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PSP「十鬼の絆 〜関ヶ原奇譚〜」

PSP「十鬼の絆 〜関ヶ原奇譚〜」のプレイ感想・攻略です。

【ストーリー】
権力者である豊臣秀吉が去って一年余――。
戦国時代に終止符を打ち、多くの武将や大名の頂点にあった秀吉の死を境に、
天下の仕置きは暗雲が立ちこめていた。
人々の抗争は、やがて全国各地へ飛び火し、各国の諸大名を東西軍に分け、
天下分け目の合戦の地・関ヶ原へと駆り立てていく。
――人の歴史が大きく動こうとしている頃
世に「鬼」と呼ばれる者達がいた。
世の表舞台を人々に任せ、彼らは人目を忍び、そして歴史の影で生きていた。
主人公である涼森雪奈は、十家の鬼の頭領が属している【十鬼衆】の一員であり、
その代表である八瀬姫の護衛を勤めていた。
ある日、八瀬姫は日本各地に散らばる【十鬼衆】に召集をかけ、こう言った。
「もし人間と関係をもっている者がいるなら、即刻、関わりを絶ちなさい」
人間と関わりをもっている者はいないという結果に終わったが、
それでも、八瀬姫は鬼の一族の行く末を不安に思っていた。
そして、その翌日、姫が何者かに襲われてしまう。
一命は取り留めたものの、瀕死の状態のまま姫は深い眠りに就いてしまった。
この事件をきっかけに、姫を襲った賊を捜索することになった【十鬼衆】だったが、
頭領たちが人と繋がりがあることが明らかになっていく。
主人公に課せられた使命は、姫を眠りから覚ます手だてを探すこと。
そしてもう一つ、姫が眠りに就く直前に主人公だけに下された最後の言葉。
―人間社会への鬼の干渉を止めること―
その二つを胸に秘めて八瀬の里を旅立つ彼女を待ち受けるものは――。

【キャスト】
涼森雪奈:主人公
千歳(ちとせ):伊藤健太郎
千耶(かずや):神谷浩史
千岳(かずたけ):乃村健次
秦(しん):日野聡
八瀬千羽(やせかずは):飯田奈保美
千鬼丸(せんきまる):岡本信彦
汐見秋士(しおみあきと):秋元羊介
琴浦透真(ことうらとうま):西松和彦
月島勲朗(つきしまいさお):石原凡
酒呑童子:ネタバレになるので、声優さんは攻略の感想の一番下に記載。
朧八千代(おぼろやちよ):立花慎之介
南雲秀(なぐもしゅう):入野自由
徳川家康:大塚明夫
本多正信:宮澤正
石田三成:浜田賢二
島左近:てらそままさき
島津豊久:檜山修之
島津義弘:沢木郁也
毛利元康:中西俊彦
宇喜多秀家:阿部敦

カズキヨネさんの絵は本当に綺麗ですね〜。絵を見ているだけでうっとりしてしまいました。
と思ったら、キャラクターデザインは、カズキヨネさんではありませんでした!
全く調べることなく、完全に思い込んでました。そっくりですねぇ。
この作品のキャラクターデザインは、mikoさんだそうです。
猛獣使いと王子様」のキャラデザも担当されていらっしゃいますが、確かに、雰囲気はそうですね〜。
それに、カズキヨネ風が加わった感じですね。

ストーリーは、関が原の戦いが舞台となっています。
戦国時代やその前後は興味があまりなく、うといので、少し勉強にはなりましたが、
総合的には、鬼や関係する武将の話がメインで、歴史の部分はちょっとだけ
置いてきぼりなところがあったかも。
それでも、「薄桜鬼」が徳川幕府の最後(幕末)を描いたことから、
今回の「十鬼の絆」はその始まりにしたのかな。

各ルートは、千歳、千耶、千岳、秦、千鬼丸の順にクリアしましたが、
後になるほど、ストーリーが面白くなっていき、千鬼丸で全てが解明され、
すっきりするように作られています。

キャラの名前ですが、千歳(ちとせ)、千耶(かずや)、千岳(かずたけ)、
千鬼丸(せんきまる)と、「千」の文字が共通なのに、読み方が違うので、
千耶と千岳は、慣れるまでに少し時間がかかりました。
(強い?)鬼の名前でよくある名前、だという設定ななのかなと思うのですが、少々混乱しますね。
なのに、秦だけは「千」がつかないし。
(文字の中に「千」があるといわれれば、一応、含まれてはいますが。笑)
そういえば、「薄桜鬼」も、雪村千鶴に風間千景でしたね〜。(笑)

さて、キャストはというと、恋愛対象キャラは声が同じタイプのイケメン声ばかりですね。
いい声ばかりですが、キャラの特徴が少し薄いかな、という気がしないでも。
「薄桜鬼」くらい、声に差がある方が分かりやすかったです。

攻略の感想
各キャラに、グッドエンド・悲恋エンド・バッドエンドの3種があります。
悲恋エンドは、忍ぶ心が偏っていると発生。バッドエンドは、好感度が不足していると発生。

※各ルートキャラから、本当の姓を聞き、一度クリアすると(?)、
 「軌跡」の個別ルートから始めることができます。

ノーマルバッドエンド

まずは、誰とも好感度を上げずに、ストーリーを進めてみました。
第4章で、八瀬の里に一人で戻ったところ、謎の仮面鬼にあっさり殺されました。
ここまででは、千歳・千耶・千岳・秦のそれぞれが、人間と関わりを持っていて、
八瀬姫のことより、人間との事の方が大事という流れで、
「十鬼の絆」というより、「十鬼と人間の絆」状態で終わってしまいました。(笑)
まあ、遠くの鬼より、近くの人間の方が大事、というのは納得かもしれませんね。

安土桃山時代で、関ヶ原の戦いの直前。
「薄桜鬼」で幕末(徳川幕府の終焉)を描き、ここでは徳川幕府の始まりですね。
鬼の一族が主役となっており、「薄桜鬼」の鬼たちの先祖のお話です。
「変若水」の原型らしきものを使用して、人間強化を図っていたりするあたりは、
共通点がありますが、「南雲家」以外は、馴染みの鬼の苗字が出てきませんね。
というか、主人公以外の十鬼衆の苗字は明かされていないので、その中にいるのかな。

千歳ルート

千歳は、【西国九国の鬼頭】で、キャラは元気担当ですな。
他のキャラが大人キャラなのに対し、一番目立つ元気な性格ですね。
武器は、長い刀を使っています。鞘から抜く時や素早く斬ることで、
火花が出るという代物です。何か、カッコいいなぁ。

千岳や千耶が人間と接触していることを知った時、千歳が一番怒っていますが、
千歳自身、昔から人間と付き合いがあるという立場なんですよね。
自分のことは棚に上げて人を責めるのは、ちょっと千歳らしくないですね。

千歳が関わりを持っていたのは、島津義弘。
子供の頃からの付き合いで、親父と呼ぶほどの仲の良さです。
人間たちの中では、好人物ですね。
ここで、徳川家康と千耶たちが接触してきて、お互いに気まずい状態に…。
さらに、仮面鬼たちが島津豊久の命を狙いに来ました。

そして、誰も里に戻ってきやしないので、仕方なく(笑)、説得しに行くことに。
当然、ここは千歳です。行った先で、島津義弘の甥・島津豊久が登場。
赤いトサカみたいな頭のイケメン兄さんで、鬼の里で千歳と一緒に育った
7歳年上の幼馴染みなのでした。
この2人の話で、女鬼は数が少ないことが判明。このあたりは「薄桜鬼」と同じですね。

まあ、何だかんだで、島津一族は大阪側(石田三成側)として戦うことになります。
石田三成って、もっとすごい漢的な人かと思っていましたが、そうでもないですね〜。
島津親子が徳川の情報を報告しても、疑っていたようで、
すぐに行動しないという頼りない大将です。
こんな大将の元で戦いたくないなぁ、というのが正直な感想。
というか、徳川家康側が勝つと分かっているせいもあるかもしれませんが。

その間に、徳川側についているはぐれ鬼たちが絡んできました。
八瀬姫を襲った時は1人で、その後はお面をつけた3人組でしたが、
1人ずつ正体を明かしていきます。
ボス的なのが酒呑童子、軽口を叩くのが朧八千代、小さいのが南雲秀。
南雲は「薄桜鬼」の南雲薫の先祖決定ですね。
酒呑童子の髪の色から、はぐれ鬼で八瀬の里に登場した千鬼丸と同じ色だなぁ、
と思っていましたが、鬼の本当の姿になった時の顔は違いますね。
(一つ気になるのは、酒呑童子と千鬼丸が首に同じ呪符をしていることですね)
同族っていう線はまだ残っていますが、どうだろう。
個人的なはぐれ鬼以外は、十二鬼衆の頃に縁を切られた一族が2つあるので、
そのどちらか(もしくは両方)なんでしょうね。

千歳が、無意識で本当の鬼の姿になった時、義久が子供の頃に見た
「白いもの」の正体が分かりましたね。

そして、千歳と雪奈の仲が徐々に深まってきて、千歳が苗字を教えてくれました。
おおっ、「風間」だ! 間違いなく、「薄桜鬼」の風間千景の先祖ですな。
そういえば、「薄桜鬼」の鬼である風間千景も雪村千鶴も
「千」の字がつくことに今気付きました。鬼によくある名前だったんですね。

そして、雪奈が不吉な夢を見ます。この設定は、八瀬姫と繋がりがあるのかなぁ。
その後、大事な人「汐見爺」が、酒呑童子に殺され、死亡…。(泣)
ここで、雪奈は汐見爺から鬼の力を受け継ぎました。

酒呑童子の方は、十鬼衆しか伝えられていない真の鬼の姿になる方法として、
朝鮮から持ち帰った仙丹を使い、あっさり変身することができます。
「薄桜鬼」では変若水(おちみず)でしたが、ここでは仙丹になっていますね。
肉体が強靭になったり、傷の癒えるのが早くなったり、
破綻すると死んでしまうところなんかは同じ設定ですが、違うものなのかなぁ。

最終決戦場は関ヶ原。豊臣秀吉の義理の息子だった小早川秀秋が裏切り、
徳川側に付いたことは有名ですね。
そのことで、一気に形勢逆転となり、大阪側は敗戦。

千歳グッドエンドは、最後の選択で「残って時間稼ぎをする」を選びます。
予知で敵が来ることを知った雪奈は、義弘たちを先に行かせ、
一人で敵に向かおうとしますが、そのウソもバレバレで、
結局、人間が相手だったことが分かった時点で、義久が残ることとなり、
千歳と雪奈は義弘を守って先へ進むことに。
(島津の掟で、当主である義弘が死んだら、兵士たちも自害することになっているため、
何が何でも守らなくてはならない、という理由です)

その先で、八千代と秀が登場。ここで、千耶も登場!
徳川側の2者ですが、徳川勝利となった今、鬼は不要だ、という理由で、
千耶が島津を助けてくれたわけです。

さらに先に進むと、ラスボスの酒呑童子が待ち構えていました。
今度は、千歳と雪奈が立ち向かうことになります。
千歳は鬼本来の姿に簡単に変身できますが、雪奈は変身にちょっとためらいが…。
自分が未熟で、鬼本来の姿になった時に制御できるか不安だ、と。
そんな時、汐見爺が出てきて、大丈夫、と太鼓判を押し、変身!
これで、雪奈の「いずな足」(鈴森家の頭領の持つ鬼の力)が役に立ち、
酒呑童子の行動を見極めることができ、
さらには、女鬼にはない「金剛力」(汐見爺の鬼の力)によって、
酒呑童子を薬だけではなく、はぐれ鬼からも開放してあげたのでした。
鬼本来の姿はキラキラしてすごく綺麗ですが、髪の色や顔の模様なんかを見ると、
歌舞伎役者に見えてしまいますね。(笑)

酒呑童子を倒した後、雪奈に見えたのは義久の死でした。
個人的には、義久の漢っぷりが鬼たちよりカッコよく見えていたのですが、
歴史には逆らえませんねぇ。死んで欲しくないキャラだった。(泣)

ラストは、義弘たちと戻った先で、千岳と再会。
千岳の方は、石田三成が捕まる直前の最後の頼みで、宇喜多秀家を国に送り届ける途中で、
その前に、八瀬の里で目覚めた八瀬姫に会い、千耶・秦の無事も確認、
(八千代と秀 vs 千耶に、秦が駆けつけてくれたらしいです)
八瀬姫の手紙を預かってきた、と。
予知できる八瀬姫には、雪奈が千歳と一緒に九州に行ってしまうことが分かっていたため、
別れの言葉でしたが、それじゃ、八瀬の里の鈴森家の頭領がいなくなっちゃうのでは…。
そんなオチでいいのか? という疑問も。
千岳の一族は、最終的には九州の千歳の一族の世話になることになりましたとさ。
これで、特典のCG画像(スチル)を2枚入手できました。

千歳悲恋エンドは、最後の選択で「皆に打ち明ける」を選びます。
豊久が残って死ぬ、八千代・秀 vs 千耶は同じ。
酒呑童子戦で、千歳が一人で戦い、雪奈は義久の護衛として先に進むことに。
途中で、千歳の死が見えた雪奈が泣き出したことで、義弘が休憩と称して、
雪奈を千歳のところに向かわせます。
そこで、瀕死の千歳の姿が…。酒呑童子は倒したけれど、相討ちになってしまいました〜。
ここで、千歳の力を雪奈がもらうことになります。
後は、千岳と再会、九州へ行くところは同じ。
義弘には、風間一族に「千歳の嫁」として紹介されるらしい。
そういえば、この作品は頭領だけが出てきて、一族の他の鬼たちは出てきませんね。
そこをもう少し描いて欲しかったかな。

千歳バッドエンドは、慕う心5・忍ぶ心を中心にして、「軌跡」千歳7章其の13から始めます。
その場合は、好感度を上げないように注意しました。
(最後の選択肢はどちらでもいいかと思います)
8章其の4から始められれば、それが最短でバッドエンドに入ります。
鬼本来の姿になった千歳と雪奈でしたが、酒呑童子の幻惑(?)に千歳がやられ、
酒呑童子が雪奈に見えている千歳は攻撃ができなくなります。
酒呑童子が千歳に止めを刺す瞬間、雪奈が酒呑童子に止めを刺し、千歳と酒呑童子が死亡…。
遅すぎたなぁ、雪奈。(笑)
ラストは、八瀬の里に戻って仲間を守るようにと、義久に約束させられ、
八瀬の里に戻ると、入り口で八瀬姫が出迎えてくれたのでした。
初恋が一瞬だけ実った悲しいオチでしたね。

八瀬姫の予言は、グッドエンドは3人の爺様のうちの1人が死ぬというもので、
悲恋エンドとバッドエンドは、好きな人(と爺様の誰か?)が
人間の戦に巻き込まれて死んでしまうというものでした。

千歳ルートをプレイしてみて、十鬼衆同士の絆より、人間との絆の方が強い印象でしたね。
まあ、千歳の場合は、一族ぐるみで昔から付き合っていたこともあり、
人間と鬼に差がない育ち方をしているせいもありますが、
これだけだと、「十鬼の絆」という名前負けしてるかも。(笑)
他の十鬼衆たちには、また違う事情があるようなので、そちらはどうなるのかな。

千耶ルート

千耶は、【陸奥六郡の鬼頭】で、始終、冷静キャラです。
とにかく、感情に任せて言動するタイプじゃないので、
少々、物足りなさも感じますが、声は私好みかも。(激昂する声が聞きたかった。笑)
武器は、大通連と小通連の二刀流。雪奈の持つ刀・顕明連と縁がある刀と
いうことになっていますね。
(顕明連も大・小通連も、鈴鹿御前の刀で、顕明連は八瀬一族に、
大・小通連は雪村一族に代々伝わっているもの)

千耶が通じていた人間は、今回の大物役者・徳川家康です。
前半の家康は、部下の本多正信の傀儡っぽい立場にいて、何だか、イメージが違いますね。
子供の頃、人質となっていたことは知っていましたが、キャラの絵が苦労人ぽい感じです。

千耶の一族が、伊達政宗に里ごと人質にとられ、仕方なく、手先となっていたところを
家康に助けられたことで、少しずつ信頼するようになっていきます。
千歳と違って、千耶の場合は否応なしに巻き込まれた感がありますね。

千耶に入り、千耶を助けるために修羅となった同族を殺してしまった雪奈に、
千耶が信頼の証である姓を教えてくれました。
何と、今度は「雪村」でしたよ! 「薄桜鬼」の雪村千鶴の先祖でしたか。

後半では、家康を警護する千耶と三成側の刺客として現れた千岳との一騎打ちが発生します。
島津義弘の千歳、徳川家康の千耶、石田三成の千岳、毛利輝元の秦、と
4人の十鬼衆が敵味方の武将と絡んでいるから、こういう事態もあるかと思いましたが、
憎み合っていない鬼同士の争いは、ちょっと切ないなぁ。
ここで、2人を止めるために、雪奈が飛び出し、寸前のところで一騎打ちが終わりました。
月島爺に怒られましたが、ここで雪奈が死んだら、人間との関係をやめる十鬼衆も
出てくるかな、なんて、ふと想像してしまいました。(笑)
まあ、この戦いで、千耶が雪奈に対する本当の心に気付いてしまうわけですね。

千耶と月島爺による酒呑童子たち襲撃戦では、鬼本来の姿になった千耶に触発されて、
酒呑童子が仙丹で本来の鬼の姿になり、千耶を助けるために月島爺が死亡…。
そういえば、ここに至るまでに、月島爺の過去が明かされていましたね。
自分の奥義「一の太刀」を、信じた人間数人に教えたことがあったと。
しかし、どの人間たちもその力に溺れてしまい、人間不信になったそうな。
そんな思いを孫娘のように可愛がっている雪奈にはさせたくないから、
千耶に雪奈から離れるように言っていましたね。
何だか、月島爺の気持ち、すごく分かる気がしますね。
ただ、それでは、雪奈は成長していかないけど。

そんな月島爺の死の間際に間に合った雪奈は、「一の太刀」を受け継ぎました。
千歳ルートでも説明があったかもしれませんが、
雪奈には「先祖がえりの力」という特殊能力があったんですね。
それは、代々伝わる鬼の能力は、代が経つと血が薄まって能力も弱くなるのですが、
稀に、先祖のような強い力を持つ者が生まれる、というもの。
雪奈が爺様たちの能力を受け継ぐことができたのは、この力があったからなんですね。

意外な展開だったのは、仙丹で理性を失った酒呑童子が、
その場にいた八千代を殺してしまったことですね。そんな展開もあるんだなぁ。(笑)
残された秀は、自由に行動していいということになって、
豊臣家に仕える石田三成を殺しに行っちゃいました。
秀目線での語りがありましたが、こちらも複雑な事情がありそうです。

千耶グッドエンドは、「しっかりしてください」「こっそり連絡する」を選択。
酒呑童子戦で、鬼本来の姿になった千耶と普通の姿の雪奈で止めを刺します。
あれ、雪奈は変身しないのか〜。
戦が終わり、2人は八瀬の里に戻ります。千岳や秦も無事だと知り、
戦に負けた千岳は一族の土地を手に入れることはできませんでしたが、
千歳のところにやっかいになるという展開は同じです。
そして、しばらくして八瀬姫が目覚め、その後、千耶ははぐれ鬼を助ける旅に出たいと申し出ました。
雪奈は八瀬姫の護衛をしなければならないから、一緒に行けないと悟りますが、
千耶は雪奈と一緒に行くことを望み、姫に許されて、仲良く旅立つのでした。

後半で天下人に目覚めた家康が、謀臣の正信を使いこなすということで、
これまでのことを不問にするという、正信も予想外の展開が。(笑)
今回、本多正信という武将がちょっと気になってきたので調べてみたところ、
権力を持ったことで、武将たちや本多一族には、「奸臣」と呼ばれるほど嫌われていますが、
家康には「友」と呼ばれるほど信頼されていたようです。
家康の死後、家督を嫡男の正純に譲って隠居し、2ヵ月後に死去しています。
最後まで家康に尽くした家臣だったと言ってもいいのかもしれませんね。

千耶悲恋エンドは、酒呑童子戦と相討ちで、千耶が死亡。
一度、八瀬の里に戻った雪奈は、千耶の遺志を継ぐために、
家康のところに戻り、彼が戦のない世を作るかを見守る決意を。
内緒で里を出ようとしたところ、目覚めた八瀬姫が登場しました。
寝ている時も、姫は予知夢を見ていたんですね。
眠っている時に流した涙は、予知夢を見て悲しんでいたのかな。

千耶バッドエンドは、酒呑童子と相討ちで、千耶が死亡。
一度、八瀬の里に戻った雪奈は、千耶の遺言通り、
雪村一族に家康が勝ったことを知らせに行くことになりました。

千岳ルート

千岳は、【漂白の者】で、みんなのお兄さんキャラです。
しょっぱなで、雪奈が千歳と千耶に襲われたことを千岳たちに知られ、
ゲンコツで頭を殴られるところなんて、まさにお兄ちゃんですね。(笑)
雪奈に対しても、女鬼は男鬼が守るもの、という姿勢を始終貫き、
ある意味、爺たちのような可愛がりを見せていました。
武器はなく、素手で戦います。

千岳の場合は、宇喜多秀家との繋がりにより、石田三成の護衛をすることになります。
最初に秀家を見た時は、何だこの前髪は! というチャラ男の印象でしたが、
登場する度に、どんどんいい人印象に変わってきました。
そういえば、豊臣秀吉の養子は小早川秀秋なのですが、
秀家の場合は、猶子という契約による親子関係だったようです。
秀秋の場合は、秀吉に実の息子が生まれたら、養子に出されてしまった恨みがあったからこそ、
関が原の戦いで、徳川につく裏切り行動を起こしたということでしょうか。
秀家の場合は、秀吉に可愛がられ、絆が強かったため、最後まで豊臣家のために
行動したという印象を持ちました。
(もっとこの時代のことに詳しければ、そのあたりはもっと楽しめたのかも)

千岳が三成の護衛をすることになった理由は、秀家に一族のための里をもらうためでした。
漂白の一族が、どれだけ苦労していたかを、八瀬の里や他の一族の人たちは
どう思っていたんだろう。

石田三成は、千歳ルートでの登場時は最悪の印象でしたが、
ここでも、最初は上から目線の嫌な奴です。
しかし、雪奈が千岳と一緒に護衛するようになってから、
少しずつ、三成と千岳との関係も分かってきましたし、
雪奈に対する態度も、徐々に変わってきて、いい人だと思えるようになってきました。
豊臣家のために必死で働く姿は本物って感じでしたね。

そして、雪奈と千岳の絆が深まってきた頃、千岳が姓を明かしてくれました。
今度は「天霧」でした〜。「薄桜鬼」の天霧九寿との共通点は素手で戦うところですね。
性格がまっすぐなところも似てます。

何度か、三成をの命を狙って、南雲秀が単独で登場しますが、
千岳ストーリーで、何となく、秀の恨みというのが明かされていますね。
四国が秀吉によって土地を奪われた時、八瀬の里は助けてくれなかったようです。
だからこそ、秀吉に関わるものたちや八瀬姫や十鬼衆に深い恨みがある、と。

今回、はぐれ鬼たちとの戦いで命を落としたのは、琴浦爺でした。
琴浦爺は、式神を操れる能力があるとのことでしたが、
これまで、その素振りがありませんでしたが、死の間際に、
鷲の銀狼が式神だということが判明しました。
琴浦爺がくれたという時点で、そのことに気付くべきだった…。(笑)
琴浦爺は、最期まで雪奈のことを信じてくれていましたね〜。
3人の爺様は、それぞれ違った愛情表現ではありますが、
本当に雪奈を可愛がっていたことが伝わってきます。

千岳グッドエンドは、「里へ帰るという」「戦場で迎え撃つ」を選択します。
最後の戦いは秀 vs 千岳・雪奈です。秀は十鬼衆の一人なので、
変身する能力があるのかと思いきや、鬼本来の姿になる方法を知らなかったようです。
これまでの会話で、頭領にならざるおえなかったからかと思われます。
しかも、一族はみんな死んでしまったかのよう…。
秀の里で何が起こったのかという本当のことが明かされていないのは残念。
千岳の鬼本来の姿は、右角が折れていますね。どこかで激戦をした証なのだろうか。
そういえば、自力で変身した十鬼衆たちの角は白いですが、
仙丹を使って変身した鬼たちの角は黒いことにここで気付きました。

三成から秀家を護衛するように言われた千岳と雪奈でしたが、
千岳は雪奈に先に里に戻って自分を待つようにと支持。
八瀬の里で、目覚めた姫と再会。八瀬姫は夢でこれまでのことを知っており、
自分の過ちを悔いていました。これまでは、十二鬼衆からはぐれ鬼を出してしまったことを
後悔しているのかと思っていましたが、それはこの八瀬姫がしたことなのかな。
どうやら、四国の鬼たちを見捨てたことになったというのは姫のことのように思われますが。
千岳の一族が千歳のところに世話になったことはこれまでと同じですね。
はぐれ鬼の酒呑童子は、関が原の戦いで千耶が倒しましたが、
八千代は八瀬姫の予言ではもう死んでいるとのこと。
そして、春になり、ようやく千岳が戻ってきました!
八千代を倒していたので、戻ってくるのが遅くなったそうな。
この時のスチルでは、雪奈が髪を下ろしていますね。女の子っぽくてカワイイです。
そして、この後、千岳は八瀬姫に雪奈を嫁にもらいたい、と言うそうです。
ちなみに、戦に負けた後、秀家は薩摩国の島津義弘のところで匿ってもらっているとか。
義弘なら安心かな、と思っていたら、史実では、かくまっている噂が広まり、
多分、一族のためにやむを得ずだと思いますが、島津忠恒(義弘の息子)が
秀家を家康に引き渡してしまった、と。その後、忠恒たちの働きかけによって、
死罪は免れ、幽閉からの島流しとなったそうです。
後々まで知ってしまうと、戦の敗者の行く末は厳しいなぁ、と実感しますね。

千岳悲恋エンドは、秀の取って置きの大爆発を起こす火薬によって、秀も千岳も死亡。
秀の執念、恐るべし。本当に死に場所を探していたんですね…。
カワイイキャラだっただけに、残念です。
三成と雪奈は、千岳のとっさの判断で、遠くに投げ飛ばされて助かります。
三成は、側近の嶋左近と千岳を失い、呆然自失となりますが、
雪奈を里に返し、一人で落ち延びることに。
そういえば、雪奈は、千岳のことは「さん」付けで呼んでいるのに、
三成や左近は呼び捨てなんですね。ちょっと違和感ありました。
里に戻り、姫と再会。夜に予知無を見て、三成が心配になった雪奈は、
三成を助けに行きますが、牢に囚われている三成は逃げることを拒否。
その後、処刑されてしまいました。
そして、雪奈は天霧一族がいるという千歳の一族のいる薩摩に向かいます。
千岳の遺志を伝えることと一族に入れてもらうために。

千岳バッドエンドは、秀を倒した後、雪奈は里へ、千岳は秀家を薩摩に送り届けることに。
しかし、秀家を送り届けた後、千岳は八千代と対決し、相討ちで死亡…。
千歳が千岳の様子がおかしいと、千耶や秦に相談し、千耶が瀕死の千岳を発見。
千岳から首飾りを託され、それが姫の手から雪奈へ渡されたのでした。
見えないところで死ぬパターンもあるんですね〜。

全ルートの中で、人間との絆が一番強いと感じるストーリーでした。

秦ルート

秦は、【西国の現神】で、千岳と同じくお兄ちゃんキャラですが、
精神面を鍛えられるという感じですね。
冗談をしれっと言う中に、本音が混じっていそうな性格です。
そして、これぞ乙女ゲームという甘さは、秦が一番でした♪
武器は糸なのですが、これがストーリーの核心となってきます。

秦と一番最初に2人きりになったら、お嬢様抱っこされました!
この後、こんな感じが何度も続きます。(笑)

遊郭で秦と会った時、遊郭を経営している鬼とも出会います。
それが、千岳の一族だということを秦に教えられる雪奈。
漂白の一族は、こうやってバラけて生活しているそうです。
秦が千岳と仲がいいのは、こういう事情を知っているからかもしれませんね。

ここで出会った人間が毛利元康。秦に対してかなり腰が低く、人間の中では島津家の人間と同じく、
好感が持てるところがあります。
秦が毛利家と繋がりがあるのは、生きていく上では自然な成り行きですね。
飢饉などで、食料を分け合ったりする程度の付き合いだとか。
そのことで恩を感じている一族の老人たちが、今回の戦で毛利家を助けたいという
意向を示したことで、頭領の秦が動かざるを得ないという流れです。
秦自身は、人間と関わることはもちろん、人が殺し合うところにいるのが不快ということを
後々明かしていきますが、鬼の本来の性質は、秦が一番分かりやすいと思いました。

そんな2人の前に現れたのが、八千代と秀。
八千代の武器が黒い糸だと分かったことで、秦に思うところあり、な感じです。
「鬼っ子」という呟きが意味深ですね。
これに関しては、3爺の方でも調べられることになります。

今回は、千鬼丸が里を抜け出し、人間に関わりのある十鬼衆たちのところに
手伝いたいとやってきますね。しかも、敵に捕まり、その後、姿をくらましてしまいます。
他のルートではほとんど出番がなかったので、ようやく行動してくれましたが、
結局、その後は登場しませんでした。

秦の姓も無事に明かされました。今度は、「不知火」です♪
「薄桜鬼」の不知火匡のご先祖だったんですね〜。

秦が何度か雪奈に触れる甘いシーンがありますが、戦場近くに雪奈一人でとどまることになった時、
自分の蜘蛛糸を雪奈につけ、彼女に何かあった場合、それを察することができるという
使い道もあることが分かりました。
これに対して、朧八千代の黒糸にも別の使い方が。
雪奈が八千代に殺されかけ、秦と別れて3爺と里に帰った後、
真に嫌われるという妄想を見ることになりますが、これが黒糸のせいでした。
糸の武器って、便利で面白いですね〜。

八千代が黒糸を使っていた理由は、不知火一族と懇意だった朧一族に
不知火の禁忌の糸・黒糸が朧一族に教えられ、朧の頭領がそれを使って、
人間たちに悪さを始めたということです。
その頭領の名前は「茨城童子」。酒呑童子の部下の鬼ですね。
不知火一族は朧一族に黒糸を教えたことは内緒にしていたり、
不知火の頭領の女鬼が、朧の頭領の男鬼を好いていたことで、
見逃してしまったという経緯があったようです。
ちなみに、初霜一族は「酒呑童子」の一族なので、千鬼丸と繋がってきましたね。
(今回は、これ以上の情報は得られませんが)
秦が人間と接触せざるを得ない事情の一つに、この朧一族のことがあったということになります。
不知火の不始末は自分でつけなければ、と。

今回は、3爺が全員死んでしまうというショックな展開でした。
最初は、月島爺と琴浦爺が里を抜け出した雪奈を追ってくる途中で、
八千代にやられて操り人形とされ、秦と雪奈を殺そうとします。
当然、殺せない雪奈たちでしたが、最終的には一時的に自分を取り戻した2爺が、
それぞれを殺し合うことで、戦いを止めることができました。
その後は、お決まりの「先祖返りの力」で雪奈は2人の能力を吸収。

しばらく後で、今度は最後の舞台である大津城に汐見爺が現れ、同じ状況に。
今回は、雪奈が汐見爺の右胸(心臓を外して)に刀を突き刺したところで、
汐見爺が自分を取り戻し、左胸に刀を突き刺し、死亡。
死ぬ間際に、雪奈が能力を吸収しました。
3爺が死んでしまったことで、すごく悲しくなってしまいました。
あんなに雪奈を可愛がってくれていたのに…。(泣)

秦グッドエンドは、鬼本来の姿の八千代戦で、秦が先に鬼本来の姿となって戦いますが、
雪奈が人質に取られ、手が出せなくなったところで、
雪奈の中の3爺の声により、雪奈も鬼本来の姿に変身。
ここで八千代が驚いていますが、千鬼丸の情報があったなら、
雪奈が頭領だったことも知っていて当然だと思うのですが、
雪奈が変身できないと思っていたのでしょうか。
それとも、鬼本来の姿に変身できる十鬼衆は、そんなにいないということだったのかな。
結局、2対1で八千代を倒すことができます。
この鬼本来の姿は、はぐれ鬼などで、本当に許されない鬼を倒すためにあるもののようですね。
里に戻った2人でしたが、姫が目覚めたら、秦は何も言わずに里を出て行き、
その後、姫の計らいで、手紙を持たされた雪奈は秦と再会し、
雪奈は不知火一族を助けるために、秦と一緒に行くことになったのでした。
最後まで、秦のボディタッチは甘々でしたね〜。(笑)

秦悲恋エンドは、1人で八千代を倒しに行った秦を追って、
雪奈が大津城に入ると、瀕死の秦が…。
八千代と相討ちになったのでした。最後は、秦の能力を雪奈がもらい受けます。
不知火一族と毛利家のことを頼まれた雪奈は、毛利家に同行する決意をしたのでした。

秦バッドエンドは、八千代戦で人質にとられた雪奈でしたが、
秦の蜘蛛糸が八千代の黒糸を絡め取り、相討ちに。
雪奈は八瀬の里に戻り、八瀬姫が目覚め、里を守る決意をするのでした。

千鬼丸ルート

千鬼丸は、【はぐれ鬼の初霜家の頭領】で、元十二鬼衆の一族の少年です。
目の色やまつげが緑色で綺麗なキャラですね。
しかし、上記の4ルートでは謎が多すぎます。
いよいよ、千鬼丸の真実が明かされる!(笑)

登場シーンはこれまでと同じで、八瀬姫に呼ばれたというものです。
後々明かされますが、現在の八瀬姫は歴代とは違うタイプで、
十二鬼衆から除名された一族を復帰させたいと思っていました。
だから、千鬼丸が呼ばれたわけですね。
千鬼丸たちにとっては、1000年前の一族の不始末は今の自分たちには関係ないのに、
辛い思いをして生きていかなければならなかった、という不満が、
ところどころに表れていますね。

千鬼丸が雪奈に手紙を頼んだ時は、何だか怪しいぞ、と思いましたが、
それを取りに来た秀のセリフで、墨と酢で書かれた二重の仕掛けだと判明。
っていうか、書くところも監視してないと…。(笑)

次の怪しい行動は、「動くな!」ですね。
里にいる間に、2回ほど使いますが、2回目は八瀬姫が外に連れ出された時でした。
顔出しの八千代と秀に加えて、千鬼丸が賊側についていることが雪奈にバレます。
しかし、里にいる時に、十鬼衆たちの話を聞き、半年ほど暮らしたためか、
千鬼丸の心にちょっと変化があったのかな、という雰囲気が。
それは、自分の意思で眠っている八瀬姫を目覚めさせるために、
八瀬姫に悪夢を見させる術をかけようとした時です。

八千代・秀 vs 3爺で、あっという間に秀の正体が発覚。
秀の袴に家紋が記されていたようです。
続いて、八千代が自分で正体を明かしましたよ。

一方、雪奈は千鬼丸と姫を追いかけます。そして、千鬼丸 vs 雪奈へ。
千鬼丸は、言葉で人を操れる能力を持っているので、
隠れながら攻撃しても、あっさり操られちゃいますね。
と思ったら、雪奈の方が上手でした。
このルートの雪奈は、未熟ながらも、自分で考えて上手く行動している感じで、
ちょっと頼もしく見えます。
そういえば、千鬼丸と同じ能力を、ある人物も持っていましたね〜。
そうそう、酒呑童子さんです。酒呑童子=千鬼丸なのか?

千鬼丸に同情して殺せなかった後、雪奈は千鬼丸の一族の夢を見ます。
これって、千鬼丸の感情が気絶する雪奈に流れ込んできた、と思いましたが、
どうやら、千鬼丸が見せた夢のようです。
とにかく、はぐれ鬼であるがゆえに、人も鬼も住めない場所で飢えて死んだり、
人間の傭兵になっても、戦で食料がもったいないと真っ先に殺されたり、
悲惨な状況で、千鬼丸はその一族の頭領として辛い思いをしていました。

その後、仙丹で鬼本来の姿となって操られている八瀬姫が、
十鬼衆を次々と殺していく場面が…。
最初、雪奈目線かと思っていたのですが、「私と同じ顔」ということで、
八瀬姫の悪夢だと分かりました。

雪奈と千鬼丸の共通点って、子供の頃に頭領になってしまったことですね。
ただ、3爺や八瀬姫に庇護された雪奈に対し、千鬼丸は苦渋の毎日だった、と。
千鬼丸・八千代・秀の3人は、それぞれ十鬼衆に恨みを持っていて、
古いしきたりを壊したかったんですね。
そして、千鬼丸が仙丹を飲んでしまいました…。
(この時点で、鬼たちに仙丹のことは知れていません)
大人姿で黒い角を持った鬼本来の姿になった千鬼丸が暴走し始めます。
この展開だと、もう元の姿に戻れないのでは…。
千鬼丸・八千代・秀の関係は、十鬼衆を壊滅させる目的を持つ者、ですが、
どうも、千鬼丸は八千代にいいように使われている感がある、かな。
というか、目的のためなら、仲間の命も惜しくないとか、
自分以外は誰も信じていない、の方が正しいのかも?

おおっ、千鬼丸が青年姿で登場しました!
少年姿はかわいらしかったのですが、こっちはちょっとクール系ですな。
この姿もカッコいいぞ。(笑)
ちなみに、「情報」で見られる千鬼丸の姿も、ここで青年姿に変わりました。

ここで、千鬼丸が激白。仙丹を飲ませている鬼たちは、
あちこちの里からさらってきた鬼ですと。
秦ルートで、八千代が「里の鬼が減ってきた」みたいなことを言っていたと思いますが、
てっきり、自分たちの里の鬼を使っているのかと思いましたが、
他の里から連れ出した鬼だったんですね。(あの感じだと、自分の里の鬼も使っているかも)

そして、千鬼丸が能力を使って雪奈の記憶を見ることに。
2、3歳の雪奈が可愛がられていたことは、まあ想定内ですが、
その後、生まれたばかりの雪奈が、涼森家に養女に出されたことや、
何と、八瀬姫の妹であることが判明。姉妹だったのか〜。
だから、八瀬姫の先見の力が、雪奈にもあったということだったんですね。
ちなみに、元の名前は「八瀬千奈」と書いて「やせゆきな」。
養女に出される時に、汐見爺によって「雪奈」に変えられました。
雪奈が7、8歳の頃、涼森の頭領が死んだ時、死体が消えてしまったことで、
3爺たちは、初めて「先祖返りの力」を目にし、それが雪奈の能力だと知ります。
この力が、後々、悪いことに使われる恐れがある、という懸念を持った3爺でしたが、
雪奈を殺すことはできず、そのまま、育てることに。

最後のルートで、こんな大どんでん返しが待っていようとは!
面白くなってきましたよ〜。
それを知った千鬼丸は、雪奈に同情してしまい、思わず抱きしめちゃいました。
そんな時、千歳が登場し、千鬼丸を攻撃したため、秀が迎えに来て、千鬼丸が撤退。
もうちょっと雪奈と話ができていれば、千鬼丸を丸め込め、いえ、
説得できたかもしれないのに。(笑)

次の展開で、八千代たちが千鬼丸を騙していたことが分かりました。
やっぱり、ですね。(笑)
千鬼丸は十鬼衆だけを倒し、はぐれ鬼の国を作ることが目的でしたが、
八千代たちは人間たちから奪い取るくらいのことまでする予定だったと。

何だかんだで、千歳、千耶、千岳、秦が入れ替わりで登場してきて、
暴走した千鬼丸を庇う雪奈と絡んできます。

八瀬姫の救出に向かった千鬼丸と雪奈でしたが、八千代と一緒に表れたのは、
黒い角を持った鬼本来の姿の八瀬姫。
ここで、八瀬姫の口から、雪奈の出生の秘密が明かされ、雪奈は愕然。
ちなみに、鬼本来の姿にされた八瀬姫は操られているのではなく、
八瀬姫の心を増大させるものという設定なので、
はぐれ鬼をどうにかしたいとか、雪奈のことなどが、
かなり増幅されて口に出てしまっているのかな。

落ち込んだ雪奈を千鬼丸がなぐさめてくれた時、雪奈が千鬼丸の姿は、
子供か大人かどちらが本当の姿か、と質問をしますが、
そこは、子供の姿が本当なのですが、大人になれない特殊な身体だったことが分かりました。
これも「先祖返りの力」の一つだとか。

千鬼丸グッドエンドは、八瀬姫救出のために岐阜城へ。
途中で、修羅たちに阻まれて3爺が残り、次は、秀が現れて千岳と途中参戦の秦が残り、
さらに、八千代が登場。今度は、千鬼丸と雪奈が相手となったら、あっさりピンチに。(笑)
秀も八千代も、仙丹を飲んで、黒い角を持つ鬼本来の姿に変身中。
そこに、火を操れる千歳と、氷を操れる千耶が登場。
タイトル通りの「十鬼の絆」らしい展開になってきましたよ!

千鬼丸と雪奈は八瀬姫(千羽)のところに到着。
鬼本来の姿の千鬼丸が時間の流れを遅くする間に、雪奈が千羽の動きを抑え、
とどめは千鬼丸が、ということで決着がつきます。
っていうか、誰も死んでないのか!?
八千代は止めを刺されずに生きていますし、八瀬姫も瀕死だったのを里で回復。
その流れだと、秀も生きている可能性ありです。
そして、雪奈は千鬼丸と共に、初霜一族のところへ行くことになります。
十鬼衆制度はいずれなくなり、鬼同士が助け合う時代になりそうな感じですね。

千鬼丸悲恋エンドはなし。

千鬼丸バッドエンドは、慕う心5・忍ぶ心は中心で、「軌跡」八章其の八からスタート。
八瀬姫との戦い後、八瀬姫が死亡し、雪奈が新しい八瀬姫となります。
十鬼衆の頭領たちと話し合う日。
八千代と秀が雪奈に挨拶に来ますが、今回はやらかした直後ということもあってか、
他の十鬼衆に顔は見せませんでした。
でも、あの2人から感謝の言葉が聞けるなんて、思ってもみませんでした。(笑)
千鬼丸は、個々で生きているはぐれ鬼たちにも、人間にも鬼にも怯えずに
暮らしていけることを伝えるために、1人旅立っていきました。

★ということで、酒呑童子の声は、千鬼丸役の岡本信彦さんでした!

特典

各ルートをクリアすると、関係する地域や関が原の戦いの史実を、
登場人物たちが説明してくれます。

●「十鬼の絆 〜関ヶ原奇譚〜」の攻略サイト
HalfAdder

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