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PSP「ヒイロノカケラ 新玉依姫伝承 ポータブル」

PSP「ヒイロノカケラ 新玉依姫伝承 ポータブル」のプレイ感想・攻略です。

【ストーリー】
最新の技術と恵まれた環境で、住みよい街として人気の都市「寒名市」
主人公である藤森沙弥はこの街に住む高校2年生。
最近有名な宗教団体「天意百道」が街に来た事で、いつも以上に寒名市は賑やかになっていた。
特に教祖である天宮音端は、カミと対話できる巫女「玉依姫」と呼ばれており、
世間からはアイドル的な存在で人気があった。
この宗教団体がここまで有名になったのは、彼女の存在があったからである。
しかし、それは一人のクラスメイトの死から崩れ始めていく。
平和な街で起きた殺人事件。身近で起きた友達の死。
だが、それはこれから起きる戦いの始まりでしかなかった。
玉依姫と告げられる沙弥。それを護る「守護者」と呼ばれる者達。
不穏な動きを見せ始める天意百道。そして寒名市に隠された秘密。
玉依姫とは一体何なのか? そして守護者とは?
何も知らない玉依姫と6人の守護者達による
新たな「ヒイロノカケラ」が今幕を開ける――。

【キャスト】
藤森沙弥:主人公
鬼崎刀真:杉田智和
大蛇凌:平川大輔
鴉取駿:岡野浩介
狐邑怜:浪川大輔
犬戒響:下和田ヒロキ
狗谷志郎:野宮一範
諏訪恭介・鉄平:うえだゆうじ
天宮音端:飯田奈保美
鹿島:菅野裕士
宗像:河西健吾
美保宗一:鈴木一敦
狗谷理佳子:藤咲かおり
伊勢源太郎:岩崎了
北野隆光:松田健一郎
鴉取千尋:樋口あかり


ストーリーは、「緋色の欠片」と「真・翡翠の雫 緋色の欠片2」が合わさった感じでしょうか。
ただ、シリーズ全体に言えることですが、物足りなさは残りますね。
設定は悪くないんですけど、人間同士のコミュニケーションや背景なんかを
もっと丁寧に描いていれば、より面白くなると思うのですが。
キャラ絵は、カズキヨネさんではなく、いけさんで、
雰囲気は少し違いますが、綺麗でいいと思います。
(「1・2」はカズキヨネさん、「3」はお二方の共同原案、「ヒイロ」「4」はいけさん)

「緋色の欠片」のメインキャストの声優さんが、違う役で再出演です。
子孫ということで、キャラの性格や年齢、立場などが全く違うので、
最初は、ちょっと違和感のあるキャラもいました。
試みとしては面白いのですが、キャラに合っていないと、ちょっと厳しいかな。
(私の場合は、途中から大分慣れてきましたが。笑)

キャラの変化はこんな感じです。
鬼崎は、少し無愛想だけど割と真面目な同級生の拓磨から、
かなり無愛想で口の悪い同級生の刀真に。
これはあまり違和感がないかんじですね。
大蛇は、優しくて面倒見のいい少し年上の卓から、優しくて真面目な同級生の凌に。
声質は変わっていないので、こちらもあまり違和感はありませんが、
個人的にはちょっと強めの口調の凌が結構スキかも。
鴉取は、元気で先輩風を吹かす強気な先輩の真弘から、
大人しくて存在感の薄い(?)同級生の駿に。
これはかなりムズムズしますね〜。元気なキャラの方が大好きですが、
駿の口調も聞いているうちにだんだん癖になってきました。(笑)
狐邑は、口数が少ないけど優しい先輩の祐一から、陽気な後輩の怜に。
こちらはどっちもいい感じです。違和感なしだし、怜もかわいいし。
犬戒は、年下で気配りのできる優しい後輩の慎司から、冷たい視線のクールな先輩の響に。
声優ってすごいなぁ、と思うのはこのキャラですね。全然、別人です。
本当に同じ人物なのか、と思うくらい。しかも、下和田さんは、
もっと女の子みたいな声も出せるんですよ。この人はすごい。
狗谷は、誰にも心を開かない先輩の遼から、「姫」一筋の能天気で熱い先輩の志郎に。
こちらも全然別人キャラですね。よく聞くと、声質は似てるかな?と思いますが、
キャラは全く違います。個人的には志郎の方が好きかも。

サブキャラで大好きになったのが、諏訪兄弟ですね。
彼らは主役を食うくらい目立ってますし、個性豊かで楽しかったです♪
後は、地味な脇役としては、伊瀬さんがいいですね〜。かっこいいっす。

攻略の感想

○鬼崎刀真ルート

主人公の沙弥は、引っ込み思案らしく、すぐ謝るキャラで、ちょっと同調しにくいですね。
前に出すぎるキャラもうっとおしいけど、こうも弱気キャラもどうかと。
(絵はすごくカワイイんですけどね。笑)
幼馴染で登下校やお昼がいつも一緒なのが、大蛇凌。
沙弥が敬語なところがあるので、1学年上かと思いましたが、同級生です。
今回は、キャラ順が鬼崎の次の2番目ということですが、
どちらかというと、主人公に一番近い1番目という感じがしますね。
親がいなくて、JSEI(日本地力エネルギー研究所)の所長の美保宗一が後見人で親代わり。
人に見えないものが見えることも、美保だけが知っています。
凌にも言わないところが、何となく残念かな。
(これだけ大事にしてくれているのだから、早いうちに告白しておけば、
大丈夫だったような気がしますが)

ある日、転校生として沙弥のクラスにやってきたのが、無愛想で口が悪い鬼崎刀真です。
う〜ん、彼の口の悪さの中で、「てめぇ」というのだけは、何か引っかかるなぁ。
せめて、主人公にだけは「お前」であって欲しかったかな。
(ところどころで、呼び方は変わりますが)

同じ頃に、凌の知り合いで一学年下の陽気な狐邑怜が朝昼に一緒にくっついてきたり、
植物繋がりで、大人しい鴉取駿と知り合いになったり、
何故か、沙弥に頭の中で話しかけてくる怖い印象の犬戒響がいたり、
挙句の果てに、いきなり、「俺の姫!」なんてナイト気取りで狗谷志郎が現れたり。
早速、守護六家が揃っちゃいましたよ。(笑)
ただし、沙弥も守護者たちも、自分たちの宿命については全く知りません。

これに、天意百道という宗教団体と美保宗一、
さらに、謎の双子・諏訪恭介・鉄平が絡んできます。
恭介はのんびりしていて、人に変なあだ名をつけたり、「俺的に」が口癖。
鉄平は、口が悪くて「バカ恭」が口癖。
対照的な2人で、鉄平が主導権を握っているかのようですが、
実は、恭介の方が主導権を握っている感じですね。
学校に現れた時、恭介が鉄平を屋上から突き落としたシーンは笑えました。(笑)
そして、天意百道の教祖・天宮音端は、「玉依姫」を名乗っていますが、
ストーリーの流れとしては、沙弥が玉依姫ということなので、
2人の玉依姫というのが途中から気になってきました。

ある日、沙弥の同級生の立花真央が殺害されるという事件が発生。
それから、頻繁に行方不明や犯人の分からない殺人事件が起こるようになります。

守護者たちの所属も分かってきましたね。
真央の葬式の時から仄めかされていますが、刀真・駿・響の3人は天意百道と、
怜・志郎は、典薬寮と繋がりがあります。
凌と沙弥も典薬寮側ですが、実際に関わっているわけではないので、
とりあえず、中間ということで。
そして、凌以外は、自分たちの能力の使い方を知っています。
(凌の場合は、途中から、簡単な術が使えることが判明。ただし、守護者としての力ではない)
これは、最初に沙弥が襲われた時に判明していますね。
しかも、この時だけ、玉依姫の能力が少し使われました。
相変わらず、玉依姫が覚醒しないとダタの人、っていうのが歯がゆいですね。(笑)
天意百道も典薬寮も、玉依姫のことは分かっており、覚醒を待っています。
しかし、目的は違うわけです。後で分かりますが、天意百道の目的は石長姫の復活、
典薬寮は黄泉ノ門の封印。
さらに、典薬寮内部でも不穏な動きが。それが美保です。
美保は、オモイカネと玉依姫を使って、カミをも支配しようとしている模様。
そのために、沙弥の後見人となって、手なづけていたわけですね。

途中で、刀真や沙弥の生い立ちが分かってきましたね。
刀真は、早くに両親に死なれ、自分には人にない力があって、そのせいで苦しんできた、と。
沙弥は、親の顔を知らずに施設で育ち、高校生になって、
初めて一人暮らしをすることができ、もう施設には戻りたくないと思っています。
(それまでは、学校にも行っていなかったようです)
刀真の武器は、まさに「鬼斬丸」を封印していた刀ですね。
しかも、それを身体の中に宿していて、必要な時に表面化しています。
でも、力が暴走する時があり、それを止めたのが沙弥なのでした。

ついに天意百道が動き出し、沙弥を連れ去ろうとした後、
今度は、市長の北野隆光が登場し、とんでもない事実を告白。
実は、先代の玉依姫と恋に落ちて、女の子が生まれ、それが沙弥だと。
そして、母親は、街を守るために命を懸けたため、死んでしまった、と。
寒名市ができる前に、祠があり、それを玉依姫が守っていたのですが、
定期的に生贄が必要だったことから、コンピューター「思兼(オモイカネ)」を作って、
それを身代わりにしようとしたわけですが、それだけでは力が足りず、
霊能力のある人間だけを集め、その力を利用していたそうな。
だから、寒名市に住むには審査が必要だったわけですね。
以前、怜から事情が明かされましたが、自分の能力を使いこなせている人間は
AA(ダブルエー)、能力がまだ開花していない人間はA、後はそれ以下。
しかし、玉依姫である沙弥だけは、AAA(トリプルエー)だということです。
多分、美保だと思いますが、モニターで玉依姫と守護者のデータを見ていた時の
ナンバーはこれだったんですね〜。

天意百道と典薬寮(美保)のどちらを先に相手にするか、ということで、
まずは典薬寮を倒すことに。
オモイカネのメインスイッチを切るために、2人1組に分かれて向かいますが、
そこで、刀真と沙弥は音端と鹿島に邪魔されてしまいます。
音端は既に自分の意識がないようですね。そもそも、彼女も利用されたクチのようです。
ここで、鹿島に刀真と駆けつけてきた北野が瀕死状態でやられたところで、諏訪兄弟が登場。
鹿島の攻撃は諏訪兄弟には効かないが、諏訪兄弟の攻撃は音端に相殺されてしまう。
そんな状況で、沙弥たちは一時撤退することに。

ここから、刀真との恋愛が急加速。この作品の悪いところですね〜。
人間関係もあまり描ききれていないのに、恋愛が唐突すぎます。(笑)
鹿島たちが封印を解いたことが分かり、それを再度封印しに行く決心をし、
さらに、沙弥が玉依姫の力を少し使えるようになりましたよ。
玉依姫がギリギリまで使えないキャラという定番が、少し崩れましたね。
ここで、凌も変異してます。能力が発現した!というシーンがないのが残念。
というか、各キャラともに、髪の色があまりにも変わりすぎですかね。
元の色の雰囲気を残しつつの変色の方が、イメージが壊れなくてよりカッコ良かったかも。
そして、北野がそれを見届けた後、息を引き取り、
落ち込んだ沙弥を休ませてから出発というところで、刀真との絆が強まる展開に。
刀真の両親は刀真の力によって、刀真が殺してしまったそうな。
う〜ん、これは悲劇すぎだ。

いよいよ、黄泉ノ門を封印しに。
最下層に着くまでに、大蛇と鴉取がそれぞれ妖で足止め、宗像の登場で狗谷足止め、
諏訪兄弟の登場で狐邑と犬戒が足止め。
残ったのは、予定通り、刀真と沙弥ですが、ここで愛の告白となり、恒例のキス。(笑)
玉依姫の力が口から流れ込んで、刀真の傷が癒えました〜。
そして、またしても諏訪兄弟が再登場。やっと、双子の正体が分かりましたね。
何と、黄泉ノ門を封印していた大岩に宿っていた「道反の大神」というカミの化身だった!
オモイカネが人々の霊力を使って封印を代わったせいで、
強制的に大岩から叩き出されたカミ。
再び、その役目につくために、本物の玉依姫を探していたわけです。
っていうか、カミサマでも本物を見極められないんですかね。(笑)
カミサマにしては、口が悪かったり、変なあだ名をつけたりで、
おかしな双子でしたが、玉依姫と認めて、跪く姿はカッコいいですな♪
彼らが沙弥たちの中に流れ込んできて、玉依姫と刀真が覚醒した姿になりましたよ。
そうか、双子の役割は、「1」のオーちゃん的な感じだったのですね。

石長姫を宿した音端から、石長姫を切り離したと思ったら、
今度は、鹿島がその身に取り込んで妖の姿に変身。
もう、お決まりの流れで、ちょっと物足りないですね〜。(苦笑)
他の守護者たちも駆けつけ、妖の鹿島と戦います。
黄泉ノ門を封印することが先決ということでしたが、
守護者たちが次々と倒され、ついに、刀真までもがピンチに。

ハッピーEDは、最後に「鬼崎くんを守りたい」を選択をすると、
守護者たちも封印もどちらもやってやる、的な展開に。
(あ、何だか、恭介の口癖が写ってきたかも。笑)
妖の鹿島から石長姫を解放し、封印も成功。
この時、玉依姫と守護者たちの力も消えてしまいます。
その後、天意百道は解散、行方不明とされた音端は典薬寮で保護。
何故か、音端の世話は犬戒響が。これは響ルートで分かるんでしょうね。
沙弥は一人で登校したり、お昼は刀真とお弁当を食べたり、恋人を満喫するのでした。

悲恋EDは、「…封印を続ける」を選択。
封印が終わると、石長姫は黄泉へ戻り、鹿島の身体は消え、道反の大神も役目に戻りました。
そして、最後まで戦った刀真は死亡…。(他の守護者は生きてます)
街は、北野市長とJSEIの所長の美保が死んで、典薬寮は事実上の壊滅。
そういえば、美保宗一が最終決戦よりも前に、
サクッと式神に殺されてたの、忘れてました。(笑)
天意は、鹿島が死亡、宗像は行方不明、生き残った音端は天意百道の破滅を希望。
残ったのは、寒名の封印。これを典薬寮中央本部が狙ってきました。
美保が連絡を取っていたのはこいつらだったんですね。
そして、沙弥と音端と残った守護者たちは、多数の薬師衆やカミたちと日々戦うのでした。
玉依姫2人が一緒に戦う展開は、違った意味で楽しいかも。(笑)

○大蛇凌ルート

凌は、沙弥の幼馴染で良きお兄さんというから、年上かと思いきや、同い年です。
その設定なのに「凌さん」と呼ぶのは、何か変。(笑)
凌は、風紀委員を務める真面目なキャラです。

前半の大筋は刀真ルートと同じですが、徐々に、凌が嫉妬し始めますね。
いつも自分が守ってきた大好きな沙弥の周りに、
変な男たちがいつの間にか群がってきて、沙弥と仲良くなっていくため、
取られてしまうという不安に駆り立てられたようです。
それに加えて、自分だけ守護者の力が現れないことがありますね。
そういえば、最初に沙弥たちが2度目だったかに妖に襲われた時、
いつの間にか、凌も術を使えるようになっていますが、
まだ訓練中って、一体、誰から教わったんだろう。それとも独学か?
他の人たちの不思議な力を受け入れたくない気持ちから、
どうやってそこまで持っていったのかが語られていませんね。
どちらにしても、少しは使えている時点で、守護者として発現してるのでは…。

天意百道と典薬寮(美保)のどちらを先に相手にするか、ということで、
今回は、天意百道を倒すということに。
しかし、バラけて向かってみると、先に典薬寮(美保)が制圧しており、
本道には美保の姿が。(音端は連れて行かれました)
美保があっさり告白しちゃいますが、ここにいる時点で、凌が美保の本心を察して、愕然…。
さっきまで、沙弥を美保のところに連れて行き、匿ってもらおうとしてましたから。(苦笑)
美保に連れさらわれそうになりますが、非力な凌がボコられ、大ピンチになったところで、
諏訪兄弟が参上! いつもいいところで現れてくれるなぁ。(笑)
そして、他の守護者たちもやってきて、一旦マンションに撤退。

その後、思いつめた凌は、沙弥を連れて街を逃げ出そうとします。
何だか、ここまで来るとイタすぎるキャラですね〜。(笑)
しかし、沙弥の気持ちとちゃんと向き合い、玉依姫として戦う沙弥に合わせて、
ようやく凌も守護者として覚醒しました。あ〜、良かった。(笑)
部屋に戻ってきたら、皆が逃げたこと知っていて、待ってくれました。
いつの間にか、友情ってやつができてるじゃないですか。

隣の部屋で、凌と沙弥が会話し、沙弥に嫌われることを恐れる凌を見て、
自分とダブらせたんでしょうね、沙弥から積極的にキス。
お互いの気持ちを確認し合って、今度は凌が沙弥の額にキス。

さて、いよいよ、典薬寮へ乗り込みます。
刀真・駿・響が入り口の妖と戦って足止め。
ようするに、天意組が残ったわけですな。
次は、薬師衆を相手に怜・志郎が足止め。

オモイカネの前で美保と対決で、音端は既にオモイカネに吸収されてしまっており、残りは沙弥。
というところで、北野市長が現れ、オモイカネに負荷をかけて一時的に機能を停止させ、
怒った美保が、オモイカネに沙弥以外を殺すように命令しちゃいました。
おおっ、やっと、大蛇卓(緋色1)のカッコいい呪文「三重円」が出た!
沙弥も凌を守りながら戦いますが、力が尽きたところで、
オモイカネの攻撃をくらいそうになりましたが、北野に助けられました。
せっかく、父親の名乗りを上げられたのに、残念。
師の間際の北野から、美保の「HERO計画」という人間にカミを植えつけるという
恐ろしい計画を聞かされます。そういえば、途中で、その話が出てましたね。
人造神人って言ってましたか。

ハッピーEDは、黄泉の入り口に向かうと、そこには美保とボロボロになった諏訪兄弟が。
既に、美保はカミを身体に宿していたのでした。
化け物化した美保と戦う2人を見て覚醒したことを悟った諏訪兄弟は、沙弥に同化。
巫女姿になった沙弥が凌に触れると、凌も変身!
水を使うと思っていたら、水蛇のイメージだったんですね。
蛇っていうから、陸の蛇かと思い込んでました。(笑)
そして、美保は常世に送られ、黄泉ノ門は閉ざされました。

玉依姫も守護者も力がなくなり、音端は命は取り留めました。
典薬寮は半壊状態、寒名市は外との交流によって徐々に復興。
天意百道は美保がつぶしたのでなくなったということかな。
沙弥と凌は、幼馴染から恋人に昇格。
凌が照れて、少し距離を置いて歩くようになったり、動揺している姿がかわいいですね。
こういう時は、女の方が強い。沙弥が積極的に引っ張っていきますな。
そういえば、凌には両親がいるはずですが、出てきませんでしたね。

悲恋EDは、黄泉の入り口で化け物化した美保と戦う凌ですが、
攻撃が通用せず、自分の身体ごと黄泉ノ門に押しやり、
諏訪兄弟の力を借りて、沙弥に強引に封印するというもの。
せっかく、相思相愛になれたのに…。
力のなくなった沙弥は典薬寮に所属し、最深部で封印を見守り続けています。
いつか、凌が戻ってきたら、真っ先に迎えてあげたいから、と。

○鴉取駿ルート

駿は、どこか儚げな美少年の同級生で、病弱な弟の千尋がいます。
他のキャラと比べると、かなり存在感が薄いのですが、
沙弥とたくさん話すようになって、やっと存在感が出てきました。(笑)
沙弥とは、温室で出会い、草花が好きという共通点があります。
見た目と性格から、薄幸の美少年と美少女という似た者同士的な感じがします。
そして、自分の力が怖いと思うところも同じ。

一つ気になったのは、駿の声だけ音が悪いということでしょうか。
雑音みたいなのが入っていたり、セリフがぶつ切りになったり。
ヘッドフォンで聴いているので 余計に気になるんですけど。

これまでのルートで、天意に寒名市の病院を斡旋してもらったことが分かっていますね。
そのせいで、天意のいうことを聞かざるを得ない立場でもあります。
両親のことは語られていないので、どうやらいない模様?(最後に判明)

天意百道と典薬寮(美保)のどちらを先に相手にするか、ということで、
今回は典薬寮を優先することになりましたが、実行直前になって、
駿が、千尋の病院へダッシュしてしまいました〜。
最初から予想できていたことだから、ちょっと行動が唐突すぎかも。
病室では、千尋の他に宗像たち天意の人間がいて、
どうやら、千尋にでたらめなことを吹き込んだようです。
千尋の病気は駿がいるせいだ、と。
この設定があまりにも安易だったので、もしかしたら、マインドコントロールか
千尋が駿に気を使って、駿を拒絶しているのかと思ったのですが、
「バケモノ」呼ばわりしたことから、どうやら、本気らしい。
それに大きく傷ついた駿が、力を暴走させて倒れてしまいました…。
くそ〜、弟め〜。どんだけ、兄ちゃんが苦労してると思ってるんだ。(笑)

典薬寮の方も苦戦したようで、凌から電話で撤退の情報があり、
その後、凌と志郎が病院まで来てくれたお陰で、何とか戻って来られました。
天意は典薬寮を攻撃していて、典薬寮は壊滅状態に。
話し合っているところに、大地震と霊能力のある人にだけ感知できる痛みが発生。

おっと、駿が気付いた後、1人にしておいてあげたら、
千尋から天意から逃げ出してきたから、1人で公園に迎えに来て、と電話が。
間違いなく、罠じゃないかっ!
あ、やられた。宗像の式神でした〜。ただし、千尋のセリフは本人のものらしい。
おおっ、駿が助けに来てくれた!(叫んでばっかりだなぁ。笑)
でも、宗像もやりますねぇ。影縫いの技を使ってきましたよ。
まあ、それも玉依姫と駿の力で追っ払ってやりましたが。
その後、お互いの気持ちを確認し合い、キス。
キスした後も割と平然と話す駿って、結構、大物かも。(笑)

そして、皆に迷惑をかけられないからと、千尋を取り戻すために
2人で市役所に向かうことに。その途中に、凌と志郎が待っていました。
それも、沙弥と駿がいなくなったから追いかけてきた、そうな。
残った3人は怒ってるだろうなぁ、と思ったら、響と怜がさらに先回りしてました。
刀真だけは、怪我が酷くてお留守番。なんてことないですな。
一番最後に登場しましたよ。
これからの行動を決めた直後、守護者が完全な覚醒をしました。
といっても、さらにこの後、もう一段階あるんですけどね。

一方、美保と宗像の秘密の会談。やっぱり、裏で繋がってましたな。
美保が宗像にさくっと殺されちゃいました。
その後、宗像がオモイカネを破壊し、封印を解除。
玉依姫の力がなくても、あっさり封印を解くことができたのはこれだけ?(笑)

ボロボロの伊勢を発見し、今度は鹿島が登場。
ここで、珍しく怜が怒ってます。伊勢と知り合いの怜と司郎、
鹿島に恨みがあるらしい響が残り、後は先へ。
その先で、諏訪兄弟が登場し合流。
恭平のあだ名が一つ増えました。宗像は「シルビア」。どういうこと?(笑)
そのあだ名に反応したのが刀真。どうやら、昼間の戦いの間に、
変なあだ名で呼ばれたらしい。
駿が遠慮したら、即効で「プリンス」とつけられました。
刀真は「若頭」、凌は「父さん」だったと判明。
響のことは「チョロ毛」、志郎は「パイン」って言っていましたよね。
残りは別ルートで分かるかな。
いやぁ、やっぱり、諏訪兄弟は面白すぎ!(笑)

諏訪兄弟の目的は、まだ完全に覚醒していない玉依姫には、
生贄の道しか、黄泉ノ門を封印する方法がないとのこと。
しばらく諏訪兄弟と戦った後、駿が頑張ったお陰で、玉依姫が完全に覚醒。
諏訪兄弟が同化して、沙弥は巫女姿になりました。
一番奥へは2人だけで向かいます。

ハッピーEDは、宗像に与えられた式神を使って、千尋が駿たちを攻撃してきました。
千尋の本心は、自分のわがままを無理にかなえてくれる駿に対する
ジレンマだったようです。っていうか、お騒がせな兄弟だなぁ。
その直後、駿が真の守護者として覚醒をして、カラス姿に変身。
緑がかった黒い羽根に合わせた髪の色だったんですねー。

その間に、宗像が音端の身体に石長姫を復活させちゃいました。
宗像は、昔、石長姫の従者(守護者)だったみたいですね。
何千年も転生を繰り返していたというのだから、すごい執念だ。
どんだけ好きなんだよ。しかも、石長姫に拒否られての片思いだし。
そして、石長姫を自分と合体させて、化け物化してしまいました。
戦闘中、石長姫の意識が表れ、自分ごと封印しろ、と。
宗像の魂が転生しないように、一緒に黄泉へ連れて行くからだそうだ。
石長姫、いい人、じゃなかった、いいカミだなぁ。
そして、封印成功。

その後、全員が千尋の病室。
千尋の症状は、本当に霊力に過剰反応しているものだったようです。
ってことは、駿の力も影響していたということかな。
宗像の言っていたことは、あながち嘘じゃなかったのか。
そして、千尋の退院も決まりました。
みんなが気を利かせてくれて、2人きりになったところで、
駿の家に「幸福の木」をもらいにいくことに。
最後に両親は寒名の外にいることが分かりました。

悲恋EDは、千尋の説得ができないまま、宗像が石長姫と一体化してしまい、
石長姫の意志により、沙弥が自分ごと黄泉ノ門へ押しやってしまいました。
駆けつけたほかの守護者たちに責められる駿。
そこに、諏訪兄弟が現れ、事情を説明してくれました。
そして、彼らは封印の役目に戻ったのでした。

その後、千尋の病室。元気のない駿と割と元気な千尋。
そこに、響と音端がやってきました。守護者も音端も霊力はなくなっています。
駿は、彼女が帰ってくるのを待って、封印を守っていくと決意するのでした。
沙弥がいなくなるラストもありましたね。
守護者たちとの絆もできあがっていて、喪失感満載です。

○狐邑怜ルート

怜は、大蛇の古くからの知り合いで、沙弥は1年前から知ってる後輩。
明るく飄々としていますが、こういうタイプが一番考えているんでしょうね。

沙弥と2人になった時にぽろっと本音が出ましたが、
力を持つことで、何かしら苦労があったようです。
怜は、生まれてからずっとこの街で育っていて、
さらに能力に目覚めて、それを典薬寮で鍛えられてきたため、
そのことが嫌だったのかもしれませんね。
どう考えても、寒名市から出してもらえなかったでしょうし。

天意百道と典薬寮(美保)のどちらを先に相手にするか、ということで、
今回は天意を優先することになりましたが、到着したところで、
薬師衆たちを発見。伊勢と合流して、奥まで行くと、
強化型薬師衆が音端をさらおうとしていました。
そこで戦っていたところ、諏訪兄弟、参上!
それでも、音端はさらわれ、一旦、マンションに撤退することに。

その後、怜と2人で話す機会があり、本心が聞けましたね。
自分が自由でいるには典薬寮が一番の障害だと。
中学卒業後は外の高校に進学しようと思っていたら、
典薬寮から、沙弥を守るように命令された、と。
家族や友人を人質にされたら、いうことを聞くしかなかったわけですね。

部屋に戻ってきたところで、黄泉の入り口が開かれてしまいました。
ボロボロの伊勢が典薬寮での出来事を話してくれましたが、
美保のオモイカネの強化実験が失敗して、制御不能となり、
黄泉ノ門が開いてしまったようです。

怜の目的は、オモイカネを破壊することにありました。
自分のデータを削除することで、街の外に出られ、自由になれるから。
相当思いつめていたようですね〜。
いいんじゃないか、玉依姫が完全封印すれば、オモイカネなんて必要なくなるんですし。

おっと、美保があせっているところに、諏訪兄弟がやってきて、
あっさり殺しちゃいました。美和には全く同情できないので、よし。(笑)
音端の方は、力がなくなっているようで、玉依姫としては使い物にならないと
判断した諏訪兄弟は、沙弥に期待することに。

市役所に来て進み始めたところで、怜がこそっと離脱し、オモイカネに向かいましたが、
二手に分かれる予定だったから、早めに実行に移したのかな。
気付いた沙弥も共犯になっちゃいましたが、ま、封印できればO.K.ですな。
二手に分かれる直前で、鹿島が登場。音端を助けに来たけど、協力はしないそうだ。
本当に食えないジイさんだなぁ。(笑)
駿・響と鹿島が封印の方へ、刀真・凌・志郎がオモイカネの方へ。
沙弥はどうするか、と聞かれましたが、普通は封印が優先ですよね。
しかし、オモイカネに行った怜が心配になって、そちらへ向かうことに。

足止めを食らった刀真たちを置いて、一人先に進むと、
オモイカネが玉依姫に話しかけてきました。この展開もあるのか。
いつの間にか、オモイカネに意志が芽生えていたんですね。
(きっかけは、もう一人の玉依姫・音端の力を吸収したから)
そして、黄泉ノ門を開いて、人間を粛清すると言い出しましたよ。
あ、怜がオモイカネに取り込まれてるっ!
沙弥が怜に手を伸ばそうとした瞬間、オモイカネの作るカミの住まう世界に。
そこで、怜(の意識)と再会し、状況を把握しましたが、
怜はそのまま吸収されてもいいかな、という口調だったため、
怜が箱庭で幸せを感じるわけがない、ニセモノだと見破りました。
実際には、オモイカネに意識までやられているという感じでしょうか。
外に出る前に、怜が沙弥にキス。自分のしたいことが1つ分かったようです。

ハッピーEDは、オモイカネから精神は脱出しますが、怜の幻術が通じなく、
そのことをオモイカネから嘲笑気味に言われた直後、怜が真の覚醒を遂げました。
怜が攻撃を仕掛けたところ、中から諏訪兄弟が出てきました〜。
相手がカミだったから、負けちゃったかな。(笑)
そして、沙弥に同化して、玉依姫に変化。
2人でカミたちを常世に帰し、オモイカネを壊したところで、
音端や他の守護者たちが、壊れたオモイカネから出てきました。
って、守護者も取り込まれたのかい。(笑)
その後は、2人で黄泉ノ門を封印しに行ったようです。

美和が死んでJSEIは消滅、鹿島が行方不明になって天意も消滅。
封印に必要だったのは、玉依姫や守護者たちの霊力だったために、
彼らの力がなくなったというわけだったんですね。
JSEIがなくなったため、街の外への出入りが自由となりました。
怜は、街の外に行く決心をし、実際、出て行ったのですが、
日帰りで戻ってきたらしく、泣きはらした沙弥は怒り気味です。(笑)
怜に後ろからぎゅっと抱きしめられたことが、怜が街を出られない理由でした。

悲恋EDは、オモイカネから脱出した後、守護者全員と諏訪兄弟、音端が
オモイカネに取り込まれていたことに気付きます。
何故か、全員が脱出できているのが不思議ですね。
(駿も同じことを口にしています)
そして、一人だけ怜がまだ残ったまま。意識が戻ったところで、
オモイカネが再び取り込もうとし、それを沙弥が助けようとしたところで、
怜の声と、凌と響に阻止されてしまいました。
怜が戻れないのは、オモイカネと融合し始めているということ。
怜の望みで、諏訪兄弟が沙弥の玉依姫の力を怜に託し、
怜が自分の命と引き換えにオモイカネを止めました…。
自分の代わりに自由になって欲しい、という願いを託されても、
ずっと、心の中は怜で一杯のまま生きていくことになりました。

○犬戒響ルート

響は、言霊を操る冷たい印象の先輩です。
頭の中にまで語りかけられるのは、新しい能力ですね。

最初は、沙弥に対して、誰かに守られなければ生きていけないような態度をする
ダメ人間的な印象があったらしく、イラつきしか感じていなかったようですが、
沙弥の寂しい部屋を見たり、彼女の過去を聞いたことで、少し変わってきたようです。
その時、生きているだけマシ、みたいなことを言っていますね。
自分の知り合いが死んでしまったかのような言い方や
他のルートでも少し仄めかしていますが、音端が関係していることが
ちょっと気になりますね。

天意百道と典薬寮(美保)のどちらを先に相手にするか、ということで、
典薬寮に向かうことになった時、響が自分が同行者となる、と言い出したそうな。
彼なりの気遣いなのかもしれませんね。(結構、セリフは冷たいけど。笑)
その直後、鹿島と宗像が放った式神に、美保が殺られました。

市役所の前で、冷静に対処しようとその場にとどまってみんなを待とうとする響に対して、
他の守護者たちを信じて先に進もうという沙弥。
自分で能力を使おうと努力してますし、今までの中で一番強いキャラになってますね。
これも、響とのやりとりのお陰ですな。

先へ進むと、音端・鹿島・宗像の3人が。
響と音端の会話で、2人が兄妹だということが判明。
もしかして、そうかなぁ、と思っていましたが…。
そして、響が母親は天意に殺されたことを美保から聞いたことを告白。
しかし、音端はそれを信じず、典薬寮を憎んでいるようですね。
淡々としているところが、ちょっと不気味だなぁと思ったら、
鹿島たちに操られているようです。
(「緋色1」の設定から、犬戒慎司→犬戒響ということで、
慎司の双子の妹・美鶴に当たるキャラが音端ということになるわけですね)
そして、鹿島戦。何だかんだで、響が鹿島の術にハマり、拘束されてしまい、
沙弥の命が狙われたところ、響が頑張って庇ってくれました。
そこに、他の守護者と北野が登場。助かった〜。
と思ったら、全然、鹿島の方が強いではないか。
そして、最後に北野が沙弥を庇って負傷。
北野と鹿島は25年前に何か禍根が残るようなことがあったようですね。
あ、先代の玉依姫の件だ!
今度は、諏訪兄弟が助けに来てくれました。待ってたよ〜。
やっぱり、困った時の諏訪兄弟頼みだね。
でも、役立たずの守護者以下、って言われちゃった。(笑)
これで、一旦、マンションに撤退。

マンションで玉依姫として響を治療後、響から話してくれました。
情報によると、母親が天意の教祖(巫女)だったんですね。
霊力が高かった音端は、小さい頃に兄妹は引き離されて教育されていた、と。
両親は典薬寮に殺されたという嘘で育てられたのですが、
響は美保と内通して、典薬寮が両親を殺したわけではないと分かったそうです。
殺された理由は、母親が霊能力を高めようとして、精神的にやられたから、
操りやすい子供に乗り換えた、ということです。
音端の目的は、死んだ母親と会うことらしい。
まあ、2人は愛を確認しあったところで、響が1人で黄泉ノ門に向かいました。

その後の出来事が面白いですね〜。
響を見つけた沙弥との会話を、他の守護者が見つけて冷やかし始めました。
響は、というと、自分のことを響と呼べ、と沙弥に強要。
もう、愉快な仲間たちです。(笑)
まさか、響がここまで沙弥や他の守護者たちと仲良くなるとは。
これまでのどのルートよりも一番守護者たちの絆が強まった感じがしますね。

そして、市役所前で宗像戦。守護者全員で、トドメは響が転移の言霊という
2度目に使う必殺技で。(1度目は沙弥を身体を張って守った時)
次は、市役所内で鹿島戦。何故か、化け物かしてます。
石長姫は音端に降臨したはずなのに? その理由は次で判明。

ハッピーEDは、黄泉ノ門の前で、響と沙弥を待っていたのは、諏訪兄弟。
音端を生贄にして、門を閉じようとしていたのでした。
しかし、黄泉から出てきたのは、音端の身体の中に入り込んだ母親・美鈴。
しかも、頭がイっちゃってます。
鹿島の方は、石長姫の力が少し入った程度だった模様?
美鈴と戦っているうちに、沙弥が玉依姫として覚醒し、
諏訪兄弟が合体して、沙弥と響が変身。
響の肩に、ごっついのがついてますな〜。(笑)
後は、封印をし、母親の魂も元に戻って黄泉へ返り、音端も助かりました。
他の守護者たちも駆けつけ、全員、力がなくなりました。

音端は命を落とした人のために、カミに仕える巫女となりました。
沙弥は響の部屋で、眠る響の髪の毛を触っていました。
犬戒の血に玉依姫が現れたということは、どこかで玉依姫と犬戒の者が
恋に落ちたということだろうということに。
この後、2人のラブラブなムード満載シーンに突入。
響って、どっぷり浸かるタイプだったんですね〜。

悲恋EDは、自分の命と引き換えに音端を助けて、黄泉ノ門を封印する決意をする沙弥。
これに諏訪兄弟が反応し、同化。玉依姫として覚醒した沙弥は、
封印の儀式を始め、美鈴を連れて黄泉へ向かったところ、響が言霊で足止め。
響が美鈴を連れて読みの門の向こう側へ行っちゃった…。

その後、全員の力がなくなり、以前と同じ生活の中で、沙弥は響を待っていました。
怜や駿が声をかけてくれますが、辛い雰囲気満載ですね。
学校が終わると、道反の大神に寄るのが日課となっています。

○狗谷志郎ルート

明るくちょっとおバカな(?)志郎が一番謎な人物ですね。
最初の登場から沙弥のことを「姫!」って呼び続けてますもんね。(笑)
そして、守護五家のはずなのに、なぜか守護者は6人いますし。
「緋色1」をプレイしていれば、その謎は分かるのですが、
今回の場合は、また違った背景がありそうです。

性格はすごく明るくていいですね。
守護者のみんなを名前で呼ぶのは志郎だけなので、
かなりムードーメーカーになっています。

最初に沙弥たちがカミに襲われた時に、志郎が暴走したと言っていたのに、
志郎は沙弥を家まで運んだと言っていたり、姉の理佳子のことで
ふっと思い出したことが、白衣を着ていることだったり、と
かなり怪しい事情があることが臭ってきましたね。
理香子がみんなに内緒で美保と連絡を取っていたのは、
美保と繋がりがあるということだろうし、
美保といえば、人造神人の話が出ていたので、もしかしたら…。
少なくとも、志郎が理佳子たちに記憶を植えつけられている可能性が高そうですね〜。
でも、少なくとも師匠の伊瀬は悪い人間ではなさそうですけど。

天意百道と典薬寮(美保)のどちらを先に相手にするか、ということで、
天意を優先することに。刀真・駿が陽動組、怜・響が潜入組。
沙弥・凌・志郎は留守番組ということだったのですが、
沙弥が結界を壊せるから一緒に行きたいと言い出し、結果、行くことに。
しかし、天意で1時間待っても何も起こらず、携帯も繋がらず。
そんな時、中で火事が起こり、行ってみると、薬師衆が大暴れ中です。
鹿島と宗像はどうやらやられてしまったらしい。
そして、音端が連れ去られそうになったのを、沙弥が止めようとし、
沙弥が吹っ飛ばされたのを見た志郎が暴走し始めた!
全てを片付けたところで、志郎が自分の過去を語り始めました。
両親は典薬寮で働いていて、少し裕福な家庭で、
1人っ子だったから弟妹が欲しいとねだったことがある、と。
そう、姉なんていなかった。やっぱりなぁ。(笑)

マンションに戻ってきて、目が覚めた志郎はちょっと怖いキャラになってますね。
あ、「緋色1」の狗谷遼だ! 2人を足して2で割った感じかな。
口調だけで、こんなにイメージが違うんですね〜。
そして、理佳子から真実が明かされました。本名は、住吉理佳子。(実は22歳!)
典薬寮の監視役で、志郎は実験でカミを植え付けられていました。
まさに、予想通り。それにしても、天意も典薬寮も酷いもんだなぁ。
そういえば、志郎はヒーロー願望があるような雰囲気ですが、
もしかしたら、「緋色3」のカミだった凛がとり憑いているのかも、
なんて思ったのは私だけかな。(「HERO計画」もそこからか? 笑)
音端が沙弥たちと一緒に行動することになるのは初めてですね。
こういう展開、嫌いじゃないですよ。(笑)

その後、沙弥の代わりに志郎を探しにきた刀真が志郎を見つけ、会話。
いつも仲が悪そうなツーショットだから、ちょっと面白いです。
刀真は沙弥の悪口を言い、それに志郎が沙弥を庇うという流れ。

一方、マンションには典薬寮の魔の手が…。薬師衆だらけです。(笑)
とりあえず、途中まで脱出しますが、沙弥と音端が入り口で待っているところに、
強化型薬師衆を連れた美保が登場。
2人が捕まったところで、月を背に志郎が登場!
めちゃくちゃ、カッコいいじゃないですか。
怜の解説で、志郎には近くにいるカミの力を吸収する能力があるらしい。
他の薬師衆を弱らせるくらいって、すごすぎ。
しかし、美保の大逆転により、美保には逃げられ、黄泉ノ門は全開に。
一同は、音端が結界を張って、一時撤退。

マンションに戻った途端、怜や響が志郎をバカにし始めました。
そのバカの仕方に思わず笑ってしまった…。(笑)
志郎は、ベストフレンドの刀真にお礼を言って、刀真に殴られてるし。
結局、「姫」と言っていた志郎が本当の志郎なんですね。(笑)

さて、いよいよ最終決戦。オモイカネの破壊は、刀真・怜・響が担当、
黄泉ノ門は、凌・駿・志郎、そして沙弥。音端たちは留守番組です。
中に入って別れたところで、志郎が手術された研究所があることが分かり、
沙弥は志郎をそちらに行かせることに。
その直後、伊瀬・理佳子・音端が合流。最後の最後に、いい展開になってきましたよ。

ハッピーEDは、音端に背中を押されて、沙弥は志郎の方へ行くことに。
音端も玉依姫だから、そっちは任せたぞ、ということです。
研究所にいたのは志郎と、美保。そして、諏訪兄弟!
恭介がつけた美保のあだ名は「白衣メガネ」でした。(笑)
研究所を諏訪兄弟が破壊し、被験者たちを救出後、黄泉ノ門へ。
ここには、先回りした美保がいます。
ここでの強化型薬師衆は強力で、倒せる気配がなかったのですが、
突然、薬師衆が破裂して、中のカミが合体して凶暴化。
美保は凶暴カミに殺されました〜。
そして、諏訪兄弟がカミに取り込まれたのか?と思ったら、
炎をまとった青年が現れました。これが、諏訪兄弟の本当の姿だと。
そして、玉依姫として覚醒していないから、生贄になるしかないと言われちゃいました。
それも仕方がない、と思った沙弥を説得する志郎。
当然、守護者の覚醒。志郎の変身姿が一番カミに近い感じですね。
諦めない志郎の一撃が、道反の大神の身体から禍々しいカミが出てきて、
諏訪兄弟も復活。そして、玉依姫も覚醒。
そして、黄泉ノ門の封印も完了。

その後、全員が力をなくし、響と音端は典薬寮に入って働くことに。
志郎と沙弥はラブラブで、志郎は、進路希望の第1〜3希望全てに
「姫の夫になる」と書いたそうな。本当のバカだ。(笑)
凌の「いつでも相談に乗る」にも笑えました。
これくらいコミカルなら、ちょっとくらいストーカーでもいいよ、って思っちゃいました。(笑)

悲恋EDは、音端たちと合流後、志郎のところには行かず、黄泉ノ門の方へ。
諏訪兄弟も合流し、沙弥と同化し、巫女姿に変身。
その後のことは覚えておらず、(ストーリーもすっ飛んでます)
朝になって全員が脱出しましたが、その中に志郎の姿が見えません。
戻ってこない志郎を、学校に通いながら待つ沙弥。
思い出の公園で、志郎を見つけた沙弥は、志郎を呼び止めたところ、
志郎は全く覚えていませんでした。
そして、その背後には、美保の姿が! 初めて、生きてましたね〜。(笑)
美保の口から、黄泉ノ門を閉じたのはオモイカネだったこと、
志郎の力は利用価値があるから記憶を消したこと。
脱力した沙弥を連れて行こうとしていましたね。
記憶を消してあげようか、と言い、沙弥が首を横に振りましたが、きっと、消されたな。(笑)
これまでの中で、一番衝撃的なバッドエンドだったかも。

EXTRA SCENARIO(エクストラ シナリオ)

緑尾高校創立20周年の学園祭のお話です。
各キャラの最後のスチル(CG)はここで入手。
キャラルート内の選択肢は、どちらを選んでも同じエンドになります。

・鬼崎刀真ルート
 刀真と沙弥のクラスは喫茶店。刀真は早々にサボりに入りました。
 仕事を続けていたら、刀真が戻ってきたので、手伝わせました。(笑)
 ウェイターを任せたら、客を睨んだりするような接待。
 しかし、怖いおじさんに対しては、役に立ってますよ〜。
 これで、本人は不本意かもしれませんが、クラスで刀真人気がアップしました。
 料理を任せたら、ケーキの種類が多すぎて、刀真が発狂。
 こちらは、意外と手際が良くて、やっぱり、クラスの人気度アップ。
 ご褒美は、沙弥の手作りケーキ。刀真が沙弥の料理に興味を持ちましたね。
 その後、凌・怜・響がやってきて、怜の注文「スマイルひとつ」に、響が即ツッコミ。(笑)

・大蛇凌ルート
 午後の自由時間で、凌を探しに。怜・駿をスルーして、ようやく発見。
 沙弥と一緒にデートできるってだけで、この喜びようは凌らしい。
 凌を待つ30分は喫茶店を手伝いますが、そこに刀真がやってきました。
 先生に、単位やらないぞ、と脅されて、しぶしぶ手伝いに来たそうな。
 そこに、響と志郎がやってきて、お茶してます。
 凌がなかなか抜けられないという電話をしてきたため、待っていると返答。
 しかし、一緒に学園祭は回れず。校門で待っていてもなかなか来ず。
 やっと来た凌に、気にしていないと言ったら、ちょっと落ち込んだかな。
 怒ってみたら、必死に謝って埋め合わせをするから、と言ってくれました。
 その後、凌に屋上に連れて行かれ、花火を見せてくれました。
 学校が使用禁止にした花火だったけど、沙弥のためにやってくれた
 凌らしくない行動ですね。そして、学園祭の雰囲気を楽しみに後夜祭に行くのでした。
 一方、もう一人の共犯者は、怜でした。花火の後始末も彼が。(笑)

・鴉取駿ルート
 午後の自由時間に、駿のいる温室に。千尋と電話で話していたら、
 千尋が駿にデートをするように入れ知恵されました。(笑)
 そして、駿のクラスの雑貨屋を見に行くことに。
 カワイイ雑貨があっても自分には似合わないからと買いませんでした。
 怜のクラスに行くと、お化け屋敷。ずっと手を握っていてくれて、
 苦手なのに守ってくれました。
 志郎のクラスに行くと、劇で怪我人が出たから代役を駿に、と頼まれました。
 劇のタイトルは「常夏戦士 パインBOY」。
 怪我人が出たのは、志郎が敵役(見た目は薬師衆そのもの)に必殺技を食らわせたから?(笑)
 その後、休憩のために駿が買ってきたのは「ヤキソバパン」。
 まさに、「緋色1」の真弘先輩の大好物じゃないですか。(笑)
 最後に、駿が沙弥にくれたのは、アイリスという花のブローチ。
 別名【虹の花】、花言葉は「あなたを大切にします」。
 駿らしいデートでしたね。

・狐邑怜ルート
 午後の自由時間に、怜のクラスのお化け屋敷に。
 怜と一緒に入ったはずなのに、いつの間にかいなくなり、
 手作りのお化けのはずが、カミが出てきちゃったりしました。そして、気絶。
 気がついたら、怜に膝枕で介抱されていました。
 怖がりだからと言ったら、カミじゃなくて作り物のお化けだったことに。
 作り物とは思えなかったと言ったら、怜の幻術だったと白状しました。
 本気で怒り気味の沙弥に真剣に謝る怜。
 自分の作った幻影が玉依姫に消されて、意地になって作ったらしい。
 しかし、沙弥が許した途端、怜はあっさり立ち直り。
 あっけらかんとしたところが、怜のいいところ、なのかな。(笑)
 その後は、沙弥のクラスに、怜のおごりでお昼を食べに行ったようです。

・犬戒響ルート
 午後の自由時間に、響のいそうなライブラリールームに。
 本を読んで暇つぶししている響の隣に座る沙弥。
 響といると、沙弥は強い女になりますね〜。私はこういう方が好きだな。
 必死で響を学園祭回りに連れ出そうとする沙弥ですが、
 響はなかなか動いてくれないので、沙弥が隣にいることに。
 結局、付き合ってくれることになりました。勝利!
 偶然、目に入った理佳子のクラスのイベント景品が気になり、
 「緑尾ベストカップル決定戦」というイベントに出ることに。
 理佳子に騙されて連れて来られましたが、意外にも響が嫌がっていませんね。
 それは、お遊びだから、だそうです。この後は、響がどういう人かという質問。
 よく分からないと答えると、冷たいとか言いながらも、優しいと言い、
 頭のいい人と答えると、褒めまくる内容に。
 響の方は、かなり本音らしきことをぶちまけてます。
 意志薄弱だとかイライラするとかいろいろ言われますが、
 響のことだけ見ていろ、遠慮するな、とか優しいこと(?)も言われます。
 結果は、優勝ならず。2人の気持ちが通じたところで、凌と志郎が登場。
 なぜなら、舞台でしゃべったことが、校内放送で流れていた、から。
 しかも、響は知っていた!(笑)
 その後、学校から逃げ出す響と沙弥でした。

・狗谷志郎ルート
 午後の自由時間に、志郎のクラスに。
 劇の途中でヒロイン役が怪我をしたから、沙弥が代役をすることに。
 客席には、帰ったお客の代わりにサクラとして怜・駿・響がいます。
 3人がストーリーを語って突っ込んでいるのが笑えました。
 ラストバトルは、最後の敵が悪者育成学校ロゴスのドイツ人留学生アイン、って。(笑)
 さて、舞台が始まりました。雑魚敵の衣装(薬師衆)は、典薬寮から借りてきたそうです。
 よく貸してくれたな〜。しかも、アイン役は、何と伊瀬さん! 敵役がカッコ良すぎだろ。
 しかも、伊瀬の出演理由は、志郎との殺陣に誰もついて来れなかったかららしい。(笑)
 途中で、響と伊瀬が沙弥に視線を送ってきました。
 アインと戦ってみたところ、響があ然。伊瀬は応戦。そして、姫、死亡。
 身をていしてパインを護ってみたところ、アインの攻撃が姫に命中。
 どうやら、こっちが正解だったようだ。当然、姫、死亡。
 台本を知らない死んだふり状態の沙弥に、志郎がキスする(真似)流れに。
 その流れの中、志郎が愛の告白をし、キスを本物にしたいと。
 そこに、敵の構成員2人が登場し、ヒーローを吹き飛ばしました。
 その声は、刀真と凌ですね。刀真は怜から、凌は駿からのメールで飛んできました。
 怜と駿からは野次が飛び、伊瀬に応援を頼むと、舞台で女の子に迫るなと説教をされ…。
 沙弥を抱えて志郎が逃げ出そうとしたところ、館内放送で、
 「緑尾学園祭特殊イベント【狗谷志郎捕獲ゲーム】」の開始宣言が。
 流しているのは響です。捕獲者には志郎から豪華商品がもらえる、と。
 志郎は学校では割と有名で、次々と追っ手がきたらしい…。大爆笑な展開でした!

・諏訪恭介・鉄平ルート
 午後の自由時間に、色々周ってみたら、諏訪兄弟が登場。
 沙弥を誘いに現れたようです。3人で回ろうと提案したら、
 恭介が「両手に花」ということで、温室に連れて来られました。
 しかも、恭介が、沙弥はカスミソウ系=かすんでいる感じ、だと。
 今度は、鉄平が、沙弥はワスレナグサ=ひっそり片隅に咲く、
 何か気になるタイプ、と反論。
 温厚な駿が、2人のことを「こんな2人」呼ばわりするなんて。(笑)
 喧嘩を始めそうになった双子を連れて、怜のお化け屋敷に。
 その中で、白いものが横切ったので、
 その場から逃げようとしたところ、恭介にぶつかり、何か勘違いをされました。
 お付き合いは手順を踏んで始めるべきだそうです。意外と常識人?と思ったら、
 ラブレターを書いて、放課後の体育館裏に呼び出すつもりらしい。古いっ!
 恭介に抱きつくように見えたため、鉄平が自分は頼りないのか、と怒り出しました。
 何かにしがみついたところ、鉄平のストールでした。首が絞まっちゃった。
 頼られたと勘違いした鉄平を、さらにストールで絞める手が。
 恐怖のあまりにストールを引っ張ったと主張する恭介でした。
 白いものの正体は怜で、やっぱり「こんなの」呼ばわり。
 あ、ここで、恭介がつけた怜のあだ名が「フリーダム」だと判明!
 次は、志郎の演劇。ちょうど最後のところで、伊瀬が志郎を攻撃しようとしたら、
 鉄平が乱入して、伊瀬を倒してしまいました。本気の戦いが始まりました。
 恭介に止めるように頼んだら、何匹かのカミを呼び出して、志郎に!
 再度、恭介の助けにより、志郎の攻撃に合わせて鉄平が吹き飛びました。
 ビシッと鉄平を叱ったところ、鉄平に惚れられました。(笑)
 そこに、凌が登場。凌のルートで、怪しげな2人が出し物に乱入してる、と
 言っていましたが、諏訪兄弟のことだったのか!
 諏訪兄弟に抱えられてその場から逃げることに。
 逃げ込んだ先は、響のいるライブラリールーム。
 玉依姫の命令を聞くことが分かり、響がちょっと関心してました。
 最後は、沙弥のクラスの喫茶店。刀真がウェイターしてました。
 顔が怖いとかからかいつつも、恭介はチョコレートサンデーを注文し、
 沙弥とたべさせっこをするつもりらしく、
 鉄平はクリームソーダを沙弥と2人で飲むつもりらしい。
 夕方になり、2人のエスコートに点数をつけろ、と。
 100点満点と言ったら、恭介が自画自賛。来年は120点予定らしい。
 50点くらいと言ったら、鉄平が恭介のせいだといい、
 恭介は、自分が50点で鉄平が0点だと主張。鉄平は来年は100点を取るらしい。
 最後に、恭平が「デコレーションフォト」がやりたいと。
 スリーショット写真に、「最強諏訪兄弟参上!!」と書かれました。
 そして、学園祭終了。次は、二次会でカラオケ、だそうだ。
 やっぱ、諏訪兄弟、最高!(笑)

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