の服を脱いだ朔也。
ここで、朔也の気持ちが暴走。いつの間に一月を好きになったのか、
などと責めながら、深琴を押し倒します。
優しくするのに、自分を受け入れてくれない、と。
でも、そうさせているのは、自分が未来のことを話してしまったからだと
分かっているので、激しく後悔をしています。
朔也の言動が冷たくなることはありましたが、
ここまで激しい感情を見せる朔也は、このルートだけでしょうね。

七海に泣きついた後、再び眠った深琴は、夢の中で一月と話をします。
そこには平士の姿も。ここで、あみだくじが2人のどちらかだったことの
理由が分かりました。夢を見せる能力の一月と精神間能力を持つ平士。
平士の力で複数の人間を一月の夢に引っ張り込んでいたわけです。
誰にも聞かれない夢の中で、朔也の未来の話になります。
『好きな人』という歯車を抜けば、朔也を死なせずに済むと考え、
それが2人で交わした『約束』だった、と。
ここで、平士は、朔也は可哀そうじゃない、悲しんでいない、
一月は、自分が同じ立場だったら、人を好きになる勇気は持てない、と指摘。
朔也はそれでも深琴を好きなんですもんね〜。
深琴が泣いたから、朔也は『誰のことも好きにならない』という約束を
してくれたのでした。
そして、自分を責める深琴に、平士が皆で考えようと提案。
1人でできないなら、みんなでやればいい、ということです。
それでも頑張ってダメな時は、その時に朔也が一番幸せになれる方法を
考えればいい、と。平士、カッコいい〜♪
あ、朔也ルートで浮気してしまいました。(笑)

目が覚めた後、深琴はこはると七海に協力して欲しいと頼みます。
これまで誰かに頼ることをしなかった深琴が、です。
そして、反省中の朔也を抱きしめ、少しずつ変わっていく自分を
生きてみていて、と生きる望みを与えます。

今度は、深琴・朔也・駆・平士・こはる・七海の6人で、夢の中で作戦会議です。
一月が場所を提供してくれていますが、たまに返事をするだけで、
話し合いには参加していません。(深琴が好きだから、かな)
まずは、朔也が見た未来を夢の中で再現。これは、かなりきついからと
こはる・七海には見まてていません。
未来映像からは、朔也が銃で殺されることが判明。
そして、木が倒れてきた時、銃の音が聞こえたことが思い出され、
最初に夏彦が持っていたことを深琴から聞き、犯人が絞られます。
夏彦の他に、協力者が内部にいるので、銃は最低でも2つある、と。
ちなみに、前の夢の中で、深琴が一月と朔也を間違えた誤解も
ここで解けました。ということで、朔也が同じ言葉を言って欲しいと言い出し、
未来が変わったら言う、という流れに。

目が覚めた深琴が、外に出ると、一月とロンがなにやら話していました。
この時のはっきりとしたやりとりはこのルートでは明かされませんが、
ロンのところで分かるのかな。

『世界』に着く直前、朔也が新たな誓いを。自分は死なない、君と生きる、と。
まだ、好きだと言えないので、深琴は黙っていますが、
その心を見透かして、「僕もだよ」という朔也。
あ〜、以心伝心っていいなぁ。
こはるルートで、朔也と深琴が王子様とお姫様って言っていますが、
見た目だけ見ると、まさにそのものですね。

『世界』が国会議事堂の中だという設定は同じです。
今回は、能力者+空汰の13人全員が向かっています。
能力者は10人というところまで同じで、内部犯が1人だと判明。
アイオンが見抜いたその1人とは…、ロン、じゃなくて一月!
夢の中で作戦会議をした深琴たちはビックリです。
その能力を見ていますからね〜。
でも、能力を持っていないという一月の言葉で、納得せざるをえない状況に。
深琴を狙ったのは一月だと思われ、朔也に殴られてしまいましたが、
それでも笑う一月がかわいそうですね。しかし、どうして能力を移動したんだろう。
っていうか、能力ってそんなに簡単に移動できるのか?と思ったのですが、
そういえば、千里のルートでも能力移動がありましたね。
その方法ってどこで知ったんだろう。しかも、能力者から能力者なら
何となく分かりますが、能力者から非能力者へっていうのはちょっと不思議。

『リセット』などのことを聞いた後、アイオンが2つの扉を出現させました。
1つは未来を見る扉、1つは過去を見る扉。
というか、朔也と正宗が念じて触れるとそういう扉になるということだと思います。
リセットが行われた過去の2060年と、今回『リセット』をしなかった場合の
30年後の未来を見ることに。扉には2人ずつしか行けないということで、
立候補で、駆と平士が過去、こはるとロンが未来の扉へ。
こはるは、空汰が帰る方法が分かるかもという理由です。

残りの人たちが待っている間に侵入者が入ってきたという警報が鳴り、夏彦が登場。
『リセット』をさせないためにやってきたのでした。
そして、銃で全員を殺そうとします。とっさに深琴が結界を。
アイオンだけは、銃で破壊されても修復できるから不要と言いますが、
正義感の強い深琴は、女の子が攻撃されているのに見過ごせない、と。
ここで、朔也が未来予知で、銃の攻撃に一瞬の隙ができるから
そこがチャンスだと教えてくれます。その未来予知だと、隙をつくのに失敗して
待機組が全員死ぬ、でもこのままだと、扉を開けた途端に戻ってきた4人が
狙い撃ちされて殺される、と。
ここで、ん?と思ったのは、夏彦はロンも殺すのか、ということ。
仲間だから殺す必要はないと思うのですが。ロンにはまだまだ謎が多いので、
このあたりはモヤモヤしますね。

この大ピンチは、到着直前に千里のカバンを開けた方法で回避。
銃の内部に結界を張って、暴発させる方法です。
大怪我をした夏彦は、ロンに全員を殺せと命令。
銃を構えたロンですが、隣にいたこはるが炎の能力で銃を破壊。
こはるの能力がまともなことに役に立ったことがちょっと嬉しいかも。
そして、ロンは夏彦を能力で眠らせます。
リセットしなかった未来は、夏彦の望むものではなかったことを
ロンは見てきたようです。
内部犯が一月ではなくロンであることも判明しましたが、
ロンは、夏彦が自分を仲間だと思っていなかった、
夏彦の望みを叶えるのが自分の仕事だった、と。
ここで、外にいた一月が鳴滝雪を捕縛して入ってきました。
そして、能力者が死んだとしても、夢をかけられた本人が望む限り、
夢から覚めないということを教えてくれます。

ハッピーエンドは、今回はルート初の『リセット』が行われました。
『リセット』まで7日かかるというところから、能力者の話になり、
アイオンと同調率が高いものが選ばれるが、深琴は高くなく、
正義感があり、そのために自己犠牲をいとわないから、
自滅の道を辿りやすいという理由で、何度か対象から外されそうになったが、
希望を失わず、未来を帰ることを諦めなかったから、選ばれたんだとか。

この後、能力者たちは自由となります。
朔也は、親戚を頼って外国へ行こうかと提案しますが、深琴は2人でいたい、と。
朔也は一月に嫉妬していたようですね。自分が持っていないものを
一月は持っている、と。それってなんなんでしょうね。
そして、愛してるといいながらのキスでエンド。

悲恋エンドは、夏彦の銃を攻撃する時、失敗してしまいます。
これまで船で会話したことや幼少期のことを朔也が思い出し、
その中で、どうして深琴が何もない自分のところにきてくれるのか、
不思議に思っていた、深琴を好きになるごとに彼女が来なくなる日が
来るかもしれないという怖さが生まれていたようです。
でも、未来を見て、深琴を守ることができて嬉しかった、
自分が死んだら、深琴は泣いてくれるだろうけれど、
悲しみに負けるような人じゃないから大丈夫だよね、
いつか笑える日がくる、と。
そして、笑って、と言い残して朔也は死んでしまったのでした。
まあ、守って死ぬエンドは予想通りでしたね。

声の担当は斎賀みつきさんでしたが、女性が男性を演じることで
声に男性にはない柔らかさが出ていていいですね。
王子様みたいな幼馴染という設定は、特にピッタリだったと思います。
他の乙女ゲームではサブキャラとしてプレイしたことがありますが、
ようやく、念願かなって攻略キャラで堪能できました♪

加賀見一月ルート(主人公は深琴)

一月は、優しい口調で女子にちょっかいを出していますが、
ここまでのルートで能力が夢を見せることだということは
もう分かってしまいましたね。ただ、素性とか本音というのが
あまり分かっていません。そこがこのルートのポイントですね。
そういえば、他のキャラのことを、愛称で呼んでいるのは一月だけですね。
千里ちゃん まーくん(正宗)、朔ちゃん、あっくん(暁人)、ロンさん、平(平士)。
駆だけはそのまま呼び捨てですね。何でだろう。

今回のペアは、こはる・千里、駆・正宗、深琴・一月、七海・暁人、平士・ロン、
1人は朔也です。
今頃気付いたのですが、ペアを選ぶ時は同じグループ内なので、
必ず1人になるのは3人グループである朔也か一月になるんですね。

深琴のことが大好きな朔也という存在がいるので、
他ルートはちょっと設定的にキツイですね。
前半は、朔也との約束なども気になってしまい、甘くなりにくいです。
現に、一月も深琴は朔也が好きだと思っていて、2人をくっつけようとしますし。
深琴がもう少し、ただの幼馴染感を出していてくれると、
一月との恋愛もすんなりと入り込める感じはしました。

一月が平士や七海と仲がいいというのは今回改めて知りましたが、
確かに、他のルートでも一緒にいたりしますね。
特に平士とは夢操作でも共同でやっているくらいの
仲の良さということになりますね。
後半で語っていますが、平士は一月の恋を応援していますし、
2人で楽しい家庭を作りたいと語っているようですし。
こうなると、平士の過去がすごく気になるんですけど。
一月の生まれは下町育ちで、学校にも行っていないようで、
文字も独学で勉強したというかなり苦労人のようです。
一方、深琴は公家育ちのお嬢様なのですが、深琴の性格がそれっぽくないので、
そんなに育ちの違いというのは感じられませんでした。
せっかく身分の差、みたいなおいしい設定があるのに
生かしきれていなくて惜しいですね。

夢の中では、城で待つ王子様の朔也のところには行かず、
一月のところに戻って、話をする流れに。
そこで、一月が契約でお客様にいい夢を見せている木を見つけます。
人に夢を与えている一月がどうして悲しそうな顔をしているのか、
という疑問を深琴が口に。ここでは口を濁しますが、
後で、好きな子が幸せになるのを見るだけ、だからですね。
自分が幸せにならなければ、本当の笑顔にはなれないよなぁ。
でも、最初は深琴と朔也を応援するつもりだったのに、
深琴の気持ちが自分に向いてしまったことに気付いたわけです。
というか、一月としては嬉しいことですね。
この後、夢の中での温泉シーンではしゃいでいますが、
基本的に、こういう系なのかな。(笑)
直後の斧を持った朔也に笑えました。

ここで、元々は一月の姉の能力だったが、死ぬ前に譲り受けたことが判明。
ここまでのルートで、能力の受け渡し方法を知っていたのは
一月と暁人だけですね。暁人は一月から聞いたのかな。

今回の「ひよこチャンネル」は【?型組】で、こはるとロンが登場。
ヒヨコさんの質問にトンチンカンな答えをする2人に対して、
ヒヨコさんが「変わり者」と判断したところ、
駆が面白くていいんじゃないか、と。

夢から数日後、一月の前では冷静を保とうとする深琴。
しかし、間違いなく距離が縮まってます。そこに、朔也とこはるが登場。
こはるは、夢のことで悩んでいて相談に来たのですが、
知らないフリをしてこはるをからかおうとして、
深琴と朔也に思いっきり突っ込まれました。
その後、朔也が家に手紙を書くということで、深琴も出すことになり、
一月にも故郷宛てに書いたら、と。
これまでの話の流れだと、一月のところはあまり幸せそうでない家庭という
印象なんですよね。だから、もしかしたら、書く相手がいないのでは…、
と思ったのですが、そのあたりのことは描かれていませんね。
もっと家庭事情を描いて欲しかったです。
結局、一月は深琴宛てに書くことになります。

一月とロンがちょくちょく2人で話しているというシーンで、
平士が一月が思いつめていると教えてくれました。
一方、ロンは動物っぽい感じで、悪意は感じない、と。
他ルートで、ロンの正体をある程度は分かっていますが、
悪意がないということは、どこか精神に欠陥があるのか、
まさかの展開としては、人間ではないのか、という想像をしてしまいました。(笑)

図書館で手紙を書くシーンで、お互いに本音が出始めました。
深琴には、一月がどこまでが本気でどこまでが冗談なのかが
分からなかったのですが、一月は最初は冗談だったのが、今は本気になった、と。
お互いの気持ちが通じ合い、キス。
しかし、動揺した深琴が飛び出してしまいました。
一月が追いかけたところで、朔也と遭遇。
2人での会話で、深琴が周囲に奉られて、何でも1人で背負おうとする
性格になったことに納得する一月なのでした。
ここで、朔也は一月が深琴のことを好きだと察していますね。
大事な姉(年齢は下ですが)と思って恋心を押さえ込んできているだけに、
朔也が可哀そうになりますね〜。

この後の深琴が水で頭を冷やす騒動の後、朔也が衝撃的な一言を。
「未来が…変わった」
深琴と一月が両想いになったことで、朔也が失恋したからかな。
朔也が死ぬという未来を変えることができました。
深琴は純粋に喜んでいますが、朔也としては切ないですね。
10年以上想い続けてきて、出会って僅かの男に取られるのか…。
運命さえなければ、朔也と両想いになった可能性が高かっただろうに。
涙を流す2人を見た一月・こはる・千里は不思議に思いますが、
悪い運命が変わった、ということのみ。
この後、また展開が大きく変わりますね。
朔也が一月に何かささやき、一月が朔也を部屋まで送るからと言って、
後を追いかけますが、すぐに想像ができました。
先にネタバレしてしまうと、朔也が見た未来の中心には深琴がいますよね。
深琴の恋愛関係が変わったことで、死ぬ運命の人間も変わったのではないかと。
朔也から一月に死ぬ運命が変わったということです。

今回の「ひよこチャンネル」は【O組】で、一月・暁人と夏彦が登場。
一月と暁人は、「男のくせに」から、一月はお団子にかんざし、
暁人は可愛いピンクのゴム、と相手のことを言い合います。
そして、夏彦だけ後撮りです。2人との共通点はないといいますが、
ヒヨコさんが、夏彦は髪を耳にかけていることを指摘。
ということで、共通点は「可愛らしい髪型」でした。

朔也の未来が変わった日から、一月が部屋に篭ってしまいました。
緊急招集にも参加していません。
自分が何かしたと思った深琴は、報告するために一月のところへ。
報告後、泣き出してしまった深琴に、一月は深琴と朔也の絆の深さを
思い知らされて、見たくなかったからと告白。
そして、自分の弱さを知ってしまった、
本気になって、傷ついたり、失ったりするのが怖い、と。
そして、ずっと好きでいてくれる?と言って手を差し出す一月に
深琴も手を重ねます。この後、深琴は一月のものになりました。
今回、初のベッドシーンです。(軽いので問題なしですが、ちょっとビックリ。笑)
いや〜、前半が緩かっただけに、後半は恋愛要素が詰まってますね。
囁かないでくれ〜、ドキドキする…。(笑)
この後、なぜか、眠った深琴に「ごめん」と謝っています。その理由はラストで。

次の日、食堂でわいわいやっていたら、一月が朔也にボソリ。
「大丈夫、もう済ませたよ」
天敵のような2人は何を企んでいるんでしょうか。
しかも、お礼を言ったことがない一月が、
美味しいご飯を作ってくれる暁人に対して、いつもありがとね、と。
この直後、船が外から攻撃されました。
しかし、朝から深琴には結界を張る能力がなくなっています。
攻撃され放題の中、一月が深琴を守るために抱きしめたところで、暗転。

目が覚めると、一月と結ばれた夜に夢で見た小さな家。
美味しい朝ごはんを食べたり、散歩をしたり、
小さなベッドで抱き合うように眠ったり、幸せの毎日を送っています。
しかし、一月の姿が消えたり、こはるや朔也の声が聞こえたりして、
ここが夢の中だということに気付き、この夢の大団円は何かと問う深琴。
ここで、時間切れか、と言いながら一月の姿が消え、深琴は目を覚ました。
現実では、船が襲撃で墜落し、ロンは行方不明、一月は大怪我、と。
必死の看病で、一月が目を覚まし、まだ生きてたことに少し驚いています。
すると、ロンが登場。ここから一気に裏事情が発覚します。
内部犯はロンで、ロンは深琴と七海の能力を欲しがる夏彦のために、
一月を脅して、まずは深琴の結界を張る能力を手に入れます。
ロンの銃で、攻撃能力のない者が殺される危険を回避するために、
一月は深琴の能力を渡すことにしたのですが、そこに賭けもありました。
これまで、一月は自分の能力を他人に売ろうとしたことがあったそうですが、
皆血を流して死んでしまった、ということで、それをロンにも期待したのですが、
ロンが死ぬことはなく、作戦は失敗だった、と。
一方で、深琴は能力がなくなったことで、ほっとしていると告白。
これまでのプレッシャーから解放されたわけですね。

ロンは一月に忠告しにきたのですが、夏彦が3日後に攻め込み、
必要な能力は奪い、不必要なものは殺す、と。
一月が船にとどまれない理由は、船から逃げないと、
七海を殺す、と脅されたからです。
逃げていれば、生け捕りという形で連れて行くようです。
そして、能力のない深琴も一月について行くことにし、
2人は駆以外には黙って、船を下りたのでした。
しかし、降りたところで、未来予知をしていた朔也がやってきて、
一月に「あの子を泣かせるような真似をしたら、去勢してやる」と。
おおっ、王子様の口からそんなセリフが…。
深琴には、元気で、という一言で去って行きました。
そして、2人は何だかんだでキス。

ハッピーエンドは、船から近い街の小さな部屋で暮らす2人。
まだ結婚はしておらず、資金を溜めている最中のようです。
一月の傷が治った後、船を捜しに行ったのですが、
跡形もなく、森も元に戻っていた、と。
だから、いつか元気な姿で仲間たちがやってくることを願いながら、
この街で待っている、というエンドでした。
もう少し、船の中で奮闘してから待つに流れてきて欲しかったので、
少し本ストーリーは物足りない感じでした。

悲恋エンドは、夢の中で深琴を守って幸せにしてあげようとする
暗示を一月が深琴にかけます。また、幸せな夢の中での生活が
始まりますが、ある日、一月の姿が消え始めました。
「時間切れ、か」ですぐに分かりますね。
現実では、大怪我を追って瀕死状態の一月の命が尽きかけています。
最後に、深琴の望む自分を作り出し、それを見守る一月ですが、
笑っている深琴の幸せな姿を見て、涙を流す一月なのでした。

声の担当は遊佐浩二さんでしたが、どのパターンの声を聞いてもハマりますが、
こういうやわらかい声が一番好きかも。文句なし。

吾妻夏彦ルート(主人公は深琴)

誰ともペアを組まない選択素すると夏彦ルートになります。
共通ルートで、屋上に向かった深琴の前に現れたのが夏彦ですが、
船に乗り続けるわけではないので、しばらくは朔也に頼まれて
行動することになる空汰と一緒です。1人になった深琴が疑われないように、
朔也が空汰をペアとしてつけたということです。
ペアの内容は公開されていませんね。今回は相手が特殊なので、
他のペアはどうでもいいということなのかな。
前半での夏彦との絡みはないので、深琴の妄想でちょこちょこ
姿が出てくる程度です。無理矢理登場させている感じなので、
ちょっと違和感があります。

ずっと気になっていたのですが、深琴は空汰のことを「小坊主」って呼んでますね。
お公家さん言葉?ではないと思いますが、なんかクセになる呼び方だなぁ。(笑)
そんな空汰が、ようやく役どころを少し発揮してきて、
色々な謎に突っ込んできましたね。

深琴が、銃を持った夏彦の似顔絵を描き、みんなに見せて回りますが、
誰に見せても、大笑いか失笑されるほどの下手さ加減です。
空汰が描いたのか?と聞くキャラもいましたが、空汰に失礼ですな。
しょっぱなにロンと出会いますが、ここで似顔絵を渡しておこう。
きっと、ロンはこれを夏彦に見せるだろうから。(笑)
最後に正宗に見せたところ、真っ先に銃に目をつけましたよ。
そして、似顔絵が「男」だということも言い当てています。
少し動揺があり、後で、空汰が変だと指摘。
しかし、深琴が『世界』の連絡係の正宗を疑うこともなく、
何か違和感を感じつつも、ここはスルー。

買出しで地上に船が下りた時、深琴と空汰は外に出ますが、
そこが日本の田舎で、向かっているアメリカにまだつかないことに
空汰が疑問を抱きます。深琴の親戚と偶然出会い、
船では2〜3週間くらいで着くはずのアメリカに、
船で1週間以上経っても着かないのはおかしいということに。
それが『世界』の意志に反する者の仕業なのではないか、という流れに。
船に戻り、空汰やこはるたちと話しているうちに、
似顔絵を見せた時、船を襲った犯人を捜していることを言わずに
見せていたことに気付き、再び、正宗に疑いの目が。

ところどころで、仲間同士の微笑ましいやりとりが面白かったです。
上記のこはるたちとの女子と子供の話を盗み聞きしていた駆・平士・朔也、
その後の平士・七海コンビが食材を無駄にしたと怒る暁人と
仲裁に入ったはずの一月がいつの間にか喧嘩しはじめたり。
一月が暁人を挑発するのが楽しいですね〜。
最初の頃はただのナンパ男かと思っていましたが、かなりクセありです。(笑)
さらに、それを止めに入ったそもそもの原因の平士が
年下の暁人にガキ呼ばわりされたり、平がいるとややこしくなると
一月に言われたり。正宗が止めに入りましたが、今回は無理で、
最後は、駆がこはるが怖がってるからと、3人に緑の能力を使っちゃいました。
お仕置きの話になり、七海が「お仕置きなら吊るすのが一番」ということで
逆さ吊りに…、されたのは暁人と平士となぜか正宗も。
要領のいい一月は、するっと抜け出してます。
って、正宗ってどこまで不運なのよ。(笑)
その後、こはるのにらみで、駆が謝り、喧嘩の3人も反省。
自分のルート以外のこはるは、無意識ながら、男子を締めてますね。(笑)

この後、正宗が「俺の役目だから」と言ったことで、
どうして、正宗が『世界』との連絡役などをしているのかという疑問が。
空汰は、駆もそういう役割についてると思ってた、と。
確かに、どのルートでも大抵は正宗と駆が先頭に立って動いてますね。
分からないことだらけで、一人になった深琴は思わず涙。

今回の「ひよこチャンネル」は【七海組】で、七海・平士・暁人・ロンが登場。
晩御飯担当の七海チームのお話です。七海と平士がとんでもない料理を作り、
2人に怒ったり、ヒヨコさんのレポートで逃げ出す暁人、先に白飯を確保するロン。

次の日の朝、内部犯探しで少し疲れた深琴が部屋に引きこもっていたら、
朔也と一月が呼びに来ました。少しボロボロな姿だったので、
外に出なかったら、中に入ってこようとしたので、急いで支度して外へ。
そして、「嘘をつくのは、この口かな?」と朔也に片頬をつねられ、
便乗した一月がもう片頬をつねってきました。
朔也のこういう行動って、ちょっと新鮮♪(笑)
その後、朔也が深琴に犯人探しをやめるように忠告。
未来で、悪いことが起こる予感がしている、と。

空汰が迎えに来て、巻き込みたくないと思った深琴は、
空汰には内部犯探しはしないと言い、1人で内部犯探しを。
屋上でロンと会い、内部犯が分かったというロンについていくと、
破壊された壁のところで、外に落とされました。
言動は柔らかなのに、ロンはやることが過激ですね。
この後、深琴はロンをずっと怖がっています。(笑)
運よく、夏彦がちゃんとキャッチしてくれたので、助かります。

その後は、夏彦の隠れ家に連れて行かれ、監禁状態に。
ここで、内部犯がロンだったこと、夏彦が能力者を殺そうとしていること、
など、少しずつ、真実を聞くことになります。
最初は、ロンが夏彦はサディストだということが気になり、
ずっと怖がっていたり、食事をしなかったりしていますが、
夏彦の話を聞いているうちに誤解は解けていきます。

空汰の話が出ますが、何となくここあたりから、
空汰の設定が分かってきました。
「3度目の世界の生き残り」それが空汰だということですね。
リセットされたはずなのに、その影響を受けなかった人がいるというのは
ちょっと想像していませんでした。その謎はこのルートでは分からないので、
すっきりしませんが。

夏彦の目的の1つは、武器商人・結賀史狼を殺すこと。
武器があることで戦争が起こり、リセットをせざるを得なくするから、
諸悪の根源を解決しようということですね。
協力すれば、全てを教えてくれるということで、
戦場で結界を張る役目をすることになります。
結界を張っている間に、夏彦が史狼軍の船を全滅させます。

例のこはるを襲った人形が実は召使ロボットでもあるのですが、
それを深琴が怖がったため、夏彦が白いヒヨコを作ってくれました。
白ヒヨコに慰められて、深琴も元気になっていきます。
後で、白ヒヨコの文字ボードに文字が出てこなくなるシーンがありますが、
それで、ちょっと気付いちゃいました。
白ヒヨコの言葉は夏彦なんじゃないかな、って。
それなら夏彦が深琴に惹かれた理由も納得できますし。

ある日、外に連れ出されると、空に綺麗な月が。
ここで、夏彦が宇宙の研究をしている科学者だと分かりましたね。
それ以降、2人で夜空を見て話をするようになりますが、
夏彦と雪の話で、夏彦はやっぱり能力者を殺す決意を変えていないことを
知ってしまった深琴は、自分たちを殺す気なのになぜ優しくするのか、
と悲しくなってしまいます。それを白ヒヨコに話していたら、
夏彦が入ってきて、深琴をギュッと抱きしめました。
やっぱり、白ヒヨコ=夏彦ですね。
ここで、『リセット』のこと、能力者が史狼の手に渡ると、
リセット以前に世界が混沌の再来に落とされること、などを話してくれます。

少し後で、一瞬だけ、平士の精神感応力で、平士・こはる・七海の声が。
一方通行なのが歯がゆいですね。朔也がまいっていること、
『世界』が探しているから頑張れ、と。
その直後、近くで戦争が始まり、とっさに結界を張ろうとしますが、
色々な迷いがあったせいで、結界が張れず、船がやられてしまい、
深琴も夏彦も大怪我を。夏彦が近くの村に気を失った深琴をつれていき、
九死に一生を得ますが、夏彦の怪我の方がひどく、寝込んだ状態です。
この時、仲間を守るために銃を手にとって眠る夏彦に向けますが、
自分を守ってくれた夏彦を撃てるはずもなく、涙。
そこで夏彦が目覚めますが、記憶喪失に。
ただ、深琴という少女の名前だけを覚えています。

その後は、傷が癒えるまで、村で夫婦のような生活を送ることに。
以前、夏彦から借りた星の本で覚えたアークトゥルスとスピカの夫婦星の
話をしたりしますが、夏彦が以前の自分と深琴のことを聞き、
深琴は自分は道具だったというと、道具だと思っていたら庇わない、
記憶を失っても、自分のことは自分が一番分かっている、と。
夏彦の愛の告白の後、心が通い合い、身体も結ばれるという流れに。

そしてある日、ロンが現れました。深琴が能力を使うまで、
名前も顔も覚えていなかったのはロンらしい。(笑)
夏彦を迎えに来たロンが深琴を殺そうとした時、結界を発動。
それで、深琴のことを思い出し、夏彦の記憶がないことを知った後は、
契約は破棄だと言って、夏彦に銃を向けます。
ここで、夏彦の記憶が戻ってしまいましたが、愛する気持ちは変わりません。
能力者は殺さない、という新たな展開に。

雪の話で、ノルンに史狼が現れ、ロンが内部犯だとバラし、
能力者たちに取り入り、駆が同調したことで、
身の危険を感じて、ロンはノルンから逃げ出し、
雪は史狼の軍から逃げ出してきたのでした。
史狼と駆の関係や洗脳もここで明かされます。
あ、白ヒヨコの謎もここで雪の「夏彦さんが操作したら」で判明。(笑)

1000年に一度の流星群を2人で見た時、自分がアイオンを作った科学者の
末裔だと告白。史狼を止めるにはリセットが最善かもしれないが、
自分は人間の未来を見たい、と。
この時、深琴は、一生、夏彦について行こうと決意するのでした。

アイオンのいる島に着き、そこで正宗と再会。
ノルンの能力者たちが『世界』から話を聞いた後です。
正宗も夏彦同様に、アイオンを作った科学者の末裔でした。
一族の中で唯一力を与えられ、能力者のまとめ役として導いてきたようです。
ということは、これまでの能力者たちも、そうやってつれて来られたのかな。
深琴をさらった夏彦たちと他の能力者たちの間で、
一瞬、冷たい空気が流れますが、ノルンでの話を聞くことに。
深琴を探すが手がかりがなく、アイオンとも連絡を取れなくなったため、
正宗が小型機でアイオンに会いに行っている間に史狼が現れ、
ロンの正体をバラし、それに駆が同調。
駆が史狼の元に行こうと言い、こはる・千里・朔也が同行。
残りは、駆たちを心配しつつも、船で正宗を待つことに。
暁人が、普段、人を信用しない駆が、死んだ父親が現れて、
疑問を抱かずにいることがおかしいと指摘。
まさに、洗脳状態に入ったという感じですね。
それを心配したこはると千里は同行したが、能力を戦争に使うように言われたり、
駆がこはるに酷いことをしていたことが判明。
しかし、史狼が死んでしまったことで、軍を脱出し、正宗に助けられた、と。
ちょっと待てよ。アイオンの老朽化を引き合いに出して、
史狼の死と繋げているということは、史狼もロボットだったのか?
正宗は夏彦の知らないことを知っているようですね。
アイオンに会いに行くということで、ここでロンとの契約は終わり、
ロンは去って行きました。(契約内容は悲恋エンドで分かります)

アイオンとの話で、自分をスイッチに過ぎないというアイオンにも
意志があるように感じ、深琴が考えを聞いてみると、
争いを止めるには、武器を捨てること、だと応えました。
6000年を経て出たアイオンの結論です。
多くの戦争の結果として生まれたアイオンを見て、
自分の生まれを悲しいでいるように見えたと感じる深琴。

ハッピーエンドは、一月・平士・駆以外は能力をアイオンに返し、
自分の国に帰ることに。一月と平士は洗脳状態の駆を連れ戻すために
島から逃げ出したのでした。(脱出の手助けは夏彦がしたそうです)
深琴は、1人で家に戻る朔也にたくさんの手紙を託し、
武器を捨てた夏彦についていくことを決意。
朔也と別れた後、夏彦がやってきて、深琴が描いた似顔絵を取り出しました。
ここで生きてきましたね〜、ロンに渡したやつです。(笑)
お前には俺の顔がこんな風に見えているのかと言いながら、
深琴の手を自分の顔にペタペタと触らせます。
夏彦は、研究所で、宇宙の研究や『リセット』以降の進化の経過を
まとめたりしているとのこと。
そして、家路に向かう仲間たちが乗る小型機を見て、
夏彦が深琴の手をとり、見送りに向かうのでした。

悲恋エンドは、アイオンとの話で、武器を捨てられなかった夏彦は、
あくまでも、世界から兵器をなくすという使命を貫き、
一度は去ったロンを呼び戻しました。
そして、愛しているから深琴は連れて行けない、と。
追いかけようとする深琴を、夏彦にとっては深琴は二の次なんだと言って、
朔也が止め、一月も悲しげな目で見ています。
夏彦は戻って来ないと分かっていても、足が動かない深琴。
しばらくして、夏彦は史狼の遺した兵器に殺されてしまったのでした。
その後、夏彦のいない未来はならない、という深琴から
七海が夏彦の記憶を消しました。朔也は深琴を連れて家に帰ることに。
最後に深琴の夢のスチルが出てきますが、水の上に横たわる夏彦と
それに寄り添う深琴の絵で、深琴の心が死んだ夏彦と重なっていると
いうような雰囲気がしました。

声の担当は小野大輔さんでしたが、芯の強い声でピッタリでしたね。
甘いセリフにも強さがある感じが夏彦らしかったです。

宿吏暁人ルート(主人公は七海)

暁人は、最初から七海と関係のあるフリから入るので、
過去との絡みがしっかりあって、最初から一番期待できるルートで、
ラストまで期待を裏切らない内容でした。
そういう内容ということもあり、エンドが3種類あります。
(ハッピーエンド・ノーマルエンド・悲恋エンド)
ツンツンで口が悪いけれど、料理は上手で、結局、人の心配をするという
何だかんだでいい人ですね。
ただ、このルートでは、最初から嫌っている七海とのやりとりなので、
他ルートよりは少しキツイ態度なところもあります。

今回のペアは、こはる・駆、千里・正宗、朔也・一月、七海・暁人、ロン・平士、
1人は深琴です。

しょっぱなで、暁人が船に乗る過去シーンから入りますが、
これで、深琴・朔也・七海より後に入ってきたことが分かりました。
もちろん、正宗が一番最初なので、4人は確定ですね。
ここで、2人が再会。ちょくちょく入る過去シーンで、
6年前の子供の頃、七海は暁人の大事な人の記憶を消し、
それを暁人は恨んでいて、七海は後悔しているということが分かります。

最初から暁人は特に七海を毛嫌いし、七海は暁人への罪の償いを考えています。
(暁人の嫌いは、行き場のない感情と勘違いが入り混じっていますが)
どんなに暁人に罵倒されても、七海はされるがままなので、
そんな2人を精神感応力を持つ平士が心配しています。
超がつくほど、すごくいい奴です。でも、平士の本心はどうなんだろうと、
ちょっと気になってしまうところもありますね。(笑)

七海の中で、暁人が内部犯の疑いがありつつも、一緒にいることを拒否られたため、
七海は尾行という形で、暁人の行動を見張るのですが、朝5時に起きて、
当番でもないのに食事の手伝いをし、運動で身体を鍛え、
なぜか鳥嫌い(ヒヨコ限定?)、そして朝食、後は食材の確認や
駆や朔也と話したり、9時には就寝。
暁人は、見た目とのギャップが強いキャラですね。(笑)
そして、気配を消して尾行する七海を、その都度発見してる朔也も侮れません。
ここにも、2人を心配する人がいたのでした。

今回の「ひよこチャンネル」は【大人組】で、正宗・一月・ロン、夏彦が登場。
一月とロンは酔っても変わらないけれど、正宗は記憶に残る酒乱だそうな。
別取材で、夏彦は一杯で寝てしまうことが判明。

朝食前、暁人が屋上へ向かったのを見て、七海がついて行くと、
そこで、長髪の見知らぬ男と話していました。
(他ルートでとっくにネタバレしてますが、アイオンの別姿です。
暁人はアイオンの存在は全く知らず、人間ではない知り合いのつもりで
接しています)
これで、七海が暁人が襲撃犯の一人だと思ってしまいますが、
暁人の言動からは、自分が内部犯の方が七海が都合がいいんだろう、と。
ここで、七海が暁人をペアに選んだ理由が、暁人が能力を持っていないことを
知っているので、平士やロンと組んで知られないようにするため、でした。
ん? 他のルートでは持ってますよね。しかも、持っていない人間が
誰かに連れられて船に乗り込んで来られるのかなぁ。
というか、ロンはどうやって乗り込んできたんだろう。
そして、自分を殺して終わりにして、という七海。
復讐のために船に乗ってきたのなら、自分にだけ復讐すればいい、
と思っているわけですね。
と言ったところで、尾行で体調不良だった七海が、崩れた壁の穴から
外へ滑り落ちてしまいました。しかし、とっさに暁人が手を!
これまで、触るなと言って触れさせなかったのに…。

最終的に、駆の緑の能力で2人は助けられましたが、
ちょっと言い合いになったため、駆がツタで2人を縛り付け、
仲良くさせるために、2人を特製の手錠で繋いでしまいました。
これは、空汰とヒヨコさんが作ったものです。
30分だけ離れていられるけれど、それ以上経つと…。
その結果は、七海がお風呂に入る時に分かります。
暁人の方にだけ、電流が流れる仕組みでした。
片方だけ、というのが笑えますね。
千里の推測通り、千里を外に連れ出す時に、駆には電流が流れないように
なっているということのようです。策士だなぁ。(笑)

駆が風邪で寝込み、手錠の鍵を聞き出せせず、
食堂で過ごすことになりますが、そこに一月が登場。
暁人が能力の移動について聞くためです。
一月ルートでも明かされていますが、一月が能力を売ろうとしたら
相手が死んでしまったことなど。新たな情報としては、
一月の姉は双子だったことですね。
この時に、暁人が能力の受け渡し方まで聞かなかったことを
一月は不思議に思っていますが、それは暁人には不要だということは、
後で分かります。そして、七海の口調から、七海が自分の能力を
嫌っていることを知ります。

この後、朔也と正宗が心配して登場。
暁人が、七海と一緒にいるくらいなら電流を浴び続けた方がマシだ、
と言ったため、怒った朔也が水をかけちゃいました。
正宗も朔也と同じ意見です。しかし、七海と暁人の事情を知らなくても、
2人が辛そうなのは傍から見ても分かる状態で、正宗にペアを解消するように
言われてしまいました。

部屋に戻ったな七海は寝ようとしますが、手錠から警告音が鳴り、
暁人が気になって探しに外へ。ベンチで暁人が苦しんでいたので、
手錠を繋ぎ、その後はお互いの本音を口にします。
七海は、暁人のために何か償いができると思っていたのは
自分の思いあがりだった、と気付き、
暁人は、七海はお金のために何でもやる冷たい最低な女と
思い込んで生きてきたのに、本当の七海を知ってしまい、
憎めそうになくなってきている様子です。
そして、ペアを解消しよう、と。

しかし、翌朝、深琴とロンがいないことで船は大騒ぎに。
船内を2人で探し、七海が落ちた穴から落ちたのでは…、という話になりますが、
暁人の『結界』という言葉で、船の結界が張られた状態を確認し、
深琴は生きているという確信を持つことができます。

このあたりまでくると、暁人と七海の心が変わってきていることが分かります。
七海の歩く速度に合わせる暁人。七海に嫌われたくないと思い始める七海。

今回の夢の中は、これまでのルートと違い、赤ずきんの七海だけで、
一月と平士の夢の中に迷い込んでしまっただけです。
自分の夢に戻る途中で、千里がこはるに告白しているようなところに遭遇。
そこを抜けると、狼姿の暁人が登場。ぼ〜っとしている七海が、
抱きしめて、モフモフした耳の感触を楽しんでいます。
照れた暁人が去った後、ふと過去を思い出したら、いつもの姿の暁人が登場。
徹底的に七海を嫌い、殺そうとする暁人。七海が暁人に殺されることを
心のどこかで願っているから、こういう夢が現れたようです。
(一瞬、父親の姿がダブったのは、過去に、そういう出来事があったからで、
その時も、暁人が助けてくれてます)
しかし、狼姿の暁人が助けに来てくれました。
これも自分が都合よく見ている暁人なんだと思う七海ですが、
夢から覚めた直後、部屋に暁人がやってきて、ギュッと抱きしめてくれました。
自分は、七海が全部悪いとは思っていない、と。

街で深琴の情報を探しにきた2人ですが、暁人が七海に優しくすると、
七海はそれを怖いと思うように。また、嫌われたらという怖さです。
船に逃げて戻った七海の様子がおかしいと感じた平士が、
追いかけてきた暁人に、憎しみを逃げ道にする奴にこいつはやれない、と。
平士に見守られてベッドに入っている間に、男同士の話に。
一月が平士の心情を聞くと、平士は七海は妹みたいなものだと。
一月が修羅場かと思った、というセリフに、平士は「?」の反応をしたので、
本当にそういう気持ちで七海のことを可愛がっているようですね。
私も、てっきり、七海が好きだから的な流れかと思っちゃいました。(笑)
一月が七海の本心を聞き出し、自分と似ていると言いながらも、
もう少し近寄ってみてごらん、と。
あ〜、一月が深琴を好きな設定はここでも変わっていないようです。
今度は暁人が一月のところに来て本音を。実は隣で七海が聞いてます。
そして、見えないところで暁人と平士の殴り合いが。

次の日、七海が暁人の傷の手当に部屋へ行きます。
ここでやっと両想いになる流れになりましたね。
この後は、七海の様子から平士が安心し、笑顔で頭を撫でたら、暁人が。(笑)
しかし、平士は素直に「昨日はごめんな」なんて屈託のない顔で、
食堂に行っちゃいました。

食堂に行くと、平士が深琴が屋上に戻っていると全員に知らせます。
屋上には、深琴の他に、夏彦・ロン・雪の姿も。
深琴をさらったのが夏彦たちだと分かったのですが、
深琴は夏彦を信じていて、仲間たちに真実を話しにきたことに
仲間たちは動揺しています。ここで、『世界』の軍の兵が現れます。
深琴たちは再び逃げ、今度は、結賀史狼が登場。
このあたりの流れは、夏彦ルートと被っていますが、詳細が分かります。
史狼が現れたことで駆が倒れ、史狼の船で洗脳状態に置かれた後、
史狼の船に移動して『世界』に向かうことを提案し、
息子だという駆を見る目が冷たい旅人さんである史狼が気になったのと
明らかに様子がおかしい駆を心配したこはるがついていき、
こはるが好きな千里がついていき、史狼が深琴を助けるというので
朔也がついていくことに。朔也の場合は、実は、未来予知でこの後の出来事を
予測していたので乗ったというのが正解なのですが。

『世界』の使者に会いに行った正宗を待つことにしたのは、
一月・平士・暁人と、暁人と一緒にいると決めた七海。
深琴がちゃんと事情を伝えていれば、駆以外は残った可能性はありましたね。

正宗を待つ間、街で買い物をする2人。七海のネクタイの話になり、
自分にはこはるや深琴みたいに赤い色は似合わないから、
船に乗ってすぐに、自分の用のチェックのネクタイを買った平士の
いらなくなった黒いネクタイをもらった、と。
暁人が何か装飾品を買ってくれるといいますが、
そういうのに縁がなかった七海はどれも選べす、
最後には、平士のネクタイを返すから、暁人のネクタイが欲しい、と。
いいですね〜、好きな人のものを身につけていられるのって。
しかし、可愛いと褒められて、失神してしまう七海って…。(笑)

この街が水不足だと知り、暁人が水の能力で水脈を刺激。
暁人に能力がないことを知っていた七海はビックリ、かと思いきや、
全然驚いていませんね。実は、千里が史狼の船に行く前、
暁人は自分が兄だと告白しています。こんなところで、千里と繋がるとは。
千里は覚えていませんが、暁人に抱きしめられて、懐かしく感じ、
暁人が兄だと割と素直に受け入れています。
自分が寂しいと感じるのは、その暖かさを知っていたからで、
同じく1人で育ったこはるが感じないのは、それが遠い昔のことだから、と。

ここで、暁人が千里に告白したことの記憶を七海に消してくれ、と
頼むことになります。千里から能力を奪って自由にしてやることが
暁人が船に乗り込んだ目的で、さらに、こはるを好いている千里の
足枷にならないように、記憶を消してくれということです。
「消す」を選択すると、最終的に好感度はMAXまでいきますが、
ノーマルエンドとなり、「消さない」を選択すると、好感度MAXにならずに、
ハッピーエンドになります。結果は一番最後に。

再び、現在の街の水脈のところに戻り、2人の甘いやりとりとキスシーン。
暁人の身体を心配する七海に、名前を呼ぶように言う暁人。
ちなみに、本名は市ノ瀬暁人で、駆が千里にちょっかいを出しているのは、
暁人が兄弟であることを話して、駆に千里の世話を頼んだからでした。
そして、こはるのことも感謝している、と。
千里がこはるのことを好きだというのは、駆からの情報とのこと。
でも、七海は、こはるからは駆の話しか聞かない、と。
まあ、駆がペアですからね〜。ここは、千里ルートを採用して欲しかったかな。

正宗が戻り、知っている情報を聞くことに。
史狼が『世界』の敵であること、史狼に捕まっていたが
朔也に助けられたこと、駆が洗脳されている可能性があること、
夏彦のことは何を考えているのか分からないこと、など。
夜には屋上で、駆のツタと暁人の水の戦いがあり、
能力を使うことで疲労してしまったりします。
戦い中に、暁人の命を心配して、七海が能力を使わないでと言いますが、
安心させるためにか、これ以上何も言わせないためか、
七海にキスをしながら戦う暁人はカッコいいですね。

『世界』のもとに付き、まだ動けない暁人と世話をしていた七海は、
後から来るようにと、船に残っていたら、以前、暁人が話していた
別姿のアイオンが登場。ここで全てを聞いた後、
アイオンが暁人の能力を少し吸い取ってくれ、
正宗たちがいるアイオンの本体のところへテレポート。
話は聞きましたが、駆たちがいないので、『リセット』はできません。
能力はアイオンに返すことはできますが、駆たちが敵側にいるので、
まだ返せないということに。
正宗の能力が過去を見ることが分かり、七海は自分を許せていない
暁人を助けるために、過去に行くと言い出します。
ここで、アイオンから忠告。過去に囚われると抜け出せなくなる、と。

過去で、七海が自分の過去を告白。
父親に命令されて、何の疑問もなく多くの人の記憶を消してきたが、
暁人と千里の時に、初めて疑問をもったこと。
記憶を消す前に、兄弟のことを観察したり、話をしたりして、
消す記憶を確認する行為をするのですが、
これまでの人は、辛くて悲しい記憶を消すと幸せそうに笑ったが、
兄が好きな千里の場合は辛い記憶でないため、そうすることが正しいのか、
と疑問に思い、父親に問いかけると、自分の言うとおりにしろ的な言動で
首を絞められるところまでされます。完全に児童虐待です。
それを止めてくれたのが、暁人だったのでした。

子供の頃の千里は、身体が弱いのに、水が枯れ気味の村のために、
倒れるまで能力を使うことを強要されていて、暁人はそれが嫌で
千里に能力を使わせないように、頻繁に2人で隠れていた、
そこで、村人が暁人を邪魔に思うようになり、千里から暁人の記憶を消して、
さらには暁人を殺そうとしていたのでした。
それ以来、七海は暁人に罪の意識を感じていたわけです。
一方、暁人は、千里を守ることばかりを考え、村を顧みなかったこと、
本気で守るのであれば、千里をつれて逃げ出せばよかったこと、
それをせずに、最後には1人で逃げ出してしまったが、
自分が悪いと認めることができず、七海に憎しみを向けることで
生きる支えにしてきた、と。
千里が能力を使って初めて倒れた時、神に祈った暁人の前に
アイオンが現れ、能力の受け渡し方を教えたということです。
アイオンの選択では、千里一人だったのですが、こういう事情で
2人に分けることになったんですね。
この後の千里のことは、千里ルートで少し語られていますね。
自分の能力が足りなくなったために、村人の期待が失望に変わり、
それで孤独になってしまったということです。
ここで、暁人が過去に囚われそうになります。
子供の姿になった暁人が、千里から能力を奪えば、助けてやれる、と。
しかし、七海が必死に説得したことで、現在に戻れます。

ハッピーエンドは、千里の記憶を消さないことが条件です。
暁人は自分のことは名前で呼べというのに、
七海のことは普段は不知火という呼び方をするため、
七海の方が名前を呼ぶように迫ります。
暁人の真似をして、呼ばないとキスをするというと、
それは脅しになっていないと照れる暁人。
そこで、キスしない、と訂正する七海。
そんな会話をしていたら、外に人の気配が。
ここで、千里とこはるが戻ってきて、朔也が深琴たちと合流したこと、
駆も一緒に逃げ出せ、今は一月がついていること、などの報告。
七海が千里の記憶を消していないことに暁人が気付き、
布団の中に潜り込んでいましたが、七海が外に連れ出し、
ようやく、兄弟の再会を果たしたのでした。

今回は、ちゃんと暁人の過去もメインとなっていますし、
千里という弟の存在が発覚し、面白かったです。
関係が変化していく中での恋愛要素も良かったです。

ノーマルエンドは、千里の記憶を消すことが条件です。
部屋でのラブラブな会話はハッピーエンドと同じですが、
その後は、みんなの状況の話に。平士と一月は駆たちを助けに向かい、
一週間が経っているようです。
七海は、2度目の千里の記憶を消したことを後悔していますが、
暁人は、自分が望んだことだし、七海がいれば十分だ、と。
その後、ベッドの上でキスをしながら、七海は、暁人が『好き』を
赦しのために使っているなら、本当の意味での自由にはなれないから、
前に進むために、何度も好きだと言葉にして、暁人に伝えます。
暁人に引っ張られ、2人で布団の中に潜り込み、
これからは、自分も千里も1人の人間として生きる、
自分は七海を選ぶんだ、と。
その後が笑えました。そんじゃ、やるぞ、と小声で暁人が言うと、
何を?と七海。ベッドに入ってやることといえば…。(笑)
そこで、平士の声が入ってお預けになったのでした。
最後は、いつか、暁人が本当の名前に戻れる日がくるようにと
願う七海なのでした。

悲恋エンドは、暁人が過去に囚われてしまうところで、
七海が止めるのが間に合わず、暁人が千里の能力を奪ってしまいました。
これで、千里は能力を使わずに済み、自分が能力を使うことで村も助かる、と。
七海には帰れといいますが、ずっと一緒にいると決めていたので、
七海も過去に囚われてしまったというエンドでした。

声の担当は杉山紀彰さんでしたが、私はお初の声優さんでした。
少し鼻にかかった声が特徴的で、ツンキャラに合っていましたね。

室星ロンルート(主人公は七海)

他ルートで既に正体がバレてしまっているロンですが、
そのロンとの恋愛ってどうなるんだろうと思う反面、
バッドエンドに嫌な予感しかしないキャラですね。(笑)

今回のペアは、こはる・駆、千里・正宗、深琴・朔也、七海・ロン、暁人・平士、
1人は一月です。

人の名前は覚えない、子供みたいな単純な会話しかしない、
船の仕事はしない、よく寝ている、というのがロンの日常生活です。
七海とペアを組むことになり、前半は、名前は覚えないし、
会話は成り立たないということで、あまり感情的ではない七海が
イライラしています。七海じゃなくても、ロンとの会話には
イラッとするところがありますね。(笑)

千里が水の中に逃げているというシーンで、暁人と例の過去のことを
ぼやかしながら話していると、ベンチで寝ていたロンが起きてきて、
七海の能力について聞き出そうとし始めました。
あまりしつこく詮索するなら、ロンの大事なものを奪うと脅すと、
ますます興味を持ち、この後も何度も詮索し始めます。
というか、それが目的で乗り込んだようなものですしね。
身体を密着させてくるあたり、大人的な行動ですね〜。
ようやく、本性発揮か?と思ったら、いつも通りに戻ったりするし、
分からないキャラです。(笑)

掃除のシーンでは、平士がロンに甘いのは、自分の家の弟分に似ているから、
だそうです。しかも、7歳の。(笑)
それに対して、暁人がロンに突っ込むと、ロンは、世話を焼かれるの大好き、と。
う〜ん、どこまでが本音なのか分からないですねぇ。
暁人と七海の目が合って、暁人に因縁つけられそうになったら、
すっと間に割り込んでくるという不可解な行動も。
七海を庇って能力を聞き出す作戦かな。
と思ったら、七海のことを、人の命令に逆らえず、それが辛いけど逃げ出せない、
自分では何も選択できない、と鋭い指摘をしてきます。
余談として、七海は一月が優しいと感じていることが分かりましたね。
一月は七海や平士のことを気にかけてくれていることを分かっています。
一月・平士・七海は仲良しグループという設定ですが、
どういう気持ちでお互いに接しているのかなぁ。
一月も平士も七海のことを妹みたいに感じているようですが。

七海がペア解消の話をしたら、恋人にならない?、と。
最初、ロンをペアにしたのは、自分のことを詮索しないだろうとの思惑でしたが、
話してみたら、平士や一月よりもやっかいだと感じるようになっています。
しかも、恋人発言の後、七海の能力は便利そうだし、利用できるかも、と本音が。
本音が出ちゃうあたり、本能で生きてる感が出てますね。
悪意がないから、平士の精神感応力には引っかからないという感じです。
他の人とロンが組んだら、暁人には心労が増え、平士は利用されると思い、
一旦、ペア解消は保留に。

こはるとの会話で、心配かけないようにと、ロンとは仲良しと言ってしまったため、
周囲には変な勘違いをされ、色々なロンへの苦情が七海へ…。
何だか、七海がかわいそうなキャラに思えてきた。(笑)

今回の「ひよこチャンネル」は【子供組】で、千里・こはる・空汰・七海が登場。
船では17歳以下は子供組のようです。リポーターヒヨコが言うには、
ヒヨコさんの部屋に入ることができる人が対象らしい。
年上の人たちへの不満という質問には、千里が一気にまくしたてました。
口うるさい、邪魔、干渉、声がでかい。一つだけということで「うざい」に
収まりましたが、この意見は駆に伝わると聞いて、ビビる千里、
「千里、終わったね」と突っ込む空汰。(笑)

街への買出しで、通りすがりの雪が七海にぶつかってきて、
何か薬品をかけたのですが、そのせいで七海の様子がおかしくなってしまいました。
正常な思考ができなくなったようで、船から逃げたいと思って行動。
しかし、その先で倒れてしまいました。
その後は、ある」小屋のベッドで目覚めますが、雨で濡れた制服が脱がされ、下着姿に。
後で分かりましたが、制服を乾かすのが目的というより、
制服につけた発信機を無効にするための行動だったみたいです。
まあ、そんなあられもない姿の前にいるのがロンということで、
七海の貞操のピンチに。甘くしてもダメ、お酒を飲まそうと思っても飲まない、
それなら、力づくで、ということで、無理矢理キス。
25歳が16歳にと考えると、いか〜ん!という気分になってしまいました。(笑)
しかし、それ以上する気がなく、逃げ出すことができ、ロンに平手打ち。
サングラスが外れ、初のロンの素顔が。やっと目が見れましたね!
右目は七海と同じ紫色です。
そして、七海がロンに勝てない理由は、本気で人を殺せないことだと。
七海が能力を使えば無様に死なないというと、七海は能力が嫌い、
自分のためになんかに使わない、でも、何かいいことに使えるかもと
思う気持ちもあるから、『世界』に聞きたい、と。
そこで、「能力はキミ自身じゃない」とロンに言われ、七海の心が少し軽くなり、
涙がこぼれてしまいました。優しくふいてくれるロンに対して、
少し好印象を持ったのも束の間、さっきの続きをしようか、と
ベッドに連れて行く姿にまたしても幻滅。
ロンとしては、仲良くなったから慰めてあげようとしたらしい。
どういう思考回路なのよ。(笑)

2人を探しにきた正宗・一月・平士と合流し、迷子にならないように
ロンと手を繋いでいたことなどがあって、動揺する七海を見て、
平士が驚き、一月が女の子が1人埋まっちゃったなぁ、と。
正宗だけは、制服の発信機が作動しなかったことを考えています。
ちなみに、七海が逃げ出そうとしたことはロンも言いませんでした。

ロンへの苦情を伝えるところでは、ロンの友達の話が出ましたね。
夏彦のことですね。でも、夏彦はロンを嫌っているらしい。

ロンへのイライラを、深琴の修行を見て落ち着けるあたりは、
この作品の女子の結束が微笑ましいなぁと感じるところですね。
それぞれのことを気にかけている様子は、いくつかのルートを
プレイしていくと、どんどん感じられますし。
そして、七海は人を守る力を持つ深琴を羨ましく思っています。
でも、七海の能力を知らない深琴ですが、世界はたくさんあるのだから、
その力を活かせる国があるはず、と。さすが、姉御。(笑)

その後、ロンの言葉が一言一句残ることに気付き、
ロンと話すことで自分の中の迷いを吹っ切りたいと思ったのか、
ロンと話をしたくなり、探すことに。
ロンの部屋の前で、正宗と一月がお酒の話をしていて、
それぞれのロンの感想は「最低」でした。
七海も同じような感想ですが、それでも、全部が悪いようには思えない、と。

次の日の朝、二日酔いであろうロンを起こしにきたら、
布団の中に引っ張り込まれ、抱きしめられました。
自分は飽き性だから、早くオレの物になってよ、と。
利用される恋人にはならない、と拒否すると、やり直しということで、
愛してるよ、七海。オレの恋人になって?、と。
嘘だとわかっていても、七海でなくてもドキドキするわ〜。(笑)
ここで、ロンの片目が義眼で、もう片方の目はほとんど見えていないと
教えてくれました。義眼は夏彦が作ってくれたもので、
友達に頼まれた厄介事を終わらせた後、もう片一方も義眼にするらしい。
それに対し、友達なら先に作ってあげるべきだ、と七海が非難したら、
その技術を身につけるために、金・時間・努力で得たものだから
何の苦労もせずに作ってもらうのはずるい、と。
おおっ、ロンからマトモなことが!そっちの方が驚きですね。
その後、で脅してもダメそうだから、というようなことが
付け加えられていますが。(笑)
ちょっとずつロンのことを知っていくうちに、七海の感情が
ロンに傾いているのが分かりますね。

いつの間にかロンのベッドで眠ってしまった七海ですが、
ロンの姿はなく、平士が緊急事態の通達をしてきました。
ここは、朔也ルートで深琴が何者かに殴られて気絶するシーンです。
今回は、犯人がロンだと分かりますが、その後の展開が違い、
七海がここの記憶だけを消して、深琴は無事です。
ロンから深琴を守る条件に、七海の能力と引き換えにすると提示。

深琴の記憶を消したので、深琴を発見したのはこはるとなりました。
この事件の直前に、朔也が深琴を倒れた木から庇って怪我をしていますが、
深琴を心配して駆けつけてきました。辛い運命の下にありますが、
この2人は相思相愛でいいですね〜。
全員での話し合いの後、ロンはいつも通りで、
七海が深琴の記憶を消した理由が、ロンに自首して欲しいと思ったからと
分かりましたが、記憶を消してしまった自分も同罪だと思っています。
ぼ〜っとしていてロンの部屋まで来てしまった後、
ロンが銃の手入れをし始めますが、楽しそうに語りますね。
七海は始めてみるカラクリで、何に使うかも分かっていません。
この後、深琴のことや能力のことをなぜ聞かないのかと問いますが、
七海が言わなければ忘れていたのでは…。
ここで、馬鹿正直に取引に応じ、自分の能力のことを話します。
ロンの記憶を消してしまえば、深琴を助けられたのではないかというと、
全ての記憶を失えば、廃人になってしまうから、と。
七海は、ただ、ロンに自首して欲しかっただけなのですが、
ロンが答えなくても、自首しないことは分かりますよね。
しっかりしているように見えますが、七海は純粋すぎますね。
この後、皮肉を言うを選択すると、好きなものはある、と
七海の頬に触れてきます。

夢の中では、こはるが駆を好きなことが判明。
その後、暁人が現れ、首を絞められました。七海は暁人に殺されるなら、
とずっと思っていたので、抵抗はしないのですが、ロンが現れ、
銃で助けてくれました。そして、自分が作った幻にどうして抵抗しないのか、と。
いつもと違う怒った口調です。
ロンを怒らせ、嫌われたのではないかと思いつつも、
自分のために怒っているのなら、と少し嬉しく思っているようですね。

夢から覚めた後、ロンの部屋で話をします。
自分は『世界』の敵だから、自分の記憶を消せば、仲間を助けられる、
とロンが言うと、記憶を全て失えば、貴方は貴方でなくなる、と七海は答えます。
ロンは、七海が人形だと指摘し、その気持ちも分からないでもない、と。
自分も七海と同じだと言っているみたいですね。
だとしたら、七海に惹かれる理由にはなりそうですが。
能力を正しく使うというなら、迷わずに、自分の決めた道に進めばいい、と。
そして、自分が記憶を全て失ったらどうなるのか、興味がある、とも。
泣き出すな七海をロンが抱きしめ、そんなロンにそれ以上、
その優しい手を汚さないで、と。そして、キス。
今度は、両想い的っぽい雰囲気です。
次の段階に入ろうとした時、夏彦から連絡のベルが鳴ってしまったため、
一時中断しますが、正気に戻った七海は逃げ出してしまいました。

今回の「ひよこチャンネル」は【AB型組】で、七海・朔也が登場。
深琴を子供扱いする朔也に、深琴を尊敬する七海。
意気投合して、褒めちぎってます。
その後、くしゃみをする深琴と心配する平士が。

七海の様子がおかしく、それがロンと何かあったことを察した
深琴やこはるが、七海から聞き出す流れに。
逃げ出した後、これまでのことを考え、自分がロンを好きだと気付きます。
しかし、深琴と朔也がロンと対決しているところを目撃。
七海が来たため、ロンが何もせずに去っていきましたね。
そして、夏彦が迎えに来て、一緒に立ち去ろうとするロン。

ここで、これまでのルートで、ここまでで、紫色の好感度アップを
優先して選択していると、「私も連れて行って」でバッドエンドに。
オレのものになった瞬間から、道具として扱わない、
決してそれ以上にはならない、と言われて、道具でもいいから、と
ついて行きます。あ〜、道具になっちゃった…。
1人になるより、道具の方がいいらしい。
七海の能力はリスクがあるからダメだという夏彦に対し、
自分は逆らわない、夏彦にキスして証明して、と。
七海はキスしようとしますが、夏彦が嫌悪で拒否。
今なら引き返せるよ、と言いますが、そのつもりがないので、
(というか、これ以上選択肢がないので、後戻りは不可です。笑)
夏彦の隠れ家に連れて行かれ、この後は黒い布で目隠しをされ、
ロンが言うがままに、人の記憶を消していくのでした。
仕事が終わり、七海が反応しないので、飽きたから売っちゃおうかな、
と意地悪発言をすると、何でもするから、捨てないで、と怯える七海。
このバッド、すごくズガーンと落とされた気分になりますね。

さて、オレンジ色の好感度アップを選択した方に戻ります。
「ロン」を選択すると、駆とこはるがかけつけます。
夏彦が駆のツタを銃で切るのを見て、銃の力を目の当たりに。
船内のあちこちが爆発で破壊され、墜落し始めたところで、
正宗の連絡が入り、それを聞いた深琴が強力な結界を張ります。

深琴のお陰で船は助かり、運よく目的地の近くに不時着。
深琴は意識が戻ってはいないが、命に別状は内容で、
被害は、暁人が気絶したくらいでした。
その理由は、ヒヨコさんが集団で暁人にしがみついたためらしい。(笑)
そして、深琴と朔也は船に残り、残りはアイオンの元へ。
国会議事堂の中の設定は同じです。

アイオンとの話が終わった後、七海は内部犯を知っていて隠したこと、
そのせいで深琴に無理をさせたこと、だから、リセットの資格がないことを
アイオンに伝えると、アイオンがこはるにどう思うかを聞きます。
こはるが、自分の能力で悩んだけど、意味があるならやるべきことを
果たしたい、みんなで一緒に考えよう、と。
その直後、爆発が起こり、銃を構えたロンが登場。
こはるを気絶させ、炎の能力を奪ってしまいました。
このあたりは、一月がしゃべっちゃったのかな。
でも、この後の全員の話し合いで、一月の態度はそういう素振りがないので、
夏彦がその方法を知っていたと思うのが自然なのかも。

話し合いで、夏彦たちの目的が『リセット』だろうと推測。
駆は、敵の口から父親の名前が出たことを気にしています。
敵に炎の力が渡ったため、水の力が誰かということになりますが、
ここでは名乗りを上げるものがおらず、もしかしたら、朔也かもということで
保留となります。

七海は一人で考え込み、一月が心配そうに話しかけています。
その一方で、ロンが七海のことを考えているところに雪が来て、
今回のことは夏彦には内緒だからと言い含めていると、
夏彦が登場。ロンは素直にしゃべっちゃってます。
結界や記憶を消す能力者を殺しておけばという話の流れで、
夏彦が情が移ったのかと指摘しますが、義眼の分の働きはする、と。

再び、深琴たち以外がアイオンのところに集まると、夏彦たちが先に来ていました。
夏彦の目的の一つは『リセット』の阻止なので、
能力者たちを殺そうと銃を構えますが、
まだ『リセット』するかどうか決めていないと正宗が説得。
しかし、『やつ』(史狼)の手に渡ることを考えれば、能力者を殺すべきだと
考えているようです。そこで、ロンが制止。炎の能力でアイオンを焼き壊してしまいました。
アイオン自身は、人間の手で作られたのだから、壊すのも人間だと悟っていますね。
そして、能力者を殺さなかったから、契約不履行だということで、
右の義眼を返すという流れに…。一瞬、七海を見たのは最後の名残ですね。
能力者である七海を助けるために、ここまでしてくれたのだから、
ロンが七海を好きなのは確定でしょう。
夏彦と雪が立ち去った後、炎が建物中に広がり、ここでようやく、
千里が水の能力を使いました。しかし、暁人ルートで分かるように、
一部が暁人に渡っていることもあり、消すことができず落胆。
でも、駆が褒めてくれました。それが、暁人の望みだから。
暁人より前にこのルートを先にやってしまったら、何のことやら、ですね。

全員で逃げるところで、こはるが引き止めるもの聞かず、
七海はロンのところに戻る決意を。全てを終わらせるためです。
ロンと2人になり、ロンの過去を知らないまま、記憶を消すことになります。
もちろん、記憶を消すことはロンの望みでもあります。
ここで七海が記憶を消さなければ、炎の力でみんなを殺してしまう、
という優しい後押しも(本音でもあると思いますが)。
そして、ようやく七海だけを選ぶことができる、とキス。
ここで、2人で最初からやり直して、ロンと生きて生きたいと
選択する七海なのでした。

ハッピーエンドは、2人で暮らす家に、七海の様子を見てくるように言われて
千里が訪ねてきます。千里も七海も、最初は誰にも心を開かなかったので、
似たもの同士でもありますね。
千里と平士以外は、みんな怒っているようですが、それは七海を心配して
という優しさからのようです。暁人のお菓子の差し入れ、
こはると深琴が会いたがっているが、ロンには会いたくないから行けない、
平士と一月も心配している、近くに遊びに行くから出てきて欲しい、
能力者たちは、アイオンに能力を返せなくなったので、
しばらくは彼女の遺志を継ぐ=平和のために活かすことになった、と。
ここで、ノルンが直ったから、七海も一緒に行かないかと誘われますが、即否定。
千里の言うことは、みんなから託された質問です。
七海の方は、いつか、夏彦にロンの義眼を作ってもらうために
旅に出るつもりだと答えます。
ロンが人の名前を覚えなかったのは、視力の低下が原因でしたか。
それにしても、覚えなさすぎなので、やっぱり、人に興味がない
というのもあながち間違ってはいなさそうですけど。
千里の背後にロンが現れますが、記憶があってもなくても
千里の認識が変わらないというセリフが笑えました。

千里が帰り、千里は友達、キミとオレみたいな?、私たちは恋人、
という会話が始まります。覚えていることも、言わせたいらしいです。
毎日、好きの説明とかして楽しんでいるようですね。
ちなみに、ロンの右目には包帯が巻かれていますが、
サングラスはもうしていません。
好きを抱きしめるで教えると、七海の名前を何度も呼びながら、
好きだよと言ってくれます。
一緒に台所に立ち、七海が食べたいと楽しげな会話。
七海の料理はまずい、肉じゃがの作り方を覚えた、と。
最後に、一番最初に覚えたのはキミの名前だけどというロンに
好きだという七海なのでした。
千里の最後の質問は、「あなたは今、幸せですか?」でした。
答えは当然「幸せ」に決まっていますね。
台所での優しいキスシーンでエンドです。

ロンの過去やロン自身のことが何も語られていないので、
そのあたりがすごく残念なのですが、全てを忘れて、
一からやり直そうというのは、ロンルートらしいかな。

悲恋エンドは、ロンの記憶を消す時、もし、記憶を消しても
自分が変われなかったら、ちゃんと逃げて欲しい、とロンが言います。
記憶と一緒に飢えが消えるか分からないから、と。
しかし、本当の願いは、七海に殺されることだと分かったので、
その約束を守ると決意し、キス。
最後のキスにならないといいね、というロンのセリフ、ちょっと切ないですね。
そして、記憶を消したロンと暮らす家に一月が訪ねてきます。
ロンはずっと眠ったままです。
一月は、旅に出るから一緒に帰ろう、1人にはしておけないと、
説得しに来たのでした。しかし、七海は自分の役目があるから行けない、と。
一月の、七海とロンのは愛じゃない、依存だ、というセリフはきますね。
そして、いたいけな女の子の人生を一瞬で食い尽くしたロンを最低だと。
その夜、説得に失敗した一月が帰り、ロンの眠る部屋に行くと、
ロンが目覚め、ロンの魂の飢えを消すことができなかったと分かります。
銃を七海に突きつけるロンに、銃を突きつける七海。
ロンの中に七海への恋心があるのか(一月のいうように依存なのかもしれませんが)、
ロンは七海の銃を自分の額へ当てるのでした。
この時、七海は自分も後を追う決意をしていたのでした。
銃声を聞いた一月が驚くというところでエンドです。
一月の七海への思いは、恋愛ではないんでしょうけれど、
こっちはこっちでちょっと切ないですね。

声の担当は杉田智和でしたが、いつ聞いても大人っぽい声ですね。
その声で、子供みたいな会話をしたと思ったら、
大人のような口調になったりするので、すごくやられた感があります。
微妙な含みのある話し方が上手だなぁと改めて思いました。

乙丸平士ルート(主人公は七海)

平士は、いつもニコニコして、人の心配をしてくれる
船のムードメーカー的な存在ですね。
一番、普通な恋愛をしそうと期待しつつプレイ開始です。

平士の能力である精神感応力は、自分の心の声も他人の心の声も
聞こえてしまうものかと思いましたが、他ルートでも分かるように、
平士の心の声や感情は他人に伝わってしまいますが、
他人の心の声が聞こえるわけではなく、どんな感情なのかを『音』として
察することができるだけというものです。
自分の感情を隠せないというのは何とも嫌な能力ですね。
そういうこともあってか、平士はいつも笑顔でいるということは
すぐに分かりますね。人が苦手な七海にとっては、いつも笑顔でいる平士と
一緒にいるのは居心地がいいと思っています。

今回のペアはちゃんと明かされていませんが、
こはる・正宗、駆・千里、深琴・一月、七海・平士、暁人・ロン、
1人は朔也です。

そして、仲良し3人組、七海・平士・一月の耐久トランプのシーンへ。
これは他ルートでもありましたね。何度やっても平士は負けてばかり。
『声』が漏れているからではなく、顔に出ているからなのですが。(笑)
常に、能力を意識しているせいか、言動も裏表がないということですね。
そして、最後には3人が深琴に怒られてます。
ちなみに、七海にとっては、深琴やこはるも同じような存在ですね。
女子が仲良しなのは、すごく好感が持てます。

部屋に戻る時、こはるが、3人とも仲良しで素敵、だと言いますが、
傍から見ると仲良し組に見えても、そんなにお互いを特に気にしていないようで、
ただ、気付くと一緒にいるだけのようです。

次の朝、ペアの平士が起こしにきてくれました。
最初は『声』を使いますが、七海が起きないので、部屋の中まで入り、
直接、声をかけています。その時、髪の毛がふわふわだなと言いながら、
優しく撫でてくれます。一応、触ってもいい?と聞いてきましたね。
女子の部屋には気軽に入ってくるのに。(笑)
触られただけで、平士の温かい感情が流れ込んできて、
平士がこの状況を気に入っていることが分かります。
最初から、ラブラブモード入っててほんわかしますね〜。
ただし、「今まで触った動物の中で一番気持ちいい」という扱いですが。(笑)

今回は、他の女子の恋愛相手は、こはるが正宗、深琴が一月です。
そちらの恋愛もちょくちょく絡んできます。
一月は深琴に軽口で絡むし、こはるは忙しい正宗の邪魔にならないようにと
気を使いすぎています。

一つ、忘れてました。平士と七海が組むと、暁人が絡んでくるのも。
食事当番の日、今日こそキッチンに入ってくるな、と
クギを刺されちゃいました。(笑)
平士は砂糖、七海は薬草が好きですね〜。
そんな暁人が平士にクッキーを作ってあげたのを見て、
七海が不思議に思いますが、一月が犬に例えてます。
ようするに、暁人には平士は動物(犬)扱い、と。

こはるの悩みを解決して、正宗を手伝うことに決めた後は、
かわいそうな千里の部屋で、ひと騒動。
千里が影で駆を呪詛したことがばれて、駆が千里の部屋に緑を生やし、
それに乗っかった平士がチョウチョを捕まえ、
トドメは、駆が正宗を巻き込んで能力を使ったため、
正宗の頭にピンクの可愛い花が咲いてしまいました。
これは、いくらこはるが抜いても生えてきてしまうというもので、
わざと駆がやっているようです。(こはるとの仲を縮めてあげるためかな)
平士の場合は、本当に悪意なしです。

この後、こはると七海は人に優しくされるのになれていないところが似ている、
だから、構いたくなる、と平士に言われました。
2人に限らず、他の能力者たちもそうなので、心配だ、と。
平士には、彼らの不安定な感情が伝わってきますからね〜。
そこで、みんなで遊べるものをと考え出したのが、肝試しです。
夜にやるということで、七海が内部犯に対する警戒心がない平士に対し、
警戒心を持つべきだと忠告する時に、七海自身が内部犯だったら、
という言い方をしたため、思っていたことが上手く伝えられず、
言い合いになってしまい、平士を怒らす結果に。
平士は、自分が疑うと気持ちが伝わって相手が悲しくなるから、
それなら騙された方がマシだ、と。
怒った平士の感情は、氷でできた針に刺されたような痛みがありました。
その後は、怒ってごめん、忘れようぜ、といつも通りの平士に。

ケンカのことを深琴と一月に相談したところ、2人がすぐに浮かんだのは
平士が七海を怒らせたんだろう、という勘違いでした。
以前、平士は深琴宛ての電話を知らせに部屋に入ってきたら、
ちょうど着替え中で、下着姿を見てしまったという前科がありました。
その後の同様が笑えますね。(笑)
七海が平士を怒らせたと言った後、笑顔の平士がやってきて、
怒っている様子がありません。ここで、一月がちゃんと平士に言いたいことが
伝わっているか、とアドバイスされました。
2人なった時に、七海は謝ろうとしますが、上手く伝わらずに
また怒らせたらどうしようという迷いが生まれ、話を逸らしてしまいます。
平士も気にしていたようですが、頭を撫でてもらって、一応和解。

夜、深琴が凹んでベッドに入ってきました。
こちらは一月と揉めて戻ってきたようです。
一月が誰にでも優しくすることを深琴は嫌だと思っていて、
辛い時や苦しい時の一月はどうしているのか、と。
そのことに関しては、一月と平士って似てますね。
どちらも、表ではいつも笑っていますし。

駆の交流会の話で、肝試しをやろうということになりました。
反対派もいましたが、そこは、駆の出番。
この船には、みんながくる前に5人の能力者がいたけれど、
家族や友人たちと離れるのを辛く思った1人が首吊り自殺。
それに触発されて残りも…、自分たちの黒いコートは喪服も兼ねている、
という怪談話をしたところ、深琴・暁人・千里が食いついてきました。
当然、ビビり組です。暁人はヒヨコ以外で幽霊もダメなんですねぇ。(笑)
深琴と暁人が信じないと強がりを言うと、じゃあ、参加するよね、と。
残りの反対組には、不参加者には罰として平士のご飯で対応です。
(後から、七海のご飯も追加されます。笑)
脅かし役は、駆・平士・空汰・七海の4人。

平士と2人で肝試しルートを探している時、七海が謝ろうとしますが、
傷つけないように正しい言葉で、と悩んでしまいました。
七海は、最近、考え事が多くなったという平士。
これまでは、言葉に気をつける必要がなかったのに、
平士を意識しだしてから、余計に言葉が出なくなってしまっていて、
ちゃんと言えず、また怒らせたかと思ったのですが、
平士が屋上へ行こう、と。

屋上で、気持ちは言葉にすると歪む時がある、という話に。
平士がそういうことを言うのはちょっと意外な気がしますが、
ここで、平士の子供の頃の話を聞くことができました。
子供の頃から能力があったから、言葉に頼らずに人と関わってきて、
自分の怒りや悲しみを周りが感じ取って世話をしてくれた、
だからワガママな赤ん坊状態で迷惑をかけまくっていた、
しかし、年を追うごとに問題が起こり、ついには親に捨てられてしまった、と。
衝撃的な告白ですね。この笑顔の下に、そんな悲しい過去があったとは。
でも、ここにいる能力者の家事情って、ほとんどがいいとは言えないので、
ある意味、やっぱりな、という感じもしますが。
それがなかったら赤ん坊のままだったから、親を恨んではいない、
その後は旅の一座に拾われて、篠笛の芸を覚えた、
気持ちが高ぶって人に悪い影響を与えそうな時は、笛を吹くんだ、と。
笛を吹くと、ごちゃごちゃした感情が一本の音の線になって、
遠くまで響いていくんだそうです。
平士の笛を吹くスチル、いいですね〜♪
ここで、ようやく、七海が平士に伝わる言葉で話せました。
平士も、以前、自分を心配して言ってくれたんだと分かってくれ、
平士が怒ったり悲しんだりした時には捨てる前に七海に言って欲しい、
ということで、2人の距離がまた少し縮まりました。
そこに一月が平士の笛の音に誘われて登場、仲直りできたことを報告。

平士から太鼓を習っていた時、こはると一月がやってきて、
わらわらやっていたら、正宗がこはるを迎えに来ました。
一月がこはるにちょっかいを出すのは、正宗への警告ですね。
なのに、自分の恋には臆病なんだもんなぁ。
遠巻きに、深琴と朔也を見て背けた目が悲しそうです。
後で、平士がこの時の状態をイライラしていたと言っています。
一度は別れますが、深琴と一月の様子を見に戻ると、
一月が深琴に抱きついてふざけているらしい様子を目撃。
どうして、自分たちにはしないのか、という七海の問いに、
深琴が好きだからだろ、と平士が答え、好きの意味が分からない七海に、
能力で平士の感情を伝えるという手段に。
それは、怖いような、泣きたいような、苦しいような、辛いような、
嬉しいような、幸せなような、恥ずかしいような、といった感情が
入り混じっています。

肝試しの夜。ペアは、朔也・暁人、千里・ロン、正宗・こはる、一月・深琴。
仕掛けは、空汰とヒヨコさんが作った火の玉。
空汰が未来から来たからすごいと思っていますが、
いくらなんでも、このスーパー小学生は特別でしょう。(笑)
これで、一月と深琴の仲が少し縮まったようですね。
ここで、平士と一月の夢の話に。
好きな女を嫁にして、子供を産んでもらって、大事なもののために働く。
2人は、温かい家庭が欲しいと思っているんですね。

肝試しが終わった後、平士が好きだと気付いた七海が
気持ちを落ち着けようと屋上に向かうと、途中で、平士と遭遇。
平士の方も七海のことを考えていたようです。
平士の笛を聞くために屋上へかけっこ。
七海が普段見せない顔をしたので、平士が嬉しそうですね。
ここで、平士が七海に、オレと同じ夢見ないか、と愛の告白。
七海も平士の夢を叶えたいと答え、両想いに。
ただ、七海の本心は、自分が幸せになるためではなく、
平士を幸せにしてあげたい、孤独から守りたい、という思いです。
暁人関係の罪が邪魔してるのかな。

しかし、この直後にロンと夏彦が登場。密会する予定だったみたいですが、
平士たちがいたために予定が狂い、2人を殺すと息巻く夏彦。
ロンは七海の能力に興味を持ち、自分が欲しい、と。
当然、七海は拒否しますが、気絶した平士が殺されると脅され、
言うことを聞くために、屋上での平士の記憶を消すことに…。
泣ける…。今回は好きな人が絡んでいるだけに、切ない展開ですね。

翌日、平士の記憶の一部がないという話を暁人が聞き、
七海の仕業だと気付き、2人の時に責めました。

その後は、悩める女子トークの後、夜に夢の中へ。
平士に謝ろうと探していたら、暁人が登場し、平士が好きなのか、と
聞かれました。遠くから七海を見ているうちに、七海の変化に
気付いていたわけです。なのに、どうして、記憶を消したのか、と。
話が少し変わり、この夢の世界は、一月と平士の力で作られたものだと
気付いていて、この力があれば、洗脳も可能だろう、と。
2人はそんなことはしないと否定しますが、『世界』に命じられたら、
と言われ、七海には気づかされることが。
もし、平士の力と七海の力が掛け合わされたら、
多くの人の記憶を消すことができるかもしれない、
『世界』に命じられたら自分は逆らえないかも、と。
七海はこれまで、父親の命令に従い続け、ロンにも従ってしまったので、
命令に逃れられないと思っているようです。
その直後、ロンが暁人を射殺。夢でも血が流れます…。
ロンに利用されないために拒否すると、大切なものがない自分は
夢の誓約が聞かないようだから、目覚めて能力者たちを殺すと脅してきました。
く〜、今回のロンは厄介だなぁ。
そこに今度は平士が現れ、暁人を夢から解放。
ロンが夢から去ったので、ロンが内部犯だからと訴えて、
七海も平士に夢から出してもらいます。

夢から覚めた後、ロンは姿を消して発見できず。
平士と2人になった時、夢で暁人に言われた内容を平士に伝えます。
ここで、平士の記憶を消したことを告白。
しかし、七海と離れないと抱きしめる平士。
七海は自分の気持ちを押し殺して、能力者同士では幸せになれない、と。
キスまでして好きだといってくれましたが、七海は好きな人を守るための嘘を
つくことにしたのでした。これ以上、一緒にいたくない、と。
このルートが一番、恋愛が充実してますね。
七海が泣くシーンで、心が痛くなってきました。(笑)

今回の「ひよこチャンネル」は【深琴組】で、深琴・朔也・一月と
夏彦が登場。深琴を巡って、朔也と一月が修羅場状態です。
深琴自身は、内部犯探しで2人を放置状態ですが。
単独での夏彦は、あくまでも能力しか見ていないようですが、
カメラマンヒヨコの誘導で、ロングの黒髪、が好みだと判明。

七海が屋上でロンたちにされたことをみんなに話したら、
暁人の誤解が解け、庇ってくれましたね。不器用だけど、優しいなぁ。
平士も七海も様子がおかしいことを察し、昼食に。
その後、七海が船に乗った頃の無口な状態に戻った、と深琴が言っています。
暑いから、涼しい食堂に行こうと移動していたら、
水浴びをしている男子たちの姿が。目の保養ですね♪
ここにいるのは、駆・千里・暁人・一月・平士、
それに水浴びはしていませんが、空他の声が聞こえます。
平士だけは、完全に凹んでガラが悪くなってます。

女子が食堂にこもっている時、雷のせいで停電が起こり、出られなくなりました。
正宗が復旧中の連絡を『声』でよこし、しばらくすれば直るということですが、
七海は先程の平士の様子が気になり、ドアが開くか見に行ったら、
平士の『声』が聞こえ、透明なドアの向こう側に平士の姿が。
七海だけ聞こえる『声』で、七海に怖い思いをさせたロンが許せない、
七海のことに気付いてやれなかった自分を殴ってやりたい、と。
七海が能力を嫌っていたのに、その能力を使わせてしまったことを
すごく謝っています。記憶を消したことに関しては、
七海が好きな気持ちがあれば、それで十分だ、
でも、離れ離れになることなんて考えられない、と。
停電が直り、改めて、オレと同じ夢見ないか、と告白されました。
そして、一生大事にするから、一緒に逃げよう、と。
おおっ、逃避行なんていう展開があるとは…。
それでも七海が迷っていると、「深琴が全裸で襲ってきても拒否する自身あるぞ!」と。
どういう例えなんだ、って感じですが、大声で話していたため、
すかさず、一月とともに現れた深琴に殴られました。
そういうところは抜けてますね。(笑)

後日、起こしにきた平士と逃避行の密談を。
チャンスは、街に降りるのが最後になる明後日のみです。
しかし、その前にご飯に行くことになり、外へ出ると、一月と深琴と遭遇。
一月と平士は、逃避行の話の後からケンカ中です。
一月が心配しているは、逃げる方法を平士が甘く考えているからです。
『世界』相手に逃げるのであれば、七海の能力も必要だ、と。
しかし、平士は七海が嫌う能力を使わせたくないわけです。

2人になった時、俺を信じてついてきてくれるだろうという問いに、
「ついて行く」を選択すると、悲恋エンドになります。
七海に二度と能力を使わせないと決めた平士。
船を降りる直前、七海が朔也とすれちがうと、朔也が未来予知をして、
険しい顔つきになりました。一月も街へ行ったのか、と深琴に聞いていますが、
一月は船に残っている、と。
2人だけで船を逃げ出し、一番大きな街の近くにある森の小屋を借ります。
二人とも、まだ制服着てますね。ちょっと変です。
しばらくここで生活していたある日、外から帰ってきた平士の服から銃が…。
七海を守るために闇市で買い、撃つ練習もし始めたようです。
これを見て七海がおびえ、それを平士が感じ取ってしまっています。
1人で無理しすぎて、平士が壊れはじめてます…。七海自身も自分を責めています。
ある日、小屋の外で一月と暁人の声がし、銃を手に取る平士。
平士に人殺しをさせるわけにはいかないと思った七海が、
とっさに、平士の中の自分の記憶を全て消去してしまいました。
そして、自分はいいから平士だけは助けてと、一月に頼むのでした。
船に連れ戻され、平士は以前の明るい状態に戻りました。
しかし、七海のことは覚えておらず、さすがの駆も言葉があまり出ないようです。
「お前、誰だ」はキツイですね。

「ついて行かない」を選ぶと、七海が、今の平士は自分と違う夢を見ている、と。
辛い思いをしたくないから平士と逃げるのではなく、
2人で幸せになりたいから逃げるのだということです。
平士が動揺した時に、初めて「平士」と名前で呼びましたね。
そこで、平士はおじいちゃんの教えを思い出しました。
女が笑顔じゃない場所には幸せはこない。
そして、自分がダメな時は、七海の力を借りていいか、と。

街に降りた時、平士と七海は服を着替えます。どちらも紫基調でおしゃれです。
最後まで、深琴と一月だけが協力してくれています。
こはるにもお別れを言いたかったという七海ですが、
こはるの恋人は正宗ということで、さすがに言えませんね。
一月と平士のケンカも、お互いの連れである七海と深琴に
お互いのことをよろしくということで、いつの間にか解消されています。
そして、2人に別れを告げ、駅へ向かうと正宗が現れました。
服を変えていたため、怪しんだ正宗が、過去を見る能力を使って、
逃避行のことを知り、『世界』からは逃げられないし、
誤解していると説得しようとしますが、ここで、七海が会った記憶を消しました。
他ルートをクリアしていると、アイオンのところに行けば、
能力を返すことができたので、もっと幸せに慣れたのに、と思わなくもないですね。

ハッピーエンドは、草原を楽しげに歩く2人。
旅の途中である富豪と出会い、色々話しているうちに、
自分は世界を周りたいが、お金があっても自由がないから、
自分の代わりに周ってくれないか、ということで、
カメラで世界を撮って周るという仕事をしているのでした。
途中の街では、平士の笛でも稼いでいるようです。
そうやってお金を溜めて、いつか2人の安住の地を見つけるんでしょうね。
何にも縛られずに、草原で笛を吹く平士とそれを聞く七海は
とてもいい顔をしていますね。
最後は、途中で平士が不意打ちで撮った2人の可愛い写真でエンド。

声の担当は吉野裕行さんでしたが、元気キャラは定番ですが、
このルートは恋愛要素が一番詰まっていたので、
恋愛モードになるとすごくグッときました。今回も堪能できました♪

鈴原空汰ルート(主人公は空汰)

全キャラルートを攻略すると、一番最初の選択肢(誰についていくか)で
「誰とも一緒に行かない」が出現し、そこからは選択肢なしの
空汰のストーリーが始まります。

復習のために、最初からストーリーを追ってみたら、
ここはこういうことか、というのが分かってきました。
空汰が頭がいいということと国会議事堂の中での空汰にしか聞こえない歌が
がポイントです。そして、最後に「空汰、私は、また貴方と…」とありますが、
歌はアイオンなので、空汰と何らかの関係があるということですね。
この後のこはるとの出会いも、船に乗るために仕組まれたことだったのかも。

一人で行動していると、これまでのルートで見たエピソードの中で、
空汰にしか見えない女の子が船内を歩き回っています。
白いワンピースの、髪の毛が深琴くらいでウェーブしている女の子。
まさにアイオンです。そして、空汰の言動を正宗が邪魔する場面が見られます。
アイオンの存在を他の能力者に知られないようにしています。
他ルートで、空汰が正宗が船から降ろしてくれないと言っていましたが、
それが原因だったんですね。

屋上で少女との会話を試みますが、声を出すことはなく、
表情で読み取ることくらいしかできません。
身体が透けていることから、人間ではないだろうということは感じていますが、
それ以外に、どこかで会ったことがある気がしています。

ヒヨコさんの部屋に少女が現れ、ヒヨコさんは彼女の正体を知っているようですが、
教えてくれず、名前だけ「愛音」と教えてくれました。
ここから、少女を「アイネ」と呼び始めます。
そして、少し前にこはるに話したら、空汰に会いたかったのかもという言葉が
ふと頭をよぎります。と言っても、空汰には覚えがないので、
別の誰かなのかな、と。
肝試しの火の玉の装置は、空汰とヒヨコさんが作ったことになっていますが、
実は、空汰と少女が作ったものだったんですね。
会話はできないから、ヒヨコさんが通訳したり、表情で読み取ったりしたのかな。

深琴の上に木が落ちてくる事件で、庇った朔也を置いて逃げ出した深琴が、
何者かに殴られて船の地下に閉じ込められたところでは、
アイネが朔也に接触して、未来予知を見せていますね。
この後からだと思いますが、正宗からアイネのことを
聞き出そうと試みたようですが、ダメだったようです。

『世界』に向かう途中で、空汰は大正時代ではないものを発見。
これはずっと気になっていたところですが、代官山の道路標識や信号機がありますが、
これは明らかに時代が違いますし。

ようやく、アイネと会うシーンに。彼女の名前はアイオンと分かりますが、
違和感がある、と。これも後で分かります。
『リセット』については声を出して会話をしていたのに、
空汰の質問には答えてくれません。その謎は、正宗が説明してくれました。
大昔には感情機能があったらしいが、今はもう必要な言葉しか話せない、
アイオンは三度のリセットが限界だったけれど、
なぜか、今回の四度目まで稼動し続けていて、それが研究者たちにも謎である、と。
正宗の推測では、それは空汰がいたからではないかということです。
空汰は三度目のリセットの直前に連れ出された人間で、
約2000年のコールドスリープから、今目覚めたんだということです。
すごい展開になってきましたよ。
リセットされなかった理由は、空汰がアイオンの前身であるアイネを
作った科学者と同じ遺伝子を持った人間で、
アイオンの老朽化を防ぐ最後の砦だと考えたから。
ちょっとややこしいのですが、リセット→『世界』がコントロール、
ということを行っているうちに、全くの同一人物が生まれるという事例が
いくつかあったという設定のようです。
空汰の前に、期待された少年がいたという話になり、それが夏彦だと分かりますね。
しかし、夏彦はリセットに反対し、島を出て行ってしまい、
次に取った行動は、アイオンの破壊、空汰の暗殺です。
そんな空汰をアイオンが、夏彦からも、島の研究者の思惑からも守り続けた、と。
だから、空汰が2000年も眠っていたということです。
今、アイオンが空汰を目覚めさせた理由は、ここでは不明。

一人になった空汰は、家族も誰もいない世界で一人ぼっちとなってしまいましたが、
たった一人、アイネだけがいることに気付き、彼女が死んでしまうことを嫌だと思い、
未来と過去を見るシーンで、過去に行きたいと名乗り出ました。
それは、自分が本当にアイネを助けられるかを確かめたいからで、
過去で、アイネを作った空汰とアイネを見ることになります。
科学者・空汰とアンドロイドの愛音がいますが、2人とも大人の姿ですね。
2人で買い物をしたり、愛音の歌を空汰が嬉しそうに聞いたりする様子は
恋人のようですね。
街で、結賀史狼を目撃。国連専属の科学者で、アンドロイド研究の第一人者。
しかし、妻が死んで、屋敷に閉じこもっていたらしいです。
次のシーンでは、心を持つアンドロイドである愛音が
国連に目をつけられたと慌てる空汰。国連が『文明初期化計画』を
本気で考え始めている頃です。愛音を守るため、愛音には会話をせず、
アンドロイドのフリをするように言っています。
ただし、歌は自分の心の支えだから、歌って欲しい、と。

ここで愛音の気持ちが分かります。
最初に覚えたのは歌であること、歌うと空汰が笑うこと、
歌うアンドロイドは他にもいたが、愛音が一番だと言ってくれたこと、
空汰に褒められたくて、好きになってもらいたくて、色々なことを覚えたこと、
好きだと言いたくて話せるようなったこと。
空汰への恋心が愛音に心を芽生えさせたんですね。

それから、2人は家を捨てて逃げ、苦しい生活の中でも幸せだったが、
空汰が交通事故で死んでしまいました…。
そして、どういう経緯か分かりませんが、史狼の手に愛音が渡ったようです。
史狼の望みは、輪廻転生で生まれ変わった妻と会うこと。
ただし、同じ魂であっても、器や環境が違えば別人となるため、
同一の魂・器・環境を作り出そうとしているようです。
この時から、愛音は『アイオン』と呼ばれるようになります。
永久を作り出す者の名前だとか。
愛音には、たった1人に執着する史狼の気持ちが分かったため、
滑稽だと思ってはいても、自分の希望にもなっていた、と。

アイオンがしゃべらないのは、科学者の空汰の言葉を守っているからでした。
愛音の気持ちは分かりましたが、自分はその科学者ではないから、
望みは叶えてあげられない、と。

ここで空汰は元の場所に戻ってきますが、そこには史狼の姿が。
史狼が言うには、アイオンの寿命が尽きるのは、老朽化のせいではなく、
長い時が心をすり減らしたからだそうです。
アイオンを破壊するには、文明を燃やす炎を使うか、心を壊すか。
こはるを手元においておきたかったのは、炎の力が欲しかったからなのかな。
ここで、史狼は銃を空汰に向けます。心を壊す、ってことですね。
アイオンが空汰の盾となるべく、立ちはだかりますが、実体がないので、
貫通して弾は空汰に当たってしまいます。
1発目は様子見だったようで、かすり傷ですが、次は本気。
というところで、こはる・深琴・七海が登場。
男子陣は、人形型ロボットを倒していますが、数が多いようで、
苦戦している様子が平士の『声』で分かりますね。
史狼がこはるに、炎でアイオンを破壊したらすぐに退くと言いますが、
あくまでも、こはるは史狼を倒す方に。
でも、この場で殺さないのは迷いがあるということを見抜かれています。

この後、倒れている空汰をアイオンが心配そうに上から覗き込みます。
空汰が、君の待っていた人じゃないけど、一緒にいたい、
どこにも行かないから、もう喋ってもいいんだよ、アイネ、と。
ここで、アイネが言葉を発しました。
私も、空汰と一緒にいたい、空汰と生きたい、と。
これでエンドです。え〜、この後は!?
ありませんね〜。その後、空汰や能力者たちがどうなったのかは、
想像するしかないようです。

全ルートクリア後の感想

ルートによって、過去が明かされていたり、いなかったりしますね。
その人を知るには、どういう過去があったのかというのは必須な気がするので、
自動的に、過去ありのルートが面白かったと感じました。

そういう意味では、暁人・朔也は過去がはっきりしていて面白かったです。
暁人と千里の繋がりは意外性もあって良かったです。

千里は、過去にはあまり触れていませんが、恋愛要素は割とありました。
ダメ人間から一人前に近づくという成長ものというのもあるかも。
後は、過去は暁人と繋がってくるので、2つで1つの話ですね。

平士は恋愛要素が一番詰まっていて、過去もちゃんと明かされているので、
総合的に一番好きなルートでした。しかも、唯一、『リセット』とは
無関係となるハッピーエンドということも意外性があって良かったです。

駆は、史狼との繋がりという面白い設定ですが、生かしきれていませんね。
正宗は、裏事情を知る人というのが生かされていないかな。
一月は、幼馴染の絆が邪魔しすぎな設定で、少し苦しい感じがしました。
夏彦は、敵にも正義があるということで、別の場所での恋愛となったため、
思っていたよりは良かったですが、恋愛要素がありつつも、
駆と同じで、強引な恋愛展開っぽい感じがしました。
ロンは、過去なし、性格破綻、でも最後だけ人間らしくなっちゃった、という
微妙な感じでした。

女子3人は、どれも個性的でしたが、意外とすんなり受け入れられました。
ただ、主人公目線という感じではありませんでしたが。
こはるに関してだけは、過去設定がいま一つはっきりしませんね。
一人で暮らしていた割に、料理はできないようですし、
農作業もしたことがなさそうです。どうやって暮らしていたんだろう。
たまに、史狼が来ていたようで、その時に何か必要なものを持ってきたとしても、
最後は何年も会っていなかったというので、その間はどうしていたのやら。
史狼がこはるを手中に収めていながらも、船に乗せた理由も謎ですね。

ノルンにはどういう順で乗り込んだのかを考えてみました。
『世界』側の正宗が一番最初だというのは確定ですね。
駆は史狼の手から『世界』が取り戻しているということで、
が2番目の可能性が高いかな。
暁人は、深琴・朔也・七海・千里より後に入ってきたこと、こはるが一番最後であることは
ストーリーで明かされていますね。
深琴と朔也は、幼馴染で、子供の頃から2人とも能力があったので、
同時である可能性がかなり大きいかと。
七海は、平士ルートで、深琴が船に乗った頃に戻った、と言っているので、
深琴たちより後の可能性があるかな。
平士は、深琴たちよりは後です。こはるが入ってきた時、
能力者たちは、『世界』関係者(だと思う)に連れて来られるのに、
こはると平士だけは自分から乗り込んできた、と言っていましたから。
一月とロンだけは分からないですね。
しかも、非能力者であるロンがどうやって乗り込んだのかは、
本当に謎のままです。『世界』側の人間を買収したのか?(笑)

設定があいまいなところが、この作品の残念なところですね。
ちゃんとした設定がストーリーで明かされていれば、
もっと濃い内容になったと思います。

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