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PSP「百鬼夜行 〜怪談ロマンス〜」

PSP「百鬼夜行 〜怪談ロマンス〜」のプレイ感想・攻略です。

【ストーリー】
龍田憂は、火を自在に操る特殊な竜神の姫であり、半神半妖。
ただし、まだ自分の妖力をうまく制御できず、力の一部を封印している状態。
姫という立場上、生徒達の前では模範的な優等生として振舞う。
しかし、本当の自分を偽って暮らすことに、窮屈さも感じていた。
そんな中、素の自分を見せられる相手との交流によって、
彼女の心にも変化が生まれてゆく。

【キャスト】
龍田憂(うい):主人公
宮前慎二:三木眞一郎
龍田恭介:梶裕貴
椿宗次郎:入野自由
響乃武蔵:森川智之
寒澤流:岸尾だいすけ
飛浦若葉:前野智昭
明日馬兵太:寺島拓篤
姥爪多恵:松来未祐


逢魔時 〜怪談ロマンス〜」と同じ舞台設定なので、雰囲気はすぐにつかめました。
続編ではないので、学校と登場キャラは違います。
「逢魔時」は東乃高校、今回は西乃高校が舞台です。

今回も、主人公の言動や思考回路が他の乙女ゲームと比べるとかなり特殊ですが、
「逢魔時」で耐性がついたせいか、あまり違和感なく入り込めました。(笑)
しかし、シナリオは少しおざなりになってしまっている感がありますね。
同じようなセリフや思考が繰り返し出てくることが多いので、ちょっと飽きてきます。
そして、相変わらず大人向けの描写シーンもあるので、お子様はダメ、ということで。
(コンピュータエンターテインメントレーティング機構=CEROで
『D』(17才以上対象)とされているソフトです)

今回は前回より官能が少し多かったり、濃厚な気がしますね。
しかも、使いまわしのシーンが多かった気も…。
ただ、声優さんが上手すぎて、甘いセリフはちょっとヤバイです。
でも、その直後に、主人公がしらけセリフをかますことが多いので、
甘くしたいのか、そうでないのか、どっちにしたいんだ、と思わなくもないかも。
(QuinRose作品のそのあたりのセンスは、ちょっと理解しづらいですね。笑)
ストーリーとしては、少し薄いと感じましたが、前作もこんなものだったかな。
真相エンドのネタバレが、他のルートで小出しに明かされてしまっているのは、
少々、頂けなかったですね。

システムで不便なのは、早送り巻戻しがRLボタンだったり、
簡易セーブがなかったり、好感度のゲージがなかったり、でしょうか。
この辺は、改善するつもりはないようですね。


攻略の感想 ※ネタバレ。
宮前慎二ルートで真相が明かされますが、先にプレイしました。
途中過程は真相エンドと被るので、一番最後に攻略した方が
心境的にはいいのかもしれません。
真相エンドの解放は、全ルート攻略後のようです。

宮前慎二ルート

主人公の龍田憂は、火属性の竜神の娘で、半神半妖という設定です。
力がありすぎて自分ではコントロールできず、封印されており、
竜の姿になることができません。
家柄を考えて、家の使用人や学校では優等生を演じていますが、
一部の人間の前では、気取らない素の自分を出している、と。
初めてプレイすると、この性格にビックリして、ついていけないと思います。(笑)
とにかく、心の声、状況説明、セリフの3つがあり、読むのが忙しいですね。

学校の設定は、妖の時間は夜なので、夕方に登校、真夜中に昼休みならず夜休み、
早朝に帰宅、というながれになっています。学年は、好きな学年を選べ、
好きなだけその学年にいたり、好きな時に卒業できます。
あくまでも、人間を真似した学校ごっこなので。

そんな憂は、憂の付き人と称する宮前慎二を死人にしてしまったことで、
定期的に肉体的な罰を受けています。
死人とは、死んだ人間を不死にしてしまうことらしいです。
これが禁忌だということで、いつも憂につき従っている慎二といると、
学校でも白い目で見られることも多少ありますが、
全体的には、優等生な竜神の姫君という立場に憧れられている感じですね。
まあ、素は全然違うのですが。

慎二が死人になったのは数年前のことで、人間だった頃の記憶は一切ありません。
何をしても死なず、痛みや味、寒さや熱さなどの感覚がない、と。
しょっぱなで、雑魚の妖に傷つけられて、赤い血が出ますが、痛みはなく、
怪我もしばらくすれば治るらしいです。
禁忌というだけあって、死人は妖の世界でも珍しい存在とされています。
現在は、高校2年生という設定です。

そんな慎二が、死人になってまもなく、生きる意味が欲しいから、
自分に役目をくれ、と言い出したことで、2人の間で、主人・付き人という
関係が生まれます。慎二としては、すべきことのない人生は虚しい、と。
憂としては、恨まれて当然の自分が慎二の生きる意味となるのはどうか、
と反論しますが、一緒にいれば、自分の存在が憂を苦しめることになるのでは、
という慎二の意見に押されて、今の流れに。

始終、憂は慎二に恨まれても仕方がないと思っていますが、
それを聞いても、「恨んではないないが、忌々しいと思っている」というような
答えしかかえってきませんね。あまり違いは内容に思えますね。
(慎二としては、違う意味で腹立たしいと思っていたわけですね)
忌々しいと思っている慎二ですが、行動は主人に忠実な僕ですよね。
足が痛かったら抱えたり、治療してくれたり、お茶に気を使ってくれたり、
体育祭で守ってくれたり、髪が乱れたら櫛で梳いてくれたり。
憂が禁忌の罰で苦しい時には、瞬間移動で部屋まで来てくれたり、
鈴を鳴らせば、すぐに飛んできたり、響乃が憂にちょっかいを出してきた時に
すぐに阻止するあたりは、すでに、付き人の仕事以上の何かを感じますが。(笑)

慎二の苦手なものに桜がありますが、憂の夢でも過去映像として桜が出てきますね。
これが真相エンドに繋がるものだと思いますが、ここでは明かされていません。
ただ、桜の木の下には死体がある、などちょっと明かされているところも。
桜の木の下で慎二は誰かに殺されたと思っていいのかな。
憂は、人間だった頃の慎二を知っているようで、だから、かわいそうな(?)
慎二を生き返らせてしまった、とか?
ここに辿り着くまでは、憂が慎二を殺したのかと思ったのですが、
そういう設定はなさそうですね。
それにしても、慎二の左目の眼帯が気になるんですけど〜。
これ、殺される時に何かされたのかな。そのことに触れないのが余計気になる…。

登下校、夜休みなど、家にいる時以外は、常に、慎二は憂の側に付き従っていて、
憂はそんな慎二に少しずつ惹かれていきます。
一番気を使わなくていい存在だからかもしれませんね。
何だか、両親(父親しか出てきませんが)にも可愛がられていないようですし。
しかし、好きだと告白しても、慎二には相手にされませんね。
慎二は、憂が死人にするのは自分でなくてもよかったのだろう、
と思っているようです。

最初のキスは、体調不良で横になっていて、口移しで水を飲ませて欲しいと
憂が言い出した時で、困る慎二に、最後には命令口調になってます。
慎二が口移しで飲ませた後、もう一度普通にキスしましたね。
ここで、慎二の心境が分かりました〜。すごく好きだったんだね。
その後、さらに濃厚なキスを重ね、憂が自分を付き人として見ないなら、
自分も姫様だと思わない、と。そして、最後までいってしまいます。

「鈴の音」ENDは、体調不良のまま、山道を散歩していたら、憂の妖力が暴走し、
大火事が発生。一瞬、火の粉が桜の花びらに見えたところがいいですね。
ここで、憂が真相エンドに繋がるような意味深なことを考えています。
自分は慎二のために死ねない、と。
それが、恋人としてではなく、死人としての慎二に関係するようです。
自分が生きていれば、死ねない死人の慎二に何かできるらしい。
そこに、慎二が現れ、助けようとしてくれますが、慎二の妖術では火は消えず、
2人が死なないように頑張った憂が、自分で力を抑えることに成功。
その直後、自分でビックリする憂が「愛の力?」と口にしたことで、
後々、慎二にそのネタでいじられまくります。
ここで、慎二が愛の告白。憂が呆れるくらい長いキスの後、部屋に戻り、
自分の心のうちを明かします。
慎二は死ねない死人、憂は永遠に近い命があるが不死ではない半神半妖なので、
いつか、憂と死別する日がくることを考えると、自分が憂を愛することを
恐れていたわけです。しかし、憂に告白されるよりも前から好きだった、と。
慎二に人間のときの記憶があれば、憂を恨む気持ちが芽生えたでしょうけれど、
記憶はないし、憂の側にいて、彼女の素の姿を見ているうちに、
好きになってしまったようです。
ここで、憂が死んだら、彼女を想って泣き続ける覚悟ができた、と。

この後は、愛を語らいながら官能シーンへ。
身分の違いで周囲は反対するだろうから、表面上は恋人関係を隠すこと、
いざとなったら攫ってしまいたい、とまで慎二が口にしています。

別の日、憂が図書館で妖力の上げ方の本(実際は下げる方法を探しています)を
読んでいる時、恭介が現れます。ここで、恭介が慎二のことをが好きなのか、
と聞いてきて、雰囲気でバレてしまうと、何だかガッカリした顔に。
自分が好きな女について語り始めますが、これって、憂では…?
鈍感な憂は全く気付きませんが。(苦笑)
ずっと好きだった、と過去形で語る恭介がちょっとかわいそうですね。
自分も協力すると言い出す憂に、「幸せになれよな、ばーか」と言って
立ち去る恭介に他ルートなのに、恭介と結ばれて欲しいかも、と
一瞬思ってしまいました。(笑)

さらに別の日、夜休みで、響乃と椿と遭遇。
旧鼠の椿と猫又の多恵の恒例の喧嘩は、ちょっと微笑ましいですね。
普段の多恵はすごく優しいし可愛いのですが、椿に対してだけは違いますし。
これまでも、響乃がやたらと憂にちょっかいを出してきていましたが、
今回は憂本人を食べたがっているような目で見たので、
慎二が、それ以上見ると目を潰す、と脅かすまでに。
響乃が憂の箸からお弁当を食べてしまったので、慎二が箸は交換・廃棄。(笑)
無事に食事を終えた後の会話で、寒澤先生の話になりますが、
あの笑顔の下は、怒らせたら怖いと思わせるような何かがあるようですね。

この後、慎二と憂が2人きりになり、慎二がいきなりキスを。
響乃と箸で間接キスしたから、殺菌だそうです。(笑)
その後は、授業をサボって官能シーンでエンド。これがハッピーエンドでした。

「桜を見た日」ENDは、森で火事を出した時、憂が力を押さえようとしますが、
煙を吸い込んだせいか、次第に意識が薄れてしまいます。
その前に、慎二に最後の命令を下す憂。慎二の手で憂を殺せ、と。
ここでは明かされていませせんが、ごにょごにょ話で慎二は真実を知ることに。
多分、死人を死なすには、死人が術者を殺せばいい、ということかと。
愛していたと口付けをしつつ、慎二は憂の首を絞め、憂は空に舞う
桜の花びらのような火の粉を見て気を失っていくのでした。多分、死亡。
2人一緒に死ねたであろうことを思えば、一応ハッピーエンドなのかなぁ。
いや、愛する人を自分の手で殺さなくてはならないのは、
さすがに辛い気もしますが、殺さないなら自分は生き残るわけだし。
心境としては、ちょっと微妙ですね。

「胡蝶の夢」ENDは、図書館のシーンの後、公園で寄り道デートする2人。
そこで、小さな動物型の母子の妖を見つけ、ちょっと羨ましいと思う憂。
両親以外に家族が欲しいなら、自分が家族になる、と。
家が黙っていないし、子供が作れるかどうかも謎だし、と憂が口ごもると、
試してみればいい、とあっさり言っちゃいましたね。
しかも、頑張るらしい。(笑)
その後は、駆け落ちの話にまで発展していきました。
まっとうな仕事で養ってくれるらしいです。
そんな夢を語っていたら、空に蝶の妖が通り過ぎていきました。
いつか竜になって空を飛んだり、本当に慎二と駆け落ちをしたりすることが
あるかもしれないけれど、今は幸せだ、という終わり方ですね。

声の担当は三木さんですが、声が大人びているので、
キャラ絵のような高校生っぽくはなかったですね。
それが最初は違和感がありましたが、一応、抑えた話し方でしたし、
声自体は好きなので、だんだん気にならなくはなりました。
どうせなら、教師役の方が合っていたかもしれませんね。

龍田恭介ルート

憂は優等生な姫君として憧れる一方で、妬みの目もあり、陰口を叩かれることも
ありますが、そんな場面に、必ずと言っていいほど登場するのが、年下の従兄弟の恭介。
学校では、高校1年生です。
昔は仲が良かったのに、憂が禁忌を破った頃から、態度が冷たくなっていった、と。
そして、周囲に陰口を叩かれる時に、大声で憂を罵倒するというか
ライバル的な発言をするという流れがいくつかあります。
何度かこれが繰り返されると、恭介が意図的にやっていることが分かりますね。
恭介が憂を罵倒すると、周りが憂に同情しますから。分かりやすい展開だなぁ。

そして、体育倉庫や体育祭や図書館や修学旅行、とどめは、恭介が他の女子に告白される
現場を見てしまってから、徐々に恭介との距離が縮まってきますが、
修学旅行先で出会った竜や椿宗次郎が情報源に使っているネズミから、
恭介が、憂の受けるはずだった罰を半分以上肩代わりしているという事実が発覚。
憂としては、禁忌を破ったために家名に泥を塗り、それ以来、恭介に嫌われていると
思っていたため、どうして?という気持ちですが、愛のなせる業ですね。
恭介が憂と距離をとっていたのは、罰を受けたことや苦しむ姿を見せないためでした。
ちなみに、椿に、自分のやったことに対する罰が軽すぎだと
思ったことはないか、と指摘されていますね。

恭介から真実を聞き、愛の告白をされますが、恭介としては
同情で付き合って欲しくはないと思っているので、気にするな、と。
とか言いつつも、これからは何も隠す必要がないので、ガンガン告白してきます。
同情でなく、好きになってもらうためらしい。恭介はツンデレキャラでしたね。
ところどころで、セリフと絵がミスマッチかな、と思う場面もありますね。
絵はにやけ顔なのに、声はカッコいいので、ちょっと変。(笑)
憂が椿から情報を聞き出している時、椿が憂の髪をくるくるしたり、
何だか、憂を狙っているような含みのあるセリフをいうのが気になりました。
そして、それに対して、恭介は嫉妬してます。

「永遠の痛み」ENDは、憂と恭介が子供の頃によく遊んでいた水晶の洞窟で、
憂の力が暴走して、周りを火で囲まれてしまった時、恭介が登場。
妖怪の力は、口吸いで移動することができるという世界なので、
この場合、当然そのような流れに。
2人で焼け死ぬというバッドエンドがあっても面白かったかもと思いつつ、
甘い初キスシーンで、憂の暴走が止まり、無事に鎮火。
この後は、送り狼のような恭介になっていきますね。(笑)
別れ際に不意打ちのキスをしたり、分かれた直後に、憂の部屋に入り込み、
ついに、ラストまで行っちゃった…。展開、早っ。

デートの前日、夢の中で憂は水晶の洞窟にいて、洞窟が崩れ始めます。
ここで、恭介が現れ、憂を守ってくれます。
その話を恭介にすると、自分はちゃんと守ったか、と。
やっぱり、気にはなりますよね。(笑)
スケートでデート中に、恭介が一瞬、苦しみ出し、
罰は同時にやってくるわけではないことや痛みの違いがあることなどが判明。
お互いに相手が痛いのは嫌だと言いますが、恭介がこの程度の痛みなのは
2人で分けているからだ、と。憂としては、何の関係もない恭介に
自分の痛みを背負ってもらうのは嫌でしょうけれど、
恭介としては、愛する人の苦しみなら喜んで受けるというわけですね。
その後は、憂の部屋が密会場所となり、恭介がちょくちょく通ってきます。
そして、キスから始まる官能シーンで終わり。これがハッピーエンドでした。

「飛ばない竜」ENDは、憂と恭介はカップルになるまでは同じで、
ある日の夕方、竜姿で空を飛ぶ恭介と会い、以前、恭介の背中に乗せられて
空を飛んだことを思い出します。
能力を封じられている憂は、竜姿で空を飛ぶことができないので、
恭介がまた乗せてくれました。
空を飛べる恭介を羨むと、いつかは飛べる日がくるだろうし、
もし飛べなかったとしても、恭介が乗せてやる、と。
妖怪の母子の会話を聞いて、子作りの話題にまで発展していき、
思いっきりつっこむ憂が降ろせ、と。その後は、人姿で2人仲良く散歩することに。
あ、ラストに、また官能シーンが入りました〜。

「水晶と約束」ENDは、水晶の洞窟で、子供の頃にもらった水晶の欠片を
なくしたと憂が言うと、また恭介がくれました。
「それに、守ってもらえよ。いつか、俺がいなくなっても大丈夫なように」
という意味深なセリフを残しますが、どういう意味なんでしょうか。
すごく気になる終わり方だなぁ。子供の頃、憂が溺れたことが
何か関係あるのかなと推測してみましたが、わかんないですね。
ただ単に、両想いにはなれなかったので、自分以外の男と一緒になった時、
自分の代わりに水晶の欠片に守ってもらえ、という意味だったのかも。

声の担当は梶さんですが、梶さんのくぐもった低い声っていいですね〜。
ほんと、個性的があって好きだなぁ。恭介の役もピッタリでした。
子供の頃の恭介も梶さんですが、子役の演技も可愛すぎます。

寒澤流ルート

寒澤は憂とは遠い親戚で、見た目は若いですが、割と年上らしいです。
龍田家の者が暴走したときの抑え役である氷女という女系一族の生まれで、
男に生まれてしまったことで、かなり肩身の狭い思いをしています。
そういう境遇が徐々に明かされていき、男が望まれていた竜族の憂と
境遇が似通っています。

教師と生徒という関係もあってか、憂が優しい兄のような寒澤に一方的に憧れ、
そのうち、好きになってしまうという流れです。前半に盛り上がるシーンは
あまりないです。せいぜい、体育祭の学ラン姿くらいかな。(笑)

修学旅行先で出会った竜の子供のイベントが面白かったです。
自分が竜神(憂の父のこと)だと憂の前で自慢する竜の子供。
それが嘘だと多恵や兵太が指摘すると、滝の水をかけてくる始末です。
ここで、寒澤が憂に防御用の方陣を張った後、諭していると、
今度は、竜神の姫は禁を破ったと指摘してきたため、寒澤が静かに怒ってしまい、
竜の子供の下半身ごと、滝を凍らせてしまいました。
その後は、慎二が火で溶かす時にも、チクチクいじめられた竜の子供なのでした。(笑)

町を散歩していたある日、寒澤の姉・霙と出会い、霙が捨ててしまうという着物を
着せてもらうために、寒澤家に行くことに。
試着していたら、寒澤が現れ、その途端、それまで優しかった霙の態度が一変。
相当嫌っています。というか、一族に男が生まれたということだけではなく、
基本的に、男嫌い+女好きっぽい感じですね。
この2人を見て、自分と同じ境遇なんだと感じる憂。

クリスマス・イヴでは、話の流れで、一緒に出かけることになり、
ついに、憂が告白しようとしますが、告白する直前に
大切な教え子で妹みたいな存在だとかわされた感じで、
フラれて玉砕することもできない中途半端な状況に。

職員室では、ついに、憂が愛の告白を。そして、寒澤に強引にキス。
騒がれたくなかったら、静かにキスされていろ的な脅迫を憂がするので、
3回キスされるがままでしたが、ここにくるまでに、寒澤が
「妹のようなものだったはずなのに」というような繰り返しセリフを
何度か繰り返しているで、寒澤も憂に惹かれていることが分かりますね。
そして、4度目には寒澤からしようとしたところで、他の教師が入ってきて
し損ねてしまいました。

「溶けない雪」ENDは、憂の母親が憂を騙まし討ちにする形で
お見合いをさせた後の態度を見ると、父親と同じく、憂をダメな娘だと
見ていることが分かりますね。
お見合いのパーティーで、憂の妖力が暴走してしまった時、
寒澤が助けてくれ、倒れた後も憂の家に泊まって様子を見てくれています。
母親が憂を責めた時、寒澤が静かに逆切れ。憂を騙ましたことや
自分も知らされていなかったことを言うと、母親が寒澤の気持ちに感づき、
妖力が高ければありみたいな独り言を。
とにかく、優秀な子孫を残すことしか考えていないようです。
父親が登場しますが、興味を見せずに通り過ぎるだけでした。

次の日、学校に登校する時、今回はあまり出番のない慎二が登場。
しかし、寒澤が強引に慎二を追い払う流れに。
この後、寒澤が本音を告白。最初は、同じ境遇の憂に同情しつつも
禁忌を破ることまでして境遇を変えようとした行動的な彼女に憧れていた、と。
行動できない寒澤にとっては、行動できる憂がまぶしかったのでしょうね。
結局は、憂は禁忌の罰をくらい、慎二を死人にするという酷いことをしただけで、
何も変えることはできなかったわけですが。
そして、今度は寒澤からの愛の告白。

この後のいくつかのシーンで、寒澤が大人気ない言動したりします。
これまでの優しい寒澤と少し違い、口調がちょっと意地悪っぽくて、
嫉妬深い感じですね。これが本性か〜。(笑)
そういえば、どのルートでも、最後に響乃が憂にちょっかいをかけていますね。
ちょっと気がある素振りを見せてます。

寒澤との官能シーンは、常に職員室です。
生徒が職員室に入れないと話していても、絡み合っているところは
ちょっと悪的なところがあるかも。(笑)
この時、遅ればせながらのクリスマスプレゼントとして、
雪の結晶を模したブローチをくれ、憂も形のあるお返しがしたい、と。
これがハッピーエンドでした。

「恋の熱」ENDは、両想いになるまでは同じで、
誰もいない職員室で、寒澤の白衣を見つけた憂が、ドキドキしながら
袖を通したところで、寒澤が戻ってきて、一瞬、目が点に。
憂が、寒澤の服を着ると、抱きしめられているみたいと言うと、
ギュッと抱きしめられて、服にまで嫉妬する、と。
キスをしていたところで、他の教師が入ってきたため、
寒澤がその教師の嫌いなネズミがいるとビビらせた隙を見て、大胆にも優にキス。
知られてはいけない関係なのに、スリルを楽しんでいるというエンドでした。

「竜、天に昇る」ENDは、お見合いで妖力が暴走した時、父親に助けられ、
自分が一番大事に思っているのは父親だと分かった憂は、縁談を受け入れ、
学校は卒業することになります。
寒澤には、若気の至りだったから忘れるように、と言いながら、
自分が好きだった気持ちも忘れることに。
父親が助けてくれたのは、あくまでも憂のためではなさそうなので、
バッドエンドっぽいエンドですね。

声の担当は岸尾さんですが、絵と声が一番ピッタリな感じでした。
ほとんどのセリフがおっとりとした話し方なので、
ちょっと物足りないか奈と思う部分もありますが、
嫉妬深くなるシーンだけは、微妙に声色が変わって新鮮でした。

響乃武蔵ルート

これまでのルートで、ちょくちょく憂にちょっかいを出している響乃ですが、
死神という物騒な職業をしています。無理矢理殺す仕事だったり、
寿命の人間から魂をとったり、色々な依頼があるようです。
その依頼って、どこからあるんでしょうね。
学校で、唯一仲がいいのは椿ですが、椿は性格が暗めなので、
響乃と一緒にいると対象的な2人ですね。
2人とも死を求めてしまう種族らしいのですが、正確な名称は出てきません。

そんな響乃は、いつも笑顔で、最初から全力の笑顔で憂のことを好きだと
プッシュしてきます。しかし、憂にはそれが軽く聞こえ、本音とは思えない、と。
ところどころで、本当に好きなんだけど、みたいな響乃のセリフが入るので、
嘘ではないことは分かりますが、常にハイテンションなので、
確かに、本当か嘘か分かりにくいかも。
ただ、思ったことを口にしてしまうというくらいなので、
裏表がない性格という印象ですね。

ある日、街を散歩していたら、響乃と椿が仕事をしているところに遭遇。
響乃の武器は大鎌、椿の武器は刀。
最後の1人が憂の方に向かって逃げてきたため、憂に殺すところを見せないように、
響乃が抱きしめて視線をふさいでくれたのは、ちょっと感動しました。
やっていることは、すごいんですけどね。
死神の仕事のことをいろいろ聞いた後、、記憶を消すために、
椿が憂を眠らせますが、記憶がなくなる直前の2人の会話は、
憂を思いやっていて優しいですね〜。
しかし、学校では、この2人を見ると、皆が一斉に逃げ出すんです。
邪魔だと思う妖を、武器で蹴散らすような素行問題者たちなので、
当然なのですが、憂・慎二・多恵・兵太あたりは逃げませんね。
自力で対抗できる妖力がある憂や慎二が逃げる必要はありませんが、
多恵や兵太なんかが物怖じしないのは、すごいかも。
多恵なんて椿を目の仇にしてますし。

体育祭の借り物競争では、響乃が「好きな人」というお題に
お姫様抱っこで憂を連れ出し、全校生徒に知れ渡ってしまいました。
ただ、響乃が一方的に付きまとっているという印象のようですが。

そして、話の流れで、恋人ごっことして仮に付き合うことになります。
2人で夜食を食べたり、膝枕をしたり、中間考査の筆記で10位以内に入った
ご褒美としてデートをしたり、修学旅行ではナンパ男たちに絡まれる憂を
ある意味、男らしく助けたり、恋人らしいお付き合いが始まります。

響乃が9位になった経緯が笑えますね。上位の妖を片っ端から痛めつけた、と。
なるほど、これなら上がりますな。(笑)
ただし、ちゃんと勉強もしており、点数も良かったようです。

遊園地デートでは、ジェットコースターに乗ったり、
ミラーハウスに入ったり、プリクラを撮ったり。
プリクラでは、憂の素の顔を引き出すためか、響乃が突然、頬や額にキスし、
バカップル写真が完成。ぜひ、この写真を鎌に貼って欲しかった。
まあ、間違いなく、椿に呆れられるかとは思いますが。(笑)

夜食中に、名前の話になり、闇から生まれた響乃は、誰が響乃武蔵という
名前をつけたのかと聞くと、物心ついた時から、「響乃武蔵」という存在だった、
という答えが返ってきました。
「武蔵」と下の名前で呼ばれることを素直に喜んでいる素振りがかわいいですね。

修学旅行では、憂が人気のないお風呂に入ったら、響乃の使い魔の黒猫が出現。
その後、男湯に入っていた響乃が瞬間移動で女湯へ…。
一応タオルを巻いているので、セーフといえばセーフなのですが、
真向かいで頭を洗ってくれたり、出た後は髪を乾かしてくれたりしてくれました。
ちょっとヤバイ状況なのに、手は出さないんですね。

クリスマスデートでは、ケーキなどを買って学校へ。
肉体派っぽい響乃が、幻術で室内にイルミネーションを作り出すのは、
ちょっと意外っぽい気もしますが、ロマンティストなのかも。
ケーキを食べた後、クロスのネックレスもプレゼントしてくれました。
恋人(仮)ですが、一番、恋人っぽくて楽しいですね。
憂が自分はプレゼントを用意していないというと、
響乃が「先輩と一緒にいられるだけで嬉しい」と言ってくれ、
その言葉が憂の心に沁みてきて、涙が出てしまいます。
ここで、父親は、どんなに優等生でいても褒めてくれないし、
悪いことしても怒ってくれない、と本音を洩らします。
父親の目に自分は映っていないことが寂しかったから、禁忌を破ってしまった、と。
優しい言葉をかけられ、思わず、響乃に抱きついてしまい、
今度は響乃が押し倒してきました。ここからは官能シーンです。
これまで、一度も唇にはキスされないことを憂は不思議に思っていますが、
ここでも、口にはキスされません。先にHしちゃってるのに、
そこにこだわりがあるというのが、ちょっと変わり者なんでしょうね。

父親に死神と付き合っていることを知られた後日、龍田家で宴が開かれます。
両親による憂の縁談の場となります。ここで、母親が持ってきた
妖力を完全に封じる指輪をつけると、婚約成立となるわけです。
母親は、両親が子孫だけ残しておとなしくしろ、という含みがあり、
父親は、憂だけ自由にさせることを許さないという目で見てきます。
初めて、父親が感情を見せた瞬間ですね。父親には、政略結婚前に
想い人がいたようですが、自由になることができず、娘にも同じことを
強いているようですね。嫌な両親だなぁ。

「足音は二つ」ENDは、その直前に、大鎌を持った響乃が参上!
めっちゃカッコいい〜。(笑)
死神なので、さすがにヒーローを気取ることはなく、
憂を誘拐しにきてくれた、と。そして、憂を抱き上げて、脱出開始。
去り際に、これ以上追ってくると、憂を殺す、と脅します。
自分は好きな人を自分の手で殺したいだけだから、と。
これだけ聞くと、かなり物騒な殺人鬼っぽく見えますが、こういう愛し方なんですね。
この後、宴の情報源が椿だと教えてくれましたが、
どんな嫌がらせをしたんでしょうね。後で、椿から聞けるかと思いましたが、
口が堅くてしゃべってくれませんでした。残念。
響乃が駆け落ちをしようと提案しますが、憂は乗り気ではありません。
何でだよ〜、駆け落ちでいいじゃん、と思ったのは私だけかな。(笑)
響乃が憂を好きになった理由は、物怖じせずに話しかけてきたから、と判明。
確かに、周りに人がいない響乃の環境で、憂は特殊な存在ですね。
憂が、家に未練があるような素振りを見せると、響乃が
自分を選んでくれないなら殺す、と言い出します。
逃げずに話していると、追っ手がやってきたので、響乃は一時退散。
憂を探しに来てくれたのは、慎二・恭介・寒澤でした。
響乃は彼らが憂の味方でいることを分かっていますね。
この3人も縁談のことは知らされておらず、味方になってくれる、と。
最後に、一言ずつ、憎まれ口を叩いていますが。(笑)

次の日の学校で、やりすぎだと響乃に文句を言う恭介と慎二。
そして、それを静観している憂と椿。
恭介の裏事情(禁忌の罰を引き受けていること)を響乃は知っていますね。
間違いなく、椿情報ということで、椿も知っているかと。
恭介が、他の男に取られていくのを見ているしかないのが切ないですね。
憂が、響乃と長年付き合っている椿にすごいという話になり、
諦めの境地に達した椿が悟りを開いている、と判明。
まあ、後に、憂も同じ境地に立たされるのかもしれませんが。
椿情報で、嫌われ者の死神は、側にいてくれる相手を好きになって
しまいやすい、と。どうも、椿も憂に少し気があるような感じですね。
それじゃ、他にも響乃を怖がらない女性がいたとしたら、浮気されそうという
話になると、響乃の種族は粘着質だから大丈夫だ、と。
ようするに、一途だということらしいです。
3人が会話に加わり、響乃の友達である椿に同情した恭介と慎二が、
タッグを組んで戦闘態勢に。(笑)

ここで、今更ながら気付いたのですが、攻略対象キャラって、
ほとんどが年下だったんですね。慎二・響乃・椿が2年生、恭介は1年生ですし。
寒澤だけが、教師ということでかなり年長さんです。
(オマケ的な飛浦・兵太・多恵は同級生ですが)
こういう形で、他のキャラが絡んでくるのって、すごく感動しますね。
ここまででは、このシーンが一番好楽しいなぁ♪

この後、怪我をした響乃を保健室に連れて行き、手当てをした後、
2人は正式に恋人となりました。憂が一度も響乃に好きだと言わないので、
身体にに聞くという流れに。ここで初めて、唇にキス。
キスしなかった理由は、正式な恋人ではなかったし、
憂の気持ちが響乃に向いていなかったから、だそうです。
クリスマスに手を出してしまったのは、憂がおねだりしたから
理性が吹っ飛んだから仕方がなかった、と。(笑)
この後は官能シーン。セリフはありませんが、この時、
響乃に好きだとちゃんと言ったと思われます。

夢の中で、ミラーハウスにいる憂。憂の人生を表しています。
出られない迷路でさまよっていると、鏡を壊して響乃が登場し、
連れ出してくれるのでした。

ラストは、屋上での浮気話の後、殺したいのは先輩だけ、という
響乃からすると一世一代のプロポーズシーンに。
憂には、殺人予告にしか聞こえていませんが。(笑)
最後は官能シーンで終わり。これがハッピーエンドでした。

「死神とお姫様」ENDは、縁談騒動の後日、
公園で父親が送り込んだ妖の刺客に囲まれた響乃を見つけます。
響乃にとっては、退屈しのぎにしかなっていませんが、憂は責任を感じています。
しかし、キスがあれば強くなれるということで、憂から死神にキスするのでした。

「追いかけっこ」ENDは、縁談の会場から逃げ出した後、
響乃が鎌を取り出した時、憂は逃げようとします。
この時、自分は「彼」以外の人に殺されるわけにはいかないと、
ふと頭の中で思い、それを察した響乃が、側にいてくれないならもういらない、
と憂を殺してしまうのでした。好きすぎて殺しちゃった…。(苦笑)

声の担当は森川さんですが、ほとんどのセリフはハイテンションでしたね。
その中で、小声で愛をささやくシーンが一番キュンとしました。
甘いシーンがもう少し長かったら、もっとキュンキュンできたなぁ。(笑)

椿宗次郎ルート

椿は旧鼠で血を求める種族で、響乃と一緒に死神の仕事をしています。
ネズミを使った情報収集で、憂の家とも繋がりがありますが、
あくまでも、下級妖怪らしく、家に上がり込むような立場でないようですね。
妖力が強いので、対抗できるのは、憂・恭介・寒澤くらいとのこと。

淡々とした口調と気分屋の性格の椿ですが、最初から何となく
憂が気になっているようで、途中から「好きになるかも」と
何度も言っていますし。
椿は、恥ずかしいセリフも脱力感的な口調で、どストレートに言うので、
前半は、あまりキュンとしませんね。

響乃との死神の仕事を見てしまったシーンでは、椿が家まで送ってくれます。
響乃も憂に興味を持っているので、ちょっかいの対象になってますね。
憂に対して、妖力で記憶を消すことができるって、かなりすごいです。
体育祭では、椿には家がないという話をしたり、
木の葉の上で寝転んだ憂の上に覆いかぶさる体勢で会話をしたり、
フォークダンスをしたり。高校でフォークダンスって。(笑)
それにしても、椿や響乃が真面目に学校に来ていることが
何だか不思議に思えますが、退屈しのぎなんでしょうね。

椿と憂が廊下で話している時に、男子生徒が憂の陰口を言った時、
椿が怒り出しましたが、このあたりから、憂を意識してます。
人の目を気にしない椿が、憂のことだけは気になっています。
でも、まだ興味の対象だ、と。
この後、憂の傷を見た椿が、保健室で手当てをしてくれるのですが、
そこに、具合の悪くなった恭介が登場。椿が誤解させることを言い、
恭介は2人がいかがわしいことをしていたと勘違い。(笑)
恭介ルートを先に見ているので、彼が憂のために罰を半分以上も
背負ってくれていることを思うと、それを知らない憂が他の男と
一緒にいるのって、かなり切ないですね。恭介に肩入れしたくなるんですけど…。
大分後でも恭介との絡みがありますが、情報通の椿は
恭介が罪を背負っていることを知っています。
後々、そんな恭介を羨ましいと思うまでになります。

死期の近い人間のおばあさんが、姿を隠した憂たちを見てから、
何度か接触があります。このあたりは、人間はすぐ死ぬことを
語り始めていますね。憂が生命力が強いことも魅力のようです。
椿も殺したいが褒め言葉になっていますね。(笑)
ここで、憂を好きなのかも、と椿が告白。

おばあさんの家からの帰り道、椿が幼い頃の話を。
死神の仕事を始める前に、霊感の強い人間の男の子と友達になったが、
年をとる早さが違うことで、怪しまれ、椿は姿を消した、と。
何十年か後、老衰で死ぬ時、その初めての友達に会いたいと思ったけれど、
自分の変わらない姿を見たら驚き、妖だと知られれば気味悪がられ、
楽しかった思い出が最悪になってしまうことを恐れ、
生きているうちに会いに行けなかった、と。
この流れで、椿の知人が人間に恋して、「こちら側」に引き込んでしまった
という話が出ましたが、これって「逢魔時」の話では…?

水族館でのデートのようなものでは、ナンパ男たちに絡まれた憂を
椿が刀で助け、家まで送り届けた時、椿から不意打ちのキス。
ここで、憂のことが好きになってしまった、と後から告白。
告白前にキスしちゃったのは椿らしいかも。(笑)
しかし、憂は寂しいからでは?と少し疑問系です。
怖がらない女であれば、自分でなくてもいいのでは、と。
憂の方も、自分が両親に愛されていない寂しさと重なっていますね。
話の流れで、椿と「恋人(仮)」になり、今度は合意の上でのキス。

修学旅行では、毎度のことながら、憂を巡っての多恵とのバトルが勃発。
最終的に、椿と慎二の部屋に物申しに行くのですが、響乃を含めた3人がいます。
他の生徒は、怖がって避難してしまった、と。(笑)
部屋で宴会が始まったところで、寒澤が見回りに来て、
慌てて、布団に潜り込みますが、7人で布団が6つしかなく、憂は椿の布団に。
酔っているせいか、大胆に身体を触ってきて、寒澤がいなくなったところで、
憂にガツンと殴られた模様です。(笑)
ちなみに、ここで他の布団に入ると、響乃がいて、微妙に愛をほのめかされ、
椿から取るつもりはないから、今だけ、みたいなことで、ギュッとされちゃいます。

またまたおばあさんの家の帰り、椿の寝床を見に行くことになり、河川敷へ。
椿は、この辺りの影の中で寝ているそうな。そこで、椿があることに気付きます。
憂に触れられる場所がない、と。ストレートに「抱きたい」と言ったの、
椿が初めてでは…。(笑)
そして、そのまま草むらに押し倒し、結界を張って、キスされそうになって、
覚悟を決めた憂が目を閉じたら、それを見て楽しんでいます。
真顔で恥ずかしいことを言いまくりですね〜。
この後は官能シーンで、結ばれました。
次の日の夜休みで、いつもの4人に椿と響乃が加わり、
響乃が椿がムッツリだのなんだの言って騒いでいるのが笑えます。

「椿の花」ENDは、次の日、椿が連れてきてくれたのは、
雪景色の中に咲き乱れる椿の花のある場所。
ここで椿がくれた枯れてしまう普通の椿の花を憂は大事に持ち帰り、
後々、枯れた椿の花を椿に見られ、枯れたらまた新しい花を
摘みに行こう、と言ってくれます。
ちょくちょく、慎二のことが憂の頭によぎりますね。
慎二が死人から解放されるという真相に繋がる内容なのですが、
それだと、椿とはずっと一緒にいられないことになるので、
椿ルートとしてはちょっと切ないんですけど…。
その設定はここではいらなかったと思います。
後日でも、憂がどこかへ行ってしまいそうと、椿が不安そうなセリフを
言っていますし、ハッピーになれないじゃないですか。
この後、線路で椿が何か言っていますが、何だったんでしょうね。
それを聞きたかったら、ずっと側にいて、と。
気分屋だからいつ言うかわからないという素振りです。
ただし、憂はずっと側にいるとは言いませんでした。
やっぱり、この展開、嫌だなぁ。

別の日のデートの後、椿が寝床に誘うと、憂は拒否。
外での秘め事が嫌だという理由です。
そうしたら、憂の部屋に忍び込んできました。(笑)
椿に言われて気付きましたが、憂はまだ「好き」と言っていませんでしたね。
言われて、椿は新たな喜びを感じているようです。

再び、椿の花の場所にやってきて、外で秘め事をしようとすると、
またしても憂に拒否られました。そこで、椿が家を持つことを決意。
そして、家ができたら結婚しよう、と。
急に思いついたプロポーズだったので、指輪の代わりに椿の花を憂の髪に。
枯れたら何度でもくれるという約束つきです。
ここでも、憂は好きとだけ言って、結婚するとは言いません。(苦笑)

その後、水族館での約束通り、龍田家の別荘である竜宮城へ。
ここで、気兼ねなく愛に溺れる2人でした。これがハッピーエンドです。

ちなみに、最初の方で真相エンドの内容が少し明かされていますが、
慎二を殺したのは別の妖で、偶然その場に居合わせた憂が生き返らせたようです。
人間だった頃の慎二がどうやら好きだった模様。

「死神は剣で舞う」ENDは、放課後、実技の授業の練習をしている椿と響乃を見つけ、
椿の剣舞を見せてもらうことに。多くの命を奪ってきた刀で
見惚れるほど美しく舞う椿を見て、変な人だと思う憂。
椿からしてみると、そんな変な奴と一緒にいる憂の方がもっと変だと。
その後は、見物料としてキスで終わり。

「鼠の伝言」ENDは、水族館デートの後、椿を怖いと感じると、
椿との距離を置く流れとなり、ある日、学校で、椿のネズミが
水族館でなくしたイヤリングを持ってきてくれます。
ネズミたちは、椿が傷ついているから、もっと構ってあげて欲しい、
憂に嫌われて落ち込んでいる、いつもにも増して覇気がない、
ネズミは寂しいと死んじゃう、と。
最後のはウサギでしょというツッコミが入りますが、
友人としての関係を続けるなら問題ないから、会いに行こう思うのでした。

声の担当は入野さんですが、直球な愛のセリフが多い割に、
声のトーンが低くて一本調子なキャラなので、あまり甘くなかったですね。
でも、小声や怒気を含んだセリフがすごくいいです。
もうちょっと、感情のあるキャラだった甘いセリフと相まって
キュンとできたかも。

飛浦若葉ルート

他のルートでは、ちょい役でしか登場してきませんが、
飛浦という、苗字から、「逢魔時」の飛浦萌葱と繋がりがあるのかな、
と思いつつ、プレイ開始。恋愛攻略キャラではありません。
慎二(もしくは寒澤)や響乃のルートが絡んでくるので、
憂は恋愛対象として見ていないため、気分的にはちょっと中途半端かも。
(ラストで面白いオチが待っていますが)

同級生の飛浦に対しては、憂は素を見せてはいません。
不良たちから女生徒を助けたところ、真面目に褒められてしまい、
本性が知られたら幻滅するだろうなぁ、と思っています。
別の日、その不良たちに呼び出されたところ、鴉を使って助けてくれました。
多くの鴉だったとはいえ、鴉にやられる妖って…。
そんな弱々な妖が竜神の姫に因縁つけようとするのも笑えますね。

ある日の放課後、裏庭で鴉と遊ぶ飛浦を発見。憂も鴉に懐かれています。
空を散歩することもあるということで、飛浦の背中から黒い翼が出現。
封印されているから飛べない憂が羨ましがると、
飛浦がお姫様抱っこで飛び始めました。
話の流れで、飛浦の親戚が最低の性格をしてて、と。きた〜!
東乃高校の3年生で、自分より年上、他人の事情を全て知った上で、
嘲笑い、楽しむ性格。まさに、飛浦萌葱じゃないですか。(笑)
若葉にとっては、萌葱が反面教師になったようです。
ここで、飛浦が性格の悪人が嫌いだと分かり、自分の性格が知られたら
嫌われるだろうから嫌だなぁ、と思う憂。
そこで、嫌いではなく個性的だと思っていると訂正されました。
鴉たちが遠くへ遊びに行きたいとせがむので、憂も誘って、
休日に行くことになりました。

そして休日、日中に遠くの山へ。また飛浦にお姫様抱っこで運ばれています。
高いところは怖くないかという飛浦の質問に、怖いと答えると、
良かった、と安心されてしまいました。何でだろうと思ったら、
怖がりは、生きたいという思いが強いタイプだから、一緒にいてホッとする、と。
ただ、憂は恐れ知らずに見えて、ふっと目を離したら、
消えてしまいそうな感じがして、たまに怖い、と思っているようです。
どうやら、憂のことを気にしているようですね。
飛浦から、宮前を死人にした理由を聞かれ、桜が綺麗だったから、
とはぐらかすような返事をしましたね。
飛浦が日中に来たかったのは、滝の水が陽光に照らされ、虹ができるところを
憂に見せたかったからでした。
そこで、鴉が憂のイヤリングを狙って襲撃。思わず大声を出してしまい、
飛浦の反応を気にしますが、何となく分かってるのかもね、彼は。
楽しもうと言ってくれたので、素直にお礼をいうと、飛浦のツボにはまったらしく、
ドキドキさせてしまいました。ただ、その後に「いい人ね」というと
複雑そうな顔で、いい人じゃない、と。
鴉も一緒に水遊びをするシーンでは、ちょっと甘いシーンも。
このルートは、割と普通の恋愛っぽく進みますね〜。

「大鴉 宮前&寒澤」ENDは、ある日の放課後、
裏庭で鴉の世話をしている飛浦に会いに。
ここで、他の男と会っていたら恋人に怒られるのでは、と言われ、
慎二との関係は秘密なので、恋人はいないと否定。
事情を察していると分かったので、彼と一緒だと疲れることも多いから、
安らげる場所として飛浦に会いに来ている、と。
何度か話すうちに、憂の本性はバレてしまったようです。
しかし、いい人は恋人にはなれないのかなぁ。(笑)
喧嘩をして発散しようという話になり、勝者は敗者に命令できる、
ということで始まりますが、飛浦が憂を抱き上げて空に飛び、
落とされたら終わりというところで、憂の負けとなり、
お互いに化けの皮を剥いでみたいという話に。もう、完全にはがれてます。(笑)
その後、憂の焦る顔を見るために、飛浦が額や鼻先や瞼やらにキス。
独り言で、前から気になっていたのに、他の男のものになって悔しい、と。
結局、ずっといい友達としていましょう、と笑顔で言う憂に
密かに傷つく飛浦なのでした。しかし、奪うつもりでいるらしい。

「大鴉 通常」ENDは、飛浦に空に連れ出されるところで、
響乃ルートでのお嬢様抱っこを思い出し、響乃と付き合っているのか
と聞かれますが、一方的に言われているだけ、と。
遠くの山へ遊びに行くのと喧嘩遊びのエンドは同じ。
ほとんど違いがないのにエンドが2つあるのは不服です。

明日馬兵太ルート

兵太は、油すましの同級生で、もっぱら油を飲んでます。(笑)
憂が火属性の竜なので、ちょっと触れただけで発火してしまい、
両想いになっても触れられない関係じゃん、と思いながらプレイ開始。
兵太も恋愛攻略キャラではありません。

寒澤の授業中、教室が停電で真っ暗になった時、誰かが術で部屋に
うっすらと明かりが灯ります。と思ったら、多恵の目が光ってるっ!
さすが、猫又。同級生が目が光ったくらいでビビッてるのが笑えますね。
その後、明るくなればいいんだろうということで、
兵太が憂の肩に触れ、発火。しかし、火の粉がカーテンに燃え移り、
水の妖術で消してだの、水には弱いから自分のいないところでやれだの、
教室内は大わらわとなってしまいました。

次の日の夜休み、またしても停電しましたが、今度は男子生徒のいたずらで、
多恵を見て笑っています。多恵が挑発に乗って風の妖術を発動。
男子生徒の反撃が始まる直前、兵太がニコニコしながら、
油を頭からかけてやりました。男子生徒たちは油ですべりまくり。
それでも反撃しようとしたら、笑顔の兵太が、今、妖術を使ったら
すごく燃えそうだよなぁ、と。
揉め事が収まった後、多恵を庇ってカッコ良かったのに、
なぜか自己嫌悪に陥る兵太。いい油を飲まずにかけてしまったことへの
後悔なのでした。油すましの鏡、なのか?(笑)
ちなみに、多恵は他の猫又目の光が強いんだそうです。
ここに、飛浦がまざってきて、3人がどうして仲良くなったのか、と。
しかし、ずっと昔からいて、3人とも覚えていないようです。
どちらが憂と仲がいいか、ということで、兵太を選ぶと、
小声で、憂が悪く言われていたらもっと怒っていたかも、だそうです。

他の日の授業前、兵太が男子生徒に憂と多恵のどっちが本命かと
聞かれています。真面目な顔で、友達だと言った後、
憂が本命じゃないのかと詰め寄られ、それは絶対にない、と。
絶対と言われて、憂は女の魅力がないのかと少しイラッとしてます。
どちらも友達だと断言した後、男子生徒たちが2人が可愛いから
狙っている素振りを見せます。修学旅行やクリスマスのためらしい。
性格はどうでもいいという発言に、友達として、手を出すな、と
男らしく釘を刺してくれましたね。普段は、油ばっかり飲んでて、
ヘラヘラしているけど、兵太もカッコいいなぁ。
放課後、憂が兵太にお礼を。兵太は、憂を好きにならないと決めている、と。
好きになっても触れられないことを気にしていたのでした。
もう好きになりかけてる感じですね。早く守ってくれる彼氏を作って、
自分の手の届かないようになればいいのに、と。
そう思っている時点で、もうかなり好きなのでは…。

休日の街で、ガラの悪い男たちに絡まれた憂を、通りかかった兵太が
助けてくれました。彼氏持ちだと思われ、男が憂を突き飛ばして
倒れそうになったところを兵太が支えてくれたのは良かったのですが、
分かりやすくも発火。離れると火が消え、その場を立ち去る2人。
公園で、兵太の傷を見て、街でもらった絆創膏と自分のハンカチで、
傷の手当を。兵太は上手く助けられないことを申し訳なく思い、
憂は兵太が怪我をしても手当てしてあげられないことを
申し訳なく思っています。
この後、2人で街を歩いていると、クラスメイトの男子2人と出会い、
ちょっとからかわれました。
直後、兵太が胸を痛がり…、ってウソ演技を。私も騙された…。(笑)
憂の性格がいいところを本人に自覚させたウソでした。

「変わらない距離」ENDは、ある日の放課後、多恵と2人で
教室を掃除をしています。新月で調子が悪いと、
男子生徒がサボったため、2人しかいません。
そこに兵太が来て手伝ってくれることに。
多恵が窓拭きをしている間、憂と兵太はごみ捨てに行きます。
迷い犬が現れ、油を飲ませる、飲ませないという話の流れで、
毎度のことながら、憂に油を勧めてきました。
毎回断るのに毎回聞くのはなぜかというと、いつか油を飲んでみたい
日がくるかもしれないから、一応、いつも聞くのだとか。
しかし、下心もあり、間接キスできるから、とも。
憂に触れられる犬を見て、次に生まれ変わるなら油すましは嫌だ、と。
そして、新月だから力が弱まっているかもしれないから、
抱きしめてもいいか、という流れになり、やっぱり、発火。
両想いだったら、焼死で心中もアリかな、というあたり、
結構、マジですね。好きだといっても、最後には友達として、
と必ずつける辺りが切ないですね。

翌日の夕方、憂の飲んでいたジュースを兵太に勧め、間接キス。
憂には恋人がいるし、意識しない素振りをしつつ、
友情であり、友情でないようなモヤモヤした関係でエンド。

声の担当は寺島拓篤さんですが、より鼻に声がかかったキャラで、
いつも明るい兵太には合っていました。
このルートでは、真面目な兵太の声にグッときます。

姥爪多恵ルート

憂の大親友の猫又の多恵です。話し方も顔も可愛いですね。

多恵の目が光るところまでは兵太と同じで、
飛浦が、どちらが憂と仲がいいか、ということで、多恵を選ぶと、
自慢げに、憂をギュッと抱きしめます。
兵太や飛浦がすごく羨ましそうで、微笑ましいですね。

ある日の登校時、教室で多恵が昔の写真を見せてきました。
妖なので姿は同じです。
馴れ初めの話で、何か思い出になるものがないか探したら、
秘密基地=縄張りで、この写真を見つけてきたんだそうです。
多恵も家がない妖ですが、学校がない日は、仲間の猫と日向ぼっこをしたり、
宝探しをして楽しんでいるんだとか。学校以外の話がないので、
ちょっと新鮮ですね。そして、秘密基地へ誘われて行くことに。
写真で過去を思い出し、最初は多恵と兵太が友達で、
兵太が憂に話しかけてきてから、仲良くなったようですが、
多恵は最初、出来すぎな憂が苦手だったそうな。
しかし、捻くれ者だと気付いてからは好きになった、と。
その後は兵太も交えて盛り上がった模様。

別の日、多恵の秘密基地の一つにやってきました。
学校の近くの山の小さな洞窟です。
ずっと友達でも、こんな普通のことを知らないこともあるんですね。
暗い洞窟の中に入ると、たくさんの猫の目の光が。
猫たちは、多恵の身内みたいなものらしいです。
人間との関係の話になり、憂にだったら飼われてもいい、という多恵。
お腹をすかせた子猫のためにエサを取りに行くことになり、
川で魚を探していたら、数人の人魚が出てきました。
この川で人魚を見るのは初めてという多恵ですが、
その目は、エサとして見ています。しかも、魚の部分の下半身だけ。(笑)
猫モードになると、耳や尻尾が出るんですね。
後で一緒に食べる憂が止めたので、普通の魚をたくさん獲り、
その帰りに、樹の上に実る果物をすばやくゲット。
多恵の猫っぷりを見て、思わず、憂は耳を撫でちゃった。
しかも、同性なのにちょっとときめいてます。

「秘密の場所 通常」ENDは、再び、秘密基地で釣りをする2人。
1匹釣ったら帰ろうと言っていたら、憂の竿に大物がヒット。
洞窟に戻り、焚き火で塩焼きした魚を食べ始めます。
満腹になり、ここに住みたくなったなぁ、と憂が洩らすと、
いつでも家出しておいで、いつか本当に2人で暮らさないか、と。
慎二や家のことを考える憂には夢物語ですが、2人の秘密基地だから
いつでも来ていいと言ってくれました。
そして、多恵が憂の手をとってキス。気分は恋人、というか、
かまってもらいたい飼い猫ですね。

「秘密の場所 椿」ENDは、ラストの洞窟で手にキスところまでは同じ。
あのネズミはいくらでも妬かせてやりたい、このまま憂を寝取ってやりたい、
と過激発言がありました。

「百鬼夜行」ENDルート(真相エンド)

全ルートクリア後(?)、宮前慎二ルートで明かされます。
後半の好感度をほとんど上げないで行くと見られましたが、
途中経過のストーリー追加とかがないのが残念。

図書館での恭介とのシーンの後、布団に入った憂が夢をみるところから。
まだ慎二と出会う前、学校から家に帰ると、父親と遭遇。
全国総合成績が上位だったことを報告すると、素っ気ない返事のみ。
父親もそうやって育ってきたことを理解して、仕方がないと思うしかないです。
父親が去った後は、外で遊ぶのが好きな母親が登場。
こちらも成績の報告は明日以降に聞く、と。
とりあえず、現在よりは過去の方が両親との会話は少しは多かったようですね。
父親のことは、小さい頃に竜姿を見てから尊敬しているようです。

休日、姿を消して街へノートを買いに出かけたところ、
人間とぶつかってしまい、誰にも気付かれないことで、ふと感傷的に。
しばらく地面に座り込んだままでいたら、突然、慎二に声をかけられました。
人間の慎二は霊感が強く、妖が見えてしまうタイプだったんですね。
ちょっと口調が明るくて新鮮ですね。こっちの方が高校生らしく聞こえます。
お人よしな慎二が、妖怪に狙われやすいなぁ、と感じる憂。

数日後の夕方、再び慎二と遭遇。慎二も西乃高校の学生でした。
その後、数回ほど顔を合わせて話をするように。
自分の名前が、憂鬱の憂だということまで話したりして、
なぜか、心を開きつつあるようです。
父親は男子の名前しか用意しておらず、適当な名前をつけたんだろう、
と憂は思っているようです。
あ、慎二が「憂」ってセリフとして呼んだ! 声があるのっていいですね〜。
これ、名前変更してたら、話が繋がらないですよね。
父親が関心がないことを話すと、慎二が、何か行動を起こしてみたら、
何か悪いことしてみたら、と。
周囲に迷惑をかけるからやめておくと答えると、自分にだったら
迷惑をかけてもいいから、やる時は協力する、と。
あ〜、これで、本当に迷惑をかけることになるわけですね。

夜休み、校庭で椿と響乃が不良相手に一方的に喧嘩しており、
それを、教室から多恵と兵太の3人で見ていますが、
憂にはそんな2人を羨ましく思う気持ちがあります。

ある日、家で、父親と見知らぬ女がしゃべっている声が。
潔癖な父親だと思っていたので、裏切られたような気分に。
政略結婚の母親や自分とは違い、優しい口調の父親。
そして、本当はその女性と一緒になりたかった、と口にしています。
自分には目も向けてくれないのなら、せめて、孤高の人であって欲しかった、
憂の感情に嫉妬のようなものが沸いてきたのでした。

その後、慎二に会って話を聞いてもらいたいと思うようになりますが、
慎二とは会えず。

結局、禁忌を破った理由は、憂自身にもはっきり分からず、
家族の関係を変えたかったのか、いい子のふりをする自分を変えたかったのか、
父親の事実を知ったからか、単に衝動的だったのか、
誰かに自分の存在を刻みたかったからなのか。

ある日の帰宅中、血の匂いのする公園へ行くと、桜の木の下で
妖たちに囲まれて、血を流して倒れている慎二の姿が…。
死んでます。あ〜、死んでます。(2度言っちゃった。笑)
妖の姿が見えてしまった慎二が怯えて逃げたため、つい殺されてしまった、と。
妖は、怯える者に面白さを感じるようです。
怒りを感じた憂は、妖たちを追っ払い、慎二の下へ。
慎二の片目がないのは、妖に食べられてしまったからだったんですね。
悲しさからか、無意識に慎二の胸に手を伸ばした憂が、
命の終わりをとる、半神だから犯せる禁忌を発動。
やってはいけないと分かりつつ、感情を抑えられなかったのでした。
その感情は、救うのではなく、「死人」に突き落とす行為だったとしても。
恋愛感情というより、人間愛を感じますね。

「死人」として生き返った慎二は、何も覚えておらず、
憂から、名前と今死んで死人になったことを教えられます。
警戒心からか憂を睨む慎二に、自己紹介と死人にした張本人だと名乗る憂。
ちゃんと、殺されたことも記憶喪失のことを挑発気味に説明。
そして、憂の記憶や知識を慎二に流し込み、理解させますが、
慎二は困惑気味です。憂は、気まぐれに悪いことをしてみたかっただけ、
慎二でなくてもよかった、と。
慎二との過去は伝わっていませんね。何だか、ちょっと切ないかも。
そして、慎二を残して立ち去る憂。

その後、慎二が「自分に役目をくれ」と言い出しました。
この辺りは、慎二ルートでも明かされていますね。
生きる意味を得るために、自分の存在を実感するために、
自分がいることで憂が罪悪感に苦しめられるために、
憂の付き人になったという流れです。
憂としては、慎二に殺されることを予想していたようです。
憎しみでもいいから、自分を見て欲しい、と。
しかし、神事を死人にしてみて、死んだ人間は生き返らない、
目の前の慎二は、人間だった時の慎二ではなく、別人だと思い知らされます。
憂は、人間の慎二に愛されたかったんですね。
涙を流す憂を見て、憂が泣いていないというのであれば、
付き人の自分は従う、というようなことを言いながら、
優しく涙をぬぐってくれています。本質は変わっていない気もしますね。
この時点で、慎二が死人から解放される方法を憂は知っているようです。
しかし、慎二が付き人になりたいと申し出たことで、
憂がもう少し生きてみたいと思ってしまった、と。
そして、真実を告げることができなくなってしまい、今に至る、と。

憂が死人の慎二を連れて歩いていると、あっという間に噂は広まり、
学校での模範生という肩書きは一気に崩れます。
両親にも知られ、父親から永遠の地獄の苦しみを背負う罰を与えられます。

ここで、夢から覚め、今日こそは慎二に真実を話そうと決意。
登校中に公園に寄り道し、慎二が死ぬ方法を明かします。
死人は、その命の終わりをとったものを殺すことで死ぬことができる、と。
不死のせいで、憂との別れを恐れていた慎二ですが、
ここにきて、一緒に死ぬという選択肢も出てきたわけですね。
両想いとなった今では、慎二が憂を殺すなんてできないので、
憂から、自分が死ぬ時に殺して欲しい、と頼みます。
慎二が忠誠の態度を見せるように、ひざまづいて憂の手をとり、
憂が死ぬ時に憂を殺し、すぐに後を追う、と。
これなら慎二のハッピーエンドになりますね。
殺すというのはちょっと物騒ですが、一緒に死ねるというのは
何だか最高な感じがしますし。
ただ、一生側にいると約束する仲になりましたが、
気持ちが変わったらどうなるんだろう、なんてバッドエンドも
ちょっと妄想してしまいますが。(笑)

慎二に話してスッキリしたところで、今度は父親と話してみることに。
父の部屋に入った途端、憂は無意識に父親をひっぱたいていました。
しかし、父親は、一発だけでいいのか、お前は私を恨むべきだ、と。
おおっ、予想外の答えが返ってきましたよ。
その後、憂がこれまでの気持ちを全部ぶつけます。
好きな女性がいたなら、何としても添い遂げればよかった、
それができないなら母親のことを時間をかけて愛すべきだった、と。
父親の答えは、竜神の血を絶やすことは自然界の均衡が崩れることだから、
血を絶やすことができなかった、と。
好きな女性は体が弱くて子供が産めなかったので、
政略結婚をし、血を残すことを選んだようです。
しかし、身寄りのない彼女を捨てられず、複雑な思いを抱いており、
無関心でいることによって、憂に何かしてしまう気持ちを抑えていた、
竜神の血のことを知らなかったから、彼女を愛してしまった、
好きな女の子でない憂を愛する気持ちと憎む気持ちがあること、
など、心をうちを明かしてくれました。
そして、憂は自分が父親とほとんど同じことをしていると気付きます。
死人との間に子供ができるかどうか分からないので、
竜神の血を残すのであれば、慎二以外の妖と子供をもうけることになる、と。
恋人が慎二だと知った父親は、死人に関しては謎が多いから、
可能性はある、ダメだったらその時考えろ、と。
憂は、どんな感情でもいいから、自分のことを見て欲しいと告白するのでした。
父親に抱きしめられて良かったですね。

ある日の休日、部屋にいると、「公園の桜の木の下に来るべし」という手紙が。
嫌な予感がして公園へ向かう憂。桜の木の下に大量の妖の気配が…。
と思ったら、多恵ののんきな声が。(笑)
ここで、主要キャストが私服姿で勢ぞろいです。眼福ですなぁ。(笑)
そういえば、皆でお花見をするって約束してましたが、
そうではなく、憂の誕生日を祝う宴でした。
当日は龍田家でちゃんとした宴を開くため、その日では祝えないということで、
他の日を選んだということでした。
慎二にも祝われ、あの日とは違う思い出となりましたね。
飲みものを買いに全員で移動する姿は、百鬼夜行。
憂は慎二に手を引かれるのでした。

そういえば、憂が罰を受ける時、恭介が肩代わりをしてくれたことになっていますが、
その真相が明かされていませんね。慎二ルートだから難しいのかもしれませんが、
そこは見たかったなぁ。

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